交換レンズ図鑑
Fマウント版を超える光学性能と機能性を実現

この写りはまさに“新次元”! ニコンの超広角ズームレンズ「NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S」を試した!

ミラーレスカメラ用の「Zマウントレンズ」を積極的に拡充しているニコン。今回は、Zマウントレンズの新製品の中でも特に注目度の高い、超広角ズームレンズ「NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S」(2020年10月30日発売)を取り上げる。世界最小・最軽量と最高峰の光学性能を両立した、“新次元”と呼ぶにふさわしい高性能なレンズとなっている。

2020年12月11日発売予定の新しい高画素フルサイズミラーレス「Z 7II」にNIKKOR Z 14-24mm f/2.8 Sを装着したイメージ。今回、この組み合わせで作例を撮影した

2020年12月11日発売予定の新しい高画素フルサイズミラーレス「Z 7II」にNIKKOR Z 14-24mm f/2.8 Sを装着したイメージ。今回、この組み合わせで作例を撮影した

ニコンが総力をあげた開発した、Zマウントユーザー待望の大三元・広角ズーム

NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 SはZマウントユーザー、ならびにニコンファンにとって待望のレンズだ。ズーム全域で開放F2.8通しの超広角ズームレンズで、このレンズの登場によって、Zマウントでも“大三元レンズ”(開放F2.8通しのスペックを持つ広角、標準、望遠の3本の高性能なズームレンズのこと)が完成したことになる。

ニコンの大三元レンズの超広角ズームレンズというと、一眼レフ用のFマウントレンズ「AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED」を思い浮かべる人も多いことだろう。最高峰の描写力を持つ超広角ズームレンズとして2007年11月に登場して以降、10年以上に渡ってニコンユーザーから支持され続けている銘玉だ。NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 SはそのZマウント版であり、さらに高い光学性能と機能性を実現した最先端のレンズ。ニコンが総力をあげて開発したレンズで、いやがうえにも期待が高まるというものだ。

NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 Sの主な特徴
・世界最短・最軽量の開放F2.8通し/14mm対応の超広角ズームレンズ
・AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDを超える光学性能(11群16枚のレンズ構成)
・絞り開放から高い点像再現性
・優れた逆光耐性(ナノクリスタルコート、アルネオコート)
・最短撮影距離0.28m(ズーム全域)
・STM(ステッピングモーター)を採用したAF機構・絞り機構
・多機能な操作性(コントロールリング、情報パネル、L-Fnボタン)
・高い防塵・防滴性能
・レンズ最前面にフッ素コートを採用
・前面/マウント面の両方でフィルター装着に対応
・2種類のレンズフードが付属

NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 Sは、広角端の焦点距離が14mm以下、開放F2.8通し、フルサイズ対応の条件を満たすズームレンズとして世界最短・最軽量を実現している。そのサイズは約88.5(最大径)×124.5(全長)mmで、重量は約650g。AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDと比べると最大径は約9.5mm、全長は約7mm短く、重量は約320gも軽い。大三元レンズの超広角ズームレンズとしては、より気軽に持ち運べるサイズ感となっている。

FマウントレンズのAF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDは前玉が大きく前に張り出す形状だったが、NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 Sは光学系を工夫することでそれを廃止し、よりコンパクトな鏡筒を実現している

FマウントレンズのAF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDは前玉が大きく前に張り出す形状だったが、NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 Sは光学系を工夫することでそれを廃止し、よりコンパクトな鏡筒を実現している

NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S(左)と、AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED(右)の筐体を比べると最大径は約9.5mm、全長は約7mm短く、重量は約320gも軽量化されている。なお、AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDは前玉が張り出しているため、レンズ最前面を保護する目的もあってレンズフード一体型の形状を採用していたが、NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 Sはフードが着脱式になった(※この画像はフード未装着)

NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S(左)と、AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED(右)の筐体を比べると最大径は約9.5mm、全長は約7mm短く、重量は約320gも軽量化されている。なお、AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDは前玉が張り出しているため、レンズ最前面を保護する目的もあってレンズフード一体型の形状を採用していたが、NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 Sはフードが着脱式になった(※この画像はフード未装着)

小型・軽量化を徹底しながら画質に妥協はなく、EDレンズ4枚、非球面レンズ3枚(4面)を含む11群16枚の新しい光学系を採用。前玉に大口径の両面非球面レンズを採用したほか、Z マウントならではのショートフランジバックを生かし、最後面の非球面レンズを撮像素子の近くに配置することで、AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDを超える光学性能を実現。ニコンによると「焦点距離や撮影距離を問わず、絞り開放から画像周辺まで、AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDを圧倒的に上回る解像力を発揮する」とのことで、画質に対して相当な自信を持っていることがうかがえる。

Zマウント用の他の大三元レンズと同様、絞り値や撮影距離などを確認できる情報パネルやL-Fnボタン、コントロールリングを装備する

Zマウント用の他の大三元レンズと同様、絞り値や撮影距離などを確認できる情報パネルやL-Fnボタン、コントロールリングを装備する

レンズキャップは専用の「LC-Z1424」で、鏡筒先端の切り込み形状にあわせて装着する仕様になっている

レンズキャップは専用の「LC-Z1424」で、鏡筒先端の切り込み形状にあわせて装着する仕様になっている

機能面では、開放F2.8通しで焦点距離14mmスタートの超広角ズームレンズながら、付属のバヨネットフード「HB-97」を介して、レンズ先端部に112mm径のフィルターを装着できるのが大きな特徴。さらに、マウント側にもシートタイプのフィルターを装着できるフィルター枠を搭載しており、レンズ先端とマウントの両方でフィルターワークに対応。フードは、フィルター装着可能なバヨネットフードHB-97と、よりコンパクトなバヨネットフード「HB-96」の2種類が付属する。

付属のバヨネットフードHB-97を装着した場合、レンズ先端部に112mm径のフィルターを装着できる

付属のバヨネットフードHB-97を装着した場合、レンズ先端部に112mm径のフィルターを装着できる

レンズ先端にフィルターを付けたまま装着できる、バヨネットフード HB-97専用のかぶせ式レンズキャップ 「LC-K104」も付属する

レンズ先端にフィルターを付けたまま装着できる、バヨネットフード HB-97専用のかぶせ式レンズキャップ 「LC-K104」も付属する

マウント側にシートタイプのフィルター(対応サイズ:幅38×高さ30mm、四隅は5mmサイズで切り落とす必要あり)を装着できるフィルター枠が用意されている

マウント側にシートタイプのフィルター(対応サイズ:幅38×高さ30mm、四隅は5mmサイズで切り落とす必要あり)を装着できるフィルター枠が用意されている

よりコンパクトなバヨネットフードHB-96も付属する

よりコンパクトなバヨネットフードHB-96も付属する

バヨネットフードHB-96を装着した状態だと、全長はNIKKOR Z 14-24mm f/2.8 Sよりも長くなる。ただ、フード装着時でも重量はNIKKOR Z 14-24mm f/2.8 Sのほうが軽く、撮影時の負担は少ない

バヨネットフードHB-96を装着した状態だと、全長はNIKKOR Z 14-24mm f/2.8 Sよりも長くなる。ただ、フード装着時でも重量はNIKKOR Z 14-24mm f/2.8 Sのほうが軽く、撮影時の負担は少ない

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