季節は梅雨に突入。日本情緒あふれる季節ですが、どちらかというと「ジメジメして嫌だ」という印象の方が多いのではないでしょうか。この季節、部屋の湿気はカビの原因になるだけではなく、エアコン節電にも大敵。というのも、湿度が高い方が、体感温度が高くなり、ついつい温度設定を低くしてしまうからです。
アメリカ国立気象局が採用しているヒートインデックスによると、たとえば、気温が32度の場合、湿度が40%の時は体感温度も32度ですが、湿度が50%になると34度、60%になると37度の体感に。なんと湿度が20%上がるだけで、実際の気温より5度も体感温度が高くなってしまうのです。
部屋の除湿には、エアコンの除湿機能が一番早いですが、それでは節電になりません。愛用しているのは、実は「シリカゲル」。お菓子などの袋に入っている、あの乾燥剤です。
これをお好みの容器に入れて、あちこちの湿気を取りまくるのです。私は、シリカゲルをキロ単位で購入して使用しています。
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お好みの容器に入れてどんどん除湿! | シリカゲルを入れたかわいい容器たち |
ただし、誤って食べたり、手で直接触れたりしないようにしましょう。特にお子さんのいるご家庭では気をつけてください。また、加熱乾燥して再利用することは可能ですが、思わぬ事故の原因にも。再生する場合には、危険性をよく理解した上で安全に配慮しながら自己責任で行ってください。ただし、シリカゲルの形成成分は、土壌中に多く含まれているケイ素なので、ゴミとして廃棄しても、やがて土へと還って行きます。環境に悪影響を与えることもないとされています。
(回遊舎/番場由紀江)