選び方・特集

《2023年》マットレスおすすめ14選。人気の高コスパ製品から高級メーカー製品まで

人は一生のうち、約3割の時間を睡眠に費やしていると言われます。毎日の生活を充実させるうえで、睡眠の質を高めることは欠かせません。ところが実際は、睡眠不足に悩む人が多く、睡眠不足が続くことによる体への負担を“睡眠負債”とし、問題視する向きもあるほど。そこで、睡眠不足や睡眠の質を改善する手段のひとつとして、寝具の買い換えを提案します。数ある寝具の中でも、マットレスは睡眠中の体への負担を大きく左右するため、本企画ではマットレスの選び方をプロが解説。タイプ別に人気製品を紹介し、評価も行います。

<監修>:インテリアアドバイザー 村野友明氏
大塚家具などを経て、HelloInteriorを共同創業。ブランディングを統括し、サービス構築、運営などを 担当。現在は、インテリアのセレクトショップで事業責任者をしながら、インスタグラムを中心としたSNSでさまざまな情報を発信している。著名人や富裕層を中心にさまざまなテイストのインテリアを提案し、その実績は3,500件超。保有資格は、「スリープアドバイザー」「整理収納アドバイザー」「エルゴノミックアドバイザー」「ホームステージャー」など。
愛用のマットレスは、フランスベッドの過去のラインアップで最高価格帯の、ポケットコイル式マットレス「プレミアムスリープ」。「(腰に当たる部分が硬めの)センターハード設計が体への負担を軽減してくれて、ローテーションをすると快適な寝心地が続く」とのことで、もう8年間も使用しているそう。

マットレスのタイプ。使い方や寝心地の違いを紹介

マットレスを選ぶ際にまず考えたいのは使い方です。ベッドフレームやすのこベッドにマットレスを1枚載せて使う場合や、コイルマットレスを2重にして「ダブルクッション」で使う場合は厚めのマットレスがおすすめ。

また、厚みの多いマットレスの上に厚みの薄いマットレスを重ねて使う「トッパー」を選ぶなら、軽量なマットレスがよいでしょう。ワンルームマンションなどの狭い設置スペースで使う場合や来客用に使う場合は、三つ折りなどの折りたたみ式で収納しやすいマットレスが便利です。

マットレスは、そのクッション素材や構造によって「コイルマットレス」と「ノンコイルマットレス」に大別できます。このうちノンコイルマットレスは「低反発」「高反発」「ファイバー」「ラテックス」などの種類に分けられます。これらは、それぞれにメリットとデメリットがあります。

コイルマットレス

コイルマットレスは、ノンコイルマットレスに比べて通気性や耐久性にすぐれており、カビが生えにくく長持ちすることがあります。マットレスの内部にコイルを備え、ウレタンなどのクッションを複層に組み合わせているので、寝心地はコイルとクッションの組み合わせで決まります。

インテリアアドバイザー 村野友明氏
インテリアアドバイザー 村野友明氏

「コイルマットレスはノンコイルマットレスに比べて価格が高めで、持ち運びに不向きです。なお、コイルマットレスには、ボンネルコイルマットレスとポケットコイルマットレスがあります」

ボンネルコイルマットレス

ボンネルコイルマットレスとは、複数のコイルスプリングを連結させてまとめたものをさします。連続したコイルによって面で体の重みを支え、硬さがあるので寝返りが打ちやすいのがメリット。ただし、コイルそのもののクッション性は、ポケットコイルマットレスに劣る場合が多いです。

ポケットコイルマットレス

ポケットコイルマットレスとは、コイルスプリングを不織布の袋に入れて敷き詰めたもの。1つひとつの独立したコイルが点で体の重みを支えるので、寝返りを打っても振動が伝わりにくく、複数人で寝る場合に最適。なお、コイルが多いもののほうがクッション性は高くなります。

低反発マットレス

低反発マットレスとは、高密度なスポンジ状の素材でできており、押し込んだときの跳ね返りが遅いものをさします。体のラインにフィットして圧力を分散するので、包み込まれるような寝心地です。ただし蒸れやすく、寒いと硬く、暖かいとやわらかくなるなど、使用時や収納時の温度で状態が変化しやすいのがデメリット。

インテリアアドバイザー 村野友明氏
インテリアアドバイザー 村野友明氏

「低反発マットレスは安定感があるので、睡眠中にあまり寝返りを打たない人には快適に感じられるでしょう。なお、低反発と高反発はあくまで弾力の違いをさし、やわらかさとは異なる概念となります」

高反発マットレス

高反発マットレスは、低反発マットレスと素材の密度などが異なり、押し込んだときの跳ね返りが速いものをさします。反発力が強くて沈み込みが少ないため寝返りが打ちやすいのがメリット。また、低反発マットレスより通気性が高く、製品寿命も長いので、最近は高反発マットレスのほうが好まれる傾向にあります。

インテリアアドバイザー 村野友明氏
インテリアアドバイザー 村野友明氏

「反発力の強い高反発マットレスは、がっちりした体格の人や、マットレスに体がうずまる感覚が暑苦しく感じられる人にもおすすめです」

マットレスの選び方。押さえておきたい6つのポイントを解説

マットレスは、その構造によってさまざまな特性の違いがあります。用途や重視したいポイントから、より心地よく眠れるものを選べるように、押さえておきたいチェックポイントを解説します。

サイズ ―― 予算の範囲内でなるべく大きめのサイズを選ぶ

マットレスの設置スペースが広い場合は、なるべくサイズが大きいマットレスがおすすめ。人は一般的に、体の大きさと比べて広い寝具で寝たほうがリラックスしやすく、睡眠の質を高められると言われています。

特に、夫婦や大人と子どもが一緒に寝る場合は、どうしても広いスペースが必要になり、隣で寝ている人への振動が気になるもの。また、広さに余裕のあるマットレスのほうが、腕や脚を広げたり、寝返りを打ったりしやすくなります。

目安として、平均的な日本人男性が1人で寝る場合は、セミダブルサイズ以上を選ぶのがベター。夫婦で一緒に寝る場合はクイーンやキングサイズ、もしくはシングルやセミダブルのマットレスを並べて使うとよいでしょう。

インテリアアドバイザー 村野友明氏
インテリアアドバイザー 村野友明氏

「マットレスの広さの目安は、セミシングルサイズが幅83〜85cm、シングルサイズが幅96〜99cm、セミダブルサイズが幅120〜124cm、ダブルサイズが幅140〜144cm。ダブルサイズ以上はワイドダブル、クイーン、キングなど。ただし、メーカーによりサイズの呼称や大きさはまちまちです」

体圧分散性 ―― 正しい寝姿勢で眠れるマットレスかを確認する

マットレスを選ぶうえで最も重要と言える「体圧分散(性)」とは、マットレスに横になったときに、重心が1か所に集中することを防ぎ、体にかかる負担を軽減することをさします。また、体圧分散が適切にできているかを見極めるうえで、理想的な寝姿勢を理解しておきましょう。

人は、直立したときに、首と腰の2か所にゆるやかなS字カーブができる姿勢を維持することが理想です。仰向け寝の場合、直立状態からそのまま横に倒れた姿勢を維持できると体への負担が少なく、横向き寝の場合はマットレスと背骨が平行に一直線になると負担が少なくなります。

インテリアアドバイザー 村野友明氏
インテリアアドバイザー 村野友明氏

「体圧を分散するコイルの一般的な配列は「並行配列」と「交互配列」。並行配列のほうが交互配列よりも隙間が出やすく、体を支える面が狭くなります。そのため、体全体をしっかり支えるマットレスを選ぶなら、交互配列のものを選ぶとよいでしょう」

なお、仰向け寝の状態では、マットレスが体の各部をしっかりと受け止め、腰の部分に体とマットレスが接していないスペースがないか、呼吸をしたときにお腹に力が入っていないかに注意してください。横向き寝の状態では、肩に負担がかかり過ぎないことが重要です。

体圧の分散が適切にできていると、胸が開きやすくなって呼吸がしやすくなり、血流にもよい効果を与えてくれるものと考えられています。

インテリアアドバイザー 村野友明氏
インテリアアドバイザー 村野友明氏

「自分の眠っている間の姿勢をすべて把握するのは困難ですが、人は入眠から30分後までの姿勢が睡眠全体の5〜6割を占めると考えられており、入眠時に好んで取る姿勢が睡眠時の姿勢の目安になります」

通気性 ―― なるべく蒸れにくいマットレスをベッドやすのこに置く

マットレスを床に直置きで使ったりする場合は、マットレスが蒸れやすくないか、カビが生えやすくないかに注意。通気性については、一般的にコイルマットレスのほうが高く、低反発マットレスより高反発マットレスのほうがすぐれる傾向にあります。

なお、マットレスは床に直置きするより、ベッドフレームに置いて使ったほうが高い通気性を保てます。予算的にベッドフレームを購入できない場合は、価格が安いすのこベッドを購入して使用するのでも十分です。

インテリアアドバイザー 村野友明氏
インテリアアドバイザー 村野友明氏

「寝床の温度や湿度も睡眠の心地よさを左右する大きなポイント。一般的に、人の平熱より少し低い33℃程度の温度で、50%前後の湿度に保つのが心地よいと考えられています」

耐久性 ―― マットレスの製品寿命を予想し、処分方法も調べておく

マットレスは決して安い買い物ではなく、処分にも手間がかかる製品だけに、へたりにくさなどの耐久性や製品寿命を想定するのも重要です。マットレスの製品寿命は製品の仕様から考えます。コイルマットレスならコイルの太さや作りがひとつの目安。コイルの線径が太く、強度加工されたものは耐久性が高いと言えます。

また、ノンコイルマットレスなら低反発マットレスより高反発マットレスのほうが、耐久性の点で有利でしょう。ただし、製品寿命は使い方によっても大きく異なるので、定期的に頭側・足側、表側・裏側マットレスの上下を反転させて、マットレスがへたらないように注意してください。

なお、マットレスは簡単に処分できるものではありません。特にコイルマットレスは、業者が引き取った後にコイルと詰め物などを分別する必要があります。ただし、コイルマットレスでも一部の製品には自分で分解しやすい構造のものもあります。

インテリアアドバイザー 村野友明氏
インテリアアドバイザー 村野友明氏

「設計の自由度が高いコイルマットレスの場合、コイルの直径や配列によってへたりにくさに差が出ます。コイルの作りや線径が公表されている場合は、しっかりと確認しておきましょう」

機能性 ―― なるべく抗菌加工が施されているマットレスを選ぶ

マットレスは長時間体に触れるものですが、洗えないものが大半です。それだけに、防臭加工や抗菌加工などが施されている製品は価値があります。また、防ダニ加工が施されているマットレスは、清潔さや心地よさが長続きするのでおすすめ。こうしたさまざまな付加機能もしっかり確認しておきましょう。

インテリアアドバイザー 村野友明氏
インテリアアドバイザー 村野友明氏

「付加機能が豊富なマットレスでも、こまめなケアは忘れずに。マットレスの構造にもよりますが、マットレスのケアについては、マットレスの上下と裏表を変えて寝る面をローテーションしたり、マットレスを立てかけて空気の入れ替えをしたりするのが基本。人は睡眠時にコップ1杯分(約200ml)の汗をかくと言われており、その汗の多くが湿気としてマットレスにこもってしまいます。布団乾燥機で乾かしたり、掃除機でゴミやダニを吸い取ったりするだけでも心地よさが断然違います」

コスパ ―― 敷きパッドやシーツの組み合わせも考えてマットレスを選ぶ

マットレスは、安いものから高いものまで価格がピンキリ。また、マットレスの寝心地は、敷きパッドやシーツとの組み合わせでも変わってきます。こうした組み合わせも考えると、予定していたより費用がかかることも。そのため、予算内でなるべくコスパの高いマットレスを選ぶのもひとつのポイントと言えます。

インテリアアドバイザー 村野友明氏
インテリアアドバイザー 村野友明氏

「初めてのマットレスで、それなりによい寝心地を求めるなら、シングルサイズで3万円程度がひとつの目安。さらにワンランク上なら5万円前後、より寝心地にこだわるなら10万円以上のマットレスがおすすめです。老舗ブランドのマットレスは基本性能が高く、やわらかさなどで多くのバリエーションから選べるよさがあります。また、新興メーカーの価格が安いマットレスにも、気持ちのよい寝心地が得られる製品が増えています」

マットレスのおすすめ14選。プロがズバッと評価

ここでは、高コスパな国内メーカー製品から、国内外の高級ホテルでも採用されている一流メーカー製品まで、おすすめ製品をタイプ別に紹介。プロによる評価や評点も行いました。

コイルマットレスのおすすめ6選

サータ「ペディック 61 F1N パーソナル」
緻密なポケットコイル配列で理想的な寝姿勢と贅沢な寝心地をキープ

シモンズやシーリーと並ぶアメリカの三大ベッドブランドのひとつであるサータの日本オリジナルモデル。ポケットコイルを豊富に用い、異なる線径のコイルを配列して腰部分を沈み込みにくくすることで、理想的な寝姿勢をサポート。複数のクッションで構成されており、高級ホテルのベッドのような寝心地です。

【基本スペック】
厚さ:約24.5cm
クッション素材:ポケットコイル、ウレタンほか
サイズ:ユーティリティシングル/パーソナルシングル/シングル/セミダブル/ダブル/クイーン1・ワイドダブル/クイーン2
【村野氏の評価】
体圧分散性:5/通気性:5/耐久性:5/機能性:4/コスパ:5/総合評価4.8
「硬さの異なるコイルが、沈み込みやすい腰の部分をよい具合にサポートしてくれます。高さのあるコイルが、部分的に体圧が強くなる横向け寝もしっかりサポート。総合力はいちばんでコスパはかなり高いです」

フランスベッド「TW-100α」
高密度連続スプリングと羊毛の組み合わせで吸湿発散性と保温性を両立

緻密に編み上げられた1本の鋼線「高密度連続スプリング」が面で体全体を支え、理想的な寝姿勢と寝返りのしやすさを実現。スプリングに継ぎ目がない中空構造で通気性が高いのに加え、詰め物に吸湿発散性と保温性にすぐれた羊毛を用いているため、1一年中快適です。防ダニ・抗菌防臭加工も施されています。

【基本スペック】
厚さ:約24cm
クッション素材:高密度連続スプリングほか
サイズ:セミシングル/Yサイズ/シングル/セミダブル/ダブル/ワイドダブル
【村野氏の評価】
体圧分散性:4/通気性:5/耐久性:5/機能性:4/コスパ:5/総合評価4.6
「フランスベッドならではの『高密度連続スプリング』が体の重さをしっかり支えます。硬めのクッションが好みで、入眠時に仰向け寝が多い人ならこれでしょう。伸縮性が高い表面のニット生地が、体をやさしく包み込んでくれます。横向き寝が多い人には少し硬く感じられるかもしれません」

GOKUMIN「プレミアムスプリングマットレス」
低価格ながら、厚さ20cmでポケットコイル496個をたっぷり採用

ポケットコイルと高反発ウレタンが組み合わされており、外周部の強度を高めることでクッション性と耐久性の高さを両立。抗菌防臭加工やホルムアルデヒドの発生を抑える加工が施されており、衛生面でもすぐれています。

【基本スペック】
厚さ:約20cm
クッション素材:ポケットコイル、形状記憶スポンジほか
サイズ:セミシングル・ショート/セミシングル/シングル/セミダブル/ダブル/クイーン
【村野氏の評価】
体圧分散性:5/通気性:3/耐久性:5/機能性:4/コスパ:5/総合評価4.2
「マットレス外周のコイル径を太くした『エッジサポート』が、腰かけたりするときの形崩れを防ぎ、マットレスの端に寝たときも支えてくれるので、寝ているときにマットレスから体が落ちにくくなっています。また、コイルの径が太いため、耐久性にもすぐれています。コスパは圧倒的に高いです」

シーリー「シーリーレスポンス エッセンシャルズ TT 」
独自のコイル構造で、さまざまな体型の人が心地よい寝心地を楽しめる

厚さ約27cmと肉厚で、体の凹凸や体圧に応じて反発力が変化する「ポスチャーテックコイル」や複数のクッション、表地の特殊キルト加工などにより、体型や体重を問わず最適な寝心地が得られるように工夫されています。米国メーカー製品ですが、日本国内で製造されています。

【基本スペック】
厚さ:約27cm
クッション素材:ポケットコイル、ウレタンほか
サイズ:シングル/セミダブル/ダブル/ダブルワイド
【村野氏の評価】
体圧分散性:5/通気性:4/耐久性:5/機能性:3/コスパ:4/総合評価4.2
「シーリー独自の『ポスチャーテックコイル』が魅力。トップのコイルで体圧分散と振動軽減を図り、ベースのコイルで安定感を高める構造です。ただし、価格を考えるともう少し機能性がほしいところ」

ニトリ「シングルマットレス(ZERO EM)」
初めてのコイルマットレスにおすすめの高コスパモデル

ポケットコイルを450個用い、詰め物としてウレタンフォームなどを重ねることで、体圧分散性を高めています。購入時はロール状に圧縮梱包されており、室内への搬入が楽々。また、処分も簡単。コイルとそのほかの部分をはがして分解できるので、分別して処分※できます。
※処分方法は自治体により異なります。各自治体までお問い合わせください。

【基本スペック】
厚さ:約15.5cm
クッション素材:ポケットコイルほか
サイズ:シングル/セミダブル
【村野氏の評価】
体圧分散性:4/通気性:5/耐久性:4/機能性:4/コスパ:4/総合評価4.2
「価格と包装のコンパクトさが魅力の入門者向けモデル。初めてコイルマットレスを試してみたい人にはおすすめできる製品です。分解して処分できるのも画期的ですね。ただし、側面の生地がやわらかく、しっかりとしたボックス構造になっていないため、寝ているときの安定感はもう一歩」

サータ「ペディックアニバーサリー 30th ポケットコイルマットレス ソフトタイプ」
信頼の高級ブランドが提供する高品質、高耐久マットレス

高級ホテルでもよく採用されている高品質な国産マットレス。マットレスの中央部分のコイルが交互配列になっており、腰回りの重い部分をしっかりと支えるため、心地よいフィット感が得られます。ポケットコイルにはJIS規格で最高品質の線材を用いており、高級ブランドのマットレスとして手頃な価格ですが、すぐれた耐久性を実現しています。

【基本スペック】
厚さ:約23cm
クッション素材:ポケットコイル、ウレタンフォームほか
サイズ:ユーティリティシングル/パーソナルシングル/ シングル/ セミダブル/ダブル/クイーン1/ 163サイズ
【村野氏の評価】
体圧分散性:4/通気性:4/耐久性:5/機能性:3/コスパ:4/総合評価4.0
「高級ブランドのマットレスとしては手頃な価格ながら、耐久性と機能性にすぐれるのはサータのマットレスの魅力。クッションの量が少なく、硬めのマットレスです。仰向け寝が好みの人にはおすすめですが、横向き寝が好みでクッション性を求める人には少し硬めに感じられるはず」

低反発マットレスのおすすめ2選

テンピュール・シーリー「フトン シンプル シングル」
NASA開発の独自素材が理想的な寝姿勢を維持。耐久性も申し分なし

1970年代にNASAにより開発された「テンピュール(R)」を寝具向けに再設計。「テンピュール(R)」は、その寝心地のよさから半世紀にわたり支持されてきた定番ブランドです。マットレスが人の重さや体温に反応し、体のあらゆる曲線や角度にフィットするので、理想的な寝姿勢を保てます。体への負担を徹底して低減するため、寝返りをする回数そのものも減らすというのは、ほかの製品にはない特徴。

【基本スペック】
厚さ:約6cm
クッション素材:テンピュール(R)素材
サイズ:シングル/セミダブル
【村野氏の評価】
体圧分散性:5/通気性:4/耐久性:4/機能性:3/コスパ:4/総合評価4.0
「独自素材を用いたテンピュールらしいフィット感が心地よいマットレスです。厚さは約6cmと薄めながら、トップとベースの素材を分けることで、安定感も高めています。やわらかめのクッションが好みで、入眠時に仰向けになることが多い人におすすめできます」

ショップジャパン「トゥルースリーパー プレミアケア」
低反発マットレスの人気モデルがリニューアル。衛生面がさらに進化

体を包み込むようなフィット感と高い弾性力、復元力を兼ね備えた低反発素材「ウルトラヴィスコエラスティック」を採用。本体を保護するインナーカバーは、通気性のよいメッシュ面を春夏用として、なめらかなスムース面を秋冬用として使い分けられます。抗菌、防カビ※1、防ダニ※2加工が施されているのも特徴。
※1 すべてのカビを防ぐものではありません※2 第三者機関でJISL1920を参考にした自社試験を実施

【基本スペック】
厚さ:約5cm
クッション素材:低反発ウレタン
サイズ:シングル/セミダブル/ダブル/クイーン
【村野氏の評価】
体圧分散性:4/通気性:3/耐久性:3/機能性:5/コスパ:4/総合評価3.8
「従来品の抗菌、防カビに加えて、ダニ防止加工も施されているので、布団の上や硬いマットレスの上に置いてサポート的に使うのに適しているでしょう。特に、仰向けの体勢で寝ることが多い人に向いています」

高反発マットレスのおすすめ6選

アイリスオーヤマ「エアリーマットレス エクストラ ボリューム AMEX-110S」
厚さ約11cmの複層構造で高い体圧分散性。洗えて折りたためる高反発マットレス

東洋紡の高反発素材「エアロキューブ」をチューブ状にして絡み合わせた、2層構造の高反発マットレス。厚さ約11cmと肉厚ながら、中材の「エアロキューブ」を中空構造とすることで、高い体圧分散性と通気性を両立。表面は肌触りのよいニット生地、裏面は通気性のよいメッシュ生地となっており、一年中快適に使用できます。折りたたみ式で中材を取り外して手洗いができるのも便利。抗菌・防臭加工も施されています。

【基本スペック】
厚さ:約11cm
クッション素材:合成繊維(高反発タイプ)
サイズ:シングル
【村野氏の評価】
体圧分散性:4/通気性:5/耐久性:4/機能性:5/コスパ:5/総合評価4.6
「2層のエアロキューブの体圧分散性が魅力。厚みが約11cmあるので、横向き寝が多く少し硬めのクッションが好きな人におすすめ。通気性が高く、丸洗いできるのも便利ですね。コスパ重視ならこれでしょう」

モットンジャパン「高反発マットレス モットン ハード」
腰痛が気になる人へ。寝返りがしやすい高い反発力と選べる硬さが魅力

復元率の高い反発力を備えた国産製品。硬さが選べて寝返りがしやすいので、睡眠時の体への負担を軽減できます。体重や好みに応じてマットレスの硬さが選べるようになっており、45kg以下の人向けの「ソフト」、 46〜80kgの人向けの「レギュラー」、81kg以上の人向けの「ハード」の3種類があります。

【基本スペック】
厚さ:約10cm
クッション素材:高反発ウレタン
サイズ:シングル/セミダブル/ダブル
【村野氏の評価】
体圧分散性:4/通気性:5/耐久性:5/機能性:4/コスパ:4/総合評価4.4
「異なる硬さのマットレスが選べるのは、他社製品にはないメリット。また、高い通気性を備えた高反発ウレタンフォーム「ナノスリー」が睡眠時の湿気をたまりにくくし、快適な湿度を保ちます。この価格帯ではかなりクオリティが高いです」

イッティ「雲のやすらぎ プレミアムマットレス」
約17cmの肉厚クッションながら一年中使えるリバーシブルタイプ

季節に応じて裏表の面を使い分けられる厚さ約17cmの肉厚マットレス。高反発スプリングに高反発ウレタンフォームを組み合わせた「新クロスクラウド製法」により、理想的な寝姿勢を保持します。表地には抗菌・防ダニ加工の化学素材と吸湿・発散性にすぐれた羊毛素材を用いており、一年中快適な寝心地が得られます。

【基本スペック】
厚さ:約17cm
クッション素材:高反発ウレタンほか
サイズ:シングル/セミダブル/ダブル
【村野氏の評価】
体圧分散性:5/通気性:4/耐久性:5/機能性:4/コスパ:4/総合評価4.4
「点で支えるクッション構造が特徴。高いフィット感と通気性を維持できます。価格が安いわりに厚みがあり、ベッドフレームやすのこベッドに置いて1枚で使っても底付き感がありません。特に、仰向けで寝ると体圧分散性の高さを実感できます。カバーを取り外して洗えるので、衛生面でもすぐれています」

西川「AiR エアー01マットレス HARD 」
約1200個の凹凸が体圧を効果的に分散。 通気性も高い

体圧分散性が高く、軽量で持ち運びに便利なため、アスリートにも支持されているモデル。約1200個の凹凸が体圧を効果的に分散し、その下のベース部分が体をしっかりと支えて理想的な寝姿勢を保持します。中間層にウレタンフォーム「レフレフォーム」を用いてクッション性と通気性を両立。肩口部分には通気孔「クロスホール」を格子状に配置して4×4個のブロックを形成し、クッション性を高めています。

【基本スペック】
厚さ:約14cm
クッション素材:高反発ウレタン
サイズ:セミシングル/シングル/セミダブル/ダブル
【村野氏の評価】
体圧分散性:5/通気性:4/耐久性:4/機能性:4/コスパ:4/総合評価4.2
「点で支えるアッパークッションと面で支えるベースクッションの組み合わせによって、しっかりと体圧分散ができます。クロスホールが横向き寝で肩にかかる負担を軽減してくれるのも特徴。さまざまな体格の人の体をしっかりとサポートしてくれる良品です」

マニフレックス「メッシュ・ウィング 」
肉厚フォームが理想的な寝姿勢を維持。持ち運びにも便利

イタリアの老舗寝具メーカー、マニフレックスのベストセラー製品です。厚さ約11cmの肉厚高反発フォーム「エリオセル」が負荷のかかる腰をしっかりとサポート。負担の少ない寝姿勢を維持しやすくなっています。また通気性にすぐれ、睡眠時の汗など湿気がこもりにくいのも特徴。三つ折りができてキャリーハンドル付き。

【基本スペック】
厚さ:約11cm
クッション素材:エリオセル(高反発)
サイズ:セミシングル/シングル/シングルロング/セミダブル/ダブル/クイーン
【村野氏の評価】
体圧分散性:4/通気性:4/耐久性:4/機能性:5/コスパ:4/総合評価4.2
「温度によって硬さが左右されない「エリオセル」が、一年中快適な硬さを保ってくれるのが魅力。体圧分散を長年追求してきたマニフレックスの技術が凝縮されています。持ち運びやすいのは便利です」

ニトリ「通気性の良い3つ折りマットレス」
折りたたみができて通気性も十分。高反発マットレスの高コスパモデル

通気性の高い固わたを使用した高反発マットレス。価格は安いものの、折りたたみができるので収納に便利です。狭いワンルームマンションで使いたい人や、来客用のマットレスを用意しておきたい人におすすめ。

【基本スペック】
厚さ:約5.5cm
クッション素材:ウレタン、固わた
サイズ:シングル/セミダブル/ダブル
【村野氏の評価】
体圧分散性:2/通気性:5/耐久性:3/機能性:3/コスパ:4/総合評価3.4
「価格は手ごろですが、1枚で使うにはややクッション性が不足気味。来客用や、敷き布団の上に重ねてクッション性を高めるトッパーとして使うのには便利でしょう」

まとめ。自分の体に合うマットレスこそ、“よいマットレス”

マットレス選びで最も大事なのは、「どこまで体に負担をかけないで眠れるか」ということ。仰向き寝のときは首と腰がゆるやかなS字カーブになっているか、横向き寝のときは背骨がベッドと平行に一直線のラインを描き、しっかりと体圧分散ができているかが重要です。腰が落ち込んだり浮いたりしないか、自分に合ったやわらかさであるかも確かめてください。また、通気性の高さも心地よい寝心地を維持するのに重要です。

これらの条件をクリアするマットレスこそが、最も“よいマットレス”と言えるでしょう。マットレスを替えると、1〜2週間程度は違和感を覚えることがありますが、自分の体に合う製品であれば、その後は心地よく眠れるはずです。人は一生のうち、約3割の時間を睡眠に費やしていると言われているだけに、マットレスを替えることで睡眠の質を高め、毎日の生活を快適にしていただきたいものです。

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