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空港ラウンジとは? サービス内容とラウンジが使える"お得な"クレジットカードを紹介!

ゴールドカードなどで利用できる空港ラウンジサービスは、クレジットカードのなかでも特に高い人気を誇る付帯サービス。しかし、サービス内容はカードによって異なり、単に「空港ラウンジが使えるから」という理由だけで申し込むと、期待はずれの結果に終わる可能性もある。空港ラウンジを目的としたクレジットカード選びで知っておきたい基礎知識と、利用目的別に安い年会費で使える高コスパカードをまとめた。
(関連コンテンツ:価格.com クレジットカード「空港ラウンジが使えるカード」

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目次
・空港ラウンジとは?
・国内空港ラウンジだけで十分な人向けのクレジットカード8選
  1.UCSゴールドカード
  2.SuMi TRUST CLUB エリートカード
  3.楽天ゴールドカード
  4.MUFGカード ゴールド
  5.エポスゴールドカード
  6.NTTグループカードゴールド
  7.JAL アメリカン・エキスプレス・カード 普通カード
  8.ANAアメリカン・エキスプレス・カード

・海外空港ラウンジを使いたい人向けのクレジットカード4選
  1.楽天プレミアムカード
  2.ダイナースクラブカード
  3.MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
  4.ミライノ カード Travelers Gold

・航空会社ラウンジが使えるカード4選
  1.JAL CLUB EST
  2.ANAカードプレミアム
  3.デルタ スカイマイル SuMi TRUST CLUB ゴールドVISAカード
  4.デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード

空港ラウンジとは? フライト前に落ち着いた空間でくつろげるサービス

空港ラウンジは、フライト前(一部はフライト後)の時間に利用できる待合室のこと。クレジットカードや航空会社の上級会員しか入れなかったり、料金を払えば誰でも利用できたりとラウンジによって利用条件は異なるが、混み合って騒がしいロビーとは異なり、落ち着いた空間でくつろげることが特徴だ。

ラウンジにはフリードリンクや新聞・雑誌、Wi-Fiなどが用意されており、ラウンジによっては軽食やアルコール類まで提供され、FAXやコピー機、電源、シャワールーム、マッサージチェアも利用できる。なお、満席時には利用を断られる場合もあり、出張などでサラリーマンの利用が多い平日朝夕は混雑しやすい。

空港ラウンジサービスは大きく分けて国内空港ラウンジ、海外空港ラウンジ、航空会社ラウンジの3種類あり、クレジットカードによって利用できる範囲は異なる。

国内空港ラウンジ

クレジットカードの空港ラウンジサービスでは、基本的に国内主要空港のラウンジが使える。利用できる空港数はカードによって異なり、多いものでは以下の国内28空港+ハワイ・ホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港、韓国の仁川国際空港となる。

国内28空港の一覧
新千歳、函館、青森、秋田、仙台、成田、羽田、中部、新潟、富山、小松、伊丹、関西、神戸、岡山、広島、米子、山口宇部、高松、徳島、松山、福岡、北九州、大分、長崎、熊本、鹿児島、那覇

空港によっては、搭乗ゲートから離れた場所や手荷物検査前のエリアにしか対象ラウンジがないため、時間に余裕を持って利用する必要がある。なお、同伴者料金はラウンジにより異なるが、大人1名につき1,000円程度、小学生以下は割引または無料となる場合が多い。

海外空港ラウンジ

クレジットカードによっては、付帯サービスで海外空港ラウンジも使える。主に以下の(1)〜(3)の利用方法があり、いずれも同伴者は1名につき3,000円前後となる場合が多い。

写真はイメージ

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(1)プライオリティ・パス
世界1,200か所以上の空港ラウンジが利用できるサービス。何度でも無料でラウンジが使えるプレステージ会員は通常399米ドルの年会費が必要だが、一部のクレジットカード会員は同等のサービスに無料で申し込める。クレジットカードとは別に専用カードを持つ(カードによっては会員証アプリも利用可)必要があるほか、有効期限が1〜2年の場合が多く、継続して利用する場合は更新手続きをしなければならない。

(2)ラウンジ・キー
世界1,000か所以上の空港ラウンジが利用できるサービスで、クレジットカード自体が会員証となる。そのため、専用カードを持つ必要がなく、クレジットカード自体の有効期限(通常5年前後)まで更新の手間もかからない。ただし、無料で利用できる回数には年間で上限が設定されている場合が多く、超過分は有料となる。

(3)ダイナースクラブカード
ダイナースクラブが発行するクレジットカードは、世界800か所以上の空港ラウンジが無料で利用可能。専用カードを持つ必要はなく、回数制限もない。プライオリティ・パスやラウンジ・キーはカード会社外のサービスを利用するが、ダイナースクラブカードの場合は、カード会社自体のサービスとなる。

航空会社ラウンジ

航空会社の上級会員向けに設置されているラウンジ。航空会社と提携した一部のクレジットカードは、同航空会社の搭乗券保有など条件を満たせば無料で利用できる。なお、前述の海外空港ラウンジが利用できるカードで利用できる場合もある。手荷物検査後の搭乗ゲート付近に位置している場合が多く、一般のラウンジに比べてサービス内容も充実していることが特徴。同伴者の利用条件はカードによって大きく異なる。

「どの空港で」「何人で」など目的によって持つべきクレジットカードは異なる

国内空港ラウンジは主にゴールドカード以上、海外空港ラウンジは主にプラチナカード以上で利用可能。航空会社ラウンジを利用できるクレジットカードは数も少ない上に、年会費も高額なものが多い。どのラウンジが目的でも、基本的にカード自体の年会費は必要となり、利用できる空港数や同伴者の料金はカードによって異なる。そのため、空港ラウンジ目的でクレジットカードを選ぶ際、大切になるのは「どの空港で」「何人で」使いたいかをはっきりさせることだ。

たとえば国内空港ラウンジが目的の場合、羽田で自分1人だけ使えればいい人と、地方空港で家族と一緒に使いたい人では、最適なチョイスは異なる。ここからは目的別に、安い年会費で空港ラウンジが利用できる高コスパのクレジットカードを紹介する。

国内空港ラウンジだけで十分な人向けのクレジットカード8選

国内空港ラウンジだけで十分な人におすすめしたいのが、以下の8種類のクレジットカードだ。1・2は基準にしたい2枚、3・4は必要最小限で年会費が安い2枚、5・6は使い方次第で無料になる2枚、7・8は同伴者が無料になる2枚。自分の目的に合ったカードを選ぼう。

1.年会費3,240円で初年度無料の「UCSゴールドカード」

「UCSゴールドカード」は年会費3,240円で初年度は無料。国内28空港およびハワイ・ホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港のラウンジが利用できる。入会審査の目安は30歳以上、年収500万円以上、勤続5年以上。家族カードの年会費は1枚につき1,080円だが、本会員と同時に申し込んだ場合は初年度無料になる。

旅行傷害保険は海外・国内ともに最高5000万円を補償。国内は所定の旅行代金をクレジットカードで支払うことが適用条件の利用付帯だが、海外はカードを持っているだけで保険が適用される自動付帯となる。このほかに24時間年中無休で自動車のトラブルをサポートするロードサービスも付いている。

総合スーパーのアピタ・ピアゴで特定日に5%オフ、宇佐美直営ガソリンスタンドで給油2円/L引きといった特典も利用できる。

UCSゴールドカード
発行元/UCS
国際ブランド/Visa、Mastercard、JCB
年会費/3,240円(初年度無料)
家族カード/1枚につき1,080円
空港ラウンジ/国内28空港、ダニエル・K・イノウエ国際空港
申し込み基準/30歳以上、年収500万円以上、勤続5年以上が目安

2.年会費3,240円で家族カード無料の「SuMi TRUST CLUB エリートカード」

「SuMi TRUST CLUB エリートカード」は年会費3,240円で、国内28空港のラウンジが利用可能。家族カードは条件を満たす一親等内であれば何枚でも年会費無料で発行でき、家族で一緒に使うならトータルの維持費は安く抑えられる。入会審査の目安も22歳以上、年収200万円以上でハードルが低く、申し込みやすい。

旅行傷害保険は海外・国内ともに利用付帯で最高3000万円を補償。カード利用で貯まるポイントに有効期限がないことも特徴だ。

SuMi TRUST CLUB エリートカード
発行元/三井住友トラストクラブ
国際ブランド/Visa
年会費/3,240円
家族カード/無料
空港ラウンジ/国内28空港
申し込み基準/22歳以上、年収200万円以上が目安

3.年会費2,160円で年2回まで利用できる「楽天ゴールドカード」

「楽天ゴールドカード」は年会費2,160円で、国内28空港およびダニエル・K・イノウエ国際空港、仁川国際空港のラウンジが年2回まで無料で利用可能。3回目以降は一般料金となる。回数制限はあるものの年会費は格安なので、飛行機の利用機会が少ない人には有力な候補となるだろう。申し込みは20歳から可能で、家族カードの年会費は1枚につき540円となる。

このほかに、ハワイ中心部にある楽天カード会員専用のラウンジも利用可能。旅行傷害保険は海外のみが対象となっており、利用付帯で最高2000万円が補償される。ネットショップモールの「楽天市場」で利用する際は、最低でも5%のポイントが貯まることも魅力だ。

楽天ゴールドカード
発行元/楽天カード
国際ブランド/Visa、Mastercard、JCB
年会費/2,160円
家族カード/1枚につき540円
空港ラウンジ/国内28空港、ダニエル・K・イノウエ国際空港、仁川国際空港(年2回まで無料)
申し込み基準/20歳以上

4.7空港のみだが使い方次第で年会費1,028円になる「MUFGカード ゴールド」

「MUFGカード ゴールド」は年会費2,057円で初年度無料。リボ払いサービス「楽Pay」に登録し、年1回以上リボ手数料を支払うと、次年度の年会費は1,028円となる。空港ラウンジは新千歳、成田、羽田(国際線のみ)、中部、関西、福岡の国内6空港と、ダニエル・K・イノウエ国際空港のみ利用可能。学生を除く18歳から申し込みができる。家族カードの年会費は1枚目無料で、2枚目以降は1枚につき432円だ。

旅行傷害保険は海外・国内ともに最高2000万円の補償となるが、国内は利用付帯。海外は自動付帯だが、クレジットカードの年間利用額が20万円未満の場合は、補償額が最高100万円と大幅に落ちる。また、国内便および国内便に預けた手荷物の遅延などでホテル代や衣料品などの費用が発生した際に、最高2万円まで補償する国内渡航便遅延保険も付帯している。

国際ブランドは4種類から選べるが、アメリカン・エキスプレスのみ他ブランドよりもポイント還元率が高く設定されている。

MUFGカード ゴールド
発行元/三菱UFJニコス
国際ブランド/Visa、Mastercard、JCB、アメリカン・エキスプレス
年会費/2,057円(初年度無料、条件を満たせば次年度1,028円)
家族カード/1枚目無料、2枚目以降は1枚につき432円
空港ラウンジ/国内6空港、ダニエル・K・イノウエ国際空港
申し込み基準/18歳以上(学生を除く)

5.一度でも年間50万円以上使えば無料になる「エポスゴールドカード」

「エポスゴールドカード」は国内19空港およびダニエル・K・イノウエ国際空港、仁川国際空港のラウンジが利用可能。クレジットカードの年会費は5,000円だが、一度でも年間50万円以上利用すると、次年度以降ずっと年会費無料。また、一般カードの「エポスカード」を利用し、インビテーションを受けて入会した場合も年会費無料。申し込みは学生を除く20歳からできる。

家族カードは発行できない(制度自体がない)が、二親等以内で18歳以上(高校生を除く)の家族を招待できる制度があり、招待された家族は初年度から年会費無料の「エポスゴールドカード」に申し込める。個人としての申し込みとなるため、別途審査が行なわれ、利用明細や引き落とし口座も別々となる。

旅行傷害保険は海外のみが対象となっており、自動付帯で死亡・後遺障害時に最高1000万円を補償。ポイント還元率の高さも特徴で、通常利用時は0.5%還元だが、年間利用額に応じてボーナスポイントがあり、年間100万円利用した場合は1.5%還元となる。これに加えて登録したショップはポイントが最大で3倍になる特典やファッションビルのマルイ、ショッピングモールのモディで年4回のセール期間に10%オフになる優待も利用可能。ポイントは無期限有効だ。

エポスゴールドカード
発行元/エポスカード
国際ブランド/Visa
年会費/5,000円(インビテーションでの発行は無料、年50万円以上利用で次年度以降無料)
家族カード/発行不可だが招待制度あり
空港ラウンジ/国内19空港、ダニエル・K・イノウエ国際空港、仁川国際空港
申し込み基準/20歳以上(学生を除く)

6.条件を満たせば家族カードも含めて無料になる「NTTグループカードゴールド」

「NTTグループカードゴールド」は年会費5,400円。年間100万円以上利用した場合は、次年度年会費が無料。学生を除く18歳から申し込みができる。家族カードも年会費1,620円(本会員が入会初年度の場合は初年度無料)だが、年間150万円以上利用した場合は1枚分の年会費が無料となる。

選択する国際ブランドによって利用できる空港ラウンジは異なり、Visaは国内28空港、Mastercardは山口宇部と北九州を除く国内26空港およびダニエル・K・イノウエ国際空港、仁川国際空港で利用できる。

旅行傷害保険は海外・国内ともに最高5000万円を補償。海外は自動付帯、国内は利用付帯となる。このほか、ネットで予約し、このカードで代金を支払った旅行を指定事由(1親等内の親族の死亡や入院、子供の傷害による通院など)でキャンセルした場合、発生したキャンセル料を最高10万円まで補償してくれる「ネット予約キャンセル補償サービス」も利用できる。

NTTグループカードゴールド
発行元/NTTファイナンス
国際ブランド/Visa、Mastercard
年会費/5,400円(年100万円以上利用で次年度無料)
家族カード/1枚につき1,620円(本会員が入会初年度の場合は初年度無料、年150万円以上利用で次年度1枚分無料)
空港ラウンジ(Visa)/国内28空港
空港ラウンジ(Mastercard)/国内26空港、ダニエル・K・イノウエ国際空港、仁川国際空港
申し込み基準/18歳以上(学生を除く)

7.同伴者1名無料の「JAL アメリカン・エキスプレス・カード 普通カード」

「JAL アメリカン・エキスプレス・カード 普通カード」は、国内28空港およびダニエル・K・イノウエ国際空港のラウンジが利用できる。クレジットカードの年会費は6,480円だが、空港ラウンジは同伴者1名まで無料になることが特徴。学生を除く18歳から申し込みができ、家族カードは年会費2,700円となる。

旅行傷害保険は海外・国内ともに自動付帯で最高1000万円、所定の旅行代金をカードで支払った場合は最高3000万円をそれぞれ補償。カード利用に応じてJALのマイルが貯まり、JALグループ便搭乗時にはボーナスマイルが加算される特典もある。

JAL アメリカン・エキスプレス・カード 普通カード
発行元/JALカード
国際ブランド/アメリカン・エキスプレス
年会費/6,480円
家族カード/1枚につき2,700円
空港ラウンジ/国内28空港、ダニエル・K・イノウエ国際空港(いずれも同伴者1名まで無料)
申し込み基準/18歳以上(学生を除く)

8.「ANAアメリカン・エキスプレス・カード」も同伴者1名無料だが使い方に注意

一方、「ANAアメリカン・エキスプレス・カード」は、国内28空港およびダニエル・K・イノウエ国際空港、仁川国際空港のラウンジが利用でき、年会費は7,560円。こちらも同伴者1名まで無料で空港ラウンジが利用できる。定職を持つ20歳以上から申し込みができ、家族カードは年会費2,700円となる。

旅行傷害保険は海外最高3000万円、国内最高2000万円を補償。どちらも利用付帯となる。このほか、成田・中部・関西の3空港では、海外からの帰国時にスーツケース1個を無料で宅配してくれるサービスも利用可能。ANAグループ便搭乗時にはボーナスマイルが加算される特典もあるが、カード利用で貯まるポイントをANAのマイルに移行するためには、別途年会費6,480円の「ポイント移行コース」に登録が必要となるので、使い方には注意が必要だ。

ANAアメリカン・エキスプレス・カード
発行元/アメリカン・エキスプレス
国際ブランド/アメリカン・エキスプレス
年会費/7,560円
家族カード/1枚につき2,700円
空港ラウンジ/国内28空港、ダニエル・K・イノウエ国際空港、仁川国際空港(いずれも同伴者1名まで無料)
申し込み基準/定職を持つ20歳以上

海外空港ラウンジを使いたい人向けのクレジットカード4選

仕事で海外を飛び回っていたり、家族で海外旅行したりする機会が多い人におすすめの、海外空港ラウンジが利用できるクレジットカードは以下の4つだ。

 

1.プライオリティ・パスが年会費1万800円で持てる「楽天プレミアムカード」

海外空港ラウンジが使えるクレジットカードの年会費は2万円以上が相場だが、「楽天プレミアムカード」は年会費1万800円で20歳以上から申し込みでき、プレステージ会員相当のプライオリティ・パスを無料で発行できる人気カード。ただし、プライオリティ・パスの申し込みは本会員のみ可能。家族カードは年会費540円だが、プライオリティ・パスには申し込めない。プライオリティ・パスでラウンジを利用する際に同伴者がいる場合は、1名につき3,240円となる。

カード自体のサービスとして、国内28空港およびダニエル・K・イノウエ国際空港、仁川国際空港のラウンジも利用可能。こちらは家族カードでも同じサービスが受けられる。国内旅行傷害保険は自動付帯で最高5000万円を補償。海外は自動付帯で最高4000万円、所定の旅行代金をカードで支払うと最高5000万円の補償となる。

楽天グループ利用時には数多くの特典があり、楽天市場を利用の際は最低でも5%、誕生月であれば最低でも6%のポイントが貯まる。このほかにも3種類から選べる優待サービスがあり、トラベルコースを選んだ場合は、楽天トラベル利用時に最低でも3%のポイントが貯まり、成田・羽田・関西・中部の各空港と自宅間の手荷物宅配が年2回まで無料となる特典も利用できる。

楽天プレミアムカード
発行元/楽天カード
国際ブランド/Visa、Mastercard、JCB
年会費/1万800円
家族カード/1枚につき540円
空港ラウンジ/国内28空港、ダニエル・K・イノウエ国際空港、仁川国際空港、プライオリティ・パス
申し込み基準/20歳以上

2.家族カードの枚数や利用回数に制限がない「ダイナースクラブカード」

ダイナースクラブが発行するクレジットカードは、国内28空港を含む世界800か所以上のラウンジが利用可能。同伴者の料金はラウンジにより異なるが、国内は1名につき1,000円程度、海外ラウンジは3,000円程度の場合が多い。

最もスタンダードな「ダイナースクラブカード」は年会費2万3760円で、入会の目安は27歳以上。家族カードの年会費は1枚につき5,400円となる。海外旅行傷害保険は自動付帯で最高5000万円、所定の旅行代金をカードで支払うと最高1億円を補償。国内は利用付帯で最高1億円の補償となる。独自の優待や会員限定イベントが多いことも特徴だ。

なお、三井住友信託銀行の口座保有者のみ申し込める「三井住友信託ダイナースクラブカード」は、基本的にスタンダードな「ダイナースクラブカード」と同じサービス内容だが、利用条件(初年度は入会3か月以内に20万円以上利用、2年目以降は前年度に50万円以上利用)を満たすと年会費が1万2960円に優遇される制度がある。

ダイナースクラブカード
発行元/三井住友トラストクラブ
国際ブランド/ダイナースクラブ
年会費/2万3760円
家族カード/1枚につき5,400円
空港ラウンジ/国内28空港を含む世界800か所
申し込み基準/27歳以上

3.プライオリティ・パスが家族カードでも発行できる「MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」

「MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」は、家族カードでもプライオリティ・パスに申し込めることが特徴。学生を除く20歳以上から申し込みでき、年会費は2万1600円。リボ払いサービス「楽Pay」に登録し、年1回以上リボ手数料を支払うと、次年度の年会費は3,000円引きの1万8600円になる。

家族カードの年会費は1枚目無料で、2枚目以降は1枚につき3,240円。通常年会費で2人で使った場合は1枚あたり1万800円、3人なら1枚あたり8,280円、4人なら1枚あたり7,020円になる計算だ。なお、プライオリティ・パスでラウンジを利用する際に、同伴者がいる場合は1名につき2,160円となる。

クレジットカード自体のサービスとして、国内28空港およびダニエル・K・イノウエ国際空港のラウンジも利用可能。海外旅行傷害保険は自動付帯では最高5000万円、所定の旅行代金をカードで支払うと最高1億円を補償。国内は自動付帯で最高5000万円の補償となる。

航空便および航空便に預けた手荷物の遅延などでホテル代や衣料品などの費用が発生した際に、最高2万円まで補償する国内・海外渡航便遅延保険も自動付帯。ほかにもコンシェルジュやグルメサービスなど、プラチナカードの定番サービスも利用可能だ。

MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
発行元/三菱UFJニコス
国際ブランド/アメリカン・エキスプレス
年会費/2万1600円(条件を満たせば次年度1万8600円)
家族カード/1枚目無料、2枚目以降は1枚につき3,240円
空港ラウンジ/国内28空港、ダニエル・K・イノウエ国際空港、プライオリティ・パス
申し込み基準/20歳以上(学生を除く)

4.ラウンジ・キーが年会費1万800円で使える「ミライノ カード Travelers Gold」

ラウンジ・キーを利用できるクレジットカードとして最安なのは「ミライノ カード Travelers Gold」。高校生を除く18歳以上の住信SBIネット銀行口座保有者のみ申し込みでき、年会費は1万800円。年6回まで無料でラウンジ・キー対象のラウンジを利用できる。7回目以降および同伴者は1回につき27米ドル。家族カードは年会費無料で、3枚まで発行できる。

カード自体のサービスとして、国内26空港のラウンジも利用可能。前述の28空港のなかでは、神戸と大分が利用不可となっている。旅行傷害保険は海外・国内ともに自動付帯で最高5000万円を補償。海外でのショッピング利用はポイントが2倍の1.2%還元になる。また、カード決済代金の引落口座に住信SBIネット銀行を設定している場合は、同銀行の会員ランクが自動で2段階アップする特典も受けられる。

ミライノ カード Travelers Gold
発行元/住信SBIネット銀行
国際ブランド/Mastercard
年会費/1万800円
家族カード/無料
空港ラウンジ/国内26空港、ラウンジ・キー
申し込み基準/18歳以上(高校生を除く)

航空会社ラウンジが使えるカード4選

一般の空港ラウンジと比べてサービス内容が充実していたり、利用しやすい場所にあったりと、利便性が高い航空会社ラウンジが使えるクレジットカードで、おすすめは以下の4枚だ。

写真はイメージ

1.20代限定でサクララウンジが使える「JAL CLUB EST」

20歳以上30歳未満の対象となる「JALカード」会員は、「JAL CLUB EST」のサービスに申し込むと、JALグループ国内線利用時に、JALの「サクララウンジ」を含む国内17空港のラウンジが年5回まで利用可能になる。なお、同伴者1名も無料で利用可能だ。

「JALカード」の年会費は普通カードの場合、Visa、Mastercard、JCBは2,160円(初年度無料)、アメリカン・エキスプレスは6,480円。これに加えて「JAL CLUB EST」の年会費として5,400円(CLUB-Aゴールドカードおよびプラチナカードは2,160円)が必要となる。つまり、年会費は最低でも合計7,560円。20代の配偶者であれば家族カードも発行でき、それ以外の家族は「JAL CLUB EST」なしの家族カードのみ発行可能。「JAL CLUB EST」の資格は、本会員が30歳を迎えて以降、最初のカード有効期限まで継続できる。

このほかにも「JAL CLUB EST」会員は、国際線利用時にJALビジネスクラス・チェックインカウンターを利用できたり、航空券やツアー購入代金の支払いに使える「e JALポイント」が毎年5,000円分もらえたりするほか、搭乗ボーナスマイルやFLY ONポイントの優遇、通常36か月のマイル有効期限を60か月に延長、通常年会費3,240円のJALカードショッピングマイル・プレミアムが無料といった、さまざまな特典が受けられる。

JAL CLUB EST 普通カード
発行元/JALカード
国際ブランド/Visa、Mastercard、JCB、アメリカン・エキスプレス
年会費(Visa、Mastercard、JCB)/2,160円(初年度無料)+JAL CLUB EST年会費5,400円
年会費(アメリカン・エキスプレス)/6,480円+JAL CLUB EST年会費5,400円
家族カード(Visa、Mastercard、JCB)/1,080円(初年度無料)+JAL CLUB EST年会費2,160円
家族カード(アメリカン・エキスプレス)/2,700円+JAL CLUB EST年会費2,160円
空港ラウンジ/国内13空港のサクララウンジ、国内4空港のラウンジ
申し込み基準/20歳以上30歳未満

2.ANAの国内空港ラウンジが使える「ANAカードプレミアム」

一方の「ANAカード」は、最上級のグレードである「ANAカードプレミアム」会員になると、ANAグループ便利用の際に、「ANA LOUNGE」を含む国内16空港のラウンジが利用可能になる。なお、家族カードおよび同伴者は利用不可となっている。

「ANAカードプレミアム」は国際ブランドごとに年会費およびサービス内容が異なり、最安は年会費7万5600円の「ANA JCB カード プレミアム」。プライオリティ・パスも無料で発行できるほか、クレジットカード自体のサービスとして、国内28空港およびダニエル・K・イノウエ国際空港のラウンジも利用可能。このほかにも、プラチナカードとしての充実した特典が利用できる。

ANA JCB カード プレミアム
発行元/ジェーシービー
国際ブランド/JCB
年会費/7万5600円
家族カード/1枚につき4,320円
空港ラウンジ/国内13空港のANA LOUNGE、成田空港のANA ARRIVAL LOUNGE、中部国際空港のセントレア エアライン ラウンジ、宮崎空港のラウンジ大淀、国内28空港、ダニエル・K・イノウエ国際空港、プライオリティ・パス
申し込み基準/30歳以上(学生を除く)

3.デルタのラウンジが年3回まで無料の「デルタ スカイマイル SuMi TRUST CLUB ゴールドVISAカード」

「デルタ スカイマイル SuMi TRUST CLUB ゴールドVISAカード」は、デルタ航空利用時に世界約30空港(主に北米で日本では成田のみ)にある「デルタ スカイクラブ」ラウンジを年3回または3名分まで無料で利用できる。同伴者は2名まで入室でき、年4回目以降は1名につき3,240円となる。なお、家族カードでは利用不可となっている。

カードの年会費は1万9440円。入会3か月間に20万円以上利用すると、初年度年会費は半額となる。また、クレジットカード自体のサービスとして、国内28空港およびダニエル・K・イノウエ国際空港、仁川国際空港のラウンジも利用可能。ショッピング利用では100円につき1.3マイルが貯まり、入会や更新時にボーナスマイルのプレゼントも受けられる。

デルタ スカイマイル SuMi TRUST CLUB ゴールドVISAカード
発行元/三井住友トラストクラブ
国際ブランド/Visa
年会費/1万9440円(条件を満たせば初年度半額)
家族カード/1枚につき9,720円
空港ラウンジ/「デルタ スカイクラブ」ラウンジ(年3回まで無料)、国内28空港、ダニエル・K・イノウエ国際空港、仁川国際空港
申し込み基準/25歳以上、年収400万円以上が目安

4.スカイチームのラウンジが使える「デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」

「デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」は、入会から1年間、デルタ航空の上級会員資格「ゴールドメダリオン」を取得でき、航空会社アライアンスであるスカイチームの航空便利用時に、デルタ航空のラウンジ含む世界600か所以上にあるスカイチームラウンジが同伴者1名まで無料で利用可能。2年目以降は、前年度に150万円以上利用すれば「ゴールドメダリオン」の資格を取得できる。なお、家族カードは資格取得の対象外となっている。

カードの年会費は2万8080円。クレジットカード自体のサービスとして、国内28空港およびダニエル・K・イノウエ国際空港、仁川国際空港のラウンジも同伴者1名まで無料で利用可能。ショッピング利用では100円につき1マイルが貯まり、海外での利用はマイルが1.5倍。条件を満たす初回フライト時や毎年の更新時にボーナスマイルのプレゼントも受けられる。

デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
発行元/アメリカン・エキスプレス
国際ブランド/アメリカン・エキスプレス
年会費/2万8080円
家族カード/1枚目無料、2枚目以降は1枚につき1万2960円
空港ラウンジ/世界600か所以上のスカイチームラウンジ(ゴールドメダリオン取得時のみ)、国内28空港、ダニエル・K・イノウエ国際空港、仁川国際空港(いずれも同伴者1名まで無料)
申し込み基準/定職を持つ20歳以上

まとめ

これまで紹介した16枚のクレジットカードの特徴を比較すると、以下のようになる。

国内空港ラウンジだけで十分な人向けのクレジットカード

国内空港ラウンジだけで十分な人向けのクレジットカード

海外空港ラウンジが使いたい人向けのクレジットカード

海外空港ラウンジが使いたい人向けのクレジットカード

※プライオリティ・パス、ラウンジ・キー、ダイナースクラブカードは一部の航空会社ラウンジも利用可能

航空会社ラウンジを使いたい人向けのクレジットカード

航空会社ラウンジを使いたい人向けのクレジットカード

空港ラウンジを目的としたクレジットカード選びでは「どの空港で」「年に何回」「何人で」使いたいかによって、選び方は変わる。できるだけ多くの空港で使いたいのか、普段利用する空港だけでいいのか、家族カードも必要なのか、同伴者も使えるほうがいいのかなどを踏まえ、目的を最低限満たすカードを選んだほうが、年会費は安く抑えられるはずだ。

また、ここでは最低限の年会費で目的とする空港ラウンジが使えることに主眼を置いてカードをピックアップしたが、ポイント還元率や旅行傷害保険、そのほかの付帯サービスまで含めると、さらに候補は増える。まずは重視したいサービスを決めてから、ここで紹介したカードを軸に比較していくとスムーズだが、1枚だけ選ぶということに固執せず、空港ラウンジ用のカードと普段使い用のカードを別で持つことも含めて検討するといいだろう。

※本記事は、執筆者個⼈または執筆者が所属する団体等の⾒解です。また、各サービスには⼀部対象外となる店舗や商品があります。ご利⽤の際は公式サイトなどで最新の情報をご確認ください。

タナカヒロシ

タナカヒロシ

普段は⾳楽やエンタメ関係の仕事が多いが、2008年に当時勤めていた会社の都合でクレジットカード本を制作。以降、クレジットカード、電⼦マネー、ポイントなどに詳しくなり、各種媒体で編集・執筆を手がける。

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