キャンパーなら1度は試したいのが、ハンモック。木にひもを掛けて固定するタイプのハンモックが魅力的ですが、ハンモックを掛けるのに最適な木々を見つけるのが少し大変です。そこでおすすめしたいのが、自立式ハンモック。サッと組み立ててすぐに使えて、好きな場所でリラックスできます。自然の中でハンモックに揺られる時間は最高です!
「キャンプで揺られてみたい!」、そう思い立ち試してみたのは、コメリ「ナチュラルシーズン 楽々組み立て 2WAYハンモックセット」(以下「2WAYハンモック」)。「ナチュラルシーズン」はホームセンター、コメリのオリジナルアウトドアブランドで、コスパのいい商品が揃っています。今回使った「2WAYハンモック」はハンモックとチェアの2通りで使用できて、フレームを開いて生地を引っ掛けるだけで簡単に組み立てられます。公式サイト価格は9,980円(税込)で、この手の商品だと大変お手頃だと思います。
使用時の最大サイズは約230(幅)×73(奥行)×91(高さ)cm。カラーリングも自然になじみやすい!
では、実際に組み立てていきます。黒い収納袋に入っているのは、スチール性のスタンドと、ハンモックとチェア用の生地が2種類。特別な工具も必要なく組み立てできるのは高ポイントです。
しっかりとした作りのスタンドと2種類の生地がセットで同梱されています
まずはハンモックを作ります。スタンドを取り出し横に広げ、アームをストッパーに差し込みます。両側のアームをストッパーに掛けたら、側面にあるストッパーを下ろします。これでベースの完成です。注意点としてはこのとき、手を挟まないように注意しましょう。挟まれるとマジで痛いです……(笑)。
アームをストッパーへと差し込みます
側面のストッパーを下ろしてベースを安定させます
次にハンモック用の黒いネット生地を取り出し、スタンド上部にあるフックへハンモックの先に付いているリングを引っ掛けます。3つのリングが連結している構造で、引っ掛けるリングの位置で張り具合が調整可能です(計3段階調整可)。
今回はゆったりとした張り具合にしたかったので、いちばん外側のリングを引っ掛けることに
両サイドに生地を引っ掛けて、スタンドが安定していることを確認したら、いざハンモックへ! 腰を下ろした際に身体が宙に浮くので少しヒヤッとしましたが、そのまま足もハンモック内部に入れて寝転がってしまえば、その浮遊感にハマること間違いなし! キャンプ中、何かにつけてハンモックで揺られたくなるかも……。
そして何と言っても、森の中で自然を眺めながら揺られることが “キャンプハンモック”の醍醐味だと思います。キャンプでリラックス感を追求するならハンモックの導入を強くおすすめします!
浮遊感が心地よくて、ついウトウトと眠くなります……。普段のキャンプを一味変化させたなら導入するべき!
背負いやすい収納袋付きなので、移動も楽です。重量は約8.5kgですが、クルマにも積み込みやすく、自宅で保管もしやすい!
コメリ「2WAYハンモック」の最大のポイントはハンモック以外にもチェアとして使えること。今度はチェアとして組み立てていきます。
組み立てはハンモックよりも簡単で、まずはアームを内側に戻し、ストッパーを差し込んで固定します。その後、チェア用の生地をフックへ引っ掛けて、安定したことを確認したら完成です!
アームを内側に戻し、ストッパーへと差し込みます
チェア用の生地をフックに掛けます
座ってみると、より身体が深く包まれるような感覚が味わえました。リラックスチェアのように使えるので、「周りの目が気になって大胆に寝られない!」という人にはハンモックよりチェアのほうがいいかも。チェア形態でも十分まったりできます!
チェア時のサイズは約115(幅)×73(奥行)×109(高さ)cm。小さめのキャンプサイトや自宅で使うときは、省スペースで完結するチェア形態のほうがよさそう!
初心者でも手軽にハンモックを楽しめるのがコメリ「2WAYハンモック」の魅力だと思いました。組み立ても簡単で、クルマなら持ち運びも便利。しかもアンダー1万円なので、コスパもかなりいい。ぜひ自然の中で包まれる感覚を味わってみてください!
大自然の中で気軽にリフレッシュ!
写真/坂下丈洋(BYTHEWAY)