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選択肢が増えた次世代タバコ。それぞれどんな人に向いている?

《2021年最新》加熱式タバコ全機種解説! アイコス、プルーム、グロー、リル ハイブリッドを比較

現在、全国展開されている加熱式タバコは12機種。ユーザーにとっては、選択肢が多くてうれしい半面、機種選びの難しさは極まっている状況だ。そこでここでは、「アイコス」、「プルーム」、「グロー」、「リル ハイブリッド」それぞれの特徴と現状をまとめた。

2021年8月20日時点において、各社公式サイトで取り扱われている製品を一挙紹介。なお、「アイコス 2.4 プラス(IQOS 2.4 Plus)」、「プルーム・エス(Ploom S)」、「グロー・ナノ(glo nano)」、「パルズ(PULZE)」は、販売終了、あるいは公式オンラインショップから削除されているので省略する

2021年8月20日時点において、各社公式サイトで取り扱われている製品を一挙紹介。なお、「アイコス 2.4 プラス(IQOS 2.4 Plus)」、「プルーム・エス(Ploom S)」、「グロー・ナノ(glo nano)」、「パルズ(PULZE)」は、販売終了、あるいは公式オンラインショップから削除されているので省略する

燃やさないから煙が出ない! スモークレスな「加熱式タバコ」

加熱式タバコとは、紙巻きタバコのようにタバコ葉に直接火をつけるのではなく、タバコ葉に熱を加えてニコチンを発生させる喫煙具。煙が出ない代わりに、タバコ葉に含ませたグリセリン類によって、蒸気を発生させるのが基本だ。これにより、モノを燃やす時に発生するタールの量が9割以上減少し、人体への悪影響が低減すると言われている。

また、2020年4月に「改正健康増進法」が完全施行となった関係で、「紙巻きタバコは吸えないが、加熱式タバコなら吸える」というシチュエーションが増えたことも追い風となり、注目度がますます高まっている。

とはいえ、加熱式タバコは、税金がかかっている立派な「タバコ」であり、日本で流通しているノンニコチン&ノンタールの「電子タバコ(VAPE)」とは、まったく別モノであるということは覚えておきたい。

加熱式タバコから発生する蒸気は、紙巻きタバコの煙とは異なり、刺激臭が比較的少ないうえ、服や髪にニオイがつきにくい(写真は「アイコス イルマ プライム」)

加熱式タバコから発生する蒸気は、紙巻きタバコの煙とは異なり、刺激臭が比較的少ないうえ、服や髪にニオイがつきにくい(写真は「アイコス イルマ プライム」)

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電子タバコ「VAPE(ベイプ)」って何だ? 初心者向けモデルはコレ! 「アイコス」との違いは?
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加熱式タバコには「高温加熱式」と「低温加熱式」に大別される

加熱式タバコは、タバコ葉を加熱する温度によって、大きく2種類に分けられる。

ひとつは、「アイコス」シリーズ(約300〜350℃)を始めとする、200℃を超える高温加熱式。もうひとつは、「プルーム・テック・プラス」(約40℃)などが採用する低温加熱式だ。基本的には、高温加熱式のほうが喫味は強くなり、ニオイも強めのモデルが多い。低温加熱式は、喫味が弱くなる半面、ニオイが限りなく少なくなるというメリットがある。

加熱式タバコ12機種の加熱温度表

加熱式タバコ12機種の加熱温度表

紙巻きタバコユーザーも不自然さを感じにくい、“タバコ感”最強モデル「アイコス」

フィリップ・モリス・ジャパンが販売する「アイコス」は、「アイコス臭」と呼ばれる、独特の酸味のあるニオイは感じるものの、紙巻きタバコからの移行でいちばん違和感が少ないと言われることが多い加熱式タバコ。2021年6月30日時点で、全世界のユーザー数は、2,000万人を超える。

「アイコス イルマ プライム」/「アイコス イルマ」

そんな「アイコス」から、新しい加熱システムを搭載したモデル「アイコス イルマ プライム」と「アイコス イルマ」が2021年8月18日に発売された。両モデルは、「アイコス」史上初めて、ホルダー内の「加熱ブレード」をなくし、金属片を内蔵した専用タバコスティック「テリア スティック」の内側からタバコ葉を加熱する新・中心加熱方式「スマートコア・インダクション・システム」を採用。これにより、火や煙が出ないのはもちろん、スティックの残りカスや「アイコス臭」も出なくなった。つまり、掃除する必要もなくなり、後述の従来モデルの不満点をまるっと解決したというわけだ。なお、2本連続使用など、基本的な機能は、従来モデルから踏襲している。

アルミニウム素材のポケットチャージャーと磁石式ラップカバーを採用したフラッグシップモデル「アイコス イルマ プライム」(左)と、従来モデル「IQOS 3 DUO」のフォルムを踏襲したスタンダードモデル「IQOS ILUMA(アイコス イルマ)」(右)。両モデルの違いは、そのポケットチャージャーの形状や素材のみで、機能は同じ

アルミニウム素材のポケットチャージャーと磁石式ラップカバーを採用したフラッグシップモデル「アイコス イルマ プライム」(左)と、従来モデル「IQOS 3 DUO」のフォルムを踏襲したスタンダードモデル「IQOS ILUMA(アイコス イルマ)」(右)。両モデルの違いは、そのポケットチャージャーの形状や素材のみで、機能は同じ

新機能はほかに、使用していない時にホルダーを手前に振ると、吸える残りの本数をLED表示するなどの「スマートジェスチャー」機能や、「テリア スティック」を挿入するだけで自動的に加熱スタート、取り出すと自動停止する「オートスタート・ストップ」機能も搭載

新機能はほかに、使用していない時にホルダーを手前に振ると、吸える残りの本数をLED表示するなどの「スマートジェスチャー」機能や、「テリア スティック」を挿入するだけで自動的に加熱スタート、取り出すと自動停止する「オートスタート・ストップ」機能も搭載

「アイコス イルマ プライム」と「アイコス イルマ」の専用タバコスティック「テリア スティック」。写真はローンチラインアップで全11種類を揃える。なお、後述の従来モデル「アイコス 3 デュオ」や「アイコス 3 マルチ」では使用できないので注意!

「アイコス イルマ プライム」と「アイコス イルマ」の専用タバコスティック「テリア スティック」。写真はローンチラインアップで全11種類を揃える。なお、後述の従来モデル「アイコス 3 デュオ」や「アイコス 3 マルチ」では使用できないので注意!

<詳しいレビューはこちらから!>
新・加熱式タバコ「アイコス イルマ プライム」実機レビュー! 掃除もブレードも“あの臭い”もゼロに
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「アイコス 3 デュオ」/「アイコス 3 マルチ」

従来モデルもまだ販売中で、2本連続喫煙が可能な「アイコス 3 デュオ(IQOS 3 DUO)」と、バッテリー一体型で10本連続喫煙可能な「アイコス 3 マルチ」がラインアップされる。

両モデルは、ホルダーまたは本体に内蔵された「加熱ブレード」に専用タバコスティック「ヒートスティック」を刺し、内側からタバコ葉を直接加熱する中心加熱方式を採用。また、加熱温度も300〜350℃と、加熱式タバコ全モデルの中で最高なので、喫味は抜群に強い。ただその分、ニオイもきついのが、弱みと言えば弱みだろう。

「アイコス 3 デュオ」と「アイコス 3 マルチ」は、タバコスティックを巻き紙の外から温める周辺加熱式の「グロー」や「プルーム」と異なり、専用タバコスティック「ヒートスティック」の中心に加熱ブレードを刺し、内側からタバコ葉を直接加熱することで、強い喫味を実現している。ただ構造的に汚れがつきやすく、清掃は少しめんどうだ

「アイコス 3 デュオ」と「アイコス 3 マルチ」は、タバコスティックを巻き紙の外から温める周辺加熱式の「グロー」や「プルーム」と異なり、専用タバコスティック「ヒートスティック」の中心に加熱ブレードを刺し、内側からタバコ葉を直接加熱することで、強い喫味を実現している。ただ構造的に汚れがつきやすく、清掃は少しめんどうだ

2本連続使用が可能な「アイコス 3 デュオ」。ホルダー充電時間は、1本分なら約1分50秒、2本分なら約5分15秒の充電で使用できる

2本連続使用が可能な「アイコス 3 デュオ」。ホルダー充電時間は、1本分なら約1分50秒、2本分なら約5分15秒の充電で使用できる

バッテリー一体型でコンパクトな「アイコス 3 マルチ」は、10本連続喫煙が可能。しかし、満充電からの喫煙可能本数は10本で、「アイコス イルマ」や「アイコス 3 デュオ」(20本)の半分となる

バッテリー一体型でコンパクトな「アイコス 3 マルチ」は、10本連続喫煙が可能。しかし、満充電からの喫煙可能本数は10本で、「アイコス イルマ」や「アイコス 3 デュオ」(20本)の半分となる

専用タバコスティックは50円安い「ヒーツ」という選択肢もあり

現在、「アイコス 3 デュオ」と「アイコス 3 マルチ」には、2銘柄の専用タバコスティックがラインアップされる。通常版の「マールボロ ヒートスティック」と廉価版の「ヒーツ」だ。「ヒーツ」は、先述の「アイコス臭」が抑えられているほか、価格は550円(税込)の「マールボロ」より50円安い500円(税込)と、ランニングコストも抑えられる。

現在、全国発売されている「マールボロ ヒートスティック」は、レギュラー4種、メンソール3種、フレーバー系メンソール6種の計12種類。「ヒーツ」はレギュラー4種、メンソール4種、フレーバー系メンソール3種の11種類。なお、先述の新モデル「アイコス イルマ プライム」と「アイコス イルマ」では使用できない

現在、全国発売されている「マールボロ ヒートスティック」は、レギュラー4種、メンソール3種、フレーバー系メンソール6種の計12種類。「ヒーツ」はレギュラー4種、メンソール4種、フレーバー系メンソール3種の11種類。なお、先述の新モデル「アイコス イルマ プライム」と「アイコス イルマ」では使用できない

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ニオイの少なさは、高温加熱式でも変わらない「プルーム」シリーズ

4メーカーの中で唯一、低温加熱式タバコを販売しているJT。2021年8月時点で、低温加熱式は「プルーム・テック」、「プルーム・テック・プラス」、「プルーム・テック・プラス・ウィズ」の3機種体制だ。高温加熱式においては、「プルーム・エス」というモデルを展開していたが、2021年8月17日に、これに代わる高温加熱式の新デバイス「プルーム・エックス」を発売した。

「プルーム・エックス」

JTの新・加熱式タバコ用デバイス「プルーム・エックス」の2色「スレートグレイ」と「シルバー」

JTの新・加熱式タバコ用デバイス「プルーム・エックス」の2色「スレートグレイ」と「シルバー」

「プルーム・エックス」最大の魅力は、従来モデル「プルーム・エス」で課題だった吸い応えを強化した点だ。タバコスティックを加熱する温度を、従来の約200℃から295℃まで引き上げたことに加え、スティックのタバコ葉を直接加熱するだけでなく、スティック内部を通る熱い気流も活用する新加熱技術「ヒートフロー」を採用したことで、特にレギュラータイプの味わいを大きく改善している。

喫煙可能時間は、従来の4分30秒から約5分へと約30秒延長。また、従来は最大14パフと吸う回数に制限が設けられていたが、本機ではパフ回数制限なしというのも地味にうれしい。なお、加熱の待ち時間は約25秒だ。

本機は、本体にタバコスティックを挿して吸うスタイル。ボディはスタイリッシュな「ナストロデザイン」を採用しており、凹凸がほとんどなく、全体的に丸みを帯びているため、手のひらにしっかりとフィットする。なお、重量は、「プルーム・エス」よりも11g軽い約95g

本機は、本体にタバコスティックを挿して吸うスタイル。ボディはスタイリッシュな「ナストロデザイン」を採用しており、凹凸がほとんどなく、全体的に丸みを帯びているため、手のひらにしっかりとフィットする。なお、重量は、「プルーム・エス」よりも11g軽い約95g

「プルーム・エックス」で吸えるタバコスティックは、2銘柄12種類をラインアップ。「メビウス」からは、「レギュラータイプ」2種類と、「メンソールタイプ」2種類、「キャメル」からは「レギュラータイプ」2種類、「メンソールタイプ」2種類、そして「フレーバーメンソールタイプ」4種類が展開される。

12種類のうち、「メビウス・リッチ」、「メビウス・メンソール・フレッシュ」、「キャメル・リッチ」は、「プルーム・エックス」に最適化した新製品。なお、12種類すべて「プルーム・エス」でも吸える

12種類のうち、「メビウス・リッチ」、「メビウス・メンソール・フレッシュ」、「キャメル・リッチ」は、「プルーム・エックス」に最適化した新製品。なお、12種類すべて「プルーム・エス」でも吸える

<詳しいレビューはこちらから!>
吸い応え超強化! JTの新・加熱式タバコ「Ploom X(プルーム・エックス)」実機レポート
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「プルーム・テック」

低温加熱式の「プルーム・テック」は、カートリッジ内のグリセリン類を加熱して蒸気を発生させたあと、微細に刻まれたタバコ葉入りの「タバコカプセル」に通過させることによってニコチン入りの蒸気を出すという方式を採用。タバコカプセル以外は、電子タバコ「VAPE」と同じ仕組みだ。加熱温度は約30℃と低温。

そのため、「プルーム・テック」は驚くほどニオイが少ない。隣で吸っていても気付かれないこともあるほどなので、ニオイに配慮が必要な環境で使用することが多い喫煙者にとって、救世主のような存在だ。

ただし、喫味は非常に軽い。タール値で言えば1〜3mg程度なので、元々軽いタバコを吸っていた人以外は、物足りなく感じることが多いだろう。

吸えばスイッチがオンになる完全オートスイッチは、現行機種の中で「プルーム・テック」だけ

吸えばスイッチがオンになる完全オートスイッチは、現行機種の中で「プルーム・テック」だけ

現在「プルーム・テック」の専用リフィルは、「メビウス」と「ピアニッシモ」の2銘柄で、計10種類。「VAPE」風のフレーバーが充実しているのが特徴だ。

発売当初より、味のリニューアルが複数回行われ、持続感などを強めている

発売当初より、味のリニューアルが複数回行われ、持続感などを強めている

「プルーム・テック・プラス」/「プルーム・テック・プラス・ウィズ」

「もっと吸い応えのある『プルーム・テック』が欲しい」という声に応えて登場したのが、「プルーム・テック・プラス」だ。「プルーム・テック」の手軽さはほぼそのままに、加熱温度を10℃だけ高い40℃に設定し、「タバコカプセル」のタバコ葉の量を増やすことで喫味を強くした。スロートキックも強くなり、蒸気にも重みと深みが加わっている。

また、カートリッジ内のリキッドをタンク式に変更し、液量もアップ。たっぷりの蒸気で満足感を高めている。それでいてニオイはほぼなしのままなのだからスゴい。低温加熱式でありながら、5〜7mg程度のタール値のタバコを吸っていた人なら満足できるレベルにまで喫味がアップ。低温加熱式とは思えない、しっかりとした深い喫味を実現している。

「プルーム・テック・プラス」は「プルーム・テック」より大きく、VAPEのような見た目だ

「プルーム・テック・プラス」は「プルーム・テック」より大きく、VAPEのような見た目だ

2020年10月には、「プルーム・テック・プラス」の喫味や専用タバコカプセルはそのままに、デバイスのデザインをガラリと変え、よりコンパクトで使いやすくなった「プルーム・テック・プラス・ウィズ」が発売された。

本体の高さは、「プルーム・テック・プラス」のほぼ半分で、持ちやすくポケットにもしまいやすくなった。また、使用状況がわかるディスプレイを搭載したり、充電時間を短縮したりと、使い勝手が向上している。

「プルーム・テック・プラス」(左)と、「プルーム・テック・プラス」(右)

「プルーム・テック・プラス」(左)と、「プルーム・テック・プラス」(右)

「プルーム・テック・プラス」と「プルーム・テック・プラス・ウィズ」専用のリフィルは、現在10種類。「アイコス」や「グロー」には及ばないものの、低温加熱式特有のニオイのなさでしっかりとした喫味を味わえ、さまざまな味を楽しめるのはすばらしい。ただ、喫味によってはクセがあり、レギュラー系では喉がイガイガするという人もたまにいる。実感としては、メンソール系のほうがこうした問題は起きにくいようだ。

専用タバコカプセルは、リキッドの入ったカートリッジ1本とタバコカプセル5個がセットになっている。レギュラー3種とメンソール7種の計10種類

専用タバコカプセルは、リキッドの入ったカートリッジ1本とタバコカプセル5個がセットになっている。レギュラー3種とメンソール7種の計10種類

「プルーム・テック」(左)と「プルーム・テック・プラス(・ウィズ)」(右)のタバコカプセルは、同サイズだが、両者に互換性はないので注意

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デバイスとフレーバーの選択肢が豊富な「グロー」

BAT(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)が販売する「グロー」シリーズは、本体の穴に専用スティックを差し込み、周囲からタバコ葉を加熱する周辺加熱式だ。加熱温度は、デバイスや使用モードによって異なり、240〜280℃に設定されている。

「アイコス」より加熱温度は低いが、普段から「ケント(KENT)」を吸っている人や、軽めのメンソールを好む人に評判がよい。また、バッテリー一体型で、機種によっては最大約20本分を連続して吸うことができるのが大きなメリットだ。

2021年8月現在、スタンドダードモデルの“無印”「グロー」2機種と、“無印”「グロー」より太い専用スティックを採用した「グロー・ハイパー」2機種の、4種のデバイスが展開されている。

専用タバコスティック「ネオスティック」を使用する“無印グロー”の現行機種は、「グロー・プロ」(左)のみ。右は、以前販売されていた「グロー・ナノ」

専用タバコスティック「ネオスティック」を使用する“無印グロー”の現行機種は、「グロー・プロ」(左)のみ。右は、以前販売されていた「グロー・ナノ」

「グロー・ハイパー」シリーズは、「グロー・ハイパー」(左)と、「グロー・ハイパー・プラス」(右)の2種類

「グロー・ハイパー」シリーズは、「グロー・ハイパー」(左)と、「グロー・ハイパー・プラス」(右)の2種類

「アイコス 3 DUO」のようなブレードがないので、手入れが簡単。この穴に専用ブラシを通すだけで、メンテナンスは完了する

「アイコス 3 DUO」のようなブレードがないので、手入れが簡単。この穴に専用ブラシを通すだけで、メンテナンスは完了する

「グロー・プロ」

「グロー・プロ」は、「IH誘導加熱方式」を採用し、より満足感を高める「ブーストモード」を搭載。最速で約10秒というスピーディーな加熱と、深い味わいを実現している。

通常モードでは、従来どおりの約240℃加熱だが、ブーストモードでは加熱温度がグローシリーズ最高の約280℃にアップする。喫煙時間は、約3分と短いものの、使用する「ネオスティック」によっては、「アイコス」に迫る強い喫味を味わえるようになった。

ハイエンド機種の風格が漂う「グロー・プロ」。最大約20本分を連続して吸うことができる

ハイエンド機種の風格が漂う「グロー・プロ」。最大約20本分を連続して吸うことができる

「グロー」は、何と言っても選べるフレーバーが多い。2021年8月時点で、“無印”「グロー」で使用するネオスティックのブランドは「ケント」と「ネオ(neo)」の2つで、合わせて14種類もある。しかもそのうち10種類はメンソールなので、メンソール好きでも頭を悩ませてしまうほど。

また、フィルター内のカプセルをつぶして清涼感をアップさせる「カプセルメンソール」は、加熱式タバコでは「グロー」でしか味わえないので、これが好きな人なら選択の理由になるはずだ。

紙巻きタバコでのファンも多い「ケント」と、加熱式タバコ用に開発された喫味の強い「ネオ」の2シリーズを用意。深い喫味を優先するなら「ネオ」、豊富なメンソールとマイルドさを求めるなら「ケント」がおすすめだ

紙巻きタバコでのファンも多い「ケント」と、加熱式タバコ用に開発された喫味の強い「ネオ」の2シリーズを用意。深い喫味を優先するなら「ネオ」、豊富なメンソールとマイルドさを求めるなら「ケント」がおすすめだ

<詳しいレビューはこちらから!>
ブースト機能付きの「グロー・プロ」と軽くて小さい「グロー・ナノ」を吸ってみた
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味のビジョンが見える! 完成度が高い「グロー」専用ネオスティックTOP6
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「グロー・ハイパー・プラス」/「グロー・ハイパー」

“無印”「グロー」は、ほかの加熱式タバコよりも細めの専用スティック「ネオスティック」を採用しているため、どうしても蒸気が細くなり、吸い応えも弱くなりがちだ。しかし、2020年4月に発売された「グロー・ハイパー」は、「ネオスティック」よりも4mm太い独自のスティックを使用することで、より強い喫味を実現している。

「グロー・ハイパー」の仕様は、「グロー・プロ」とよく似ており、スピーディーに加熱できる「IH誘導加熱方式」を採用している点や、「充電時間約90分で使用可能回数が約20回」という点が共通。また、「通常モード」のほか、吸い応えを高める「ブーストモード」を搭載している点も同じだ。ただし、加熱温度は「通常モード」で250℃、「ブーストモード」で260℃と、「グロー・プロ」よりも低い設定となっている。

「グロー・プロ」よりほんの少し大きめな「グロー・ハイパー」

「グロー・プロ」よりほんの少し大きめな「グロー・ハイパー」

左が「グロー・ハイパー」専用スティック。4mm太くなった分、「ネオスティック」(右)よりもフィルターの穴の口径が大きくなった

左が「グロー・ハイパー」専用スティック。4mm太くなった分、「ネオスティック」(右)よりもフィルターの穴の口径が大きくなった

2021年1月には、ブースト時の加熱温度が「グロー・ハイパー」より10℃高い「グロー・ハイパー・プラス」が発売された。通常モード時250℃、ブーストモード時270℃という設計で、理論上はより強い喫味を味わえることになっている。ただ、ブーストモードの加熱温度以外、味に影響する変化はないため、「グロー・ハイパー」を持っている人は、そのまま使い続けても問題ないとは思う。

究極の刺激を求めたい人にはおすすめだ。本体は980円(税込)と破格なので、試してみる価値はある

究極の刺激を求めたい人にはおすすめだ。本体は980円(税込)と破格なので、試してみる価値はある

「グロー・ハイパー」と「グロー・ハイパー・プラス」の専用スティックも、「ネオスティック」同様「ネオ」と「ケント」の2銘柄。2021年8月現在、16種類が用意されており、価格は各20本入りで480〜500円(税込)。16種類のうち12種類がメンソールで、ここでも「グロー=メンソール」というイメージに変わりはない。

喫味を高めるため、使用するタバコ葉の量が「ネオスティック」より3割多いという

喫味を高めるため、使用するタバコ葉の量が「ネオスティック」より3割多いという

<詳しいレビューはこちら!>
脱・細スティックの「グロー・ハイパー(glo hyper)」はシリーズ史上最強喫味デバイスだ
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より刺激を求める人に!「グロー・ハイパー・プラス」は低価格で加熱温度UP
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タバコ葉×リキッド×中高温の新鮮なおいしさ「リル ハイブリッド」

2020年10月、「アイコス」を販売するフィリップ・モリス・ジャパンが、宮城・福岡県内限定販売として発売した、韓国の大手タバコメーカー、KT&G製の加熱式タバコ「リル ハイブリッド(lil HYBRID)」。2021年2月からは全国展開されている。

「リル ハイブリッド」の特徴は、平均約160℃という中高温でタバコスティックを周辺から加熱し、そこに気化させたリキッドを通すという「ハイブリッド テクノロジー」を搭載している点だ。現在、日本で流通しているほかの加熱式タバコにはない構造で、新境地のおいしさを味わえる。また、加熱温度を約160℃に抑えることで、ニオイも軽減されている。

使用時間は、14パフもしくは4分20秒間。本体側面のディスプレイで使用状況や、リキッドカートリッジの残量、エラーの内容などがイラストを含めた表示でわかりやすくアナウンスされる

使用時間は、14パフもしくは4分20秒間。本体側面のディスプレイで使用状況や、リキッドカートリッジの残量、エラーの内容などがイラストを含めた表示でわかりやすくアナウンスされる

「リル ハイブリッド」は、加熱ブレードを搭載せず、巻いた紙の周囲から温める周辺加熱方式。専用スティックは、使用後の葉カスがこぼれにくい構造で、デバイスが汚れにくく、クリーニングがほぼ不要だ。

左が「アイコス」の「マールボロ ヒートスティック」、右が「リル ハイブリッド」の専用スティック「ミックス」の吸い殻。「ミックス」のほうは茶色い加熱跡こそあるものの、葉カスは皆無だ。ちなみに、ウェットタイプの綿棒で内部を拭いてみたが、「アイコス 3 DUO」のような汚れは付着しなかった

左が「アイコス」の「マールボロ ヒートスティック」、右が「リル ハイブリッド」の専用スティック「ミックス」の吸い殻。「ミックス」のほうは茶色い加熱跡こそあるものの、葉カスは皆無だ。ちなみに、ウェットタイプの綿棒で内部を拭いてみたが、「アイコス 3 DUO」のような汚れは付着しなかった

「リル ハイブリッド」専用タバコスティック「ミックス(MIIX)」は、「レギュラー」、「アイス」、「アイス プラス」、「ミックス」の4種類をラインアップ。価格は20本入りで500円(税込)だが、別売りリキッドカートリッジ(60円)も必要となる。

「レギュラー」(上)は少々クセがあるので、最初に挑戦するなら「アイス」(左下)がおすすめ。ペパーミント系の辛さと冷涼感でストレートなメンソールだ

「レギュラー」(上)は少々クセがあるので、最初に挑戦するなら「アイス」(左下)がおすすめ。ペパーミント系の辛さと冷涼感でストレートなメンソールだ

2021年6月21日に発売された「ミックス アイス プラス」。「ミックス アイス」は甘さが勝っていたが、これの主役はミント。前半は特に清涼感が強めで、後半はスースー感が抜けてきて甘みが出てくるが、許容範囲の弱さ。辛さ控えめのスペアミント的な清涼感でおいしい

2021年6月21日に発売された「ミックス アイス プラス」。「ミックス アイス」は甘さが勝っていたが、これの主役はミント。前半は特に清涼感が強めで、後半はスースー感が抜けてきて甘みが出てくるが、許容範囲の弱さ。辛さ控えめのスペアミント的な清涼感でおいしい

「プルーム・テック・プラス」シリーズと異なり、「リキッド」は別売り。スティックの消費ペースと合わせる必要がないため、ムダなく消費できる

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タバコ葉×リキッド×中高温の加熱式タバコ「lil HYBRID(リル ハイブリッド)」を体験!
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「アイコス」「プルーム」「グロー」「リル ハイブリッド」はそれぞれどんな人に向いているか

加熱式タバコ市場は、混迷の時代を迎えている。この現状において、「アイコス」「プルーム」「グロー」「リル ハイブリッド」は、それぞれどんな人に向いているのだろうか。

まず、喫味の強さと1本の喫煙時間の長さを求めるのなら、「アイコス」である。この特徴は、加熱式タバコブーム当初から、最新モデル「アイコス イルマ」と「アイコス イルマ プライム」に至るまで、ずっと変わらない。そして、その2モデルにおいては、これまで「アイコス」最大の課題だったメンテナンスの面倒さを、ブレードを廃止することで解消。タバコ葉をフィルターで密閉し、ニオイも低減した。ただし、スティック銘柄は、味わいは似ているが、「マールボロ」から(繰り返し言及するが)互換性のない「テリア」ブランドに変更されているので注意が必要だ。

元々チェーンスモーカーで、喫煙時間の長さは不要、あるいは「ケント」ブランドに愛着がある人は「グロー」だろう。カプセルメンソールを含むフレーバーの豊富さがいちばんのウリという印象だったが、太くなったスティックで味わう「グロー・ハイパー」と「グロー・ハイパー・プラス」のブーストモードなら、「アイコス」に迫る喫味の強さを味わえる。しかし、ブーストモードの喫煙可能時間は約3分と、「アイコス」の半分という点は忘れてはならない。

ニオイが気になるのなら、「プルーム」シリーズだろう。高温加熱式の新モデル「プルーム・エックス」は、従来の周辺加熱に加え、気流で内部のタバコ葉を同時に温める「ヒートフロー」を採用。さらに、加熱温度を「アイコス」に迫る295℃にまでアップさせたことで、ニオイ少なめのまま、喫味を大幅に上げてきた。

また、ニオイレスとともに、高コスパで携帯性にもすぐれているのが「プルーム・テック」シリーズ。なかでも、最高峰は「プルーム・テック・プラス・ウィズ」だ。高温加熱式とは段違いのほぼ無臭で、クルマの車内などの密閉空間でも気にならないレベルを実現している。味わいに関しては雑味のない喫味を物足りなく感じる人もいるが、スティックを入れ替えることなく、1カプセルを断続的に吸える特性は唯一無二だ。

「リル ハイブリッド」は、「中高温(約160℃)×リキッド」という異色モデル。メンテナンスフリーではあるが、別売りリキッドカートリッジとスティックの両方を用意しなければならない面倒さがあることは否めない。デバイスの重量も重めなうえ、喫味に少々クセがあるので人を選ぶ。

ランニングコストは、スティック1箱当たりの価格で判断するのもよいが、満足度を考えると、喫煙可能時間も考慮したい。たとえば、高温加熱式なら1本につき「アイコス」は約6分、「プルーム・エックス」は約5分、「リルハイブリッド」は約4分20秒、「グロー・ハイパー」と「グロー・ハイパー・プラス」は約4分(「ブーストモード」では約3分)と、楽しめる時間に結構差があるからだ。

※本記事は喫煙を推奨するものではありません。ご利用にあたっては、健康リスクなどをご考慮のうえ、注意・マナーを守ってご使用ください。

価格.comマガジン編集部

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