だから「ザ・ノース・フェイス」は選ばれる!

残暑にも最適! ザ・ノース・フェイスのTシャツは吸汗速乾性がワンランク上だった

本連載「だからザ・ノース・フェイスは選ばれる!」は、現在セールス絶好調のザ・ノース・フェイスが、ユーザーから選ばれる理由を検証する企画。第39回は、「S/S GTD Melange Crew(ショートスリーブGTDメランジクルー)」をピックアップした。

同製品は、肌面に若干の凹凸をもたせた立体的な生地組織と、高い吸汗速乾性で肌面のドライ感を維持する、環境に配慮したリサイクル素材のショートスリーブシャツ。日常のランニングからレースまで幅広く活用できる1着である。

ザ・ノース・フェイス「ショートスリーブGTDメランジクルー(SS GTD Melange Crew)」(品番:NT12095)の「ダークセージグリーン」

ザ・ノース・フェイス「ショートスリーブGTDメランジクルー(SS GTD Melange Crew)」(品番:NT12095)の「ダークセージグリーン」

現在のスポーツアパレルにおいて、高い吸汗速乾性を有していることは当たり前だが、その歴史は1986年、デュポン社が「クールマックス」を発表し、それをスポーツアパレルに採用したことまでさかのぼる。当初は、トップアスリートのみがそのすぐれた吸汗速乾性能を享受できたが、徐々に一般向け製品にも「クールマックス」は採用され、さらには競合他社も同様の機能素材の開発に追随したことから、現在のような“あって当然”の状況が生まれたのだ。

そのような状況においても、ザ・ノース・フェイスはワンランクもツーランクも上の吸汗速乾性能を追求したプロダクトをラインアップしているが、今回ピックアップした「ショートスリーブGTDメランジクルー」もそのひとつだ。本モデルは、ふんわりとしたやわらかい編み地を用いることで、着心地がよい点が大きな特徴の半袖トップス。肌面には撥水糸を配置することで、素材の吸汗速乾性とともに汗処理機能を向上させている。また、銀イオンによる抗菌防臭効果を発揮するポリジン加工済みなほか、不快な静電気の発生を抑える静電ケア機能も備えている。

生地には、肌面に撥水糸を配することで、汗が表の吸水拡散層へ移動し、ドライ感を維持する「フラッシュドライテクノロジー」を採用。規則的な正方形パターンのきわめて小さな穴を配することで、通気性も高い

生地には、肌面に撥水糸を配することで、汗が表の吸水拡散層へ移動し、ドライ感を維持する「フラッシュドライテクノロジー」を採用。規則的な正方形パターンのきわめて小さな穴を配することで、通気性も高い

背面から見ると、いくつものパーツを繋ぎ合わせていることがわかる。こうした配慮が比類なき動きやすさを生んでいるのだ。ちなみに、右肩後ろの「THE NORTH FACE」のロゴはリフレクター仕様

背面から見ると、いくつものパーツを繋ぎ合わせていることがわかる。こうした配慮が比類なき動きやすさを生んでいるのだ。ちなみに、右肩後ろの「THE NORTH FACE」のロゴはリフレクター仕様

左胸に配された「THE NORTH FACE」のロゴも、リフレクター仕様。夜間走行時の安全性を高めてくれる

左胸に配された「THE NORTH FACE」のロゴも、リフレクター仕様。夜間走行時の安全性を高めてくれる

一般的な吸汗速乾性を保持したトップスよりも快適性は高い!

実際に「ショートスリーブGTDメランジクルー」を着てみた!

実際に「ショートスリーブGTDメランジクルー」を着てみた!

まず外観を見渡すと、どちらか言うと身体にピッタリフィットしそうなシルエットだが、腕振りなどの動きを妨げないようにいくつかの切り替えしを採用していることがわかる。実際に着てみると、フィット感は高いが、前述のように運動中の動作を想定したパターンを用いているために窮屈さはまったく感じない。

着用当日は、35℃を超える猛暑日で、少し走っただけで汗が噴き出した。このような状況でも、ドライ感をキープする「フラッシュドライテクノロジー」により、一般的な吸汗速乾性を保持したトップスよりも快適性は上。肌が触れる面に若干の凹凸をもたせた立体的な生地組織も、べたつきを防止してくれた。また、生地には規則的な正方形パターンのきわめて小さな穴を空けていることで、高い通気性を確保してくれているのもありがたい。

走り終わったあとしばらくすると、背中や胸部といった特に大量に発汗した部分が乾き始めるなど、速乾性のレベルもかなり高いと言える。ちなみに、ほぼ同様の温度、湿度であった前日に吸汗速乾性を備えた別ブランドのトップスで走ったが、ここまでの快適さはなかったということを付け加えておく。そして、今夏は例年以上に暑さが厳しいが、この「ショートスリーブGTDメランジクルー」をランニングシーンだけに使うのはもったいないと思い、普段着としても2度着用したが、その高い吸汗速乾性はライフスタイルシーンにもピッタリ。通常、朝早くから活動した日などは、「1度帰って着替えたほうがいいかも……」と思うくらい汗をかくことがあるが、このトップスを着た日は、そのようなことを考える必要がなかった。

【まとめ】猛暑日はワンランク上の機能を有する本製品を選びたい!

以上のように、「ショートスリーブGTDメランジクルー」は、ザ・ノース・フェイスが誇る快適性のためのテクノロジーを結集したことにより、高いレベルで吸汗速乾性を確保。酷暑の日本の夏でも、快適な着心地を長時間キープしてくれた。

現在のマーケットでは、吸汗速乾性をうたう製品は、スポーツブランドから出ているだけではない。「ユニクロ」や「G.U.」を始めとしたSPA業態、ワークマンのような作業着ブランドでも展開されており、これらは安価で手に入ることから、ひと昔前と比べると、身近な存在となった。いっぽうで、その吸汗速乾性のレベルはピンからキリまであり、今回紹介した「ショートスリーブGTDメランジクルー」のようなレベルの製品は、なかなか存在しない。「今日はいつもより長い距離を走る」「猛暑日にもかかわらず、長時間屋外で活動しなければならない」といった日は、一般的な吸汗速乾製品でなく、このプロダクトのようにワンランク上の機能性を有する製品をピックアップしたい。想像以上の快適さを提供してくれるはずだ。

南井正弘

南井正弘

ランニングギアの雑誌・ウェブメディア「Runners Pulse」の編集長。「Running Style」などの他媒体にも寄稿する。「楽しく走る!」をモットーにほぼ毎日走るファンランナー。フルマラソンのベストタイムは3時間50分50秒。

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