新製品レポート
フィットが2017年6月にビッグマイナーチェンジ!

流行りのシャープ顔で格好良くなった新型フィット!走りや安全性能も大幅に進化

2017年6月29日、ホンダは人気のコンパクトカー「フィット」をマイナーチェンジして発売開始した。

(画像)2017年6月29日にマイナーチェンジが施されたホンダ 新型「フィット」

(画像)2017年6月29日にマイナーチェンジが施されたホンダ 新型「フィット」

フィットは2001年に初代が発売されてから250万台もの累計販売台数を記録している、ホンダの主力車種だ。

フィットのオーナー層は、独身から子育てファミリー、さらには60歳以上の既婚者まで実に幅広いが、現在のコンパクトカーを求める消費者はフィット誕生当時とは比べものにならないほど多様化しているという。

そのひとつの要因が、ミニバンを卒業した子離れ層や、かつてセダンユーザーであったダウンサイザーの台頭。実際、フィットオーナーの6割がセダンやミニバン、SUVなど上位車種から乗り換えているダウンサイザーだ。

(画像)新型フィット HYBRID・S Honda SENSING [外装色:ルージュアメジスト・メタリック] (画像)新型フィット HYBRID・S Honda SENSING [外装色:ルージュアメジスト・メタリック]

今回のフィットのマイナーチェンジでは、メインの購買層となる独身者や若者を取り込むために「デザインを進化」させながらも、ダウンサイザーが求める「静粛性/乗り心地の向上」、そしていまのクルマには必須といえる「安全性能の大幅な進化」の3つを軸として改善を施しているという。

新型フィットのグレードラインナップと価格は以下の通り。

※全て税込・2WDの価格

■ガソリンエンジンモデル
13G・F:1.3L/5MT・CVT/1,428,840円
13G・L Honda SENSING:1.3L/CVT/1,653,480円
13G・S Honda SENSING:1.3L/CVT/1,790,640円
15XL Honda SENSING:1.5L i-VTEC/CVT/1,853,280円

■スポーツモデル
RS Honda SENSING:1.5L i-VTEC/6MT・CVT/2,050,920円

■ハイブリッドモデル
HYBRID:1.5L i-DCD/7DCT/1,699,920円
HYBRID・F:1.5L i-DCD/7DCT/1,815,480円
HYBRID・L Honda SENSING:1.5L i-DCD/7DCT/2,079,000円
HYBRID・S Honda SENSING:1.5L i-DCD/7DCT/2,205,360円

新型フィットでは2種類のフロントフェイスを用意

新型フィットでは、外観デザインが刷新されている。新たなデザインコンセプトは「Low wide Gravity」。前後バンパーがワイド感と低重心をイメージするようなデザインへと変更された。

(画像)上級グレードのフロントフェイス (画像)標準グレードのフロントフェイス

先代フィットのフロントフェイスは1種類のみであったが、新型では上級グレードと標準グレードとの差別化を図るため、2種類のフロントフェイスが用意されている。

上級グレードの「HYBRID・S Honda SENSING」と「RS・Honda SENSING」には、光沢ブラックにシルバーラインが施された専用デザインの前後バンパーが装着され、大型テールゲートスポイラーが装備されるほか、ドアミラーが光沢ブラックになりサイドシルガーニッシュも装備される。

新型フィット 上級グレード/中央:新型フィット 標準グレード/右下:先代フィット

(画像)新型フィット 上級グレード/中央:新型フィット 標準グレード/右下:先代フィット

フロントデザインを先代フィット(画像右下)と比較すると、先代ではやや丸みを帯びていたフロントフェイスが、新型フィット(画像左上と中央)ではシャープな顔つきとなっていることがわかる。

(画像)HYBRID、HYBRID・F、13G・Fを除く全グレードに標準装備されるインラインタイプのLEDヘッドライト

また、ヘッドライトはアコードハイブリッドやシャトルなど、最近のホンダの新型車に採用されているインラインタイプのLEDヘッドライトを多くのグレードに標準で採用(一部オプション)し、フロントフェイスにシャープな印象を与えている。

(画像)左上:新型フィット 上級グレード/中央:新型フィット 標準グレード/右下:先代フィット

(画像)左上:新型フィット 上級グレード/中央:新型フィット 標準グレード/右下:先代フィット

リアデザインは、先代ではバンパー左右の大きなエアダクトのような形状が印象的であったが、新型ではフロントと同様にデザインが変更されてダクト形状が細くシャープなデザインとなった。

内装は上質感漂う「プレミアムブラウン・インテリア」に注目

(画像)新型フィット HYBRID・S Honda SENSINGの内装 [内装色:ブラック×グレーライン]

(画像)新型フィット HYBRID・S Honda SENSINGの内装 [内装色:ブラック×グレーライン]

新型フィットの内装については大きな変更は施されていないものの、先代より落ち着いた雰囲気へと改善されている。

メーターは、先代では青基調でカラフルであったものが白基調へと変更。また、ハイブリッドのセレクトレバーも数個所に鮮やかな青があしらわれていたものが黒へと変更されるなど、ドライバーが目線を移しやすい場所の上質感が高まっている。

さらに、新型フィットでは「プレミアムブラウン・インテリア」と呼ばれる、ブラウンとブラックの組み合わせが上質感を漂わせるインテリアパッケージがメーカーオプションとして用意されている。プレミアムブラウン・インテリアの雰囲気はコンパクトカーとは思えず、1クラス上のセダンなどの上級仕様を髣髴とさせるたたずまいだ。「15XL・Honda SENSING」「HYBRID L Honda SENSING」の2グレードで選ぶことができる。

先代とは比較にならないほど安全面は大きく進化

(画像)上:衝突軽減ブレーキ(CMBS)作動イメージ/下:衝突軽減ブレーキ(CMBS)作動イメージ。画像の車種はアコード

安全性能では、ホンダの先進安全運転支援システム「Honda SENSING」が新たに搭載された。

先代フィットに搭載されていた安全性能は、時速30km以下で自動ブレーキがかかる「低速域衝突軽減ブレーキ」に「誤発進抑制機能」、それに「エアバッグ」を組み合わせた「あんしんパッケージ」と呼ばれるものだ。

これに対し、今回のフィットに搭載されるHonda SENSINGでは「衝突軽減ブレーキ」が時速80km以下で作動することに加え、路側帯の歩行者を認識し衝突の危険性があればステアリングを支援してくれる「歩行者事故低減ステアリング」や、車線を認識しステアリングを維持する「車線維持支援システム(LKAS)」など、先代フィットとはもはや比較にならないほど安全面の進化を遂げたといえる。

新型フィットに搭載される安全運転支援機能は、以下の8つだ。「アコードハイブリッド」や「オデッセイ」「ステップワゴン」などホンダの主力車に搭載されている安全がフィットにもフルに搭載されることになったのは大きな魅力だ。

衝突軽減ブレーキ(CMBS)
誤発進抑制機能
歩行者事故低減ステアリング
路外逸脱抑制機能
アダプティブクルーズコントロール(ACC)
車線維持支援システム(LKAS)
先行車発進お知らせ機能
標識認識機能

まだまだ続くライバル車との熾烈な燃費競争

燃費性能については、最も燃費のよいHYBRIDグレード(2WD)において、先代の36.4km/Lから0.8km/L改善されて新型では「37.2km/L」となった。これは、ライバル車である日産「ノート e-POWER」に並ぶ燃費となっている。

なお、先日マイナーチェンジが実施されたトヨタ「アクア」が「38.0km/L」へと燃費を向上させてコンパクトカーでトップの燃費となったが、アクアのマイナーチェンジがなければノート e-POWERと並びフィットがトップの燃費となっていた。

燃費向上においては、エンジンのシリンダーヘッドやピストンの変更などによる燃焼改善やフリクション低減、カムシャフトの軽量化、フロントピラーの形状変更による空力の改善など、細かな改善の積み重ねにより向上が図られている。

走行性能や乗り心地、静粛性まで進化を遂げた!

(画像)新型フィットRSの走行イメージ

(画像)新型フィットRSの走行イメージ

新型フィットでは走行性能においても、ダンパー特性の最適化によって乗り心地が向上しているほか、ボディ剛性の強化やパーツ部材の追加・変更などによりステアリングの応答性とブレーキフィール(ハイブリッドのみ)も向上しているという。同社では「新型フィットでは、ホンダらしい思い通りのハンドリングと快適な乗り心地を目指した」と説明する。

最後に、静粛性については「1.5XL」と「HYBRID-S」の2グレードでは、フロントガラスに遮音性の高いガラスを採用したりエンジンマウントの制振性を向上させるなどでコンパクトクラストップレベルの静粛性を実現しているという。

代表的な例をあげると、VW「ゴルフ」などは静粛性を大幅に向上させることで車内にいると高級車に乗っているような感覚を覚える。もし、ディーラーなどで試乗する際には「1.5XL」「HYBRID-S」にぜひ乗って、その静粛性の高さを体感してみてほしい。

桜庭智之(編集部)

桜庭智之(編集部)

PC、AV家電を中心に幅広く担当。クルマ好きのため、週末はフラフラと1000km超を運転する長距離ドライバーと化します。

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