LGエレクトロニクス・ジャパンは、猫の健康管理とキャットタワーを兼ねた空気清浄機「LG PuriCare AeroCatTower」(以下「AeroCatTower」)の日本発売を発表。一般販売に先立ち、クラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」で2025年3月26日から先行支援受付を開始しました。
15年以上、猫と一緒に生活している猫好き編集者としては、見逃せない新製品なので、今回は猫好きのひとりとして製品の詳細などをチェックしていきたいと思います。
本体サイズは422(幅)×800(高さ)×710(奥行)mm、重量は約11.6kg、運転音は52dB(ターボ)/21dB(スリープ)で、一般販売は2025年5月中を予定しており、市場想定価格は98,000円(税込)
LGの空気清浄機「LG PuriCare」シリーズは、2019年から日本で展開しており、抜け毛や臭いに対応したペット向けモデルや、テーブルやライト、充電機能を搭載した4in1モデルなど、幅広く製品を展開しています。今回発表の「AeroCatTower」は、ペットの中でも特に“猫”に着目した新モデルということで、気になるポイントを3つチェックしていきます。
・猫がくつろげて体調チェックもできる特等席を搭載
・猫の抜け毛や気になる臭いにしっかり対応
・猫だからこその安全面や使いやすさへの配慮
いちばんのポイントは、やはり猫のための特等席でしょう。本機は、空気清浄機本体の上部に猫がくつろげるドーム型の温熱シートを搭載しているのが最大の特徴です。なかなかほかに見かけないかなりユニークな発想ですが、ただユニークなだけで終わらないのが本機のすごいところ。
まず、温熱シートは猫がくつろぎやすいように、低温モード(34度前後)と高温モード(39度前後)2段階で温度設定が可能。冬場に温かい場所を好む猫がくつろげるのはもちろん、夏場にエアコンの効いた室内なら、低温モードもちょうどよいかもしれません。
本体上部に搭載した温熱シートの耐荷重は15kgで、高い場所や狭い場所を好む猫の習性を考えて設計されたそう
本体の高さは800mmあり、上り下りしやすいように取り外しが可能なキャットステップが付属しています。子猫や高齢の猫、ジャンプが苦手な猫種にも配慮されているのはうれしいポイントです
しかも、この温熱シートは、猫がくつろげるだけでなく、シートに猫が乗ることで体重を測定・記録できるため、手軽に健康管理を行えるのも大きな魅力と言えます。
計測したデータは、専用の「LG ThinQ」アプリに送られ、登録した猫の体重の推移をグラフで確認できます。さらに、急激に体重が増減したり、肥満のリスクを感知したりした場合は通知が届くので、猫の健康管理にも役立ちそうです
続いてのポイントは、抜け毛や気になる臭いにしっかり対応しているところ。かわいい猫ですが、長毛種はもちろん、短毛種も目立ちにくいだけで、日々の抜け毛はかなりの量になります。特に毛が生え替わる4月や11月頃は、とにかく大量の毛が抜けるので、部屋も服も毛だらけなんてこともざらです。
そんな抜け毛問題を解決してくれるのが、パワフルな集塵力です。適用床面積は29.6平方メートルで、360度全方位から空気を吸い込み、ペットの抜け毛などの集塵もばっちり。また、本体に搭載された3層フィルターが、微細なほこりやペット由来のアレル物質、気になるペットの臭いなども除去します。
「プレフィルター」は取り外しが可能で、洗って清潔に保てるのがポイント。花粉やペット由来のアレル物質を吸引する「HEPAフィルター」と、ペットの臭いなどを除去する「光触媒(脱臭)フィルター」は一体となっており、交換は約2年が目安です
3層構造のフィルターを取り出した本体の底面にUV LEDを搭載し、本体上部へ空気を送るファンに付着した細菌を除菌します
3つ目のポイントは、安全面や使いやすさに配慮されているところです。好奇心旺盛で、とにかくいたずら好きな猫たちは、家電の上を歩いて誤作動させたり、ケーブルで遊んでしまったりすることもあり、猫向けとはいえ家電製品ですし、心配になってしまう人もいるかもしれません。
そんな心配ごとを減らしてくれるのが本機のうれしいところで、電源ボタンや風量ボタンなどは、ドーム型のシートの底面前方に配置されているため、猫が誤って押してしまう心配がありません。さらに、ケーブルには噛みつき防止用のコーティング加工が施されており、細かなところにもしっかり配慮されているのがポイントです。
操作ボタンはシートの底面に配置されており、左が電源、真ん中が風量、右でシートの温熱を調整します
専用の「LG ThinQ」アプリを使えば、外出先から電源のオン/オフ操作や、体重確認、風量、温熱設定などが可能
このほかに、猫の動きに合わせて自動で風量を調整するペットモードを搭載。ペットモード時は、シートに猫が乗って(350g以上の)重さを感知すると、自動で風量が弱まるスリープモードに切り替わります。そして、猫がシートから下りると自動で風量が強くなるターボモードに切り替わり、空気中の抜け毛やほこりをパワフルに集塵する賢い運転も魅力と言えます。
スリープモード時は風量を抑え、21dBと静かに運転するので、音に敏感な猫でも安心してくつろげるように設計されています
「AeroCatTower」を猫好き目線でチェックしてきましたが、猫がくつろぐための工夫だけでなく、健康面もチェックできて、飼い主も快適に過ごせる機能も豊富と、猫好きにはたまらないモデルと言えそうです。
また、クラウドファンディングサイトで先行支援受付を行っており、2025年3月26日から4月30日までは最大約39%オフ価格となっているので、気になる人は、ぜひチェックしてほしいところです。
今回、紹介しきれていないこだわりの機能や、詳しい空気清浄機の技術などが気になった人は、価格.comやクチコミなどで、ぜひチェックしてみてください。