4K+HDRや動画配信サービスなど、実際に試してみました

期待大! 発売約1か月の「Apple TV 4K」をAVライター目線で徹底レビュー

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アップルのテレビ向けデバイスAppleTVが「Apple TV 4K」として9月22日より発売された。そろそろ発売から約1か月が経つが、今回はAVライター目線でレビューをお届けしよう。

Apple TV 4K

「Apple TV 4K」は何が新しいのか−−というと名前にもある通り「4K+HDR」となったこと。今、家電量販店で薄型テレビを買いに行くと40型以上のテレビの多くが「4K」と「HDR」のどちらにも対応している(ただし、”ドンキ4K”は4KだがHDRに非対応)ので、AVライターの視点でいうと、AppleTVもやっと映画や放送の最新トレンドに追いついてきたというイメージの方が強い。

いっぽう、注目ポイントもある。それは「Apple TV 4K」の登場と合わせてiTunes StoreもHDR対応、特に「DolbyVision」方式に対応したこと。HDRにはスタンダードな「HDR10」と「DolbyVision」の2方式があるが、アップルは最高画質のフォーマットを選んだということだ。「DolbyVision」のテレビ側の対応は現在LGエレクトロニクス製(ソニーも一部機種の2017年モデルはアップデート対応を予定)のみだが、「DolbyVision」は「HDR10」と下位互換がある。

そんなHDR関連の予備知識を叩き込んだ上で、「Apple TV 4K」のセットアップを始めていこう。

「Apple TV 4K」のパッケージ

「Apple TV 4K」のパッケージと箱の中身。本体とリモコンのほか、電源ケーブル、リモコン充電用のLightningケーブルなどが付属する

「Apple TV 4K」の本体 コンパクトなボディ。背面はHDMI端子と有線LAN、電源端子のみ

コンパクトなボディ。背面はHDMI端子と有線LAN、電源端子のみ

タッチパッド付きのリモコン。充電はLightningケーブルを使用する

タッチパッド付きのリモコン。充電はLightningケーブルを使用する

テレビとつなげてセットアップをスタート テレビとつなげてセットアップをスタート

テレビとつなげてセットアップをスタート

無線LANやApple IDはiPhoneを近くに置くと自動で設定内容をコピーして適用してくれる。このあたりのスマートさはさすがアップルといったところ

セットアップは、テレビとHDMIで接続して付属リモコンで画面通り操作していくだけなので難しくはない。特に無線LANやApple IDといった面倒な設定は、iPhoneユーザーであればiPhoneのBluetooth経由でコピーできるのが親切だ。

少しつまずく可能性があるのがテレビとの接続、標準の2Kから4K/HDRへの切り替えだ。「Apple TV 4K」は冒頭でも説明した通り4K/HDR、60p対応だが、テレビ側、ケーブルの対応も必須。テレビはおおむね2015年モデルあたりから対応、ケーブルは「プレミアムHDMIケーブル」(HIGH SPEED対応、18Gbps対応とも表記される)が必須だ。今回検証に使った東芝の「REGZA Z10X(2014年モデル)」はHDR対応だが、4K/HDR/30pまでの対応だったので手動で設定を行っている。

なお音声は「利用可能な最高の音質」に設定しておくことで、7.1ch、またはドルビーデジタル5.1chを利用できる。接続はテレビを経由してシアターシステムにつなぐ形だ。

HDRの設定画面 HDRの設定は自動で選択できなくてもさまざまな設定をマニュアルで選べる

HDRの設定は自動で選択できなくてもさまざまな設定をマニュアルで選べる

テレビ側でHDRの映像入力となっていることを確認

テレビ側でHDRの映像入力となっていることを確認

Siriによる作品検索に対応。iOS 11との連携も強化

まず「Apple TV 4K」の操作性からチェックしていこう。4K解像度でも美しいグラフィックユーザーインターフェイスは、タッチパッド付きのリモコンを使って上下左右に操作が可能。アップルらしいスマートで美しい操作性だ。

また、iPhoneユーザーであれば、iOS 11のコントトロールセンターからシームレスにリモコンとボタンを表示し、「Apple TV 4K」の操作も可能だ。できることは基本的に同じなので、付属リモコンとアプリのどちらか手元にある方を使うといった感覚でいいだろう。

「Apple TV 4K」のグラフィックユーザーインターフェイス

「Apple TV 4K」のグラフィックユーザーインターフェイス

iOS 11で使えるパット機能 iOS 11で使えるパット機能と付属リモコンでは基本的に同じ操作が行える

iOS 11で使えるパット機能と付属リモコンでは基本的に同じ操作が行える

「Apple TV 4K」では、iCloudで連動する「ミュージック」「写真」を表示できたり、iPhoneの画面から写真などを即座にTVに上映するミラーリングなど、非常に多彩な機能を有しているが、まずは「Apple TV 4K」名前にもある「4K+HDR」。iTunes Storeで目玉の4K HDRの映画鑑賞をしていこう。

「写真」「ミュージック」まで自動で連携

「写真」「ミュージック」まで自動で連携

「AirPlay」によるミラーリングにも対応する

「AirPlay」によるミラーリングにも対応する

iTunes Storeは画面上で選んで探すこともできるが、ここで使ってみたいのが「Apple TV 4K」の新機能であるSiriだ。呼び出し方はリモコンのマイクボタンを押しっぱなしにして音声で呼ぶことになる。リモコンの音声認識の感度はiPhoneほどよくないので、マイクを口元に当ててしゃべる使い方を意識したほうがいいだろう。

まずはトップに大きくトップに掲載されている映画『ワイルド・スピード ICE BREAK』を検索しようとすると……これが英字混じりのタイトルはそのまま発音してもヒットしない。なら「ワイルド・スピード」で探すと今度は旧作もヒットと、なかなか難しい。

映画『ワイルド・スピード ICE BREAK』を探そうとするがヒットしない

映画『ワイルド・スピード ICE BREAK』を探そうとするがヒットしない

「ワイルド・スピード」で検索すると当然旧作もヒット

「ワイルド・スピード」で検索すると当然旧作もヒット

Siriで上手く絞りきれない作品をピンポイントで探す最後の手段は、結局は検索画面から文字の手打ちだ。テレビ画面に向かってリモコンで文字入力……というシチェーションはうんざりしそうだが、お助けになるのがiPhoneの存在だ。同じAppleIDを登録するスマホが同じ無線LAN環境に存在すると親切にiPhone側に毎回プッシュで文字入力の通知が出て、キーボードとして利用できる。iPhoneユーザーならわざわざ「Apple TV 4K」の画面上で文字入力をする心配はないので、Siriは補助的な用途に落ち着いた。

iOS 11では文字入力時に自動で画面を表示

iOS 11では文字入力時に自動で画面を表示

Siriは「日本のアニメを探して」「1980年代の映画を探して」「ディズニー映画を探して」という絞り込みは有効だった。

なお、「Apple TV 4K」のSiriはiPhone版のSiriとは異なり、一般的なWeb検索には対応しておらず、作品検索などあくまで「Apple TV 4K」の操作のみに対応する仕様となっている。

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2017.12.9 更新
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