電動アシスト自転車を使えば、通勤や通学、日常の買い物、子どもの送り迎えでの脚への負担が軽減されることは知っているけれど、普通の自転車に比べて高価なだけに製品選びで失敗したくない。本特集では電動アシスト自転車を選ぶ際に気をつけたいポイントを解説するとともに、安心して乗れる性能を備えたモデルを、シティサイクルタイプ、子乗せタイプ、小径タイプ、スポーツタイプの4つのタイプ別に厳選しました。
※記事中の価格表記は、2025年7月22日時点の価格.com最安価格を参考にしています。
<監修>乗り物ライター 増谷茂樹
自転車、バイク、自動車など、タイヤの付いている乗り物を中心に、雑誌やWebで記事を執筆。特に電動アシスト自転車・e-Bikeについての取材歴は長く、子乗せタイプからスポーツタイプまで幅広い車種に試乗経験があり、その数は100車種を超える。
電動アシスト自転車とは、ペダルをこぐとモーターが駆動して“走行をアシストする機能”を備えた「駆動補助付自転車」のこと。「電動自転車」と呼ばれることもあります。ドライブユニット(モーターやセンサー、ケースなどを含むもの)やバッテリーを搭載していますが、道路交通法上は自転車と同じ扱いなので免許は不要。ヘルメットの装着は努力義務です。
なお、見た目は似ているけれど、ペダルをこがなくてもモーターが駆動して走行する機能が付いているものは「原動機付自転車(原付)」(もしくは「特定小型原付」)となり、ナンバープレートの取得・装備、テールランプなどの保安部品の装着が必須。原動機付自転車の場合、原動機付自転車免許(原付免許)が必要で、ヘルメットの装着も義務化されています(特定小型原付は16歳以上であれば免許不要)。これらに違反すると罰則が科されるので、“ペダルをこがなくても走行する”乗り物は電動アシスト自転車ではないことを覚えておきましょう。
電動アシスト自転車は「ペダルをこがないと走行しない構造」以外にも、電動によるアシスト力の比率やスピードが道路交通法で定められています。しかし、残念ながら、日本の法規に適合していない仕様で販売されているモデルがあるのが実情。そうした電動アシスト自転車で公道を走ると、知らずに乗っていたとしても法令違反となります。
型式認定「TSマーク」などで見分ける方法もありますが、自信がない場合は、20年以上電動アシスト自転車を生産し、信頼性や耐久性に定評のあるパナソニック、ヤマハ、ブリヂストンなどの大手国内メーカーが日本向けに販売しているものを選べば安心。シティサイクルタイプと子乗せタイプは、国内3大メーカーを選んでおけば間違いありません。
価格.comでもパナソニック、ヤマハ、ブリヂストンの電動アシスト自転車が売れ筋トップ3。信頼のおけるメーカーが高い人気を獲得しています
買ってから後悔しないように、事前に知っておいたほうがいいポイントを5つ紹介します。
電動アシスト自転車は、いわゆる“ママチャリ”的な「シティサイクルタイプ」、子どもを乗せるのに適した「子乗せタイプ」、軽快な乗り心地が得られる「スポーツタイプ」、街乗り向けの「小径タイプ」の4つのタイプに分類されます。
買い物用途ならバスケットが付いたシティサイクルタイプ、子どもの送迎にはチャイルドシートを備えた子乗せタイプ、速度を維持して長い距離を走りたい人はスポーツタイプというように目的に合わせて選びましょう。
電動アシスト自転車選びにおいて、バッテリー容量は必ずチェックしておいたほうがいいポイント。基本、容量が大きいほうが長い距離をアシスト走行できます。
ただし、バッテリー容量と価格は比例するので、大容量になるほど自転車の価格が高くなります。また、重量も増すため、大きければいいわけではありません。走行する距離や許容できる充電頻度を考慮して、ちょうどいいバッテリー容量のモデルを選びましょう。
たとえば、1日の走行距離×使う日数で計算し、最もパワフルなモードでその距離を走り切れるモデルを選べば週に1回の充電で済むと算出できます。フルパワーで使うことは少ないようなら中間モードの走行距離を基準にすればいいでしょう。その使い方で使い続けられるかを考慮すれば、最適なバッテリー容量が導き出せます。
容量だけでなく、車体から取り外して充電するのか、車体に電源コードを接続して充電するのかといった充電方法も確認しておきましょう
サイズ展開が1種類のみのモデルが多いですが、シティサイクルタイプにはタイヤの大きさが異なる2サイズが用意されていることがあります。24インチ(24型)、26インチ(26型)と言われてもピンッとこないと思いますが、ほとんどのモデルに適応身長(目安)が記されているので、そのスペックを見て身長に合うものを選びましょう。
タイヤサイズは同じでも、適応身長はモデルによりわずかですが異なります
なお、シティサイクルタイプと比べると子乗せタイプや小径タイプはタイヤ径が小さいですが、背が高い人でも快適に乗れます。下の表のように、26インチと20インチと見るからにタイヤの大きさが違っても、適応身長はそれほど変わりません。
タイヤのサイズが違うと、重心の位置(車高)や速度の維持のしやすさ、段差を乗り越えたときの安定性が変わります。シティサイクルタイプのなかにもチャイルドシートを装着できるモデルがありますし、小径タイプを通勤や通学に使うことも可能。しかし、低重心で太めの小径タイヤを採用した子乗せタイプのほうが安全性は高く、子どもを乗せたときの快適性も高いです。
小径タイヤは大きな径のタイヤよりもスピードが出ないと思われがちですが、タイヤのサイズに合わせてギア比が調整されているので、出せる速度はそれほど変わりません
毎日乗るものだから、気に入ったカラーやデザインのものを選ぶのも大切。特に、シティサイクルタイプは機能や性能に大きな差がないことも多いので、バッテリー容量などのスペックが適合しているなら、車体カラー、バスケットやサドルの色などがピンッ! ときたという理由で決めるのもアリです。
ヤマハ「PAS With」と「PAS With DX」はバッテリー容量やアシスト走行距離など主な性能は同じですが、細部のデザインが異なります。「PAS With DX」はバスケットに編み込み状のデザインを採用し、グリップやサドルをレザー調とするなどデザイン性にこだわったモデル。価格差は10,000円強なので、それならちょっとおしゃれな「PAS With DX」が欲しい! と思う人も多いのでは!?
用途に合わせて選べるように、「シティサイクルタイプ」「子乗せタイプ」「小径タイプ」「スポーツタイプ」のタイプごとのおすすめモデルを紹介します。
中距離程度の通学や通勤、近所への買い物などの足として使うなら、荷物を入れる大きめのバスケットを装備したシティサイクルタイプが最適。多くのメーカーが、バッテリー容量やアシスト走行距離、適応身長(目安)のほか、バスケットやスタンド、解錠など細かい部分の仕様が異なる複数のモデルをラインアップしています。パナソニック、ヤマハ、ブリヂストンの3社であれば、装備や機能、デザインが気に入ったという理由で選んでもOK。なお、通学向けと普段使い(買い物)向けで分類しているメーカーが多いですが、スペックや装備が適するならどちらを選んでもかまいません。
ショッピング向けはまたぎやすいフレーム、通学向けは“ママチャリ感”が少ないデザインを採用していることが多いです
通学向けの「ティモ」シリーズ、買い物用途向けの「ビビ」シリーズを展開しています。大きなバスケットを備えた基本的なスタイルは変わりませんが、「ビビ」は比較的近い場所への移動を想定しているため、小さめのバッテリー容量の車種を数多くラインアップしているほか、またぎやすいようにU字のフレームを採用。自転車から降りて押し歩きするときの負担を軽減する「押し歩きモード」を搭載した車種もあります。
こぎ出し、平地、上り坂などシーンに応じて最適なアシスト力にコントロールする「カルパワードライブユニット」により、スムーズかつパワフルに快適に走行可能。太い線材を使用した大型ワイドなバスケットや、長時間乗っていても疲れにくい厚めのサドルなど、通勤・通学に役立つ装備を備えているほか、盗難防止機能「サドルガードマン」や、ハンドル部を固定し、駐輪するときの転倒を防ぐ「くるピタ」、タイヤの変形量を検知し、空気を入れるタイミングを知らせる機能など、安心して使える機能を搭載しています。
メーカー希望小売価格は155,000円(税込)
●パナソニック「ティモ・S」(BE-FTS633)のスペック
・タイヤサイズ:26インチ
・適応身長(目安):147cm以上
・バッテリー容量:16Ah
・最大アシスト距離:107km
・充電時間:約5時間
・変速機構:内装3段
・重量:27.1kg
・カラー:マットピエールグレー、マットジェットブラック、ファインホワイト、マットオリーブ、マットネイビー
<その他ラインアップ>
・「サドルガードマン」機能が不要なら「ティモ・A」(BE-FTA634) や、籐風バスケット採用の「ティモ・L」(BE-FTL633)
・もっと短い距離しか走らないなら最大アシスト距離が約80kmの「ティモ・MX」(BE-FTM632)
・坂道が多い地域に住んでいるなら、内装5段の変速とハードな使用に耐えられるタイヤを備えた「ティモ・DX」(BE-FTD753)
・背が低めなら適用身長139cm〜の「ティモ・MX」(BE-FTM632)
11車種ある「ビビ」シリーズで高い人気を継続するロングセラーモデル。買い物袋が収まりやすい形状の大容量バスケットや、スタンドを立てると同時にハンドルが固定される「スタピタ2S」、耐久性の高いタイヤとチューブなどショッピングに適した装備が充実。このほか、前方から足元まで照らす照射範囲の広いLEDランプや盗難防止機能「サドルガードマン」も搭載しています。
タイヤサイズが24型の「BE-FD433」と26型の「BE-FD633」をラインアップ。メーカー希望小売価格は143,000円(税込)
●パナソニック「ビビ・DX」のスペック
・タイヤサイズ:[BE-FD433]24インチ、[BE-FD633]26インチ
・適応身長(目安):[24型]138cm以上、[26型]141cm以上
・バッテリー容量:16Ah
・最大アシスト距離:107km
・充電時間:約5時間
・変速機構:内装3段
・重量:[24型]26.8kg、[26型]27.7kg
・カラー:オニキスブラック、マットモスグリーン、チリレッド、マットオーツベージュ、アースブラウン、Pファインブルー
<その他ラインアップ>
・もっと短い距離しか走らないなら最大アシスト距離が約80kmの「ビビ・MX」(BE-FM433、BE-FM633)
・キーを取り出さずに解錠したいなら、手元のボタンで解錠できる「ラクイック」搭載の「ビビ・EX」(BE-FE433、BE-FE633)
・価格を抑えたいなら、太陽光で充電し、暗くなると自動で点灯する「ソーラーオートテール4」非搭載の「ビビ・SX」(BE-FS433、BE-FS633)
・楽に押し歩きしたいなら「ビビ・L・押し歩き」(BE-FLW632) や「ビビ・L・20・押し歩き」(BE-FLW032)
一般的に、スピードセンサーとトルクセンサーを使ってアシスト制御しますが、ヤマハはこの2つのセンサーに加え、クランク回転センサー(ペダルの回転数)を組み合わせた「トリプルセンサー」を全モデルに搭載。たとえば、上り坂で軽いギアにし、そのまま平坦な道を走った場合、ペダルを踏む力は弱く、スピードはあまり出ませんが、ペダルの回転数はアップします。そうしたシーンで、「車速は遅い、踏力は弱い、ペダルは高回転」と3つの情報を加味し、「上り坂が終わって平坦な道に変わった」と素早く状況を把握できるのがトリプルセンサーの強み。走行している道の状況にあわせてより早く最適なアシストを提供できるため、精度の高い自然なアシスト走行が期待できます。
ベーシックモデルながら、シティサイクルタイプの中ではデザイン性にすぐれた一台。走行性能も上々で、登坂時にはパワフルなアシストに、平坦な道や下り坂では省エネなモードに自動で制御する「スマートパワーモード」も備えています。
タイヤサイズが24型の「PA24W」と26型の「PA26W」をラインアップ。メーカー希望小売価格は142,000円(税込)
●ヤマハ「PAS With」のスペック
・タイヤサイズ:[PA24W]24インチ、[PA26W]26インチ
・適応身長(目安):[24型]142cm以上、[26型]146cm以上
・バッテリー容量:15.8Ah
・最大アシスト距離:100km
・充電時間:約4時間30分
・変速機構:内装3段
・重量:[24型]26.1kg、[26型]26.8kg
・カラー:ダスティダークブルー、マットナチュラルブラウン、マットグレイッシュベージュ、マットスモーキーブルー、マットマーガレットイエロー(26型のみ)、シャンパンシルバー(26型のみ)
<その他ラインアップ>
・籐風バスケットやレザー調のサドルやグリップなど、デザインにもこだわりたいなら「PAS With DX」(PA24WDX、PA26WDX)
・もっと短い距離しか走らないなら最大アシスト距離が約60kmで、変速機構は非搭載の「PAS CHEER」(PA24CH、PA26CH)
ヤマハが通学向けとしてラインアップしているなかで、最大アシスト距離が最も長いモデル。バスケットもいちばん深いものを装備しているので走行中に荷物が飛び出しにくく、耐荷重も5kgとタフ仕様なため、部活で使う重いものなども安心して運べます。重い荷物で重量が増してもしっかり止まれるように制動力が高い「Vブレーキ」を搭載し、背負ったリュックの底をリアキャリアに載せて、肩にかかる重さを軽減できるようにリアキャリアを高い位置に配置しているのもポイント。骨太フレームやBMXのようなアップハンドルを採用したデザインも人気です。
メーカー希望小売価格は155,000円(税込)
●ヤマハ「PAS ULU」(PA26U)のスペック
・タイヤサイズ:26インチ
・適応身長(目安):148cm以上
・バッテリー容量:15.8Ah
・最大アシスト距離:106km
・充電時間:約4時間30分
・変速機構:内装3段
・重量:28kg
・カラー:マットカーキグリーン、マットダスティダークブルー、マットエクリュ、マットブラック2
<その他ラインアップ>
・かわいいデザインが好みなら、ゴールドのベルやブラウン色のグリップなど採用した「PAS Ami」(PA26A)
・価格を重視するなら、メーカー希望小売価格がいちばん安い「PAS RIN」(PA26RN)
一般的な電動アシスト自転車はモーターで後輪の駆動をアシストしますが、ブリヂストンは前輪をモーター、後輪をペダルで駆動させる「デュアルドライブ(両輪駆動)」を多くのモデルに搭載しています。滑りやすい路面も安心して走行できるうえ、後輪ブレーキをかけると前輪のモーターブレーキも作動するので、前輪と後輪で高い制御力を発揮するのが特徴。しかも、ブレーキングの際に発生した抵抗は電力に変換され、バッテリーに充電されます。この機能をオンにしておくと、バッテリー残量が最大28%回復するそう。
通学・通勤向けに展開している「アルベルトe」「カジュナe」「ステップクルーズe」のすべてに、チェーンの替わりにカーボンベルトを採用。錆びないため注油が必要なく、外れる心配もありません。走りながら充電できる「デュアルドライブ」や、ハンドルを半固定できる「くるピタ」も搭載。そうした通学・通勤向けの3モデルのなかで、「アルベルトe」は最もグレードの高いタイヤや軽量で強度のあるアルミフレーム、お尻が痛くなりにくい厚みのあるサドル、深さのあるバスケットなど、通学中のトラブルリスクを減らす装備を備えたモデル。後輪鍵に加えて、ワイヤーロックも付属します。
タイヤサイズが26インチの「A6LB45」と27インチの「A7LB45」をラインアップ。メーカー希望小売価格は「A6LB45」が183,000円(税込)で、「A7LB45」が185,000円(税込)
●ブリヂストン「アルベルトe L型」のスペック
・タイヤサイズ:[A6LB45]26インチ、[A7LB45]27インチ
・適応身長(目安):[26型]144cm以上、[27型]148cm以上
・バッテリー容量:14.3Ah相当(36.5V/9.9Ah)
・最大アシスト距離:[26型]200km、[27型]135km
・充電時間:約4時間10分
・変速機構:[26型]内装3段、[27型]内装5段
・重量:[26型]25.8kg、[27型]26.6kg
・カラー: T.Xプルミエブロンズ、P.Xシャンパンホワイト、M.XジュエルDブルー
<その他ラインアップ>
・直線的なフレームが好みなら「アルベルトe S型」(A7SB45)
・レザー調のサドルやグリップ、かわいいカラーが好みなら「カジュナe」(CE6B45)
・太めのフレームでスポーティーなデザイン&幅広バスケットを備えた「ステップクルーズe」(ST6B45)
買い物向けとして3シリーズをラインアップしているなかで、いちばん人気。フレームが低い位置まで湾曲しているのでまたぎやすく、たっぷり荷物を入れても安心して走れるように広さも深さもあるバスケットを備えています。両輪から路面に力を伝える「デュアルドライブ」や、ハンドルを半固定できる「くるピタ」を搭載しているため、重い荷物を載せても安心して走行可能。荷物の載せ降ろしもしやすいでしょう。カーボンベルト採用モデルなので、チェーンとは異なり、注油の必要はありません。
タイヤサイズが24インチの「F4DB45」と26インチの「F6DB45」をラインアップ。メーカー希望小売価格は169,000円(税込)
●ブリヂストン「フロンティア デラックス」のスペック
・タイヤサイズ:[F4DB45]24インチ、[F6DB45]26インチ
・適応身長(目安):[24型]136cm以上、[26型]140cm以上
・バッテリー容量:14.3Ah相当(36.5V/9.9Ah)
・最大アシスト距離:200km
・充電時間:約4時間10分
・変速機構:内装3段
・重量:[24型]26kg、[26型]26.9kg
・カラー:E.Xアーバングレー、M.Xソフトカーキ、P.Xショコラブラウン、F.Xベルベッドローズ、E.Xノーブルネイビー、E.Xグレイッシュミント
<その他ラインアップ>
・またぐ部分のフレームの高さがもっと低いタイプが欲しいなら「ラクット 26インチ」(RK6B45)
・もっと短い距離しか走らないなら最大アシスト距離が87kmで、一般的なチェーンを採用した「アシスタU DX」(A4XC41、A6XC41)
・さらに近距離移動なら最大アシスト距離が36kmで、一般的なチェーンを採用した「アシスタU STD」(A4SC14、A6SC14)
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シティサイクルタイプのリアにチャイルドシートを装着する手もありますが、いちばんの用途が子どもを乗せることであれば、子どもを乗せたときに安全に走行できるように作られた子乗せタイプが最適です。チャイルドシートを別途購入して後から取り付けるモデルもありますが、標準装備しているモデルがほとんど。チャイルドシートをフロントに装備した「前乗せタイプ」と、リアに装備した「後ろ乗せタイプ」があります。
チャイルドシートの適用年齢は法律で「何歳から」とは決められてはいませんが、製品安全協会のSG基準に則り、前乗せタイプは「4歳未満で体重15kgまで」、後ろ乗せタイプは「小学校入学まで、体重24kgまで」と定められています。ただし、メーカーや製品によって身長の上限などが異なる場合があるので必ず確認しておきましょう。
各都道府県の道路交通法施行細則(もしくは道路交通規則)によっては、後ろ乗せは6歳未満までと定められている場合があります
また、子乗せタイプの多くが「幼児2人乗車」に対応しています。チャイルドシートを購入して取り付ければ、16歳以上の運転者と6歳未満の幼児2人まで乗車可能。
同社のシティサイクルタイプと同じ「カルパワードライブユニット」を搭載。ベビーカーなど子ども用品を手掛ける「コンビ」と共同開発したチャイルドシートを装備した「ギュット・クルーム」シリーズと、通常タイプの「ギュット・アニーズ」シリーズを展開しています。
価格を抑えたいけれど、「コンビ」と共同開発したチャイルドシート搭載モデルが欲しいなら「ギュット・クルームR・EX」が狙い目。頭を包み込むように守る「エッグショック」や、日差しを防ぐ「サンシェード」を備えた「クルームリアシート」が快適な乗り心地を提供します。また、ベルトの長さを簡単に調節できる「クイックアジャスター」や、左右どちらかでも乗せ降ろしできる設計など、乗せる人への配慮もバッチリ!
最安モデルではありませんが、手元スイッチの電源を入れると解錠できる「ラクイック」を搭載しているので便利なうえ、子どもから目を離さずに解錠できて安心。ソーラー充電し、暗くなると自動で点滅するテールライトも装備しています。
メーカー希望小売価格は210,000円(税込)
●パナソニック「ギュット・クルームR・EX」(BE-FRE034)のスペック
・タイヤサイズ:20インチ
・適応身長(目安):142cm以上、[幼児2人同乗時適応身長]155cm以上
・バッテリー容量:16Ah
・最大アシスト距離:86km
・充電時間:約5時間
・変速機構:内装3段
・重量:31.7kg
・標準装備のチャイルドシート:リア
・幼児2人同乗:○
・カラー:マットチャコールブラック、マットオリーブ、マットグリーン×ベージュ、カンパリレッド、マットキャメル、マットネイビー
<その他ラインアップ>
・「ラクイック」や「ソーラーオートテール」は不要なら「ギュット・クルームR・DX」(BE-FRD034)
・もっと子どもの快適性や乗せるほうの使いやすさが高いチャイルドシートを希望するなら、最上位の「クルームシート」を装備した「ギュット・クルーム・EX」(BE-FFE033) や「ギュット・クルーム・DX」(BE-FFD033)。「ギュット・クルーム・EX」(BE-FFE033)は、自転車を押して歩く際にもアシストが作動する「押し歩きモード」を搭載
「コンビ」と共同開発したチャイルドシートを搭載したラインアップのなかで、最も安いモデル。「サンシェード」や、ベルトのフィット感を簡単に調節できる「クイックアジャスター」を備えた「クルームフロントシート」を採用しています。本モデルの特徴は、前乗せながらバスケットを装備しているところ。バスケットのない前乗せモデルと比べるとチャイルドシートとサドルの距離が近くなりますが、従来モデルよりも余裕を持たせ膝が当たりにくい設計にしているそう。チャイルドシートの取り付け位置が低いため、子乗せタイプの電動アシスト自転車が初めてでも使いやすいはずです。
メーカー希望小売価格は187,000円(税込)
●パナソニック「ギュット・クルームF・DX」(BE-FHD032)のスペック
・タイヤサイズ:20インチ
・適応身長(目安):142cm以上、[幼児2人同乗時適応身長]155cm以上
・バッテリー容量:16Ah
・最大アシスト距離:86km
・充電時間:約5時間
・変速機構:内装3段
・重量:30.1kg
・標準装備のチャイルドシート:フロント
・幼児2人同乗:○
・カラー:マットコークスブラック、マットオリーブ、マットシトラスグリーン、コーラルフォググレー、マットネイビー、マットサンドイエロー
チャイルドシートは「コンビ」と開発したものではありませんが、巻き取り式シートベルトを採用しているので装着や着脱が簡単。片手でフィット感も調整できる仕様になっています。スタンドを立てると同時にハンドルが固定される「スタピタ2S」や楽に立てられるスタンドなどを備えていますが、本モデルの最大の特徴は自転車から降りて押し歩きするときにアシストが作動するは「押し歩きモード」。車重に加え、子どもや買い物した荷物で重くなる子乗せタイプでは特に役立つでしょう。「押し歩きモード」で坂道を登っているときにずり下がりを抑制する機能も備えています。
メーカー希望小売価格は183,000円(税込)
●パナソニック「ギュット・アニーズ・DX・押し歩き」(BE-FAW031)のスペック
・タイヤサイズ:20インチ
・適応身長(目安):142cm以上、[幼児2人同乗時適応身長]155cm以上
・バッテリー容量:16Ah
・最大アシスト距離:86km
・充電時間:約5時間
・変速機構:内装3段
・重量:32.8kg
・標準装備のチャイルドシート:リア
・幼児2人同乗:○
・カラー:マットジェットブラック、ホワイトグレー、マットダークオリーブ、バーガンディ、マットシャインネイビー
<その他ラインアップ>
・コンビとの共同開発したチャイルドシートを装備した「押し歩きモード」搭載モデルがいいなら「ギュット・クルーム・EX」(BE-FFE033)
後ろ乗せの「PAS babby」「PAS Crew」、前乗せの「PAS Kiss」、チャイルドシートを別途購入して取り付ける仕様の「PAS Babby un」の4モデルをラインアップしています。
重心を低くする小径サイズ(20インチ)のタイヤに、ハンドル軸の真上に子どもを乗せるスタイルを採用。走行時の安心感と子どもの乗せ降ろしのしやすさが高く評価されています。子どもの足元まですっぽり包み込み、子どもを衝撃や風からしっかりガードする特徴的な形状のチャイルドシート「コクーンルームプラス」を備えるほか、駐輪の際にスタンドを立てるとハンドルも固定されるロック機構、子どもが誤ってアシストの電源をオフにするのを防ぐ機能など親の視点に立った親切な工夫も満載。
メーカー希望小売価格は187,000円(税込)
●ヤマハ「PAS kiss」(PA20KS)のスペック
・タイヤサイズ:20インチ
・適応身長(目安):142cm以上、[幼児2人同乗時適応身長]145cm以上
・バッテリー容量:15.8Ah
・最大アシスト距離:77km
・充電時間:約4時間30分
・変速機能:内装3段
・重量:31.1kg
・標準装備のチャイルドシート:フロント
・幼児2人同乗:○
・カラー:マットエクリュ、マットマーガレットイエロー、マットカーキグリーン、マットブラック2
子どもの送り迎えだけでなく、ちょっと遠くまで移動したいなら、やや大きめの前後24インチタイヤを装着することで速度を維持しやすくした「PAS Crew」が打って付け。一般的にホイールが大きくなると取り回しにくくなりますが、サドルと後輪の距離を短めにすること扱いやすさを担保しています。また、体が大きめの男性でも窮屈さを感じにくいようにサドルから前輪までの距離を長めに設計しているので、夫婦間での共有もしやすいでしょう。
チャイルドシートは、子どもの頭部を抱きしめるように包み込む構造の「ハグシートプラス」を装備。長い期間快適に使えるように座席幅を広く設計したり、マグネットバックルや肩パッドが自立するシートベルトを採用したりするなど使いやすく工夫されています。
メーカー希望小売価格は198,000円(税込)
●ヤマハ「PAS Crew」(PA24C)のスペック
・タイヤサイズ:24インチ
・適応身長(目安):145cm以上、[幼児2人同乗時適応身長]150cm以上
・バッテリー容量:15.8Ah
・最大アシスト距離:80km
・充電時間:約4時間30分
・変速機構:内装3段
・重量:35.4kg
・標準装備のチャイルドシート:リア
・幼児2人同乗:○
・カラー:マットカーキグリーン、マカロンラテ、マットブラック
走りながら自動充電する両輪駆動の「デュアルドライブ」を採用した「ビッケ モブ dd」「ハイディ ツー」と、一般的な駆動方法の「ビッケ ポーラー e」「アシスタC STD」の4モデルをラインアップしています。
低重心で安定感を高める20インチのタイヤを後輪に、段差が乗り越えやすいように少し大きめの24インチのタイヤを前輪に採用。前輪はモーターの力、後輪をペダルで回す両輪駆動の「デュアルドライブ」なので、後ろに子どもを乗せ、バスケットにたくさんの荷物を詰めて移動する際や、下り坂でのブレーキング時に安心感が得られるでしょう。ブレーキをかけたときに発生する抵抗を電力に変換してバッテリーに充電する回復充電機能も搭載しています。
標準装着のリアチャイルドシートは、駐輪場でほかの自転車にぶつかりにくいスリムデザイン。些細なことですが、子どもに手がかかる時期はほかに気がまわらないことも多いので、こうした気配り設計は重宝します。
メーカー希望小売価格は195,000円(税込)
●ブリヂストン「bikke MOB dd」(BM0B44)のスペック
・タイヤサイズ(前輪/後輪):24インチ/20インチ
・適応身長(目安):142cm以上、[幼児2人同乗時適応身長]152cm以上
・バッテリー容量:14.3Ah相当(36.5V/9.9Ah)
・最大アシスト距離:180km
・充電時間:約4時間10分
・変速機構:内装3段
・重量:33.5kg
・標準装備のチャイルドシート:リア
・幼児2人同乗:○
・カラー:E.XBKブルーグレー、E.XBKダークグレー、E.Xモルベージュ、M.Xソフトカーキ、E.Xオークルオレンジ
<その他ラインアップ>
・「デュアルドライブ」を採用したおしゃれなモデルが欲しいなら、ファッション&ライフスタイル誌「VERY」とコラボした「ハイディ ツー」(HY6B45)
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長距離移動や坂道などには不向きですが、小回りがきくので、街中の走行や比較的近距離の通勤、通学の相棒にぴったり。しかも、折りたためるタイプなら省スペースに収納できるほか、輪行も楽しめます。
電車に持ち込む際にはバッグに入れる必要があります
ブラウンレザーのグリップやサドル、革のケースに収納されたバッテリーなど、“電動アシスト自転車に見えない”ビジュアルに目がいきますが、バイクパーツの製造や販売で長い実績のあるデイトナが作った電動アシスト自転車だけに高い完成度を実現。乗り味はスポーツタイプの自転車に近く、ペダルをこいだ力がロスなく推進力に変わり、軽快な走行を楽しめます。このような走行性を持つ電動アシスト自転車は、小径タイプだけでなく、業界全体を通してもなかなかありません。おしゃれさと高い性能を兼ね揃えた名機と呼べる逸品です。
価格は195,800円(税込)
●デイトナ「DE01」のスペック
・タイヤサイズ:20インチ(406規格)
・適応身長(目安):145〜185cm
・バッテリー容量:9.6Ah(36V)
・最大アシスト距離:70km
・充電時間:約5〜6時間
・変速機構:外装9段
・重量:17.8kg
・折りたたみ:○
・折りたたんだサイズ:390(幅)×875(長さ)×675(奥行)mm
・カラー:シャンパンゴールド、イエロー、レッド、ネイビーブルー、ダークグリーンメタリック
安心して止まれる制動力を持つ油圧のディスクブレーキや、上位モデルと同じBosch製のドライブユニットを搭載。ブレーキのグレードやタイヤ、ギア数など、パーツは上位モデルと異なる部分はありますが、10万円ほど安い価格なので狙い目です。160〜190cmまでの身長に合わせて数秒でサドルポジションを調整できる機構のほか、フェンダーやチェーンガードも装備しているので、使い勝手もいいでしょう。また、折りたたみできる小径自転車を得意とするターンのe-Bikeらしく、独自の折りたたみ機構でコンパクトに収納できるのも魅力です。
価格は328,900円(税込)
●ターン「VEKTRON N8」のスペック
・タイヤサイズ:20インチ
・適応身長(目安):160〜190cm
・バッテリー容量:8.4Ah(36V)
・最大アシスト距離:100km
・充電時間:約2時間30分
・変速機構:外装8段
・重量:21.5kg
・折りたたみ:○
・折りたたんだサイズ:790(幅)×720(長さ)×380(奥行)mm
・カラー:マッドブラック、ダークレッド、ダークグレー
折りたたみ機能を備えていないモデルも紹介しておきましょう。BMXスタイルのアルミフレームに、20インチの太いブロックタイプのタイヤを履いたワイルドなルックスの本モデルは、ちょっとしたオフロードなら走行できるので整備されていない道が多い環境で使うのにも最適。前後にアルミ製のキャリアを備え、最大積載量がフロント側2kg、リア側10kgと荷物をたっぷり積んで運べるタフさを備えています。
メーカー希望小売価格は152,000円(税込)
●パナソニック「EZ」(BE-FZ032)のスペック
・タイヤサイズ:20インチ
・適応身長(目安):149〜181cm
・バッテリー容量:8Ah
・最大アシスト距離:55km
・充電時間:約3時間
・変速機構:内装3段
・重量:21.7kg
・折りたたみ:−
・カラー:マットナイト、O.Cグリーン、ヌバックブラウン、デニムブルー
本モデルも、折りたたみ機能は非搭載。都会的な直線基調のフレームに砲弾型のライトを備え、スタイリッシュな印象に仕上げられた街乗りに適する電動アシスト自転車です。ロングセラーモデルですが、2024年モデルから小型の新型バッテリーを採用し、アシスト機能とともにクールなイメージがブラッシュアップ。バスケットを取り付けられるフロントキャリアや、前後にフェンダー(泥よけ)など、使いやすい装備が過不足なく付いています。
メーカー希望小売価格は147,400円(税込)
●ヤマハ「PAS CITY-X」(PA20CX)のスペック
・タイヤサイズ:20インチ
・適応身長(目安):153cm以上
・バッテリー容量:15.8Ah
・最大アシスト距離:116km
・充電時間:約4時間30分
・変速機構:内装3段
・重量:20.9kg
・折りたたみ:−
・カラー:ダークアメジスト、マットブラック、マットグレイッシュベージュ
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より自然なアシストフィーリングに調整され、高いケイデンス(ペダルの回転数)に対応した「スポーツタイプのドライブユニット」を搭載した「e-Bike(イーバイク)」と呼ばれるモデルがありますが、価格が高め。なので、好きなほうを選べるように、一般的なドライブユニットを搭載したスポーツタイプの電動アシスト自転車と普段使いも快適なe-Bikeをセレクトしました。
ヤマハではe-Bikeを「YPJ」シリーズで展開しているため、「PAS」シリーズの本モデルはe-Bikeではありません。細身の鉄製フレームに、シティサイクルタイプと同様のドライブユニットを搭載しています。一般的なe-Bikeと比べると重量は軽くないものの、ロードバイクなどと同じ700Cサイズの大径タイヤを装備しており、スピードに乗った走行が可能。購入費用を抑えながら、スポーツ感ある電動アシスト自転車が欲しい人に最適です。
メーカー希望小売価格は142,000円(税込)
●ヤマハ「PAS CRAIG PLUS」(PA70CP)のスペック
・タイヤサイズ:700×38C
・適応身長(目安):156cm以上
・バッテリー容量:15.8Ah
・最大アシスト距離:124km
・充電時間:約4時間30分
・変速機構:内装3段
・重量:22.6kg
・カラー:カーキジェイド2、マットジェットブラック
<その他ラインアップ>
・もっと短い距離しか走らないなら最大アシスト距離が約70kmの「PAS CRAIG」(PA70C)。フェンダー(泥よけ)は非搭載
前傾姿勢になるためペダリングがしやすく、細身ながらクッション性にすぐれたサドルを採用しているのでスポーツタイプの自転車に乗り慣れていなくても安心。力強い走りと走行中に充電する機能を備えた「デュアルドライブ」を搭載しているうえ、最大アシスト距離が200kmと長いので、長距離を快適に走れます。雨上がりなど路面が濡れている際の泥はねを防ぐフェンダーを前後に装備しているのも、うれしいポイント。
メーカー希望小売価格は174,000円(税込)
●ブリヂストン「TB1e」(TB7B45)のスペック
・タイヤサイズ:27インチ
・適応身長(目安):150cm以上
・バッテリー容量:14.3Ah相当(36.5V/9.9Ah)
・最大アシスト距離:200km
・充電時間:約4時間10分
・変速機構:外装7段
・重量:22.5kg
・カラー:クロツヤケシ、マットグレー、マジックブルー、ランドベージュ
シティサイクルタイプと同様の一般的なドライブユニットなのでe-Bikeではないものの、ロードバイクと同じ700Cのタイヤを装備しているので軽快な走りが楽しめます。バッテリー容量が大きくないためアシスト距離は短めですが、軽量なのでキビキビ走れるでしょう。また、スピードを出しているとバッテリー消費は少なくて済むため、走り方次第ではそれほど気にならないかもしれません。
メーカー希望小売価格は123,000円(税込)
●パナソニック「ベロスター」(BE-FVS771)のスペック
・タイヤサイズ:700×38C
・適応身長(目安):149〜185cm
・バッテリー容量:8Ah
・最大アシスト距離:53km
・充電時間:約4時間30分
・変速機構:外装7段
・重量:21.4kg
・カラー:ミッドナイトブラック、クリスタルホワイト、マロンベージュ、スムースブルー
パナソニックのe-Bike「XEALT」シリーズに分類されるモデルですが、シティサイクルタイプなどに使われる2軸タイプのドライブユニットを搭載し、価格を抑えたのが特徴。e-Bikeらしい乗り味になるようにドライブユニットに独自のチューニングを施し、e-Bikeで採用されることの多い1軸タイプに近い自然なアシストフィーリングを実現しています。高いケイデンス(ペダルの回転数)でこいでもアシストが付いてくるので、スポーティーな走行も可能。
フレームサイズが390mmの「BE-RL31S」と440mmの「BE-RL31M」をラインアップ。メーカー希望小売価格は195,000円(税込)
●パナソニック「XEALT L3」のスペック
・タイヤサイズ:700×38C
・適応身長(目安):[390mm]148〜170cm、[440mm]159〜180cm
・バッテリー容量:12Ah
・最大アシスト距離:90km
・充電時間:約4時間
・変速機構:外装8段
・重量:20kg
・カラー:マットチャコールブラック、シャインパールホワイト、エアグリーン、ソニックローズレッド
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できるだけ安く手に入れたいと多くの人が思うでしょうが、価格だけで決めると後悔する可能性があります。賢く、安く買うためのポイントをまとめました。
バッテリー容量やドライブユニットの性能、フレームの素材、機能だけでなく、品質や精度などスペックではわからない部分が価格差につながります。安すぎるモデルは精度にばらつきがあることが多く、“ハズレ”を引く可能性も。購入したばかりの頃は問題がなくても、乗り続けているとハンドルの付け根が緩んだり、タイヤがゆがんだりするリスクも高いです。また、海外メーカー製で価格の安いモデルの場合、故障やトラブルがあった際に一般の自転車店で修理できないこともあるので、販売価格の安さだけで選ばず、修理やメンテナンスのことも考慮して選びましょう。
中古品を選ぶという方法もありますが、バッテリーの寿命が限界に近くなっている可能性や、ブレーキやチェーンなど消耗パーツが減っている場合があります。交換費用が高くつくことになりかねないので、中古品はおすすめしません。また、型落ちモデルを選ぶ際も注意が必要。バッテリーは年々進化し、体積や重量を抑えながら容量が増えているうえ、充電を繰り返せるバッテリー寿命も格段に延びているため、何世代も前の型落ちよりも新しいモデルを選ぶほうがお得です。
住んでいる地域によっては、電動アシスト自転車を購入する際に使用できる補助金制度が設けられていることがあります。対象となる条件や補助上限額は自治体ごとに異なるため、自治体の窓口やホームページなどで確認しましょう。また、補助金制度には申請期限が設けられていることが多いので、早めにチェックしておくと安心。
価格.comには、最新の売れ筋製品がわかる「人気売れ筋ランキング」が製品カテゴリーごとに用意されています。e-Bikeを中心にリリースしているメーカーは自社サイト以外での通販をしていないことが多いので、スポーツタイプや小径タイプのメジャーどころは少なめ。ですが、シティサイクルタイプと子乗せタイプは安心して選べる国内3大メーカー(パナソニック、ヤマハ、ブリヂストン)のモデルが揃っているので、選択で迷ったらランキング上位の車種を選ぶのもいい方法です。価格の変動や前モデルと比較してお得に手に入れましょう。
2025年7月22日時点の価格.comの電動自転車・電動アシスト自転車 人気売れ筋ランキング
先月から上位の顔ぶれは大きく変わっておらず、ヤマハ「PAS Cheer PA26CH 2025年モデル」やパナソニック「ビビ・DX BE-FD633」「ティモ・S BE-FTS633」などのシティーサイクルタイプが安定した人気を獲得しています。子乗せタイプでは、子ども用品を手掛ける「コンビ」と共同開発したチャイルドシートを備えたパナソニック「ギュット・クルーム」シリーズが好調。このほかにも、順位大きく上げたスポーツタイプ「ベロスター BE-FVS771」や、トップ10内をキープする小径タイプ「オフタイム BE-FW071」など、パナソニックの電動アシスト自転車がランキング上位に複数入っており、人気の高さがうかがえます。(2025年7月22日時点)
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