今年もようやく本格的な夏になりましたね。このご時世であまり遠出もしないため、ちょっとした外出にはサンダルを使っています。しかし、ビーチサンダルをはじめとする一般的なサンダルは、歩く際にかかとがパカパカと浮いて、安定しないのが悩み……。
そこで買ってみたのが、アウトドアメーカーとして人気の「mont-bell(モンベル)」のサンダル。一見普通のビーチサンダルのようですが、足がしっかりとホールドされ、実に歩きやすかったのです。
今回はこの2種類をご紹介。男女兼用でサイズも豊富です
サイズ:XL(28.0〜29.0cm)、カラー:MT/CC(マスタード×チョコレート)
まずは「スリップオンサンダル」からご紹介。一般的なビーチサンダルと異なるのは、鼻緒が“わっか状”になっていること。これにより足の甲がしっかりホールドされ、歩行時にかかとが浮くようなことがなく、サンダルなのに足に密着して非常に歩きやすくなっています。
価格:2,800円(税別)※mont-bell公式オンラインショップ価格
素材:E.V.A.フォーム(本体)、ラバー(アウトソール)
重量:172g(Mサイズ・片足)
カラー:ボルドー×レッド(BD/RD)、ブラック(BK)、マスタード×チョコ(MT/CC)、プライマリーブルー×シルバー(PB/SV)
サイズ:XS(22.0〜23.0cm)、S(23.5〜24.5cm)、M(25.0〜26.0cm)、L(26.5〜27.5cm)、XL(28.0〜29.0cm)、XXL(29.5〜31.0cm)
横から。つま先はアッパー気味。ソールはやわらかく、一般的なビーチサンダルよりも厚みがあります
鼻緒は肌あたりのやさしい布素材。長時間履いていても締め付けられる感じがなく、足に跡も付きませんでした
裏面はこんな感じ。水場でも滑ることがなかったです
一見、わっか状の鼻緒にかかとを通すのかと思ってしまう外見ですが、普通のビーチサンダルと同じように、鼻緒の下に足を差し込むだけでOK
筆者はいつも28cmの靴を履いているため、サイズはXLを選択しました。足の形や指の長さにもよると思いますが、筆者の場合は鼻緒にしっかり指を挟んでも、上部が多少余る感じになりました。
かかと部分も余裕があり、足がはみ出ることはありませんでした
また、筆者は甲高なので鼻緒がきついかもしれないと思っていたのですが、特にきつく感じることもなかったため、サイズ選びはジャストサイズで問題ないと思います。
甲の部分にも鼻緒があるため、かかとを上げても浮くことなく、しっかり密着します
履いてみると、かかとが浮かないというのは本当に歩きやすく、サンダルであることを忘れるくらい快適です。また、一般的なビーチサンダルに比べてラバーが厚いので、ペタペタする感じもありません。
1時間ほど歩き続けてみましたが、サンダルを脱いでも鼻緒の跡が残っておらず、こすれて痛くなることもなく快適でした。この鼻緒部分は多少前後に動かせるので、自分でちょうどいい位置に調整するといいかもしれません。
夏の常備サンダルになっています
水場でも滑ることなく使えたので、アウトドアにももってこい。ただ、ビーチサンダルとは違って鼻緒部分が布製なので、本格的に水の中に入ると、水を吸って重くなってしまいます。泳ぐシーンなどの水中での使用にはあまり向いていないかもしれません。
「スリップオンサンダル」の履き心地がよかったので、筆者の妻にも勧めたところ、「草履タイプだと、靴下を履いたまま履けないのがちょっと……」とのこと。そこでほかのサンダルを探してみると、同じような声が多かったのか、「スリップオンサンダル」の靴下着用バージョンとも言える「ソックオンサンダル」というものがありました。こちらはさらに「どうやって履くの?」と思える見た目です。
サイズ:S(23.5〜24.5cm)、カラー:、グレー×リーフグリーン(GY/LE)
価格:2,800円(税別)※mont-bell公式オンラインショップ価格
素材:E.V.A.フォーム(本体)、ラバー(アウトソール)
重量:169g(Mサイズ・片足)
カラー:ブラウンブリック×オレンジレッド(BB/OR)、ブラック(BK)、ダークマラード×シアンブルー(DM/CB)、ダークネイビー×ブルー(DN/BL)、グレー×リーフグリーン(GY/LE)
サイズ:XS(22.0〜23.0cm)、S(23.5〜24.5cm)、M(25.0〜26.0cm)、L(26.5〜27.5cm)、XL(28.0〜29.0cm)、XXL(29.5〜31.0cm)
サイドからぐるっと回るように配置されている「S字形状」の鼻緒
このように履き口を大きく持ち上げることができるので、ここから足を差し込みます
裏面は「スリップオンサンダル」と同様ですね
「スリップオンサンダル」の履き心地や機能性はそのままに、靴下を履いたままでも履くことができるようにしたのがこの「ソックオンサンダル」。こちらもかなり変わった見た目をしていますが、履き方はとても簡単です。
このように、鼻緒の下に足を差し込むだけです。見慣れない形ですが、履き心地は抜群
筆者の妻はいつも23cmの靴を履いており、サイズはS(23.5〜24.5cm)を選びました。靴下を履いていてもきつくなく、ちょうどよかったそうです。素足で履いた場合は少し甲のあたりがゆるくなったみたいですね。
横から。鼻緒が足にぴったりフィットしているのがわかりますよね
指の股で挟むタイプではないですが、つま先部分と甲部分を鼻緒がしっかりと固定してくれて、つま先部分だけ飛び出るようなことがありません。
「スリップオンサンダル」と同様に、かかとを上げても浮くことがなく、歩きやすいです
甲の高さなどによるとは思いますが、妻の言うところでは、「締め付けられる感じもなく快適」とのこと。少しゆとりもあるので、厚手の靴下を履いても大丈夫そう。また、素足やストッキングでもしっかりホールドしてくれるとのこと。靴下ありでも靴下なしでも履けるので、さまざまなシーンで活躍してくれそうです。
かかとが浮かないというだけでここまで歩きやすくなるのは驚きでした。ストラップなどでしっかりホールドできるサンダルはほかにもありますが、こちらは足を入れるだけという、履く際の手軽さも兼ね備えているのがいいですね。
日常での普段履きとしてはもちろん、アウトドアでも問題なく使えるので、非常にコスパがいいと感じています。「スリップオンサンダル」は水場のレジャーには最適ですし、「ソックオンサンダル」はオールシーズン使えます。とにかく“ちょうどいい”サンダルとして、重宝しますよ。
カラーやサイズが豊富、かつ入手しやすい価格なので、家族でそろえて履くのも楽しいです