選び方・特集

《2022年》ボディ単体が10万円未満! 初心者におすすめのミラーレス一眼カメラ8選

レンズ交換式の一眼カメラに興味があるけど、製品がたくさんあって何を買ったらよいのかわからない。そんな人にお届けする本特集では、カメラ初心者の人でも選びやすく、かつ長く愛用できる、低価格と高性能を両立したミラーレス一眼カメラ(ミラーレスカメラ)を紹介します。エントリーモデルを中心に「迷ったらコレを選べば大丈夫!」な良品を厳選したので、ぜひ製品選びの参考にしてください。

※本記事で紹介する製品は、2022年8月16日時点での、ボディ単体の価格.com最安価格(税込)が10万円未満のものになります。また、本記事中の価格表記も2022年8月16日時点での価格.com最安価格(税込)を参考にしています。最新の価格情報と異なる場合がありますのでご了承ください。

エントリーモデルを中心に低価格な8機種を厳選しました

エントリーモデルを中心に低価格な8機種を厳選しました

ミラーレス一眼ってどういうもの? 一眼レフとどう違う?

一眼カメラを購入しようとしてあれこれ調べていると、「ミラーレス一眼カメラ」というワードをひんぱんに目にすることでしょう。ひと昔前であれば、高性能・高画質な一眼カメラと言えば「一眼レフカメラ」でしたので、カメラ初心者の人は「一眼カメラ=一眼レフ」という印象を持っている人もいると思いますが、最近は、ミラーレス一眼が一眼カメラの主流になっています。リコーイメージングを除く、ほぼすべてのカメラメーカーがミラーレス一眼を一眼カメラの主力製品に位置付けており、2022年8月16日時点での、価格.com「デジタル一眼カメラ」カテゴリーの売れ筋ランキングは、ミラーレス一眼がトップ30を占める状況です。

価格.com「デジタル一眼カメラ」カテゴリーの売れ筋ランキング(2022年8月16日時点)は上位にミラーレス一眼がずらりと並んでいます

価格.com「デジタル一眼カメラ」カテゴリーの売れ筋ランキング(2022年8月16日時点)は上位にミラーレス一眼がずらりと並んでいます

今、「初めての一眼カメラ」を購入するなら、市場で主流のミラーレス一眼を選ぶのがベターです。まずは、「ミラーレス一眼ってどういうもの?」というカメラ初心者の人に向けて、一眼レフとミラーレス一眼の違いについて簡単に紹介しておきましょう。端的に言えば、両者はカメラの内部構造が異なっています。

一眼レフ(左)のミラーレス一眼(右)の構造の違い。ミラーレス一眼は、一眼レフからミラー構造などを省略した仕組みを採用しています

一眼レフ(左)のミラーレス一眼(右)の構造の違い。ミラーレス一眼は、一眼レフからミラー構造などを省略した仕組みを採用しています

内部にミラーとファインダーを搭載する一眼レフ

一眼レフは、フィルムカメラ時代から続く伝統的な一眼カメラで、カメラ内部にミラー構造と光学ファインダーを搭載しています。レンズからの光をレフ(鏡)で反射させて、ペンタプリズム(ペンタミラー)を経由し、光学ファインダーに届ける仕組みになっています。レンズ越しにリアルタイムの景色を見ながら撮影できるのが特徴です。

ミラー構造を省略したミラーレス一眼

ミラーレス一眼は、“ミラーレス”という名称からも想像できるかもしれませんが、一眼レフからミラー構造と光学ファインダーをなくした、新しいタイプの一眼カメラです。内部構造がシンプルなため、一眼レフよりも小型・軽量で持ち運びやすくなっています。

また、ミラーレス一眼は、電子ビューファインダー(EVF)や液晶モニターに表示されるライブビュー映像を見ながら撮影するのも特徴。ライブビュー映像には色や明るさが反映されるので、仕上がりをイメージしやすく、初心者にとって使いやすいカメラと言えます。

キヤノンのエントリー向け一眼カメラ「EOS Kissシリーズ」のサイズを比較した画像。左はミラーレス一眼の「EOS Kiss M」、中央は一眼レフの「EOS Kiss X9」、右は一眼レフの「EOS Kiss X9i」。ミラーレス一眼のほうがコンパクトなボディに収まっています。また、一眼レフにはカメラ内部にミラー構造がありますが、ミラーレス一眼はないことがわかります

キヤノンのエントリー向け一眼カメラ「EOS Kissシリーズ」のサイズを比較した画像。左はミラーレス一眼の「EOS Kiss M」、中央は一眼レフの「EOS Kiss X9」、右は一眼レフの「EOS Kiss X9i」。ミラーレス一眼のほうがコンパクトなボディに収まっています。また、一眼レフにはカメラ内部にミラー構造がありますが、ミラーレス一眼はないことがわかります

ミラーレスは色や明るさが反映された映像を見ながらシャッターが切れます。また、画面の周辺までAFを利用できるのもミラーレスの特徴です(※ニコンのミラーレス一眼の撮影画面です。画面の緑枠が実際にAFでピントを合わせたところになります)

ミラーレスは色や明るさが反映された映像を見ながらシャッターが切れます。また、画面の周辺までAFを利用できるのもミラーレスの特徴です(※ニコンのミラーレス一眼の撮影画面です。画面の緑枠が実際にAFでピントを合わせたところになります)

製品選びで失敗しないために知っておきたいこと

続いて、「初めてのミラーレス一眼選び」で失敗しないために知っておきたいことをいくつかご紹介します。

動画重視ならバリアングル液晶、静止画重視ならチルト液晶が便利

ミラーレス一眼の使い勝手に大きく左右するのが、ライブビュー映像を映す背面モニターです。最新のミラーレス一眼は、ほぼすべてのモデルが可動式モニターを採用しています。種類は2つあって、ひとつは、背面モニターをカメラの左側に開いて上下方向に回転できる「バリアングル液晶」、もうひとつは、背面モニターを引き出すように操作して上下方向に動かせる「チルト液晶」。それぞれに特徴が異なり、メリットとデメリットがあります。

左側に開いて上下方向に回転できるバリアングル液晶(カメラはソニー「VLOGCAM ZV-E10」)

左側に開いて上下方向に回転できるバリアングル液晶(カメラはソニー「VLOGCAM ZV-E10」)

モニターを引き出すように操作して上下方向に動かせるチルト液晶(カメラはOMデジタルソリューションズ「PEN E-P7」)

モニターを引き出すように操作して上下方向に動かせるチルト液晶(カメラはOMデジタルソリューションズ「PEN E-P7」)

バリアングル液晶は、モニターを開いた状態で上下方向に回転できるのでモニターの可動範囲が広いのが特徴です。アングルの自由度が高く、地面すれすれのローポジションから頭の真上で撮るようなハイポジションまで、モニターを見やすい角度に調整しやすいほか、モニターをくるっと回転して自分撮り(セルフィ―)をすることも可能。左右方向の角度も調整できるので、横位置だけでなく縦位置でもハイポジション・ローポジションに対応できるのもバリアングル液晶のメリットです。

デメリットは、モニター横に開く→モニターの角度を調整する、という2段階の操作が必要なこと。モニターを閉じた状態からだとシャッターボタンを押すまでに少し時間がかかるため、撮りたいと思った瞬間にすぐに対応しにくいところがあります。

バリアングル液晶のメリット
・アングルの自由度が高く、自撮りも可能
・縦位置でもモニターの角度を調整できる

バリアングル液晶のデメリット
・2段階の操作が必要
・光軸からモニターが外れるため視線のズレが生じる

チルト液晶は、背面モニターを引き出すように操作して上下方向に動かせるのが特徴です。モニターを閉じた状態からワンアクションで操作でき、いったん横に開く必要があるバリアグル液晶と比べると、モニターの角度を素早く調整しやすくなっています。さらに、バリアングル液晶と異なるのは、レンズの光軸上でモニターを動かせる、ということです。撮影者の視線と光軸にズレがない(少ない)のでフレーミングがしやすく、特に被写体に正対して撮る場合に構図を追い込みやすいです。

デメリットは範囲が狭いことです。自分撮り対応のモデルは上方向もしくは下方向に約180°動かせるものがありますが、多くのモデルは可動範囲が上方向約90°/下方向約45°程度までに制限されていてバリアングル液晶ほど自由度は高くありません。エントリーモデルの中には上方向のみ可動というものもあります。また、チルト液晶は、3軸チルト式を除いて、縦位置では角度を調整できないのもバリアングル液晶とは異なる点です。

チルト液晶のメリット
・モニターの角度を素早く調整できる
・光軸上にあるため視線のズレがない(少ない)

チルト液晶のデメリット
・バリアングル式に比べると可動範囲が狭い
・縦位置での角度調整に非対応(※3軸チルト式などを除く)

バリアングル液晶とチルト液晶のどちらかがすぐれているということはないので、好みの分かれるところです。一般的には、バリアングル液晶は動画撮影で使いやすい方式、チルト液晶は静止画撮影で使いやすい方式と言われています。自分の好みとあわせて、一眼カメラで何を撮影するのかを考慮して選ぶとよいでしょう。

屋外で撮影する機会が多いなら電子ビューファインダー(EVF)が便利

ミラーレス一眼の使い勝手では、電子ビューファインダー(EVF)の有無もチェックしておきましょう。エントリーモデルはEVF非搭載のものが多く、本特集でもEVF非搭載のものが中心になりますが、EVFは、明るい屋外でモニターが見にくい時でも被写体をしっかりと確認して撮るのに便利です。

明るい屋外で撮影する際に便利なEVF(カメラはニコン「Z 50」)

明るい屋外で撮影する際に便利なEVF(カメラはニコン「Z 50」)

撮像素子は「サイズが大きい=高画質」。ただし、サイズがすべてではない

撮像素子(イメージセンサー)とは、レンズからの光を受光し、電気信号に変換する電子部品のこと。フィルムカメラで言うところのフィルムに相当する、デジタルカメラの画質に大きく左右するデバイスです。

デジタルカメラの撮像素子は、サイズが小さい順に、主に、1/2.3型、1インチ(1.0型)、マイクロフォーサーズ(4/3型)、APS-C、フルサイズといったカテゴリーに分かれています。厳密に言えば、同じAPS-Cでもメーカーやモデルによって微妙にサイズが違っていたり、フルサイズよりも大きいセンサーも存在したりしていますが、基本的にこの4つがあると覚えておいてください。1/2.3型はコンパクトデジカメ用で、一眼カメラでは、メーカーやシステムによってマイクロフォーサーズ、APS-C、フルサイズの3種類が主に採用されています。

1/2.3型、1インチ(1.0型)、マイクロフォーサーズ(4/3型)、APS-C、フルサイズのサイズの違いを表した画像

1/2.3型、1インチ(1.0型)、マイクロフォーサーズ(4/3型)、APS-C、フルサイズのサイズの違いを表した画像

こう説明すると、「サイズが大きなフルサイズを選びたい!」と考えると思いますが、「フルサイズでないとキレイに撮れない」ということではありませんので、安心してください。一眼カメラの画質は撮像素子だけでなく、画像処理エンジンとレンズも重要です。撮像素子の大きさだけにとらわれる必要はありませんし、最新のミラーレス一眼であれば、どのモデルでも十分に高画質な撮影を楽しむことができます。また、撮像素子が大きくなるとカメラのサイズ・重量も大きくなることも覚えておいてほしいです。基本的に、撮像素子の大きさとカメラの大きさはトレードオフになります。

ちなみに、価格.com最安価格でボディ単体が10万円以下という条件だと、2022年8月16日時点では、残念ながら、フルサイズセンサーを採用するモデルは存在しません。フルサイズ機は安いものでも15〜20万円程度のプライスです。ただ、キヤノンの「EOS RP」は10万円台で手に入れられるので、気になるようであれば価格.comで「EOS RP」の情報をチェックしてみてください。

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画素数は高いほうが高精細だが、エントリーモデルならそれほど気にする必要はない

デジタルカメラのスペックを調べていると目に付くのが、「○○○○万画素」と書かれている、撮像素子の画素数です。画素数は高ければ高いほうが精細感にすぐれ、細かいところの再現性が上がります。ただ、エントリーモデルでは画素数に大きな差がないので、それほど気にする必要はないでしょう。印刷したい場合でも、A3程度のサイズであれば、画素数は1500万画素程度あれば十分です。

ミラーレス一眼の最新トレンド エントリーモデルの高性能化・多様化が進む

ミラーレス一眼のよいところは、小型・軽量で持ち運びやすく、かつ撮影がしやすいことです。加えて、一眼レフよりもメカニカルな部分が少ないため、撮像素子や画像処理エンジンなどのデジタルパーツの性能がそのままカメラの性能に直結するのも押さえておきたい特徴です。

最新のミラーレス一眼のスペックをチェックすると、エントリーモデルでも10コマ/秒程度の高速連写が可能なものが増えています。また、動画撮影も4K記録に対応するのがスタンダードになっており、数年前と比べると、静止画・動画の両面で性能が大きく向上しています。より使いやすく、長く愛用できるものを求めるなら、旧モデルや型落ち品ではなく、ここ2〜3年の間に登場した現行モデルを選びたいところです。

また、最近のミラーレス一眼は、カメラの種類が多様化しているのも特徴です。特にエントリーモデルはその傾向が強く、EVFを搭載する本格派や、スナップ撮影に最適な小型・軽量モデルに加えて、Vlog(Video Blogの略で、ブログの動画版)の撮影に向いた新機軸のモデルも登場しています。

エントリー向けのミラーレス一眼は、Vlog撮影への対応が大きなトレンドになっています。画像は、ニコンの最新モデル「Z 30」に、パートナーブランドの別売オプション品である「SmallRig ウィンドマフ3859」と「SmallRig トライポッドグリップ3070」を装着したイメージです

エントリー向けのミラーレス一眼は、Vlog撮影への対応が大きなトレンドになっています。画像は、ニコンの最新モデル「Z 30」に、パートナーブランドの別売オプション品である「SmallRig ウィンドマフ3859」と「SmallRig トライポッドグリップ3070」を装着したイメージです

次項目からは、「Vlog撮影に活用しやすいモデル」「チルト液晶を搭載する小型・軽量モデル」「EVFを備えた本格的なモデル」の3タイプに分けて、エントリーモデルを中心に、APS-Cサイズの撮像素子を採用するミラーレス一眼(APS-Cミラーレス)と、マイクロフォーサーズシステム規格を採用するミラーレス一眼(マイクロフォーサーズミラーレス)を紹介します。

1.Vlog撮影に活用しやすいミラーレス一眼3機種

Vlogなどの動画撮影を重視して一眼カメラを使いたい場合、Vlog撮影を意識した設計のミラーレス一眼を選ぶとよいでしょう。このタイプの製品は、横開きのバリアングル液晶モニターを採用していて、自分撮りがやりやすくなっています。高音質な音声機能を搭載するのも特徴です。

1-1.ニコン「Z 30」
「Zシリーズ」最小・最軽量を実現したエントリーモデル

動画撮影でも静止画撮影でも使いやすい設計の小型・軽量モデル「Z 30」

動画撮影でも静止画撮影でも使いやすい設計の小型・軽量モデル「Z 30」

ニコンのミラーレス一眼「Zシリーズ」として最小・最軽量のコンパクトボディを実現したエントリーモデル。Vlog撮影で便利なバリアングル液晶モニターを採用するほか、大きな動画撮影ボタンや高音質なステレオマイクなども搭載。前面には動画撮影中に赤く点灯するRECランプも備わっています。さらに、動画撮影だけでなく静止画撮影の使いやすさにもこだわり、しっかりとカメラをホールドできる、大きくて深い形状のグリップを採用。随所にニコンらしさを感じる、高品位なミラーレス一眼です。

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●基本スペック
・イメージセンサー:有効約2088万画素CMOS(APS-C:23.5×15.7mm)
・AFシステム:像面位相差AF/コントラストAF(209点)
・連写:最高約11コマ/秒
・感度:ISO100〜51200(拡張:ISO204800相当までの増感)
・最速シャッタースピード:1/4000秒
・EVF:−
・モニター:3.0型バリアングル液晶(約104万ドット、タッチパネル対応)
・ボディ内手ブレ補正:−
・動画:4K記録対応
・記録メディア:SD/SDHC/SDXCメモリーカード(UHS-I対応)
・無線:Wi-Fi/Bluetooth内蔵
・サイズ(幅×高さ×奥行):128×73.5×59.5mm
・重量:約405g(バッテリー、SDメモリーカードを含む)

1-2.ソニー「VLOGCAM ZV-E10」
ユニークなVlog撮影機能を搭載する低価格モデル

「商品レビュー用設定」などVlog用の撮影機能を持つ「VLOGCAM ZV-E10」

「商品レビュー用設定」などVlog用の撮影機能を持つ「VLOGCAM ZV-E10」

動画撮影を重視した、ソニーのエントリーモデル。「α6000シリーズ」の基本性能をベースに、EVFを省略し、液晶モニターを横開きのバリアングル液晶に変更するなど動画撮影向けの操作性を採用しています。さらに、ボケ具合を簡単に切り替えられる「背景ぼけ切り替え」や、カメラに商品を近づけた際にピントが合いやすくなる「商品レビュー用設定」といったVlog撮影で便利な機能も搭載。ボディ単体が6万円台、パワーズームレンズキットが8万円台という低価格で手に入る、コストパフォーマンスの高さも魅力です。

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●基本スペック
・イメージセンサー:有効約2420万画素 Exmor CMOS(APS-C:23.5×15.6mm)
・AFシステム:425点像面位相差AF/425点コントラストAF の「ファストハイブリッドAF」
・連写:最高約11コマ/秒(AF・AE追従)
・感度:ISO100〜32000(拡張:ISO51200までの増感)
・最速シャッタースピード:1/4000秒
・EVF:−
・モニター:3.0型チルト液晶(約92.1万ドット、タッチパネル対応)
・ボディ内手ブレ補正:−
・動画:4K記録対応
・記録メディア:SD/SDHC/SDXCメモリーカード(UHS-I対応)、メモリースティック PRO /PRO-HG デュオ
・無線:Wi-Fi/Bluetooth内蔵
・サイズ(幅×高さ×奥行):約115.2×64.2×44.8mm
・重量:約343g(バッテリー、メモリーカードを含む)

1-3.パナソニック「LUMIX DC-G100」
充実した動画撮影機能が備わった小型・軽量モデル

5軸ハイブリッド手ブレ補正や高音質マイクを搭載する「LUMIX G100」

5軸ハイブリッド手ブレ補正や高音質マイクを搭載する「LUMIX G100」

動画撮影機能に特徴のある、EVF内蔵の小型マイクロフォーサーズ機。歩きながらの動画撮影時に発生する大きな手ブレを補正する5軸ハイブリッド手ブレ補正を搭載するほか、手軽にシネマティックな撮影が可能なスロー&クイック撮影専用モードも用意。Nokia社製の「OZO Audio」を採用した高音質な内蔵マイクや、顔・瞳認識AFに連動して自動で収音範囲を調整する内蔵マイクモードなどの高音質設計も採用しています。ラインアップとして、標準ズームレンズが付属するレンズキット(DC-G100K)のほか、標準ズームレンズと、自分撮り時に便利なトライポッドグリップが付属するレンズキット(DC-G100V)も用意されています。

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●基本スペック
・イメージセンサー:有効約2030万画素 Live MOS(4/3型:約17.4×13.0mm)
・AFシステム:49点(コントラストAF)
・連写:メカシャッター/電子先幕時 最高約6コマ/秒(AF・AE追従)
・感度:ISO200〜25600(拡張:ISO100相当の減感)
・最速シャッタースピード:1/500秒(電子シャッター時1/16000秒)
・EVF:約368万ドット(倍率約0.73倍)
・モニター:3.0型バリアングル液晶(約184万ドット、タッチパネル対応)
・ボディ内手ブレ補正:5軸対応
・動画:4K記録対応
・記録メディア:SD/SDHC/SDXCメモリーカード(UHS-I対応)
・無線:Wi-Fi/Bluetooth内蔵
・サイズ(幅×高さ×奥行):約115.6×82.5×54.2mm
・重量:約345g(バッテリー、SDメモリーカードを含む。ボディキャップなし)

2.チルト液晶を搭載する小型・軽量なミラーレス一眼3機種

より軽快に撮影を楽しみたいのなら、EVF非搭載でより小型・軽量なミラーレス一眼カメラを選ぶとよいでしょう。ここでは、レンズの光軸上で動かせるチルト液晶モニターを採用した、静止画撮影で使いやすい3機種をピックアップしてみました。

2-1.富士フイルム「X-E4」
ミニマルなデザインとスタイルを追求した高品位モデル

グリップのないフラットボディが特徴の「X-E4」

グリップのないフラットボディが特徴の「X-E4」

無駄なものをそぎ落とし、必要なものを強調するミニマルなデザインとスタイルを追求した、高品位なミラーレス一眼。ボディの前面・背面の両方でグリップを省略したフラットなボディは、クラシックな雰囲気を残しつつ、よりシャープで現代的な佇まいに仕上がっています。操作性では、富士フイルムの中上級機では定番のシャッタースピードダイヤルと露出補正ダイヤルを確保しつつ、ボディにすっきりと収まる構造のチルト液晶モニターを搭載したのが特徴です。

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●基本スペック
・イメージセンサー:有効約2610万画素裏面照射型CMOS(APS-C:23.5×15.6mm)
・AFシステム:像面位相差AF/コントラストAF(最大425点)
・連写:最高約8コマ/秒(電子シャッター時最高約20コマ/秒)
・感度:ISO160〜12800(拡張:ISO80相当までの減感、ISO51200相当までの増感)
・最速シャッタースピード:1/4000秒(電子シャッター時1/32000秒)
・EVF:約236万ドット(35mm判換算の倍率0.62倍)
・モニター:3.0型チルト液晶(約162万ドット、タッチパネル対応)
・ボディ内手ブレ補正:−
・動画:4K記録対応
・記録メディア:SD/SDHC/SDXCメモリーカード(UHS-I対応)
・無線:Wi-Fi/Bluetooth内蔵
・サイズ(幅×高さ×奥行):121.3×72.9×32.7mm
・重量:約364g(バッテリー、SDメモリーカードを含む)

2-2.OMデジタルソリューションズ「PEN E-P7」
シンプルで上質なデザインに高機能を搭載

5軸手ブレ補正や本格的な操作性を搭載する「PEN E-P7」

5軸手ブレ補正や本格的な操作性を搭載する「PEN E-P7」

往年のハーフサイズカメラ「PEN(ペン)」の名を冠した、マイクロフォーサーズ機「PENシリーズ」の最新モデル。シンプルで上質なデザインをベースに、スイッチやダイヤルなど作り込み度の高いディテールを採用することで、より高品位なデザインに仕上がっています。機能も充実しており、厚さ38.1mm/重量337g(バッテリー、メモリーカード含む)の小型・軽量ながらボディ内5軸手ブレ補正を搭載。コンパクトながら2ダイヤルの本格仕様で、独自の画作り機能「プロファイルコントロール」も備わっています。

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●基本スペック
・イメージセンサー:有効約2030万画素 Live MOS(4/3型:約17.4×13.0mm)
・AFシステム:コントラストAF(121点)
・連写:最高約8.7コマ/秒(電子シャッター時最高約15コマ/秒)
・感度:ISO200〜25600(拡張:ISO100相当の減感)
・最速シャッタースピード:1/4000秒(電子シャッター時1/16000秒)
・EVF:−
・モニター:3.0型チルト液晶(約104万ドット、タッチパネル対応)
・ボディ内手ブレ補正:5軸対応
・動画:4K記録対応
・記録メディア:SD/SDHC/SDXCメモリーカード(UHS-II対応)
・無線:Wi-Fi/Bluetooth内蔵
・サイズ(幅×高さ×奥行):約118.3×68.5×38.1mm
・重量:約337g(バッテリー、SDメモリーカードを含む)

2-3.パナソニック「LUMIX GF10」
自分撮り機能に注目の小型・軽量マイクロフォーサーズ機

より気軽に撮影を楽しめるコンパクトなミラーレス一眼「LUMIX GF10」

より気軽に撮影を楽しめるコンパクトなミラーレス一眼「LUMIX GF10」

重量約270g(バッテリー、メモリーカード含む)の小型・軽量ボディが特徴となる、エントリー向けのマイクロフォーサーズ機。180度チルト対応の液晶モニターを採用するうえ、レンズの画角をフルに生かして自分撮りができる「広角4Kセルフィー」や、夜景をバックにした自分撮りに適した「夜景&自分撮りモード」を搭載しており、自分撮りに特徴のあるモデルです。なお、流通チャネルごとに品番を分けて販売する関係上、「GF10」とあわせて「GF90」というモデルも用意されていますが、両品番で仕様に差異はありません(※「GF90」よりも「GF10」のほうがわずかに価格が安いため、本特集では「GF10」を紹介しています)

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●基本スペック
・イメージセンサー:有効約1600万画素 Live MOS(4/3型:約17.4×13.0mm)
・AFシステム:49点(コントラストAF)
・連写:メカシャッター/電子先幕時 最高約5コマ/秒(AF・AE追従)
・感度:ISO200〜25600(拡張:ISO100相当の減感)
・最速シャッタースピード:1/500秒(電子シャッター時1/16000秒)
・EVF:−
・モニター:3.0型チルト液晶(約104万ドット、タッチパネル対応)
・ボディ内手ブレ補正:−
・動画:4K記録対応
・記録メディア:microSD/microSDHC/microSDXCメモリーカード(UHS-I対応)
・無線:Wi-Fi内蔵
・サイズ(幅×高さ×奥行):約106.5×64.6×33.3mm
・重量:約270g(バッテリー、メモリーカードを含む)

3.EVFを備えた本格的なミラーレス一眼2機種

静止画撮影を最も重視するなら、EVFを備えた本格的なスタイルのミラーレス一眼がおすすめ。EVFを使えば、明るい屋外でも被写体をしっかりと確認してシャッターを切ることができます。

3-1.キヤノン「EOS Kiss M2」
すぐれた性能を持つ“Kissシリーズ”のミラーレス一眼

コストパフォーマンスの高さも魅力の「EOS Kiss M2」

コストパフォーマンスの高さも魅力の「EOS Kiss M2」

エントリー機ながら高い基本性能を持つ、キヤノンの一眼カメラ「EOS Kissシリーズ」。「EOS Kiss M2」は「Kissシリーズ」のミラーレス一眼で、EVFを内蔵しながらも約387g(ブラックモデル、バッテリー・メモリーカード含む)のコンパクトボディを実現したのが特徴。ボディ単体が7万円台、「EF-M15-45 IS STM レンズキット」が9万円台と低価格なのも魅力です。ただし、本モデルは、「EOS Mシステム」のカメラで、キヤノンの最新の「EOS Rシステム」ではない点には注意。キヤノンは、「EOS Rシステム」のラインアップに力を入れているため、キヤノンのカメラにこだわるのであれば、「EOS Rシステム」のエントリーからミドルクラスに位置するモデル「EOS R10」も視野に入れておきたいところです。

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●基本スペック
・イメージセンサー:有効約2410万画素(APS-C:22.3×14.9mm)
・AFシステム:AFシステム:デュアルピクセルCMOS AF(最大143点、※非対応レンズ最大99点)
・連写:最高約7.4コマ/秒(AF追従)、最高約10.0コマ/秒(AF固定)
・感度:ISO100〜25600(拡張:ISO51200相当の増感)
・最速シャッタースピード:1/4000秒
・EVF:約236万ドット
・モニター:3.0型バリアングル液晶(約104万ドット、タッチパネル対応)
・ボディ内手ブレ補正:−
・動画:4K(24p)記録対応
・記録メディア:SD/SDHC/SDXCメモリーカード(UHS-I対応)
・無線:Wi-Fi/Bluetooth内蔵
・サイズ(幅×高さ×奥行):116.3×88.1×58.7mm
・重量:約387g(ブラックカラー。バッテリー、SDメモリーカードを含む)

3-2.ニコン「Z 50」
コンパクトボディに「Zシリーズ」ならではの特徴を凝縮

「Z 7」「Z 6」の操作性を継承したコンパクトモデル「Z 50」

「Z 7」「Z 6」の操作性を継承したコンパクトモデル「Z 50」

Vlog撮影向けモデルで紹介した「Z 30」の上位モデル。フルサイズミラーレス一眼「Z 7」「Z 6」のエルゴノミクスデザインをコンパクトにまとめたエントリー機で、光学系にこだわった高品位なEVFや、小型ながらもしっかりとホールドできるグリップ、右手で操作をすべて完結できるボタン配置など、「Z 7」「Z 6」でユーザーから高く評価された操作系を継承。ニコンの「Zシリーズ」だからこその使いやすさを追求した、コンパクトなカメラに仕上がっています。

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●基本スペック
・イメージセンサー:有効約2088万画素CMOS(APS-C:23.5×15.7mm)
・AFシステム:像面位相差AF/コントラストAF(209点)
・連写:最高約11コマ/秒
・感度:ISO100〜51200(拡張:ISO204800相当までの増感)
・最速シャッタースピード:1/4000秒
・EVF:約236万ドット(35mm判換算の倍率0.68倍)
・モニター:3.0型バリアングル液晶(約104万ドット、タッチパネル対応)
・ボディ内手ブレ補正:−
・動画:4K記録対応・記録メディア:SD/SDHC/SDXCメモリーカード(UHS-I対応)
・無線:Wi-Fi/Bluetooth内蔵
・サイズ(幅×高さ×奥行):134.5×93.5×43.5mm
・重量:約445g(バッテリー、SDメモリーカードを含む)

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