キャンプやBBQなど、アウトドアアクティビティの必需品のひとつが、アウトドアチェア。座って食事をしたり、作業したり、焚き火を囲みながらゆっくりとした時間を過ごしたりするのに欠かせないアイテムだ。また、ピクニックやハイキングでは、小休憩する時にサッと使えるなど、その用途はさまざまだ。
ここでは、今秋使いたい定番&最新の機能派アウトドアチェアを紹介する。
ヘリノックスやコールマンなど、本格派のアウトドアチェアが勢揃い!
ヘリノックスの「チェアワン」は、アウトドアファニチャーブランドとして名高い同社のフラッグシップモデルとして、多くのアウトドアファンに愛用される名作チェア。
数々の受賞歴を持つ、ヘリノックスのフラッグシップモデル。つり下げ式シートの元祖とも言える
抜群の強度と軽量性をあわせ持つ独自の超軽量合金製ポール「TH72M」を採用しており、耐荷重145kgと、アウトドアでの使用にも耐える高い強度を持つ。また、ジョイント部が柔軟に回転するうえ、4本の脚がそれぞれしっかりと地面をとらえるので、凸凹のある地形でも安定感を発揮する。
背面は、メッシュ素材が使われており、通気性は抜群。また、つり下げ式シートによって、包み込まれるような快適な座り心地が特徴だ。
本体サイズは、52(幅)×66(高さ)×50(奥行)cmで、座面高は35cm。重量は890gと軽量なうえ、35(幅)×12(高さ)×10(奥行)cmのサイズでコンパクトに収納できるため、バックパックに入れて手軽に持ち歩ける。
専用のスタッフバッグに収納すれば、持ち運びも簡単。なお、このスタッフバッグは、組み立てた本体のフレームに取り付ければ、小物入れとしても使用できる
コールマンの「レイチェア」は、3段階リクライニング機能を持ったゆったり座れるハイバックチェア。
木製の肘かけが印象的な本格派ハイバックチェア
アルミニウム製フレームとポリエステル製シートの組み合わせで安定感があり、高めに設定された背もたれが3段階にリクライニングするため、食事からうたた寝まで、あらゆるシーンで活躍する。座面幅は約50cmとゆったりめで、長時間座っても疲れにくいのも魅力だ。
使用時のサイズは、約61(幅)×98(高さ)×70(奥行)cmで、収納時のサイズは約25(幅)×89(高さ)×15(奥行)cm。肘かけを両側に広げ、背面シートのフレームを押し伸ばすだけで組み立てられる構造なので、準備や片付けが簡単に行える。
肘かけの位置を前後に調整することで、3段階のリクライニングが可能
収納ケース付き。本体の重量は約3.7kg
DODの「スゴイッス」は、焚き火用のロースタイルから食事用のハイスタイルまで、シーンに合わせて高さが調整できる1脚。
アルミ合金フレームの脚を変形させて、好みのスタイルを楽しめる万能型アウトドアチェア
アルミ合金のフレームは、脚が3段階に伸縮するほか、折りたたむこともできるため、計4段階に高さ調節が可能。さらに、前後の脚の長さを変えることで、座面の角度も変更可能で、全10通りのスタイルで使用できる。
脚を折りたためば、高さ69cmのローチェアに変形
火の粉にも強いコットン生地を採用した座面は、肩まで包まれてゆったり座れるように、幅と高さをやや大きめに設計。サイドとバックには、小物を収納できるポケットを装備している。
雑誌などが入る大きめのバックポケットや、ドリンクなどを入れるのに便利なサイドポケットを装備
使用時のサイズは、最大で約60(幅)×94(高さ)×66(奥行)cm。付属のキャリーバッグを使えば、約39(幅)×11(高さ)×46(奥行)cmの薄型サイズで収納できるため、持ち運びや保管がしやすい。また、四角いフレームにポールを接続し、そこに座面を取り付けただけの設計なので、組み立てや片付けも簡単だ。
チャムスの「コンパクトチェアブービーフットハイ」は、収納ケースが一体化したハイバックタイプのアウトドアチェア。
背面の大きなブランドロゴと、「ブービーバード(カツオドリ)」の足をモチーフにした赤い脚が特徴
フレームに座面を取り付けるだけのシンプルな構造で、頭まで支えてくれる背面と、すっぽりと包まれるような座り心地が特徴。フレームは軽いアルミニウム製で、シートは丈夫な600デニールのポリエステルを使用している。
本体サイズは、62(幅)×98(高さ)×30(奥行)cmで、両脇には小物を収納できるポケットが付く。また、座面の下のジップポケット内に本体を収納できるパッカブル仕様で、使わない時は50(幅)×17(高さ)×17(奥行)cmのコンパクトなサイズに収納できる。
両脇には、ボトルなどの小物を収納できるポケットを装備
本体と一体になっているジップポケットが、本体とフレームを収納できるケースに
コールマンの「ソファチェア」は、その名のとおり、ソファのような座り心地の新作チェア。
やわらかいクッションの座面がソファのような快適な座り心地を実現する、コールマンの新作チェア
本モデルは、中綿入りの本体をアルミニウム製フレームにつり下げるだけの簡単構造で、身体をやさしく包み込むような快適な座り心地が特徴。雰囲気のある「オリーブ」カラーは、アウトドアだけでなく屋内での日常使いにもなじむデザインだ。
アルミニウム製フレームに本体をつり下げるだけのシンプルな構造を採用。小物を入れておくのに便利な背面ポケット付きだ
使用時のサイズは、約79(幅)×90(高さ)×76(奥行)cmで、座面は幅72cmとゆったりした設計。クッションの本体を丸め、専用キャリーケースに収納すると、サイズは約17(幅)×106(高さ)×15(奥行)cmになる。
丸めた本体とフレーム(写真左)を専用キャリーケース(右)に収納すれば、クルマのトランクなどでもかさばらずに持ち運べる
ロゴスの「Tradcanvas ゆらゆらハンモックチェア」は、ハンモックとチェアの2WAYで使える新感覚のアイテム。
ハンモックの心地よい揺れと、チェアの座り心地を両方楽しめる1脚
本モデルは、フレームを立て、両側に座面を引っかけるだけで組み立てが完了。チェアとして腰かければ、ユラユラと心地よく揺れる新感覚の座り心地が味わえる。また、右手側にはドリンクホルダーが、首元にはヘッドレストが付いているうえ、背もたれ側のベルトを調節すれば、座面角度がそのままリクライニングするので、リラックスした体勢をキープできる。
背もたれ側のベルトの長さを調節すると、座面の角度を自由に変更できる
そのまま座ることはもちろん、リクライニングすれば、足を浮かせたゆったりとした座り方も可能
耐水加工が施されたポリエステル製の本体は、転倒防止ストッパーや、座る際に便利な座面裏面のハンドルなどが搭載されており、安全面も考慮されている。
サイズは、90(幅)×117(高さ)×68(奥行)cmで、耐荷重目安(静止荷重)は、約130kg。本体はベルト付き収納バックに収納可能で、収納時(タテ持ち時)は20(幅)×92(高さ)×26(奥行)cmまでコンパクトになる。
さまざまな場所で座れる折りたたみチェアのパイオニア、クレイジークリークの「ヘックス2.0 オリジナルチェア」は、六角形のハニカム構造を利用した衝撃吸収素材「ヘックス2.0」を採用した超軽量モデル。
薄く見えるが、ハニカム構造の衝撃吸収素材を使用しており、快適な座り心地を誇る
座面と背もたれが一体となった簡単な構造ながら、薄い本体でもクッション性が高く、長時間使用しても快適な座り心地をキープしてくれる。さらに、表面生地には、しなやかな素材を採用しており、折りたたみやすく、丸めてコンパクトに収納できる。
コンパクトに丸められるため、持ち運びやすく、使いたい時は素早くサッと広げられる
また、両サイドのストラップは、長さを調整することで、背もたれ部分の角度を変えられるほか、ストラップを外して本体を広げれば、マットとしても使用可能だ。
サイズは、全長83×38cmで、重量は614gととても軽い。収納時は、12×42cmまでコンパクトになるため携帯性も高く、キャンプや登山、音楽フェス、海水浴など、あらゆるシーンで活躍してくれる。
ロゴスの「(耐水)デザイングランドチェア(JAPON)」は、広げるだけでセッティングできるグランドチェア。
広げるだけで使えるグランドチェア。オリジナルの和柄デザインも印象的だ
やわらかなパット入りの本体は、スチール製フレームを採用しており、しっかりともたれかかれるのが特徴。接地面には、耐水素材(PVCシート)を使用しており、濡れた芝の上でも安心して使用できる。
サイズは、約43(幅)×42(高さ)×54(奥行)cmで、折りたためば厚さ約5cmになる。また、肩かけできるキャリーハンドルが付いているため、持ち運びやすいのも魅力だ。
折りたたむと、厚さ5cmに。肩かけキャリーハンドルを使えば、持ち運びも楽々だ
アウトドアやデジタルカルチャーなど、ジャンルに捉われない自由な記事を執筆するライター・編集者。週末は家族でアウトドアを楽しむファミリーキャンパーでもある。