新製品レポート
マイチェン並の改良でライバル車に挑むCX-3!

マツダ「CX-3」大幅改良/新型はマツダ初の1.8リッターディーゼル搭載!

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2018年5月17日、マツダは同社のクロスオーバーSUV「CX-3」の大幅改良モデルを、5月31日に発売すると発表した。

マツダ 新型「CX-3」2.0Lガソリンモデル(左)/1.8Lクリーンディーゼルモデル(右)

マツダ 新型「CX-3」2.0Lガソリンモデル(左)/1.8Lクリーンディーゼルモデル(右)

今回のCX-3の改良モデルは、2018年3月28日にアメリカで開催された「ニューヨーク国際オートショー」で、ひと足先に世界初公開されているものだ。

マツダ 新型「CX-3」1.8Lクリーンディーゼルエンジン

マツダ 新型「CX-3」1.8Lクリーンディーゼルエンジン

今回のCX-3の改良で最も注目なのは、これまで搭載されていた1.5Lクリーンディーゼルエンジンについて、1.8Lへと排気量アップが図られたこと。さらに、乗り心地の改善や操舵フィールの向上、エクステリアやインテリアも細部に渡って改良が施されている。

グレードラインアップと価格については、以下の通りとなる。

-1.8L クリーンディーゼルエンジン搭載モデル-
XD:[2WD] 2,436,480円(6AT/6MT)/[4WD] 2,662,480円(6AT/6MT)
XD PROACTIVE:[2WD] 2,630,880円(6AT/6MT)/[4WD] 2,856,880円(6AT/6MT)
XD PROACTIVE PROACTIVE S Package:[2WD] 2,728,080円(6AT/6MT)/[4WD] 2,954,080円(6AT/6MT)
XD L Package:[2WD] 2,836,080円(6AT/6MT)/[4WD] 3,062,080円(6AT/6MT)
XD Exclusive Mods:[2WD] 2,868,480円(6AT)/[4WD] 3,094,480円(6AT)


-2.0L ガソリンエンジン搭載モデル-
20S:[2WD] 2,127,600円(6AT/6MT)/[4WD] 2,353,600円(6AT)
20S PROACTIVE:[2WD] 2,332,800円(6AT/6MT)/[4WD] 2,558,800円(6AT)
20S PROACTIVE S Package:[2WD] 2,430,000円(6AT/6MT)/[4WD] 2,656,000円(6AT)
20S L Pakage:2,566,080円(6AT/6MT)/[4WD] 2,792,080円(6AT)
20S Exclusive Mods:[2WD] 2,598,480円(6AT)/[4WD] 2,824,480円(6AT)

マツダ初となる1.8Lクリーンディーゼルエンジンを採用

マツダ 新型「CX-3」2.0Lガソリンモデル(左)/1.8Lクリーンディーゼルモデル(右)

マツダ 新型「CX-3」2.0Lガソリンモデル(左)/1.8Lクリーンディーゼルモデル(右)

これまで、マツダのクリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D」のラインアップは、「CX-3」や「デミオ」などに搭載されている1.5Lと、CX-5などに搭載されている2.2Lの2種類のみであった。1.8Lのクリーンディーゼルエンジンは、マツダ初となる。

最高出力と最大トルクを比較すると、排気量アップによって最高出力が8kW(11PS)引き上げられている(最大トルクは変わらない)。

マツダによると、1.8Lクリーンディーゼルエンジンは、1.5Lと比べてパワフルで5,000rpmまで力強く加速し、高回転域まで気持ちよく回せるエンジンに仕上がっているという。さらに、インジェクターの改良や、DPF(ディーゼルパティキュレートフィルター)と呼ばれる、ディーゼルエンジンから排出される煤を燃やす技術の改良などによって、実用燃費が向上している。

【マツダ「CX-3」1.8Lと1.5Lクリーンディーゼルエンジン/スペック比較】


-最高出力-
[1.8L] 85kW(116PS)/4,000rpm
[1.5L] 77kW(105PS)/4,000rpm

-最大トルク-
[1.8L] 270N・m(27.5kgf・m)/1,600-2,600rpm
[1.5L] 270N・m(27.5kgf・m)/1,600-2,500rpm

また、2.0Lガソリンエンジンにも改良が施された。新型CX-5と同じ技術が、ピストンやインジェクターに施されることで、全域でトルクアップが図られている。また、ガソリンエンジンも実用燃費が改善されている。

【マツダ「CX-3」2.0Lガソリンエンジンの改良前後スペック比較】


-最高出力-
[改良前] 109kW(148PS)/6,000rpm
[改良後] 110kW(150PS)/6,000rpm

-最大トルク-
[改良前] 192N・m(19.6kgf・m)/2,800rpm
[改良後] 195N・m(19.9kgf・m)/2,800rpm

操縦安定性では、ダンパーサイズが大径化され、タイヤやコイルバネ、スタビライザー、バンプストッパーなど走りのパーツが刷新されることで、応答性のよい滑らかな減衰ストロークを実現。

さらに、「G-ベクタリングコントロール」や電動パワーステアリングの特性も変更されており、操舵の際により自然にクルマが反応するように改善が施されている。

エクステリアはキープコンセプトだが、細かな変更で質感を向上

マツダ 新型「CX-3」フロントエクステリア

マツダ 新型「CX-3」フロントエクステリア

マツダ 新型「CX-3」リアエクステリア

マツダ 新型「CX-3」リアエクステリア

マツダ 新型「CX-3」フロントイメージ

マツダ 新型「CX-3」フロントイメージ

形状に変更が施されたフロントグリル

形状に変更が施されたフロントグリル

エクステリアデザインは大きくは変わっていないものの、いくつかの小変更が施されている。具体的には、フロントグリルはこれまで横フィンタイプであったものが、立体的なループ状のフロントグリルへと変更された。

メカニカルな円筒とループ状のバーを組み合わせた新テールデザイン

メカニカルな円筒とループ状のバーを組み合わせた新テールデザイン

18インチアルミホイールは切削スポークデザインが新たに採用されている

18インチアルミホイールは切削スポークデザインが新たに採用されている

また、テールランプは円筒とバーを組み合わせた新デザインが採用されている。18インチアルミホイールについては、切削スポークタイプとなった。

フロント&サイドのクロームガーニッシュや光沢ピラーによって、エクステリアに高級感をもたらしている

フロント&サイドのクロームガーニッシュや光沢ピラーによって、エクステリアに高級感をもたらしている

さらに、サイドアンダーガーニッシュは、これまで塗装であったものがクロームへと変更されており、フロントバンパーにもクロームガーニッシュが新たに追加されている。そのほか、A、B、C各ピラーのガーニッシュが光沢素材となるなど、改良によってエクステリアにおける質感の向上が図られている。

電動パーキングブレーキと前後席のアームレストを新たに採用したインテリア

マツダ 新型「CX-3」のインテリア

マツダ 新型「CX-3」のインテリア

新たに装備された「電動パーキングブレーキ」

新たに装備された「電動パーキングブレーキ」

インテリアでは、パーキングブレーキがオートホールド付きの電動パーキングブレーキに変更されたことが新しい。

フロントセンターコンソールには、アームレストが新設された。画像はアームレストを開いた状態。中の仕切り板は動かせるようになっていて、工夫次第で便利な小物入れとして利用することができる

さらに、そのパーキングブレーキの電動化によって、センターコンソールのスペースを効率的に利用することができるようになったため、新たにアームレストが新設されている。アームレストの中はボックス形状となっており、2つの仕切り板を工夫して動かすことで、さまざまな形の小物入れやカップホルダーへとアレンジさせることができるようになった。

後席には、新たにカップホルダー付きのアームレストが追加された

後席には、新たにカップホルダー付きのアームレストが追加された

また、後席中央には新たに開閉式カップホルダー付のアームレストが採用された。

より安全かつ便利になった先進技術

マツダ 新型「CX-3」2.0Lガソリンモデル(左)/1.8Lクリーンディーゼルモデル(右)

マツダ 新型「CX-3」2.0Lガソリンモデル(左)/1.8Lクリーンディーゼルモデル(右)

安全装備としては、新たに夜間の歩行者を検知できるようになった緊急自動ブレーキ「アドバンストSCBS」を、マツダでは初めて採用している。

また、「MRCC」(マツダレーダークルーズコントロール)は、これまで30km/h〜100km/hの範囲で先行車に追従していたものが、0km/hから全車速で追従できるようになった。

まとめ

CX-3は2015年の発売以来、今回で実に4度目の改良となる。いずれの改良も、GVCやガソリンエンジンモデルの追加など、走行性能から安全面の技術向上にいたるまで、CX-3の魅力をアップさせてきた。だが、今回は1.8Lクリーンディーゼルエンジンを搭載したということで、これまでの中で最もインパクトのある改良となっているはずだ。

これまでは、競合がひしめき合うライバル車の中で、販売台数がいまいち伸び悩んできたCX-3。今回、大きく魅力をアップさせてきたCX-3の販売動向に注目したい。

桜庭智之(編集部)

桜庭智之(編集部)

PC、AV家電を中心に幅広く担当。クルマ好きのため、週末はフラフラと1000km超を運転する長距離ドライバーと化します。

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