ニュース

液晶も有機ELもフルラインアップ! シャープ「AQUOS」「AQUOS OLED」2022年モデルが一挙発表

液晶も有機ELもフルラインアップ! シャープ「AQUOS」「AQUOS OLED」2022年モデルが一挙発表

2022年5月13日、シャープは4K液晶テレビ「AQUOS」と4K有機ELテレビ「AQUOS OLED」の2022年モデル5シリーズ全19機種を発表した。ラインアップは以下のとおり。

【4K液晶テレビ「AQUOS」2022年モデル】
■EUシリーズ
4T-C65EU1(65V型、6月11日発売、市場想定価格33万円前後)
4T-C55EU1(55V型、6月11日発売、市場想定価格26.4万円前後)

■ENシリーズ
4T-C70EN1(70V型、6月11日発売、市場想定価格33万円前後)
4T-C65EN1(65V型、6月25日発売、市場想定価格28.6万円前後)
4T-C60EN1(60V型、7月9日発売、市場想定価格25.3万円前後)
4T-C55EN1(55V型、6月11日発売、市場想定価格20.9万円前後)
4T-C50EN2(50V型、7月9日発売、市場想定価格17.6万円前後)
4T-C43EN2(43V型、7月9日発売、市場想定価格16.5万円前後)

■ELシリーズ
4T-C75EL1(75V型、6月25日発売、市場想定価格28.6万円前後)
4T-C65EL1(65V型、7月16日発売、市場想定価格20.9万円前後)
4T-C50EL1(50V型、7月16日発売、市場想定価格14.8万円前後)
4T-C43EL1(43V型、7月16日発売、市場想定価格13.7万円前後)

【4K有機ELテレビ「AQUOS OLED」2022年モデル】
■ESシリーズ
4T-C65ES1(65V型、6月18日発売、市場想定価格55万円前後)
4T-C55ES1(55V型、6月18日発売、市場想定価格38.5万円前後)

■EQシリーズ
4T-C77EQ1(77V型、6月18日発売、市場想定価格71.5万円前後)
4T-C65EQ1(65V型、7月23日発売、市場想定価格47.3万円前後)
4T-C55EQ1(55V型、7月23日発売、市場想定価格31.9万円前後)
4T-C48EQ2(48V型、7月23日発売、市場想定価格26.4万円前後)

4K液晶テレビ「AQUOS」は、倍速パネル・背面スピーカーを搭載したハイエンドクラスのEUシリーズ、倍速液晶搭載のミドルレンジクラスのENシリーズ、等速液晶搭載のスタンダードクラスのELシリーズという3シリーズ展開、4K有機ELテレビ「AQUOS OLED」は、独自パネル制御技術を搭載したハイエンドクラスのESシリーズ、スタンダードクラスのEQシリーズの2シリーズを用意。画面サイズは、4K液晶テレビが75V型から43V型まで、4K有機ELテレビが77V型から42V型までというフルラインアップでの展開となる。4K有機ELテレビに42V型の小型モデル「4T-C42EQ2」がラインアップされている点もユニークだ。なお、型番末尾が“2”となっているモデルは、テレビ側にマイクがなく、ハンズフリー操作非対応モデルとなる。

4K液晶テレビも4K有機ELテレビもフルラインアップで展開

4K液晶テレビも4K有機ELテレビもフルラインアップで展開

4K液晶テレビ最上位モデルのEUシリーズ

4K液晶テレビ最上位モデルのEUシリーズ

4K有機ELテレビ最上モデルのESシリーズ

4K有機ELテレビ最上モデルのESシリーズ

4K有機ELテレビのEQシリーズには、42V型の小型モデルもラインアップ

4K有機ELテレビのEQシリーズには、42V型の小型モデルもラインアップ

いずれも、新開発したAIプロセッサー搭載の画像処理エンジン「Medalist S3」を搭載したのが大きな特徴だ。映像モードに新たに追加された「AIオート」では、100万以上の映像を学習したAIが、人の顔や空などを高精度で検知。番組情報から取得した視聴しているコンテンツのジャンルデータなども用いて最適な映像処理をかけることで、常に最適な画質で映像を楽しめるという。映画などのコンテンツでは、映像のもつ本来の質感を重視するために、あえて滑らかになるような映像処理を行わないなど、ジャンルに合わせた作り込みもかなり細かな部分まで実施しているそうだ。

新開発したAIプロセッサー搭載の画像処理エンジン「Medalist S3」

新開発したAIプロセッサー搭載の画像処理エンジン「Medalist S3」

AIによるオブジェクトの検出と視聴しているコンテンツのジャンルデータを組み合わせ、最適な映像処理を実施

AIによるオブジェクトの検出と視聴しているコンテンツのジャンルデータを組み合わせ、最適な映像処理を実施

インターネットの回線状況による解像度が変化するネット動画向けに、解像度に合わせて高精細処理を施す「ネット動画クリア補正」も新たに追加されたのもトピック

インターネットの回線状況による解像度が変化するネット動画向けに、解像度に合わせて高精細処理を施す「ネット動画クリア補正」も新たに追加されたのもトピック

また、昨年末に導入したミニLED搭載モデル「AQUOS XLED」などで培ったパネル制御技術を応用して4K液晶・4K有機ELの最上位モデルに展開したのもポイントだ。4K液晶テレビのEUシリーズは、光源であるLEDバックライトの光量をエリアごとに細かく制御することで、高コントラストを実現する新開発の「アクティブLED駆動」を導入。4K有機ELテレビのESシリーズは、画素ごとの発光量を緻密に制御する新技術「Sparkling Drive EX」回路を搭載し、高輝度有機EL「S-Brightパネル」のコントラスト性能を輝度方向だけではなく色方向にも向けて最適化することで、高輝度時でも色抜けせず、鮮やかな映像が楽しめるようになったという。

バックライトのエリア駆動に加え、エリアごとのLEDの光量を緻密にコントロールすることで、コントラスト性能を高める「アクティブLED駆動」。デモの様子を収めたものだが、新モデルは引き締まった黒と光の輝きがしっかりとでていることがわかる

バックライトのエリア駆動に加え、エリアごとのLEDの光量を緻密にコントロールすることで、コントラスト性能を高める「アクティブLED駆動」。デモの様子を収めたものだが、新モデルは引き締まった黒と光の輝きがしっかりとでていることがわかる

有機EL素子を解析し、発光量を緻密に制御する「Sparkling Drive EX」。高輝度有機EL「S-Brightパネル」のコントラスト性能を輝度方向だけでなく発色方向にもうまく活用することで、より鮮やかな色表現が可能になったという

有機EL素子を解析し、発光量を緻密に制御する「Sparkling Drive EX」。高輝度有機EL「S-Brightパネル」のコントラスト性能を輝度方向だけでなく発色方向にもうまく活用することで、より鮮やかな色表現が可能になったという

音質面は、全機種で立体音響技術の「Dolby Atmos」に対応したのがトピックだ。また、4K液晶・4K有機ELの最上位モデルは「ARSS+」(AROUND SPEAKER SYSTEM PLUS)音響システムを搭載するなど差別化。画面背面上部にツイーターとミッドレンジを搭載したハイトスピーカーを20°傾斜させて配置することで、映像と音声の一体感を高め、包み込まれるような臨場感のあるサウンドを楽しめるようになっている。

全機種で立体音響技術の「Dolby Atmos」に対応

全機種で立体音響技術の「Dolby Atmos」に対応

4K液晶・4K有機ELの最上位モデルは、本体背面にハイトスピーカーを搭載した「ARSS+」(AROUND SPEAKER SYSTEM PLUS)音響システムを導入

4K液晶・4K有機ELの最上位モデルは、本体背面にハイトスピーカーを搭載した「ARSS+」(AROUND SPEAKER SYSTEM PLUS)音響システムを導入

使い勝手の面では、2022年モデル全機種にGoogleが展開するテレビ向け最新プラットフォーム「Google TV」を導入したのも大きな特徴だ。さまざま動画配信サービスを横断検索できるようになり、コンテンツの検索性が大きく向上している。また、USB接続のWebカメラとの接続に対応したのもポイント。ビデオ通話アプリ「Google Duo」や、家族写真をテレビで撮影して楽しめるシャープの独自アプリ「リビングカメラ」などを利用できる。このほか、付属リモコンもアップデート。ダイレクトボタンが8つに拡大している。

2022年モデル全機種でGoogleが展開するテレビ向け最新プラットフォーム「Google TV」を導入

2022年モデル全機種でGoogleが展開するテレビ向け最新プラットフォーム「Google TV」を導入

Googleアシスタントを活用した音声操作にも対応する

Googleアシスタントを活用した音声操作にも対応する

市販のWebカメラを接続できるようになり、テレビの大画面を使ったビデオ通話なども可能になった

市販のWebカメラを接続できるようになり、テレビの大画面を使ったビデオ通話なども可能になった

付属リモコンは、動画配信サービスのダイレクトボタンが8つに拡大

付属リモコンは、動画配信サービスのダイレクトボタンが8つに拡大

遠山俊介(編集部)

遠山俊介(編集部)

PC・家電・カメラからゲーム・ホビー・サービスまで、興味のあることは自分自身で徹底的に調べないと気がすまないオタク系男子です。PC・家電・カメラからゲーム・ホビー・サービスまで、興味のあることは自分自身で徹底的に調べないと気がすまないオタク系男子です。最近はもっぱらカスタムIEMに散財してます。

記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
関連記事
プレゼント
価格.comマガジン プレゼントマンデー
SPECIAL
ページトップへ戻る