いいモノ調査隊

世界初の電子楽器「テルミン」で、音楽を奏でてみた〜い!

筆者が「テルミン」を初めて知ったのは、20年前に観た「テルミン」というタイトルのドキュメンタリー映画でした。聞いたことのない音質に加えて、古く1919年に開発されたこと、世界初の電子楽器であること、本体に手を触れることなく空間で手を動かす演奏法など、興味深いことばかり。それ以来、一度は本物の「テルミン」を触ってみたいと思っておりました。

ある日、とある店舗で、学研から発売されている「大人の科学マガジン」という付録付き雑誌のバックナンバーが並べられていました。なんと、その中に「テルミン」が付録になっている号を発見。ひょんなことから長年の夢をかなえることができました。

科学大好きな大人心をくすぐる「大人の科学マガジン」。あの「テルミン」が付録で入手できるとは・・・

科学大好きな大人心をくすぐる「大人の科学マガジン」。あの「テルミン」が付録で入手できるとは・・・

「テルミン」は写真のように各部品が発砲スチロールで梱包されています。組み立て式ですが、特に複雑なところはなく、誰でも簡単に作れると思います。もちろん本の方に、組み立て方がきちんと説明されています。筆者は30分程度で組み立てることができました。

部品はこれで全部です。組み立てには小さな十字ドライバーが必要です。また単3電池を4本、別途用意しましょう

部品はこれで全部です。組み立てには小さな十字ドライバーが必要です。また単3電池を4本、別途用意しましょう

主要な電子部品はあらかじめ完成しているので、組み立てはそのほかの部品をネジでとめていくだけです。スピーカーも付いています

主要な電子部品はあらかじめ完成しているので、組み立てはそのほかの部品をネジでとめていくだけです。スピーカーも付いています

「テルミン」は、演奏はもちろん、音を出すことさえ難しい楽器。いわゆるチューニングがとても難しいのです。筆者は音階を出せるようになるまで30分以上かかりました。さらに、場所を少し動かしたり、添えている手をはなすだけで音が変わったり、音が出なくなったりします。

この2つの穴の中にあるボリュームを付属の棒でまわしてチューニングを行います。棒を1mm動かすだけで出てくる音が変化します

この2つの穴の中にあるボリュームを付属の棒でまわしてチューニングを行います。棒を1mm動かすだけで出てくる音が変化します

アンテナと手の距離で音階が変化するので、演奏はアンテナの横で手を動かして行います

アンテナと手の距離で音階が変化するので、演奏はアンテナの横で手を動かして行います

まだまだ音楽を奏でるレベルには達していませんが、「ビー」とか「ブーン」という電子楽器ならではの音を楽しみながらチューニングに勤しむ毎日であります。

わたる
Writer
わたる
主に東京の湾岸エリアに生息しているが、中国、タイ、インドネシアなどでの発見情報もあり、その実態は定かではない。仲間うちでは「おっちゃん」と呼ばれることも。
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