2017年4月26日、紅茶ブランド「リプトン」を展開するユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティングは、紅茶の新しい飲み方「Fruits in Tea(フルーツインティー)」を家庭で楽しむ方法をレクチャーするメディア向け試飲会を開催。試飲会では、管理栄養士兼美容アドバイザーによる「フルーツインティー講座」が行われたほか、フルーツインティー作りを体験することができました。当日の様子をレポートします。
フルーツたっぷりで、見た目もおしゃれな「フルーツインティー」
フルーツインティーは、タンブラーに入った水出しアイスティーに、たっぷりのカットフルーツを入れて飲むというもの。日本では、紅茶と言うと「お紅茶」「アフタヌーンティー」など、ちょっとかしこまったシーンで飲まれるものというイメージもあるなかで、「紅茶の魅力をもっと身近に感じてほしい」という思いから、リプトンが2016年に提案しました。
フルーツインティーは、ミルクだけでなくフルーツやハチミツとも相性のいい紅茶ならではの楽しみ方で、フルーツを入れることによって味がよくなりビタミンなどの栄養がたっぷり摂取できるのはもちろん、見た目にも美しいのでテンションが上がります。2016年7月に期間限定で表参道にフルーツインティー専門店「Fruits in Tea OMOTESANDO」をオープンしたところ、最大待ち時間は約2時間半、最大行列人数は約160人という人気ぶりだったそう。
2017年も、「Fruits in Tea OMOTESANDO」が6月下旬から2か月間の限定でオープン予定。7月上旬からは大阪にも同じく期間限定店舗がオープンするとのこと
「Fruits in Tea OMOTESANDO」が大盛況だったことから、2017年4月24日には、自宅でもフルーツインティーを気軽に楽しめるよう、「リプトン コールドブリュータンブラーセット」の発売を開始。580mlのタンブラーと、水出し3分で1杯分のアイスティーが作れる「コールドブリュー アールグレイティー 1杯用ティーバッグ」、フルーツインティーレシピブックがセットになっています。
リプトン公式ストアには、同セットでしか手に入れることができない限定デザインのタンブラーが入ったセットも登場予定
「コールドブリュー アールグレイティー 1杯用ティーバッグ」は、水出し用に開発された茶葉のみを使用したこだわりのアイスティー専用ブレンド。自社茶園での栽培・管理と特許を取得した独自の製造技術により、水からでもたった3分という短い抽出時間を実現しています。渋みがなく、フルーツとの相性もいいのだそう
試飲会では、テレビなどでも活躍する管理栄養士兼美容アドバイザーの豊田愛魅氏による「フルーツインティー講座」も。紅茶とフルーツが健康や美容にどのような効果をもたらすのかや、フルーツインティーを家庭で楽しむ時のコツなどがレクチャーされました。
管理栄養士兼美容アドバイザーの豊田愛魅氏
豊田氏によると、紅茶にはおもに4つの美容効果「ダイエット」「アンチエイジング」「リラックス・リフレッシュ」「殺菌・消臭」があるのだそう。そのままで飲んでももちろんいいですが、フルーツと合わせてビタミン類やカロテン、食物繊維、有機酸などを一緒にとることで、アンチエイジングの効果が高まり、便秘解消、血糖値の上昇を抑えるといった相乗効果もあるため、フルーツインティーは栄養学の観点でも理にかなっていると話しました。近年では摂取を避ける人も多いカフェインについても、「1日に7〜8杯の紅茶をがぶ飲みして、それを毎日続けているというような場合はさすがに問題ですが、適度に摂取することでリラックス効果などが期待できます」と、神経質になりすぎずに紅茶を楽しんで、健康や美容に生かしてほしいと語りました。
紅茶の特徴的な成分。「紅茶ポリフェノール」と総称されるテアフラビン類、テアルビジン類、タンニン、カテキンのほか、カフェイン、テアニン、フッ素などが美容と健康に効果的にはたらくのだそう
また、フルーツインティーを飲んだ後に残ったフルーツは、そのまま食べるだけでなく、ハチミツと一緒に加熱してジャムにしたり、塩などの調味料と合わせてドレッシングとして使用するといった裏ワザもレクチャーしてくれました。フルーツをたっぷり使うとなるとどうしてもコストが気になりますが、残ったフルーツも余すことなく活用できるとなれば、気兼ねなく投入できますね。
当日は、フルーツインティー作りを体験できました。初めてでもうまくできるのでしょうか?
用意されたカットフルーツから好みのフルーツをチョイス
フルーツだけでなく、一緒に氷を入れると冷たくなっておいしいです※加減がわからず取りすぎましたが、オレンジは写真の半分くらいの量でも十分
「コールドブリュー アールグレイティー 1杯用ティーバッグ」を入れたタンブラーに水を注いで3分ほど待ちます
紅茶が抽出できたら、フルーツを入れていきます。なるべく氷と交互に入れていくとバランスよく仕上がるそう
紅茶が抽出できたら、フルーツを入れていきます。なるべく氷と交互に入れていくとバランスよく仕上がるそう
できあがり。タンブラーのおかげか、なかなかフォトジェニックに仕上がったのではないでしょうか
できあがったフルーツインティーを飲んでみると、鼻に抜けるフルーツの香りと自然の甘みが新鮮で感動! 本物の果実の味です。お茶だと味気ないけれど、ジュースや炭酸飲料よりもさっぱりしたものが飲みたいなという時にうってつけのドリンクだと思いました。
ちなみに、「思い切りシェイクして中のフルーツを崩す」「冷蔵庫で2時間置く」「フルーツの果肉部分がなるべく大きく出るように切る」などが、フルーツインティーをよりおいしく飲むコツだそう。ほかにも、レシピにとらわれず、大好きなフルーツを多めに入れたり、家に余っているジャムやバニラエッセンスなどをプラスしてアレンジを楽しむのもいいそうです。
今回、筆者が作ってみて感じたのは、「入れるのは崩れやすいフルーツがいい」ということ。例えばブルーベリーなど、丸ごと入れるフルーツはシェイクしてもあまり味が出ないのでもったいないです(見た目はかわいいけど)。入れるならイチゴや完熟したキウイなど、やわらかければやわらかいほど、フルーツ感が濃厚になるはず。
ほかのフルーツがどんどん崩れるのをよそに、びくともしないブルーベリー
美容・健康家電を中心に新製品レポートやレビュー記事を担当。時には体を張って製品の実力をチェックします。