レビュー
脳が錯覚するレベルのリアリティ

「グランツーリスモSPORT」専用の究極ハンコン「T-GT」は実車感がハンパない!

リアルドライビングシミュレーター「グランツーリスモ」シリーズの最新作として2017年10月19日に発売された「グランツーリスモSPORT」。自動車の動作やサウンドは、かなり本物の自動車に近くなっているが、「PlayStation 4」のワイヤレスコントローラーでプレイすると、ゲームの枠を超えるところまではいかない。

そこで今回紹介するのはThrustmasterの「グランツーリスモSPORT」専用ステアリングコントローラー「T-GT」だ。価格.comでの最安価格は85,931円。ゲームから出力される振動などの情報に100%反応するほどの高い応答性を持つ「フォースフィードバック」や、「グランツーリスモSPORT」開発元のポリフォニーデジタルと共同開発した、繊細な情報をステアリングに伝える「デプス・フィードバック」機能を搭載し、今までにない操作感を実現しているという。今回は、実際に「T-GT」を使って「グランツーリスモSPORT」をプレイしてみた使用感をレポートする。

「グランツーリスモSPORT」専用に開発されたステアリングコントローラー「T-GT」をレビュー

「グランツーリスモSPORT」専用に開発されたステアリングコントローラー「T-GT」をレビュー

フルレザーコーティングで本物のスポーツカーさながらの高級感

まずは「T-GT」の外観からチェックしていこう。ステアリングホイールの表面素材には、ゴムではなくレザーを採用。見た目の高級感だけではなく、しっとりと手のひらになじむ質感で握りやすい。ゴム製だと滑りにくいという利点があるが、操作の快適性はレザーに及ばないだろう。

ステアリング中央には、「PlayStation 4」のワイヤレスコントローラーに対応するボタンに加えて「ロータリーセレクタ」という4つのボタンが搭載されている。これは、ブレーキバランスやトラクションコントロールといった自動車の細かな設定を割り当てられるボタン。12段階の調整に対応しており、レース中でも簡単に設定を変更できるというわけだ。

中心に「グランツーリスモ」のロゴが入った直径28cmのステアリング

中心に「グランツーリスモ」のロゴが入った直径28cmのステアリング

「PlayStation 4」のコントローラーに対応するボタンに加えて、「ロータリーセレクタ」という4つのボタンを搭載(黄緑、ピンク、青、黄)。「ロータリーセレクタ」はダイヤル式の12段階で調節、もしくは押して調節することも可能だ

きめ細やかなレザーは手にしっとりとなじむ。本物のステアリングのような内側の縫い目もポイントが高い

きめ細やかなレザーは手にしっとりとなじむ。本物のステアリングのような内側の縫い目もポイントが高い

ステアリングをセットするベース。フォースフィードバックの要となるブラシレスモーター「T-40VE」や、モーターの動作を維持するための冷却システム、ゲーム内の情報を正確にステアリングに伝えるためのアルゴリズムセンサーなど、Thrustmasterの最先端技術が詰まっている

ベースにはモードを切り替えるためのトグルを装備。「グランツーリスモSPORT」をプレイするときは「GT」に、ほかのゲームをプレイするときは「OTHER」に合わせればOK。ただし、「グランツーリスモSPORT」以外のゲームをプレイする場合は、「デプス・フィードバック」機能が動作しない

ステアリングをベースにセットしたときの総重量は約5.4kg。かなり重たいので、机などにセットするときは、落下などに注意されたい

「T-GT」を動作させるにはパワフルな電源が必要。本機には、ピーク時に400Wの電力を提供する「T-TURBO」という外付け電源アダプターが付属する

本製品には、アクセルとブレーキ、クラッチに対応するペダルが付いたペダルセットも付属。ペダル部分だけでなくアーム部分にまでメタル素材を採用し、力強く踏み込んでも壊れない耐久性を誇る。なお、アクセルペダルとクラッチペダルの高さと間隔は自由に調節可能だ。

約4.6kgのペダルセット。フットレス部分にもウエイトが入っており、激しい動作でペダルを踏んでも動きにくくなっている

ペダルだけでなくアーム部分にもメタル素材を採用し、高い堅牢性を実現

ペダルだけでなくアーム部分にもメタル素材を採用し、高い堅牢性を実現

アクセル(右)とシフトペダル(左)は踏み込んだときの重さがほとんど同じなのだが、中央のブレーキペダルだけそれよりも重くセッティングされていた

自動車好きもうなるほどのリアルな操作感

外見をじっくり観察したところで、実際に「T-GT」で「グランツーリスモSPORT」をプレイしてみた。ステアリングに出力される振動が、ゲーム画面と100%と言っていいくらいシンクロする。自動車が壁にぶつかったときはもちろんのこと、路面の凹凸の細やかな振動や、スピードを出したままカーブでステアリングを切るときの微妙な振動さえも正確に再現できている。タイヤが横滑りしたときの挙動も実車に近いものがあった。

サーキットやオフロードなど路面の種類によってステアリングに伝わる振動も異なる。オフロードの走行時は、振動がサーキットの走行時よりも激しく、ステアリングもものすごく重くなり、操作が一気に難しくなる。オフロードを走行したことはないが、「オフロードってこんな感じなのか」と思ってしまうほどだ。

カーブで曲がったときに反力でステアリングが戻ろうとするのも実車と同じような挙動で、 もはや“ゲームの周辺機器”という印象はまったくない。本当にすごい。

ステアリングに出力される振動や反力などの細かな情報は、わずかなズレもなく伝えられるため、プレイしているときの違和感はまったくない

まとめ

「PlayStation 4」のワイヤレスコントローラーで「グランツーリスモSPORT」をプレイしていると、“ゲームで遊んでいる”という感覚を超えることはないのだが、「T-GT」でプレイしている時は、脳が“実車を運転している”と錯覚しているような感覚に陥った。ワイヤレスコントローラーでプレイする場合は、どうしても目でとらえる画面の情報に頼ってしまうのが実際のところ。いっぽう、「T-GT」でプレイするときは、目ではなく手に伝わるステアリングの挙動から操作を判断する。ゲームのグラフィックを見て操作するのではなく、感覚で操作しているような感じだ。

また、ワイヤレスコントローラーだと、運転ではなくゲーム的な操作テクニックが必要になる。しかし、「T-GT」は挙動が実車に近いため、ゲームが苦手な人でも運転に慣れていれば上手に操作可能だ。実際、普段ゲームをまったくしない編集部員にプレイしてもらったところ、「普段運転しているのと変わらない感覚で操作できるので、コントローラーよりも簡単」「レーシングゲームは難しいという印象が変わった」などの感想が聞けた。

「T-GT」でプレイすると「グランツーリスモSPORT」の印象が、“難しい”から“簡単で楽しい!”に180度変わる

「T-GT」を使えば、レーシングゲーム初心者でも上手に操作できる。上手に操作できると、楽しいと思えてくる。ワイヤレスコントローラーは手軽だが、やはり「グランツーリスモSPORT」の真の楽しさを味わいたいならステアリングコントローラーを使うほうが絶対に楽しい。その中でも、「グランツーリスモSPORT」専用に開発された「T-GT」はぜひ試してほしい。8万円を超える価格は決して安くはないが、その価値は十分にあるはずだ。

水川悠士(編集部)

水川悠士(編集部)

最新ガジェットとゲームに目がない雑食系ライター。最近メタボ気味になってきたので健康管理グッズにも興味あり。休日はゲームをしたり映画を見たりしています。

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