多忙なビジネスマンにとって、電池交換の手間もかからず常に正確な時間を表示するソーラー電波時計は心強い味方。信頼度の高い日本のブランドから、名品を厳選しました。
出典:楽天市場
すっかり腕時計選びのイチ基準として浸透している“電波ソーラー”。機械式時計のアナログ感が好き、という好事家の方からすると物足りないところもありますが、一度手に取って慣れてしまうとその手間のかからなさにハマってしまうこと請け合いです。そもそも電波時計とは、情報通信研究機構が運用している標準電波を受け取ることで自動的に時刻修正を行う機能を搭載したもの。そこに、文字板盤を透過した光がセルに当たることで発電する機能を搭載したのが“ソーラー電波時計”です。時刻の正確性と、故障しない限り半永久的に駆動するという2つの特徴は、多忙なビジネスパーソンにとって何よりのメリットです。
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ビジネスの場において、正確な時間を常に把握できるというのは大きなメリット。しかし、ソーラー電波時計には往々にして+αの技術が搭載されているものです。たとえば、シチズン「アテッサ」やセイコー「アストロン」のようなソーラー電波時計には、海外の空港に降り立った際にワンプッシュで時刻を修正してくれるワールドタイム機能が搭載されています。サマータイムなどにも自動で対応してくれるので、旅行が多い人にとって電波ソーラー時計の所有は大きなメリットです。国内の電波だけを受信するモデルの場合は、海外に出向いた際に電波の受信機能をオフにして、手動で時刻を合わせればOK。当然ですが、ソーラー発電システムは国内外問わずその力を発揮してくれます。
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なお、ソーラー電波時計と言うと文字板下のソーラーセルに光を透過させる必要がある以上、半透明の文字板が高級感を損なう……と考えている方もいるかもしれません。しかし、現在では各メーカーが機構の改良に努めた結果、ベゼル内側のフランジ部分やインダイヤル部分など目立たない場所に仕込めば十分な電力を得られるほど進化しています。文字板の透過率もそこまで考慮しなくてよくなったため、見た目には通常のアナログウォッチと大差ありません。つまり、フォーマルな場においても気兼ねなく身に着けられるということ。大事な商談の場でも、しゃれたパーティーでも、ソーラー電波時計の機能性を気負いなく甘受できるはずです。
ブランド力や歴史においてはやはり欧州ブランドに軍配が上がります。しかし、こと技術力においては時計大国スイスをしのぐのが日本のメーカーです。ソーラー電波の分野でも同様で、こと日本のセイコー、シチズン、カシオの3社においてはほかの追随を許しません。ここからは上記メーカーに属するブランドから、人気モデルをひも解いていきましょう。
「プレザージュ」のグローバル展開や「プロスペックス」のラグジュアリー化も続き、ただでさえ高い海外評価がうなぎ登りのセイコー。同社のソーラー電波時計と言えば、「アストロン」などがあげられるでしょう。機能に見合ったストイックでメカニカルなルックスと、同メーカーらしいクセのないデザインはどれを選んでもオン/オフ対応してくれます。
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セイコーの先進性を象徴する「アストロン」の中でも「Solidity & Harmonic」をコンセプトにしているのが「ネクスターシリーズ」。キャリバー「3X62」により可能になったチタン製ベゼルは軽さとサビに強い特性を持ち、傷がつきにくいダイヤシールド加工を表面に施しています。ダイヤルには初代「クオーツ アストロン」を彷彿とさせる水晶をモチーフにした型打ちパターンを採用し、ラグジュアリーさと耐久性を持ち合わせた一本です。
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2024年グッドデザイン受賞作であり「ネクスターシリーズ」の注目作。最新キャリバー「5X83」により、「高速タイムゾーン修正」などの基本性能に加え、新たに「1/20秒ストップウォッチ機能」が搭載され、アストロン史上最高性能を誇ります。またセラミックスとチタンを組み合わせた傷のつきにくい二体構造ベゼルや、ブレスレットサイズを簡単に調整できる「スマートアジャスター」機能など実用性も高いです。
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トレンドに左右されることなくスタンダードを追求したインターナショナルモデルの「Sシリーズ」。光の反射を抑え視認性を高めた「スーパークリアコーティング」や、傷がつきにくい「硬質コーティング」をケースやバンドに施し、日常的な使いやすさを追求しています。また、中留を無垢にすることで装着感をアップさせています。針やインデックスには「ルミブライト」を塗布することで夜間でも高い視認性を持たせるなど、デイリーで活躍する一本です。
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「Sシリーズ」のなかでもよりビジネスシーンで輝くのが本作。ケースやブレスレットに施された「ダイヤシールド」は擦り傷から保護します。光の反射を抑えた「スーパークリアコーティング」と立体的なデイト表示により、時刻確認も容易に。またダイヤルのシャドーストライプ柄がスーツやジャケットと相性がよく、世界5エリアの標準電波を受信することから、ジェットセッター向きのドレスウォッチとしてふさわしい存在です。
チタンを世界で初めて腕時計に落とし込んだメーカーらしく、シチズンの腕時計は着け心地と軽さにおいてはお墨付き。名前のとおり“市民”に広く受け入れられるスタイリッシュかつシンプルなデザインが多く、ビジネスファッションのよきエッセンスとして活躍してくれるしょう。また、電波式の時刻修正機能をいち早くフルメタルケースに導入した技術力の高さと、電池交換の必要がない光発電の独自技術「光発電エコ・ドライブ」の搭載がシチズンの強みです。
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シチズンの持つ先進技術を集結したブランド「アテッサ」から、よりアクティブな印象を持たせた「アクトライン」の一本がこちら。ケースはラウンド型ながら、存在感たっぷりの太いベゼルが八角形であるため、オクタゴンウォッチの印象を与えます。独自素材の「スーパーチタニウム」は傷やサビに強い特徴を持っています。シンプルな3針フェイスはドレス感があり、大人の手元に品よく溶け込んでくれることでしょう。
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陸・海・空のプロフェッショナルへ向けたブランドである「プロマスター」より、パイロットウォッチである「スカイ シリーズ」からチョイスしたのがこちらです。円板部の数字には古地図で見られるフォントを活用することでロマンを持たせています。また、ケースをすり鉢状にすることで軽量化と視認性アップといった実用性を備えています。2ステップで世界中の時刻を表示できる「ダイレクトフライト」など、高度な技術がこの一本に集結しており、現代版パイロットウォッチの傑作です。
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シチズンが手掛ける高級時計ブランドであり、本物を求める大人のための時計「エクシード」のムーンウォッチです。3連リングベゼルでは月の周りに広がる光の輪を、ブルーグラデーションの文字板は夜空を表現しています。また月齢自動計算機能「ルナプログラム」や、3つの機能を一体化させた「パーフェックス」、容易に現地時刻に合わせられる「ダイレクトフライト」などの独自技術を搭載しており、最先端ムーンウォッチとして申し分のない存在です。
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時計の基本性能とデザインを追求した「シチズン コレクション」。シンプルがゆえに、性能の高さを感じられるシリーズです。「光発電エコ・ドライブ」に関連した「パワーセーブ機能」などのシンプルな機能に、人気作をオールブラックで表現した本作は、シーンを問わず使いやすいと評判。37.2mmの小ぶりなケースサイズもジェンダーレスで用いやすく、世代を問わず愛される一本です。
G-SHOCKで1990年代に一世風靡したカシオ。ひと足先にデジタルウォッチの分野に傾注してきたメーカーらしく、ソーラー電波の分野においても高機能なモデルを取り揃えています。そんなカシオのソーラー電波時計は、「オシアナス」に代表されるようにエレガントながらどこかスポーティーさの強いデザインが特徴。防水機能をしっかり備えたモデルも多く、長く付き合う腕時計を探しているなら選択肢に入れておいて損はないでしょう。
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2018年の初登場以来、「G-SHOCK」でも人気を集めている「フルメタルシリーズ」。なかでも初代「DW-5000C」を彷彿とさせる本作は新定番としてふさわしい存在です。ベゼルとケースの間にファインレジン製の緩衝材を実装しフルメタルによる耐衝撃構造を実現。また異なる加工を組み合わせたフェイスにメタリックブルーが映え、立体的に仕上げています。クラシックさを残しつつも、新たな魅力を提案している新世代のタフネスウォッチです。
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「フルメタルシリーズ」からもう一作を紹介。縦に並ぶ3つのインダイアルと、ベゼルとリュウズの八角形が精悍な雰囲気を放ちます。薄型のBluetooth搭載タフソーラーモジュールの採用により、フルメタルながら従来品のサイズ感をキープしており、着け心地のよさを実現。スマートフォンリンクやタフソーラーなどの新技術を搭載した、正統進化モデルです。
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カシオのハイエンドラインである「オシアナス」のなかでも最上位に位置するのが「オシアナス マンタ」です。タキメーター表示のベゼルに傷に強く視認性の高い「サファイアガラス」を採用し、上質な作りを実現。またワンプッシュで計測可能なクロノグラフに加え、Bluetoothや電波ソーラーを搭載しています。厚さ9.5mmという薄型ケースも相まって、“Elegance, Technology”というブランドコンセプトを十分に体現しています。
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カシオのなかでも本格的なアウトドアギアとして提案している「プロトレック」。本作の魅力は“1日中使える”ということ。光を透過するソーラー文字板を使いつつも蓄光を全面に施すことで、夜間使用を考慮した作りに。また「トリプルセンサー」により方位、高度・気圧、温度を正確に計測し、バイオマスプラスチックを採用することで軽量化にも成功。登山やキャンプなどの頼もしい相棒として活躍してくれます。