新製品レポート
e-BOXER 搭載のXVが10月に発売!

スバル XVに“e-BOXER”ハイブリッド登場!フォレスターのe-BOXERと何が違うの!?

スバルは、2018年10月に改良モデルの発表が予定されている同社のSUV「XV」に、「e-BOXER」と呼ばれるハイブリッド車を新たに追加すると発表した。

2018年10月に発売のe-BOXERを搭載したスバル「XV」(グレード:Advance)

2018年10月に発売のe-BOXERを搭載したスバル「XV」(グレード:Advance)

e-BOXERを搭載した「Advance」グレードは、2018年9月11日から予約受注が開始されており、2018年10月に発売予定となっている。

e-BOXERは、第1弾がスバル「フォレスター」に搭載され、2018年9月14日に発売されたばかりだ。スバルは、e-BOXERの第2弾を早くもXVで登場させることになる。

改良後のスバル XVのグレードラインアップと、新グレード「Advance(アドバンス)」の主な装備は以下のとおりだ。なお、Advanceはスバル XVのトップグレードとして位置付けられており、当記事の掲載時点(2018年9月16日)では、価格については正式に発表されていない。

■スバル XVのグレードラインアップ

1.6i EyeSight
1.6i-L EyeSight
2.0i-L eyeSight
2.0i-S EyeSight
Advance [新グレード]

■スバル XV「Advance」に採用される専用装備

・LEDハイ&ロービームランプ
・LEDフロントフォグランプ
・マルチインフォメーションディスプレイ付メーター
・インパネ加飾パネル(マットブルー金属調、またはダークシルバー金属調)
・フロントグリル(クロムメッキ+シルバー金属調)
・フロントバンパーガード(シルバー塗装)
・フロントフォグランプカバー(シルバー金属調)
・サイドクラッディング(シルバー塗装)

スバル「XV」Advanceグレードのフロント&リアイメージ

スバル「XV」Advanceグレードのフロント&リアイメージ

スバル「XV」Advanceグレードに装備されている専用パーツなど。

スバル「XV」Advanceグレードに装備されている専用パーツなど。

スバル「XV」Advanceグレードのインパネ。Advanceでは、インパネの加飾パネルにマットブルーの金属調パネルが用いられている。また、ステアリングやシフトノブにブルーステッチが入れられているのも特徴のひとつだ。

スバル「XV」Advanceグレードのフロントシート。シートも、インパネと同様にブルーステッチが入るなど青で彩られている。

■スバル XVの主要諸元

駆動方式:AWD(常時全輪駆動)
全長×全幅×全高:4,465×1,800×1,550mm
ホイールベース:2,670mm
最低地上高:200mm
車重:1,410kg [1.6i EyeSight・1.6i-L EyeSight]/1,420kg [2.0i-L eyeSight]/1,440kg [2.0i-S EyeSight]/1,550kg [Advance]
最小回転半径:5.4m
搭載エンジン:1.6L DOHC(FB16) [1.6i EyeSight・1.6i-L EyeSight]/2.0L DOHC 直噴(FB20) [2.0i-L eyeSight・2.0i-S EyeSight]/2.0L DOHC 直噴(FB20)+モーター(e-BOXER)[Advance]
最高出力:85kW(115PS)/6,200rpm [1.6L DOHC]/113kW(154PS)/6,000rpm [2.0L DOHC 直噴]/107kW(145PS)/6,000rpm [2.0L DOHC 直噴+モーター]
最大トルク:148N・m(15.1kgf・m)3,600rpm [1.6L DOHC]/196N・m(20.0kgf・m)4,000rpm [2.0L DOHC 直噴]/188N・m(19.2kgf・m)4,000rpm [2.0L DOHC 直噴+モーター]
燃料種類:無鉛レギュラーガソリン
燃料タンク容量:63L [Advance以外]/48L [Advance]
モーター最高出力:10kW(13.6PS)[Advance]
モーター最大トルク:65N・m(6.6kgf・m)[Advance]
動力用主電池:リチウムイオン電池(4.8Ah)
トランスミッション:リニアトロニック

※燃費については後述

スバル XVに搭載される「e-BOXER」とは

e-BOXERとは、水平対向エンジンに電動化技術を組み合わせた、新開発のハイブリッドシステムのことだ。スバル XV Advanceグレードには、2.0L 直噴NA水平対向エンジンにモーター、バッテリーなどが左右対称で一直線に配置されている「シンメトリカルAWD」レイアウトが採用されている。

それによって、スバル車ならではの低重心が生み出す走行性能の高さはそのままに、ハイブリッド車ならではのリニアな加速感や静粛性の高さ、乗り心地や燃費のよさを手に入れているのだ。

スバル「XV」(Advanceグレード)の走行イメージ。XVはフォレスターよりも車重が軽いため、e-BOXER搭載によってどこまで走りがパワフルになるのかが楽しみだ。

e-BOXERにおける、走りの楽しさや運転のしやすさは、誰しもが実感することができる。最大トルクを瞬時に発生させるモーターが搭載されていることによって、アクセルを踏んだ瞬間からリニアに加速し、とくに発進や停止の多い市街地においてはスムースに走行することができる。

発進や停止はモーター駆動によってEVで走行し、加速の際はモーターとエンジンの両方を駆動させることで、力強い加速が得られる。また、高速走行時にはエンジンだけで走ることで、燃費効率のいい走行が可能となっている。さらに、減速時には回生ブレーキがかかることで効率よくバッテリーへ充電することができる。

フォレスターのe-BOXERとは異なる立ち位置

XVに搭載されているe-BOXERは、フォレスターのe-BOXERとは立ち位置がやや異なる。もちろん、e-BOXERという機構そのものは同じなのだが、違うのはエンジンラインアップだ。

フォレスターでは、2.0L e-BOXER以外に、排気量の大きい2.5L NAが用意されていた。だが、XVでは1.6L NA、2.0L NA、そして2.0L e-BOXERという3種類のパワートレインがあり、2.0L e-BOXERはトップグレードという位置付けになっている。そして、フォレスターの2.0L e-BOXERの車重は1,640kgだが、XVの2.0L e-BOXERは1,550kgと90kg軽い。

フォレスターの2.0L e-BOXERは、車重があるためにその加速感はリニアでスムースと言った感覚であった。だが、車重が軽いXVは、これまでよりさらにモーターならではのトルクを感じられるような力強い加速が得られることに期待がかかる。

劇的ではないものの燃費も改善

スバル「XV」(Advanceグレード)のイメージ画像

スバル「XV」(Advanceグレード)のイメージ画像

これまで、XVは手頃な価格でありながら全グレードにAWD(4WD)が用意され、高い走破性を持ち合わせていることや、アイサイトによる安全性の高さ、視界のよさなどの魅力を備えていた。だが、そんなXVのウィークポイントとなっていたのが、ライバル車に比べて燃費があまりよくないことだった。

だが、今回のe-BOXERでは、カタログ燃費(JC08モード)は「19.2km/L」と、XVのガソリン車に比べて3km/Lほど向上している。劇的な向上では無いものの、懸念点であった燃費が改善されていることはうれしいポイントだ。スバル XVの燃費については、以下のとおりとなる。Advanceでは、新たにより実燃費に近いWLTCモード燃費も公表されているので、参考にしてほしい。

※WLTCモード燃費は、Advanceグレードのみ

−JC08モード燃費−

1.6i EyeSight:16.2km/L
1.6i-L EyeSight:16.2km/L
2.0i-L eyeSight:16.4km/L
2.0i-S EyeSight:16.0km/L
Advance:19.2km/L

−WLTCモード燃費−

Advance:15.0km/L [WLTC総合]
Advance:11.5km/L [市街地モード(WLTC-L)]
Advance:15.5km/L [郊外モード(WLTC-M)]
Advance:16.8km/L [高速道路モード(WLTC-H)]

好調なフォレスターのe-BOXER、はたしてXVは

2018年9月14日、6月に発売された新型フォレスターの累計受注台数が公開された。それによると、9月13日時点で13,282台を受注したが、そのうちe-BOXERを搭載したAdvanceが4割となる5,293台を受注している。

Advance:5,293台(40%)
Premium:4,384台(33%)
X-BREAK:2,345台(18%)
Touring:1,260台(9%)
合計:13,282台

フォレスターでは約4割を占めるなど、好調な出だしとなったe-BOXER。フォレスターのe-BOXERは、他グレードと比べて割安なことから売れているという側面もあるので、XVのe-BOXERも価格によってかなり売れ行きが左右されるかもしれない。フォレスターのe-BOXERのように魅力的な価格で登場することを期待したい。

桜庭智之(編集部)

桜庭智之(編集部)

PC、AV家電を中心に幅広く担当。クルマ好きのため、週末はフラフラと1000km超を運転する長距離ドライバーと化します。

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