2022年4月13日、アンカー・ジャパンは同社の最新の取り組みや新製品を紹介するイベント「Anker Power Conference - '22 Spring」を開催。同イベント会場で、今後発売予定の新製品を一挙発表した。ここでは、オーディオ・ビジュアル製品を中心にレポートをお届けしよう。
プロジェクターなどのビジュアルプロダクトを中心に製品を展開するNebulaブランドからは、シーリングライト機能を搭載した短焦点プロジェクター「Nebula Nova」が発表された。
シーリングライト機能を搭載した短焦点プロジェクター「Nebula Nova」
一般的なシーリングライト同様に、工事不要で簡単に取り付けられる同製品。すでに同様のスタイルを採用した製品がライバル社から発売されているが、「Nebula Nova」はAndroid TV 9.0を搭載し、3,600を超えるさまざまなアプリケーションをインストールして楽しめること、オートフォーカスによる自動ピント調整が行えること、ドルビーオーディオ対応のスピーカーを搭載することなどがライバル機にはない特徴となっている。
なお、HDMIなどの映像入力こそないが、Chromecastやワイヤレス接続に対応したデバイス等を組み合わせることで、テレビなどもワイヤレスで楽しめるという。また、USB Type-A端子を搭載しており、USBメモリーなどに保存した映像コンテンツも楽しめるそうだ。
シーリングライト一体型なのでじゃまにならない
プロジェクターとしての性能は、解像度がフルHD、輝度が800ANSIルーメン。投影サイズは40インチ(0.9m)〜120インチ(2.1m)。台形補正や最大32.7度の投影角度補正なども行える。シーリングライトは、調色100段階、調光100段階の計1万通りのカスタマイズに対応。リモコンから、4段階(カスタム・全灯・常夜灯・消灯)のコントロールも可能だ。価格は99,800円。
付属のリモコンから照明の明るさ、Android TVのUIなどを操作できる
Nebulaからは、「Nebula Nova」に加え、ハンドル付きで持ち運びできるキャリアブルタイプのプロジェクター「Nebula Cosmos Laser 4K」「Nebula Cosmos Laser」も発表された。
家の中で持ち運んで利用できるキャリアブルプロジェクター「Nebula Cosmos Laser 4K」
「Nebula Cosmos Laser 4K」は4K解像度に対応した同社据え置き型プロジェクターのフラッグシップモデル、「Nebula Cosmos Laser」はレーザー光源を手軽に楽しめるように価格を抑えたフルHDモデルという位置付けで、いずれも同社プロジェクターとして初めてレーザー光源を採用し、2000ANSIルーメンの明るさと緻密な色の表現を楽しめるのが最大の特徴。解像度以外ではスピーカー構成が異なっており、「Nebula Cosmos Laser 4K」は10W×2基のスピーカーと5W×2基のツイーターを、「Nebula Cosmos Laser」は10W×2基のスピーカーを搭載している。
筐体デザインは両モデルとも共通。本体上部のハンドルで簡単に持ち運びできるほか、高速オートフォーカスやスクリーンフィット機能を搭載しており、簡単に設置して大画面映像を楽しめるという。また、本体にはAndroid TVを搭載したメディアストリーミングデバイス「Nebula 4K Streaming Dongle」が標準で付属しており、本体背面のパネル内側にスマートに格納できるようになっているのもポイントだ。
メディアストリーミングデバイス「Nebula 4K Streaming Dongle」を格納できる
リモコンは「Nebula 4K Streaming Dongle」と共通
投影サイズは60インチ〜150インチ。「Nebula Nova」のような短焦点タイプではないため、画面サイズに対する投写距離は「Nebula Nova」よりも若干長めになるそうだ。6月8日発売予定で、価格は「Nebula Cosmos Laser 4K」249,900円、「Nebula Cosmos Laser」が169,900円となる。
オーディオ製品を展開するSoundcoreブランドからは、“イヤホンによる長時間リスニングは疲れる”といったコロナ禍におけるオーディオリスニングの課題を解決するための製品がいくつか登場した。
ひとつは、耳をふさぐことなく音楽を楽しめる同社初となるオーディオグラス「Soundcore Frames Cafe」「Soundcore Frames Landmark」だ。スマートフォンなどのBluetooth対応デバイスと接続することで、耳の周りに配置された4つのスピーカーで広がりと臨場感のある音を楽しめるほか、ノイズリダクションを備えた通話用マイクも2つ搭載しており、通話も快適に行えるという。
オーディオグラス「Soundcore Frames Landmark」と「Soundcore Frames Cafe」
つるの部分は、スピーカーユニットを搭載しつつ太くならないように仕上げたという
「Soundcore Frames Cafe」と「Soundcore Frames Landmark」の違いはレンズの種類と形状で、「Soundcore Frames Cafe」はブルーライトを最大20%カットするレンズを、「Soundcore Frames Landmark」は紫外線A/B波を99%までカットする偏光レンズを搭載。本体はいずれもIPX4の防水に対応する。バッテリー駆動時間は最大5.5時間で、充電端子は専用形状。対応コーデックはSBCとAAC。発売は6月1日で、価格は19,990円だ。
もうひとつは、完全ワイヤレスイヤホン「Soundcore Life Note3S」。シリーズで初めてインナーイヤー型を採用し、イヤホン本体も約4gと非常に軽量で、圧迫感のない自然なつけ心地で音楽を楽しめるという。サウンド面では、ノイズキャンセリング機能こそ非搭載だが、13.4mmの大口径ダイナミック型ドライバーを搭載することで、パワフルな重低音が楽しめるそうだ。バッテリー駆動時間は、イヤホン単体で最大5時間、ケース併用で最大35時間。5月17日発売で、価格は6,990円だ。
インナーイヤー型の完全ワイヤレスイヤホン「Soundcore Life Note3S」
NebulaやSoundcore以外にも、実用的で便利なアイテムがいくつか発表されたので、最後はそれらについても軽く触れておこう。
PC・家電・カメラからゲーム・ホビー・サービスまで、興味のあることは自分自身で徹底的に調べないと気がすまないオタク系男子です。PC・家電・カメラからゲーム・ホビー・サービスまで、興味のあることは自分自身で徹底的に調べないと気がすまないオタク系男子です。最近はもっぱらカスタムIEMに散財してます。