交換レンズ図鑑
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高速AF&高性能VRに注目! ニコン「AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR」レビュー

ニコンFXフォーマットに対応する開放F2.8通しの標準ズームレンズ「AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR」。2015年10月に発売された新モデルで、発売以降、高い人気をキープしている。2016年1月14日時点での価格.com「レンズ」カテゴリーの売れ筋ランキング・注目ランキングはともに4位。今回の「交換レンズ図鑑」は、この人気の標準ズームレンズを取り上げたい。

AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR(カメラボディはD810)

AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR(カメラボディはD810)

大三元レンズの標準ズームが約8年ぶりにリニューアル。
描写力を向上し、約4段分の補正効果を持つ手ブレ補正機構も追加

AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRは、2007年11月に発売された「AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED」のリニューアルモデル。いわゆる大三元レンズ(開放F2.8通しのスペックを持つ広角、標準、望遠の3本の高性能なズームレンズのこと)の大口径・標準ズームレンズだ。従来モデルも定評のあるレンズだったが、リニューアルモデルでは多くの点が改良され、従来以上の描写力と操作性を実現している。

レンズ構成は16群20枚で、ED(特殊低分散)レンズ2枚、ED非球面レンズ1枚、非球面レンズ3枚、高屈折率(HRI)レンズ1枚を採用。NIKKORレンズとして初めて、EDガラスによる色収差の補正と、非球面構造による球面収差およびディストーション(歪曲収差)の補正を両立したED非球面レンズを採用したのがトピックだ。コマ収差によるコマフレアの発生も抑えており、画像の周辺まで高コントラストで、従来を上回る解像力を実現したという。ゴースト・フレアを抑制する「ナノクリスタルコート」も採用している。

さらに、手ブレ補正機構「VR」を新たに搭載したのも特徴。レンズ鏡筒内のレイアウトを改良することで、スリムな鏡筒のままVR機構の追加を実現している。その補正効果は4.0段(CIPA規格準拠)。大きなブレに効果のあるACTIVEモードに対応するほか、VRをオンにした状態でも自動的に三脚ブレを軽減する機能も備わっている。また、カメラ電源をオンにした直後のVR 性能も向上しており、撮影開始直後から安定したファインダー像を実現する。

VRを新たに搭載。NORMALモードとACTIVEモードを選択できる

VRを新たに搭載。NORMALモードとACTIVEモードを選択できる

SWM(Silent Wave Motor:超音波モーター)とアルゴリズムの改良によって従来モデル以上のオートフォーカス速度・精度をうたうのも特徴だ。高速連写時の安定した露出制御を実現する電磁絞り機構(ボディからの電気信号で絞り羽根を制御する機構)も採用している。

堅牢性も向上。レンズ鏡筒の可動部を中心に衝撃解析と検証実験を繰り返し、温度変化に強く、ハードな使用に耐えるボディを実現している。また、耐久性が高くコーティングがはがれにくいニコン独自のフッ素コートをレンズ最前面と最後面に採用する。

最短撮影距離は0.41m(焦点距離24mm/28mm/70mm)、0.38m(焦点距離35mm〜50mm)。サイズは約88.0(最大径)×154.5mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで)で、重量は約1070g。絞り羽根は9枚(円形絞り)。フィルター径は82mm。

広角端24mm時。ズーム操作によってレンズが伸縮し、広角端でもっとも伸びる

広角端24mm時。ズーム操作によってレンズが伸縮し、広角端でもっとも伸びる

50mm付近で全長はもっとも短くなる。70mmになると少し伸びる

50mm付近で全長はもっとも短くなる。70mmになると少し伸びる

付属フードもリニューアルされた(バヨネットフード「HB-74」)。新しいフードは従来よりも短くなっているほか、ロック解除ボタンの構造が見直され、不用意に外れないようになっている

フードは従来と同様、鏡筒部に取り付けるようになっている。フードをつけた状態でズーミングすると見た目の全長は変わらない

マウント部。絞り連動レバーがなくなり、電磁絞り機構となった

マウント部。絞り連動レバーがなくなり、電磁絞り機構となった

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