今では、掃除機売り上げ市場全体の約2割を占めるという「布団クリーナー」。各メーカーとも“どうすれば布団に潜むダニを退治できるか”という課題のもと、叩いたり熱くしたり、UV照射を行うなどの工夫をこらしています。
そんな中、ダイソンは“アレルギーの原因となるダニのフンや、ダニのエサになる人の皮膚などのハウスダストをベッドや布団からしっかり取り除くことで、アレルギーを抑えながらダニを退治していくのがもっとも効果的”とし、「Dyson V6 Mattress」シリーズを発売。パワフルな吸引力だからこそできるダニケアといえるでしょう。その実力は「Dyson V6 Mattress+」の発表会レポートをご覧いただくとして、今回レポートするのは、“「Dyson V6 Mattress+」でごっそり取れたこのゴミって、いったい何?”を明らかにする「100人の寝どこ」キャンペーンです。
「Dyson V6 Mattress+」。0.3ミクロンもの微細な粒子やアレルゲンを99.97%以上捕えて除去し、室内の空気よりもきれいな空気を排出
ベッドや布団の表面と適切な密閉性を保つことでより高い吸引力を発揮できる「ミニモーターヘッド」。ブラシはやや固めのナイロン製。今回はこれを使用
自宅の寝具から取れたゴミをダイソンが分析してくれるというこの「100人の寝どこ」キャンペーン。ダイソン掃除機を使ったことがある方にはおなじみですが、他の掃除機では取れないパウダー状の“謎ゴミ”に何が含まれているのか以前から気になっていた筆者はもちろん参加! その恐ろしい結果をお知らせします。
筆者宅のベッドから取れたゴミ(気になってふってしまったので、パウダー状の“謎ゴミ”が散らばってしまいました……)
「100人の寝どこ」キャンペーンに参加するにあたって提出するゴミは、その採取範囲や方法が細かく規定されています。範囲は100×200cmのエリア。このエリア内を「Dyson V6 Mattress+」で一往復させ、すき間なく掃除。参加者には「ゴミ採取キット」が手渡されました。意外と厳密で理科の実験を思い出しちょっとワクワク。……しかし、結果は恐ろしいものでした(涙)!
参加者に配られた「ゴミ採取キット」。範囲の指定方法やゴミの採取方法などが細かく解説されました(「100人の寝どこ」モニター募集は2016年7月5日よりダイソン公式サイトにて開始され、現在は終了)
筆者も自宅のベッドで規定どおりにゴミを採取
そして、悲しい分析結果は以下になります。自他共に認める“やや潔癖症”の筆者。「まぁ、夫が潔癖症ではないしペットもいるしね……」と、いい訳をしてはみたものの、もうその看板は外そうかと思いました。
「検体量」(寝具180×90cm のエリアから吸引した塵埃)
筆者の結果:1.24g
ゴミの量としては一般的なようです
「ダニアレルゲン量」
筆者の結果:26.6ng/mg(コナヒョウヒダニのアレルゲン蛋白質+ヤケヒョウヒダニのアレルゲン蛋白質)
量的には一般的といったところでしょうか。しかし、数とともに写真で見てしまったショックは大きいです
「昆虫類」
筆者の結果:コナチャタテ科(ヒラタチャタテ等) 頭部12頭、甲虫目 脚2 破片
節足系のムシが苦手な筆者。感想は「ギャー!」のみ。めまいがしてきました……。でも、コナチャタテって、誰!?(笑)
「真菌(カビ)」
筆者の結果:塵埃全量中に含まれていたカビ数=8.0×104 cfu/塵全量
わー!(写真は、寝具から分離されたカビを培養したものだそう(DG18 寒天培地,25℃・7 日間培養)
数だけでいえば、カビ数も一般的ではありますが……
以上が、我が家の寝具から取れたゴミの分析結果になります。“布団にはダニがいっぱいいる”というのは理屈ではわかっていましたが、自分のベッドから取れたゴミのダニやムシ、カビを見せられ、初めてここまで実感がわきました。私は以下のような状態で毎日寝ていたわけですね。
ダイソンによれば、一般的にベッドや布団には200万匹以上のダニやダニの死骸、フンが存在しているそう。ダニは暖かく湿気の多い場所で繁殖。ベッドはダニにとって最高に最適な住環境なのだとか……
ダイソンの調査によれば、「Dyson V6 Mattress」での継続的な掃除により、3ヶ月後にはダニなどのアレルゲン検出量が6割減少したと言います。人の皮膚は数週間で約28g剥がれ落ち、それをエサに1日に約20回もフンをするのだとか! なんてずうずうしい(笑)。何はさておき、今回の検証結果により、私が今後布団掃除に励むことは間違いないでしょう。
「6割減」目指し、まじめに布団掃除に取り組むぞ!