レビュー

マルチに使えるCorsairのゲーミングヘッドセット「Virtuoso RGB Wireless XT」はゲームだけじゃもったいない!

物理的に振動するモデル(詳細記事はコチラ)や、PCだけでなく家庭用ゲーム機との接続も可能なワイヤレスモデルなど、多彩なゲーミングヘッドセットをラインアップするCORSAIR(コルセア)から、USB/アナログ/2.4GHzワイヤレス/Bluetoothの4通りの接続方法をサポートし、マルチに使えるゲーミングヘッドセット「Virtuoso RGB Wireless XT」が発売された。ゲームだけじゃなく、ネット動画、音楽ストリーミングサービスと、おうち時間のエンタメとの相性抜群な注目モデルをさっそくレビューしていこう。

Corsairのゲーミングヘッドセット「Virtuoso RGB Wireless XT」

Corsairのゲーミングヘッドセット「Virtuoso RGB Wireless XT」

USB/アナログ/2.4GHzワイヤレス/Bluetoothの4つの接続方法をサポート。ハイレゾ&Dolby Atmos対応でマルチに使える

「Virtuoso RGB Wireless XT」は、Corsairのゲーミングヘッドセットの中でも最上位モデルということで、とにかく機能が満載なのだが、なかでも一番のウリは多彩な接続方法に対応していることだろう。

冒頭でも軽く触れたが、「Virtuoso RGB Wireless XT」はUSB有線接続、アナログ有線接続、付属のUSBドングルを使った2.4GHzワイヤレス接続、そしてBluetooth接続という4種類の接続方法に対応している。2.4GHzワイヤレス接続とBluetooth接続の両方に対応しているということだけでもかなり珍しいのだが、「Virtuoso RGB Wireless XT」がすごいのは、これらの接続方法を複数組み合わせて使用できるところだ。

「Virtuoso RGB Wireless XT」の付属品。USBドングル、USBケーブル、アナログケーブルが付属しており、多彩な接続方法に対応できる

「Virtuoso RGB Wireless XT」の付属品。USBドングル、USBケーブル、アナログケーブルが付属しており、多彩な接続方法に対応できる

以下に接続パターンをまとめたが、USB有線接続と専用USBドングルを使った2.4GHzワイヤレス接続の同時利用ができないこと以外の制約は一切なし。PCとUSBや2.4GHzワイヤレス接続しながら、Bluetoothを同時に接続して利用できるので、クロスプレイ対応のゲームでLINEやDiscordなどでボイスチャットを行う場合や、ゲームプレイの気分を盛り上げるためにお気に入りの音楽をスマホから流すといった使い方ができるというわけだ。

「Virtuoso RGB Wireless XT」でサポートしている4種類の接続方法の組み合わせパターン。Bluetoothを最後に立ち上げるというちょっとしたコツが必要だが、USB有線接続と専用USBドングルを使った2.4GHzワイヤレス接続の同時利用ができないこと以外の制約は一切ない

「Virtuoso RGB Wireless XT」でサポートしている4種類の接続方法の組み合わせパターン。Bluetoothを最後に立ち上げるというちょっとしたコツが必要だが、USB有線接続と専用USBドングルを使った2.4GHzワイヤレス接続の同時利用ができないこと以外の制約は一切ない

ちなみに、専用USBドングルを使った2.4GHzワイヤレス接続は、PCだけでなく、PlayStation 4やPlayStation 5との接続にも対応。PlayStation 5との組み合わせでは、独自の3Dオーディオ技術「Tempest 3Dオーディオ」も利用でき、PlayStation 5用のワイヤレスヘッドセットとしてもかなり魅力的な製品となっている。

専用USBドングルを使った2.4GHzワイヤレス接続はPS5やPS4との接続にも対応

専用USBドングルを使った2.4GHzワイヤレス接続はPS5やPS4との接続にも対応

PS5にUSBドングルを接続するだけで簡単に認識してくれた。PS5独自の3Dオーディオ技術「Tempest 3Dオーディオ」も利用可能だ

PS5にUSBドングルを接続するだけで簡単に認識してくれた。PS5独自の3Dオーディオ技術「Tempest 3Dオーディオ」も利用可能だ

専用USBドングルはNintendo Switchとの接続には残念ながら非対応だが、「Virtuoso RGB Wireless XT」はアナログ有線接続とBluetooth接続をサポートしているので、Nintendo Switchとはそれらを使って接続することが可能だ

専用USBドングルはNintendo Switchとの接続には残念ながら非対応だが、「Virtuoso RGB Wireless XT」はアナログ有線接続とBluetooth接続をサポートしているので、Nintendo Switchとはそれらを使って接続することが可能だ

また、「Virtuoso RGB Wireless XT」は、ハイレゾ対応の50mmネオジウムドライバーユニットを搭載しており、Bluetooth接続で最大48kHz/24bitのハイレゾ相当のサウンドを楽しめるaptX HDコーデックに対応したり、USB有線接続で2ch出力に切り替えることで24bit/96kHzのハイレゾ出力に対応するなど、ゲーミングデバイスというだけでなく、オーディオデバイスとしてみてもかなりハイスペックな製品に仕上がっている。ゲーミングヘッドセットなのに、スマートフォンと組み合わせて高音質な音楽をワイヤレスで楽しめるという点でもなかなか貴重なモデルと言えそうだ。

ハイレゾ対応の50mmネオジウムドライバーユニットを搭載。USB接続なら、最大24bit/96kHzのハイレゾ再生が可能だ

ハイレゾ対応の50mmネオジウムドライバーユニットを搭載。USB接続なら、最大24bit/96kHzのハイレゾ再生が可能だ

BluetoothのaptX HDコーデックにも対応。対応デバイスと接続すれば、ワイヤレスでも高品位な音楽再生を楽しめる

BluetoothのaptX HDコーデックにも対応。対応デバイスと接続すれば、ワイヤレスでも高品位な音楽再生を楽しめる

さらに、「Virtuoso RGB Wireless XT」はゲーミングヘッドセットということで、PC接続時に最大8chのデバイスとして認識され、7.1chバーチャルサラウンドを利用できるのだが、このバーチャルサラウンド機能に加えて、Microsoftストアで配布されている「Dolby Access」というアプリを利用することで、オブジェクトベースの立体音響技術「Dolby Atmos for Headphones(Dolby Atmos)」を利用できる点も見逃せない。Dolby Accessでは、ゲームのほかに映画や音楽リスニング用のプリセットも用意されており、ゲームプレイ時のサラウンド機能としてはもちろんのこと、映画鑑賞や音楽リスニングにも「Virtuoso RGB Wireless XT」を活用できるというわけだ。

Dolby Accessのアプリ自体はWindowsユーザーであれば誰でも無料でダウンロードできるものの、肝心のDolby Atmos機能については、別途ライセンスが必要となっている。2週間の試用期間が過ぎてからも継続して利用する場合は、通常1,650円のライセンス料を支払わなければならないのだが、「Virtuoso RGB Wireless XT」にはアクティベーション機能が本体にあらかじめ内蔵されており、アプリを導入したWindowsマシンにヘッドセットを接続するだけでDolby Atmosを手軽に利用できるようになっている

Dolby Accessのアプリ自体はWindowsユーザーであれば誰でも無料でダウンロードできるものの、肝心のDolby Atmos機能については、別途ライセンスが必要となっている。2週間の試用期間が過ぎてからも継続して利用する場合は、通常1,650円のライセンス料を支払わなければならないのだが、「Virtuoso RGB Wireless XT」にはアクティベーション機能が本体にあらかじめ内蔵されており、アプリを導入したWindowsマシンにヘッドセットを接続するだけでDolby Atmosを手軽に利用できるようになっている

Dolby Access導入直後のデフォルト設定は「ゲーム」となっており、パフォーマンスモードもONの状態だ

Dolby Access導入直後のデフォルト設定は「ゲーム」となっており、パフォーマンスモードもONの状態だ

映画や音楽リスニング用プリセットも用意されている

映画や音楽リスニング用プリセットも用意されている

ユーザーがカスタマイズしたプリセットを保存しておくことも可能。10バンドイコライザーで細かく調整できるのは便利だ

ユーザーがカスタマイズしたプリセットを保存しておくことも可能。10バンドイコライザーで細かく調整できるのは便利だ

ちなみに、Dolby Atmosを有効化すると、統合ユーティリティソフト「iCUE」経由でのサウンドカスタマイズ機能よりも優先されてしまう。もし、「iCUE」で提供されているイコライザー設定を利用したい場合は、タスクバーのスピーカーアイコンを右クリックして現れる「立体音響」設定をオフにすればOKだ

ちなみに、Dolby Atmosを有効化すると、統合ユーティリティソフト「iCUE」経由でのサウンドカスタマイズ機能よりも優先されてしまう。もし、「iCUE」で提供されているイコライザー設定を利用したい場合は、タスクバーのスピーカーアイコンを右クリックして現れる「立体音響」設定をオフにすればOKだ

PCや家庭用ゲーム機でのゲーム体験はもちろん、スマートフォンを使った高音質な音楽リスニングや、PCを使ったDolby Atmosによる没入感の高い映画鑑賞など、さまざまなエンタメにフィットしてくれる「Virtuoso RGB Wireless XT」。この豊富な接続性と多彩な機能だけでも、「Virtuoso RGB Wireless XT」を導入する価値は十分にありそうだ。

ゲーミングヘッドセットらしくない派手さを抑えたミニマルデザイン。マイクのミュート機能がわかりやすい

ゲーミングヘッドセットでありながら、派手な装飾が一切なく、ミニマルデザインに仕上がっているというのも「Virtuoso RGB Wireless XT」の大きな特徴だ。今回はブラックカラーの製品を使用したが、全体的なトーンが統一されており、メタルパーツにエッジ加工を施すなど、とにかくカッコいい。肉厚のヘッドバンド、シワの加工のないイヤーパッドが装着した時もシームレスな外観になるようになっており、パッと見た感じは、まるで高級なワイヤレスヘッドホンのようだ。

ちなみに、ゲーミングヘッドセットにありがちな側圧のキツさもほとんどなく、付け心地はかなりゆったりとした感じ。長時間のゲームプレイはもちろん、リラックスした状態での音楽リスニングや映画鑑賞にも向いていそうだ。

ブラックカラーモデルは全体的に落ち着いたトーンでまとめられており、とてもクールな印象だ。ブームマイクを外せば、ワイヤレスヘッドホンスタイルになるので、屋外でも違和感なく使用できる

ブラックカラーモデルは全体的に落ち着いたトーンでまとめられており、とてもクールな印象だ。ブームマイクを外せば、ワイヤレスヘッドホンスタイルになるので、屋外でも違和感なく使用できる

ハウジング部分はヘアライン加工が施されており、なかなか高級感がある。持ち運びに便利なスイーベル機能も用意されている

ハウジング部分はヘアライン加工が施されており、なかなか高級感がある。持ち運びに便利なスイーベル機能も用意されている

本体は約382gとなかなかの重量級だが、重さをあまり感じさせないようにヘッドバンド部のクッションがしっかりと作り込まれているのも好印象

本体は約382gとなかなかの重量級だが、重さをあまり感じさせないようにヘッドバンド部のクッションがしっかりと作り込まれているのも好印象

イヤーパッドはかなり肉厚。硬そうに見えるが結構やわらかくてクッション性もあり、ゆったりと装着できる

イヤーパッドはかなり肉厚。硬そうに見えるが結構やわらかくてクッション性もあり、ゆったりと装着できる

バンド部にはメタル素材が使われており、耐久性も高そうだ

バンド部にはメタル素材が使われており、耐久性も高そうだ

メタルパーツにはエッジ加工が施されており、クールな印象を与えてくれる

メタルパーツにはエッジ加工が施されており、クールな印象を与えてくれる

ゲーミングヘッドセットということで、ハウジング部分にあしらわれたロゴにはLEDイルミネーション機能が内蔵されているが、こちらも本体デザイン同様にかなり控えめとなっている。統合ユーティリティソフト「iCUE」経由で明るさや点灯パターン、カラーなどを細かくカスタマイズ可能で、屋外に持ち出すためにイルミネーションを完全に消灯するといったこともできる。

イルミネーション機能はかなり控えめ。あまり派手に光るのはイヤという人にはありがたい

イルミネーション機能はかなり控えめ。あまり派手に光るのはイヤという人にはありがたい

統合ユーティリティソフト「iCUE」経由で明るさや点灯パターン、カラーなどを細かくカスタマイズすることも可能だ

統合ユーティリティソフト「iCUE」経由で明るさや点灯パターン、カラーなどを細かくカスタマイズすることも可能だ

ブームマイクは全指向性タイプの着脱式で、接続端子近くには独立したマイクミュートボタンも用意。先端のマイク部分にLEDイルミネーションが用意されており、マイクをミュートにした際は赤く光って知らせてくれるのだが、これが思いのほか便利だった。最近は在宅勤務でヘッドセットを活用することが増えてきているが、マイクがしっかりとミュートされていることが視覚的にわかるのはとても安心する。

ブームマイクの根本に用意されたマイクミュートボタン

ブームマイクの根本に用意されたマイクミュートボタン

ブームマイク先端のLEDの色でミュートを確認できるのが便利

ブームマイク先端のLEDの色でミュートを確認できるのが便利

ケーブルマネジメントがしやすいように、USBやアナログ接続用の端子はすべて左エンクロージャ下に集約。右エンクロージャの側面には、USB/2.4GHzワイヤレス接続時に利用するボリューム調整ダイヤル、USB/2.4GHzワイヤレス接続の切り替えスイッチ、Bluetooth接続用ボリューム&マルチファンクションボタンが並ぶ。USB/2.4GHzワイヤレスとBluetoothのそれぞれで細かくボリューム調整できる配慮はうれしいところだ。

操作系はすべて右側に集約されている。ちなみに、Bluetoothはマルチファンクションボタンで起動、長押しでペアリングできる。1プッシュで再生/停止、2プッシュで楽曲送り、3プッシュで楽曲戻りといった音楽再生コントロールも可能だ

操作系はすべて右側に集約されている。ちなみに、Bluetoothはマルチファンクションボタンで起動、長押しでペアリングできる。1プッシュで再生/停止、2プッシュで楽曲送り、3プッシュで楽曲戻りといった音楽再生コントロールも可能だ

なお、アナログ接続用のケーブルにもインラインのコントロールボックスが用意されており、ボリューム調整やマイクミュートなどがコントロールできるようになっている。ヘッドセット本体側は、USB/2.4GHzワイヤレス/Bluetoothといったデジタル系制御に特化しているようで、アナログ接続時のマイクミュートやボリューム調整はインラインのコントロールボックスからしか操作できないようだ。

また、「Virtuoso RGB Wireless XT」はBluetooth接続できるが、ヘッドセット本体にマイク機能がないようで、着脱式のブームマイクを外してしまうと、マイク機能が完全になくなってしまうという仕様となっている。せっかくスマートフォンとBluetoothでワイヤレス接続でき、屋外にも持ち出して使えるおしゃれなデザインなのに、マイク機能がないのは少々残念なところではある。

アナログ接続時はインラインのコントロールボックスでボリューム調整やマイクミュートを行う形だ

アナログ接続時はインラインのコントロールボックスでボリューム調整やマイクミュートを行う形だ

バッテリー性能は、最大で約15時間とかなりのスタミナ仕様で、長時間のゲームプレイでもバッテリー駆動時間を気にせず使えるのはかなりありがたい。しかも、バッテリー消費を抑えるため、装着していない状態が10分続くと自動的にスリープ状態に移行、再度ヘッドセットを持ち上げると自動で起動してくれるという独自のバッテリーセーブ機能も用意されている。ゲーミングヘッドセットだけど屋外に持ち出して使用してもまったくおかしくないデザインで、外出中は音楽リスニングや動画鑑賞に使い、自宅に戻ってからはゲームプレイに使うといった感じで、さまざまな場面で活躍してくれそうだ。

フラットな音色でゲーム以外のエンタメにも合わせやすい。Dolby Atmosは高さ方向が格段にわかりやすくなる

ここからは、「Virtuoso RGB Wireless XT」のサウンド回りについてレポートしていこう。

はじめに音の基本的な傾向から。ゲーミングヘッドセットというと、迫力を出すために低域をやや強調した音づくりをしているモデルが比較的多いのだが、「Virtuoso RGB Wireless XT」は特定の帯域で変な強調がなく、かなりフラットな傾向だ。他メーカーのゲーミングヘッドセットを使ってから「Virtuoso RGB Wireless XT」に変えると、多少低域が物足りない感じもするが、実際にゲームをプレイしてみると、SEもボイスチャットもしっかりと聴こえるので、迫力よりも聴きとりやすさ重視のチューニングに仕上げたのだろう。デジタル系入力とアナログ入力を比べると、アナログ入力で多少空間表現が狭く感じるイメージで、この空間表現の差異が低域が控えめに聴こえる点なのかもしれない。とはいえ、デジタル系入力もアナログ入力もクセのないサウンド傾向というのは共通なので、ゲームや音楽などのジャンルを問わずに使える。

このサウンド傾向がいい方向で活躍してくれるのが、Bluetooth接続での音楽鑑賞だ。今回はスマートフォンとaptX HDで接続して試聴してみたが、Amazon Music HDのステレオ再生はバチっと定位してくれるし、Dolby Atmosコンテンツは、音楽の中にしっかりと入り込んだ感じが再現され、ボリューム絞った状態でもこもらずにはっきりと聴こえてくる。SBCコーデックに切り替えると、さすがにゲームプレイで多少遅延が気になってくるが、音楽リスニングであれば「Virtuoso RGB Wireless XT」のBluetooth接続はかなり使えそうだ。

続いて、家庭用ゲーム機との接続を試してみた。今回はPlayStation 5とワイヤレス接続で使用してみたのだが、Tempest 3Dオーディオの効果をかなりはっきりとくみ取ってくれているのがわかる。アクションゲームでは、耳をかすめるようなサラウンドはなかなかリアルだし、音の遅延もほとんどないので違和感なく没入できる。これはこれでアリだ。

次に、PCとのUSB接続を試してみた。まずはDolby AtmosをOFFにした状態で「フォートナイト」などを試してみたが、左右方向は比較的わかりやすい。続いてDolby AtmosをONにしてみたところ、高さ方向が格段にわかりやすくなり、屋内での敵の位置の把握はかなりやりやすくなった。これまでDolby系のサラウンドは特徴的な響き方ゆえにゲームプレイにはあまり向いていない印象があったのだが、ここまではっきり聴きとりやすいサラウンドなら、ゲームプレイにも積極的に使っていけそうだ。

Dolby AtmosをONにすると、高さ方向が格段にわかりやすくなり、屋内戦や高さ方向の動きがあるバトロワ系ゲームのとの相性がいい

Dolby AtmosをONにすると、高さ方向が格段にわかりやすくなり、屋内戦や高さ方向の動きがあるバトロワ系ゲームのとの相性がいい

最後に、Dolby Accessから映画のプリセットをONにし、Netflixのコンテンツをいくつか視聴してみたが、こちらも人のセリフがしっかりと聴きやすい。Dolby Atmos対応コンテンツ「攻殻機動隊 SAC_2045」の遠方でミサイルが着弾して時間差でやってくる爆発音や、上空から降りてくるヘリのモーター音、頭の中で本当に聴こえるような電脳を使った会話の再現なんかはホントにリアルで、作品への没入感がグッと高まる。Dolby Atmosの濃いサウンドを聴いてしまうと、Dolby AtmosをOFFにしたサウンドは何だがあっさりと感じてしまうほどだ。PCで映像コンテンツを楽しむためのヘッドホンとしても、「Virtuoso RGB Wireless XT」はかなり優秀なのは間違いない。

Dolby Atmosで作り込まれた映像作品は臨場感が格段にアップ。まるで作品の中にいるような没入感を得られる

Dolby Atmosで作り込まれた映像作品は臨場感が格段にアップ。まるで作品の中にいるような没入感を得られる

【まとめ】ゲームだけじゃもったいない!オールラウンドで使える1台

4種類の接続方法をサポートすることで、幅広いデバイスに対して高い接続性を確保した「Virtuoso RGB Wireless XT」。実際にPCだけでなく、ゲーム機やスマートフォンと接続して色々と試してみたが、接続性だけでなく、使い勝手や機能についてもよく考えられており、ゲーム用途だけで使うのはもったいないくらいよくできた製品だった。ドライバーユニットのポテンシャルもあるだろうが、音質もかなりよく、ハイレゾやDolby Atmos対応でゲームも映画も音楽もこれ1台でオールラウンドに使えるという点でもかなり貴重なモデルと言える。さすがにハイエンドモデルということで、価格.com最安価格でも3万円前後となかなか高価な製品となっているが、1台でPC・家庭用ゲーム機・スマートフォンのすべてに接続できるというのはやはり便利だし、1台でいろいろな使い方ができるハイエンドゲーミングヘッドセットを探している人なら、「Virtuoso RGB Wireless XT」は最有力候補になってくれるはずだ。

遠山俊介(編集部)

遠山俊介(編集部)

PC・家電・カメラからゲーム・ホビー・サービスまで、興味のあることは自分自身で徹底的に調べないと気がすまないオタク系男子です。最近はもっぱらカスタムIEMに散財してます。

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