カプコンは2015年11月17日、今月28日に発売となるニンテンドー3DS用ソフト「モンスターハンタークロス」のメディア先行体験会を開催した。体験会では、オトモアイルーを自由に操作できる、クロス注目の新要素「ニャンターモード」がプレイできた。ここではニャンターモードの特徴や感想を中心に、体験会の様子をレポートする。
会場の入り口では着ぐるみニャンターが出迎えてくれた
ニャンターモードは、今までオトモとして雇い、回復や採取でハンターを気ままにフォローしていたアイルーを、プレイヤーが自由自在に操作できるモード。クロス注目の新要素として、操作方法や攻撃力などが気になっていた人も多いだろう。体験会ではまず、プロデューサーの辻本良三さんと小嶋慎太郎さんが、ニャンターモードでどんなプレイができるのかを説明し、その後実際に体験プレイができた。ニャンターモード以外でも全武器種、全狩猟スタイルが選択できたが、筆者はニャンターモードを選択。シングルプレイと4人のマルチプレイを体験したので、詳細をレポートする。
プロデューサーの辻本良三さんと小嶋慎太郎さん
クロス注目のニャンターモード。操作方法や特徴などが明らかに……
ニャンターの操作は基本的にはハンターの操作と同様だ。ニャンターは、村の自宅などにある「オトモボード」で設定が可能。ニャンターモードでは武器を選択することはできないようだった。ちなみにシングルプレイ、マルチプレイいずれでもニャンターを使用できる。シングルプレイではニャンターにオトモのアイルーが付いてくるという、なんとも不思議な状況に……。
マルチプレイでのニャンターの数に制限はなく、4人全員ニャンターもありだ
ニャンターの特徴はなんと言っても、何度力尽きでも復活できるうえ、同じエリアにいる仲間を含め、体力ゲージの回復が無限にできる点だ。体力ゲージの下に「モウイチドングリ」が2つ並んでおり、ゲージが0になると勝手にドングリを食べて回復する。そして、ドングリが2つなくなると、力尽きでベースキャンプまで運ばれる。ただし、ベースキャンプに戻ることでまたドングリ2つに回復するほかハンターと違って3回以上力尽きても復活できるのだ。
もう1つの特徴は、ニャンター専用の「サポート行動」が行える点。モンスターの攻撃などによって右下のサポートゲージが溜まり、各種サポートができる。サポートは回復笛で同じエリアにいる仲間を含めて回復できるほか「タルバクダンの技」でバクダンを投げたり、「ネコまっしぐらの技」という突撃技も可能だった。このほか、体験会では使用できなかったが、おそらくジャンプができる「トランポリンの技」や「こやし玉の技」「シビレ罠の技」などを用意しているようだ。
回復の「薬草笛の技」は右下のゲージ0でも使用できる
「ネコまっしぐらの技」はモンスターに突撃する大技。まっすぐ突進するため当てるタイミングが重要だった
「トランポリンの技」でニャンターも飛ぶ?!
攻撃は、Aボタンで遠距離のブーメラン、Xボタンで近距離の打撃攻撃となる。攻撃力はハンターよりは弱く感じたが、シングルプレイでも新モンスターの「ドスマッカォ」の討伐に成功した。攻撃技では、オトモアイルーと同じくニャンターが怒り状態になり、その時はXボタン+Aボタンで専用コンボが発動する。このほか、ニャンター独自の操作として、地面に潜って進むことができる点が注目だ。武器をしまった状態でRボタン+Bボタンを押すことで地面に潜って進むことができ、潜っている間はモンスターの攻撃を受けないうえ、緑の体力ゲージ内の赤ゲージを回復させることもできた。
Aボタンで遠距離のブーメラン攻撃。Xボタンでは近距離の打撃ができる
怒り状態のニャンターでは専用コンボが発動する
アイテムは、モンスター討伐前の青いボックスから持っていくことはできるが、使用はできないようだった。きのこなどの採取アイテムも同様。そのかわり、マルチプレイでほかのハンターに渡したり、次回のクエストでハンターを選択した際に使用することができる。ちなみに、ニャンターモードでは採取スピードがかなり速かった点も特徴としてあげておこう。
ニャンターモードをプレイした感想は、ハンターよりも操作がシンプルで簡単。そして、マルチプレイではサポートという役割で確実に仲間の役に立てるので、初心者でも入りやすく達成感が味わえる。ニャンターで操作感やモンスターの動きに慣れて、ハンターで強くなっていくと良いだろうと思った。
このほか、体験会では新情報としてクロスの発売日イベントが開催されることも発表された。11月28日(土)と29日(日)に新宿ステーションスクエアと渋谷パルコスペイン坂スタジオにて行われ、クロスの巨大広告の前でハンターなりきりの記念写真が撮影できたり、モンハングッズが当たる抽選会に参加できたりするとのこと。
渋谷パルコスペイン坂スタジオの発売イベント情報