本連載「だからザ・ノース・フェイスは選ばれる!」は、現在セールス絶好調のザ・ノース・フェイスが、ユーザーから選ばれる理由を検証する企画。第58回は、「ショートスリーブランメッシュハーフドームティー」をピックアップした。
本プロダクトは、高通気メッシュ素材を採用したグラフィックTシャツで、夏場のトレーニングだけでなく、日常の高機能ウエアとしても幅広く活躍。そのすぐれた汎用性により、一着あると便利な存在となるだろう。
ザ・ノース・フェイスの「ショートスリーブランメッシュハーフドームティー」(品番:NT32471)。税込6,050円
メンズのカラバリは4色で展開
ザ・ノース・フェイスの「ショートスリーブランメッシュハーフドームティー」は、高い吸汗速乾性でドライ感を持続させ、通気をうながすピンメッシュ構造の生地を使用。高温多湿の日本の夏季においても、快適に着用し続けられる半袖トップスだ。
生地には銀イオンによるポリジン・ステイフレッシュ加工の抗菌防臭効果を装備。アクティビティー後のニオイにも配慮しており、「ちょっと離れた場所にある、おしゃれなカフェまで走っていきたい!」といったシチュエーションにも対応してくれる。シルエットもルーズフィットで、いかにも運動着といった雰囲気ではないので、スポーツシーンだけでなく、ライフスタイルシーンでも活躍してくれるのもうれしいところだ。
リサイクルポリエステルのコットンライクな生地は、通気性と吸汗速乾性にすぐれたメッシュ素材で、長時間の着用でも快適な着心地をキープしてくれる
生地には銀イオンによるポリジン・ステイフレッシュ加工の抗菌防臭効果を装備しており、アクティビティー時のニオイにも配慮
バックプリントは、ほかのプロダクトとは異なるデザインのロゴがビッグサイズでプリントされている
「ショートスリーブランメッシュハーフドームティー」を実際に着てみた!
ザ・ノース・フェイスのラインアップの中で個人的に特に気に入っているのは、トップス類である。なかでも、2023年6月に紹介した「ショートスリーブフリーランボーダークルー」は3色購入。昨夏は、吸汗速乾性を始めとしたすぐれた機能性と、カジュアルテイストのデザインを巧みに組み合わせたこのアイテムをヘビーローテーションで着用し、ランニングだけでなく、普段着や海外旅行時の一着として活躍してくれた。
「2024年も同じようなアイテムはないかな?」と探していたら、東京・新宿の「Alpen TOKYO」でみつけたのが、このプロダクトだった。ブランド展開は4色だが、同店で展開されていたのは「グレイッシュホワイト」「ブラック」「グラベル」の3色で、ベージュ系のカラーが美しかった「グラベル」をセレクト。ご存じのとおり、ザ・ノース・フェイスのプロダクトは、アウトドアシーンやランニングシーンを始めとしたあらゆるシチュエーションで高い人気を獲得しているが、今回トライした「ショートスリーブランメッシュハーフドームティー」も、さまざまなシーンに対応してくれると思った。
まず、日課としている6kmランで着用したが、6分/kmほどのゆっくりペースでの発汗量であれば、始めから終わりまで不快感なく走れたが、2回目着用時にスポーツジムのトレッドミルで速めのペースで走った際は、背中側の汗のべとつきが気になった。とはいえ、生地には細かい穴が無数に空いているので、着用3回目に屋外を走った際は、このベンチレーションホールが効率よく身体を冷やしてくれることがわかった。着用4回目は普段着として着用したが、ゆったりしたシルエット、コットンライクな生地感は、カジュアルシーンにもマッチしてくれた。
以上のように、ザ・ノース・フェイスの「ショートスリーブフリーランボーダークルー」は、ランニングを始めとしたアクティビティーからカジュアルシーンまで幅広く活躍してくれる半袖トップスで、外観も手触りもコットンライクなので、スポーツアイテム以外のデニムやコットンパンツともコーディネートしやすい点が魅力だ。
ただし、「速めのペースでがっつり走りたい!」といったランナーには、もう少しレベルの高い吸汗速乾性が欲しいところ。そういったユーザーは、ザ・ノース・フェイスのラインアップでいえば、「ショートスリーブGTDメランジクルー」や「ショートスリーブドライドットライトクルー」といったハイパフォーマンスモデルを選んだほうがいいだろう。
しかしながら、「ショートスリーブフリーランボーダークルー」の持つ機能性とファッション性の絶妙なバランスは、幅広い層のユーザーに受け入れられるはずであり、値上げが相次ぐ昨今のスポーツギア市場において、税込6,050円という希望小売価格の設定もありがたい。