普及が進む「QRコード決済」。本稿では、幅広く使われている7種のQRコード決済サービスを対象に「おトクなキャンペーン」や「基本的な使い方」を紹介しています。記事は、キャンペーン情報を中心に、内容を毎月月初に更新しています。先月はPayPayの大型キャンペーン「超PayPay祭」が話題となりましたが、今月は各サービスとも比較的静かなキャンペーン展開となっています(最新更新日:2021年4月9日)。
今月のおトクなQRコード決済はどれ?
まずは、ここ1か月のQRコード決済に関係する主な動きをご紹介します。
ヤマト運輸は2021年4月1日より、全国の宅急便センターとセールスドライバーへの決済手段として、QRコード決済を導入しました。導入されるのは、「au PAY」「d払い」「LINE Pay」「メルペイ」「PayPay」「楽天ペイ」の6種類です。
荷物の持ち込み時や集荷時に支払う宅急便などの運賃のほか、クロネコボックスなどの包装資材の購入代金にも利用が可能です。ただし、代引き、国際宅急便の関税、ヤマト便の保険料の支払いには対応していません。
2021年4月1日、神奈川県は「かながわPay」の参加加盟店の募集を開始しました。「かながわPay」は神奈川県内の小売店・サービス事業者・飲食店などにおけるキャッシュレス・消費喚起事業で、新型コロナにより売り上げが減少している県内の産業を支援する取り組みです。
2021年7月1日から9月30日の期間、今回募集が開始された小売店・サービス事業者・飲食店などにおいて、「かながわPay」を通じて、対象のQRコード決済サービスで代金を支払うと、中小企業・小規模事業者では決済額の20%、大企業では10%に相当するポイントが還元されます(上限はひとりあたり4,000円相当)。本キャンペーンは住民だけでなく観光客も参加可能。なお、還元されるポイントは、神奈川県内で利用できる「かながわポイント」となります。
利用するには、スマホに、かながわPayの専用アプリのダウンロードが必要。それに加えて、支払い手段として、既存のQRコード決済サービスの登録も必要です。対象となるQRコード決済サービスは「はまPay」「LINE Pay」「d払い」「au PAY」「楽天ペイ」の5種類です。
2021年3月30日、調査・コンサルティングを手がけるJ.D. パワー ジャパンが「J.D. パワー 2021年QRコード・バーコード決済サービス顧客満足度調査」の結果を発表しました。
この調査は、直近3か月以内にQRコード・バーコード決済サービスを利用した20〜60代男女3,000名を対象としたインターネット調査で、2021年2月上旬に実施されたもの。総合的な顧客満足度に影響を与える5つのファクターが設定され、各ファクターに対するユーザーの評価を基に各サービスがランキング化されています。5つのファクターは下記のとおりです。
・決済手続き/管理(31%)
・キャンペーン/ポイントサービス(29%)
・利用できる店舗・ウェブサイト(19%)
・セキュリティ/不正利用防止対策(18%)
・アプリのアカウント設定(4%)
※カッコ内は総合的な顧客満足度に与える影響度
総合満足度ランキングでトップとなったのは「au PAY」で、「セキュリティ/不正利用防止対策」のファクターで最高評価を獲得しています。総合満足度ランキング2位は「d払い」で、「キャンペーン/ポイントサービス」のファクターで高評価を得ています。同じく3位は「PayPay」で、「決済手続き/管理」「利用できる店舗・ウェブサイト」の2つのファクターで高評価を得ています。
ここからは、主要7種のQRコード決済サービスの使い方と、開催中のキャンペーン情報を見ていきましょう。
2018年10月からサービスがスタート。ソフトバンクとヤフーの共同出資会社が運営しており、全国規模の大手チェーンはもちろん、商店街の小さな個人商店などにも利用網を拡大。電気、ガス、水道などの公共料金の支払いも使えるようになっています。会員数は3,500万人を突破し、QRコード決済の中で存在感を高めつつあります。
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PayPayで支払うごとに「PayPayボーナス」がもらえます。2020年4月1日よりポイント還元のルールが変更され、基本の還元率は0.5%に。前月に50回以上利用すると翌月の還元率は1.0%にアップ。さらに利用金額が10万円以上だと1.5%にアップする3段階の仕組みになっています。ただし、下記のとおり、支払い方法によって還元率の有無が変わります。
PayPayでの支払い方には次のような方法があります。
・PayPay残高(※1)、Yahoo! JAPANカードのいずれかの支払い → 0.5〜1.5%還元
・Yahoo! JAPANカード以外のクレジットカードでの支払い(※2) → PayPayボーナス還元の対象外です。
(※1)買い物に使える電子マネー。銀行口座かYahoo! JAPANカードからチャージして使います。
(※2)各カードのポイントは別途付与されます。
多くの業種が加盟しています。主なものは下記のとおりです。
コンビニ
・セブン-イレブン
・ファミリーマート
・ローソン
・ナチュラルローソン
・ローソンストア100
・ポプラ
飲食チェーン
・松屋
・牛角
・かっぱ寿司
カフェ
・上島珈琲店
家電量販店
・ビックカメラ
・コジマ
・エディオン
・ケーズデンキ
・Joshin
居酒屋
・白木屋
・魚民
・笑笑
ドラッグストア
・薬王堂
・ウエルシア
衣料品
・はるやま
・ライトオン
タクシー
・多数あり
書店
・リブロ
※詳細は公式サイトをご確認ください。
キャンペーン期間中に全国のセブン-イレブン店舗において、セブン-イレブンアプリからPayPayで支払うと、抽選でPayPayボーナスが付与されます。対象となるPayPayの支払い方法は、PayPay残高、ヤフーカード、PayPayあと払い(一括のみ)です。1等は決済金額の1,000%分、2等は決済金額の100%分、3等は決済金額の1%分のポイントが付与され、付与上限は、1回もしくは期間中10万円相当までとなります。
【開催期間】開催中 〜2021年4月27日(火)
【キャンペーン公式サイト】
https://paypay.ne.jp/event/seven-eleven-app-20210329/
2016年10月にサービスがスタート。楽天会員であれば、アプリに楽天IDとパスワードを登録するだけで利用が可能です。楽天ペイを利用することで楽天スーパーポイントが獲得できるのに加え、楽天カードを登録していれば楽天カード利用分のスーパーポイントも獲得できます。また、貯まっている楽天スーパーポイントを支払いにも使うことができるので楽天カードユーザーにとっては使いやすい決済手段と言えます。
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楽天ペイは2020年7月1日より、下記の還元ルールに変更され、基本還元率が「1〜1.5%」になりました。楽天ペイはもともと「利用時に0.5%還元」かつ「楽天カードをひも付けして支払うと1%還元」という基本のポイント還元がありましたが、2019年10月から2020年6月までは「キャッシュレス・ポイント還元事業」の存在もあり、基本の還元率が0%になっていました。今回、これが復活した形です。なお、以前とは還元のルールが若干変更されていますのでご注意ください。
・チャージ払い(楽天キャッシュを楽天ペイにチャージして支払いに利用)
a.楽天カードからチャージした場合 → 1.5%還元
(楽天カードチャージ分0.5%、楽天ペイ利用分1%)
b.楽天銀行かラクマからチャージした場合 → 1%還元
・貯めた楽天スーパーポイントでの支払い → 1%還元
・クレジットカード払い(楽天カードのみ) → 1%還元
(付与されるのは、楽天カード側のポイント扱い)
楽天会員で登録しているクレジットカードが、楽天ペイにも登録される仕組みです。楽天ペイで支払うと、登録してあるクレジットカードに請求されます。また、貯まっている楽天スーパーポイントや、楽天の電子マネーである楽天キャッシュ(クレジットカードや、フリマアプリ「ラクマ」の売上金からもチャージが可能。ほかの人への送金機能もある)を使って支払うこともできます。
多くの業種が加盟しています。主なものは下記のとおりです。
コンビニ
・ファミリーマート
・ローソン
・ナチュラルローソン
・ローソンストア100
・ミニストップ
・ポプラ
飲食チェーン
・松屋
・ピザーラ
カフェ
・上島珈琲店
家電量販店
・エディオン
・ケーズデンキ
・Joshin
居酒屋
・白木屋
・笑笑
・山内農場
ドラッグストア
・薬王堂
・Tomod's
衣料品
・AOKI
・はるやま
・ライトオン
デパート
・阪急百貨店
・阪神百貨店
タクシー
・多数あり
書店
・丸善ジュンク堂書店
※詳細は公式サイトをご確認ください。
楽天ペイのSuicaを利用している人が対象(「おサイフケータイ」機能が搭載されたAndroid端末のみ楽天ペイのSuicaを利用可能)。キャンペーン期間中にエントリーを行い、楽天ペイのSuicaに100円以上チャージすると、1週間ごとに100ポイントがもらえます(チャージは1週間ごとに必要)。本記事更新後、最大で300ポイント獲得のチャンスがあります。要エントリー。
【開催期間】開催中〜2021年4月28日(水)
【キャンペーン公式サイト】https://pay.rakuten.co.jp/campaign/2021/0401_suicastamp/?scid=wi_rpay_517cl_000
キャンペーン期間中に、対象のドラッグストアにて、楽天ポイントカードのバーコードを提示のうえ、楽天ペイで2,000円以上(税込)支払うと、楽天ポイントが当たる抽選に参加できます。1等は決済金額の全額分のポイント還元で(1,000名、上限10,000ポイント)、2等は100ポイント還元(10,000名)です。キャンペーンの参加にはエントリーが必要で、エントリーするともれなく1ポイントがもらえます。対象のドラッグストアはキャンペーン公式サイトなどで確認ができます。
【開催期間】開催中〜2021年4月30日(金)
【キャンペーン公式サイト】https://pay.rakuten.co.jp/campaign/2021/0330_drugstore/?scid=wi_rpay_516_ci_000
キャンペーン期間中に、楽天ペイアプリの指定の機能を初めて使う人が対象。各機能を使うごとに50ポイントがもらえます。対象の機能は、「コード・QR払い機能での支払い」や「楽天ポイントカード機能のバーコードを店舗で提示」など6つ。合計300ポイントまでもらえます。要エントリー。
【開催期間】開催中〜2021年4月19日(月)9:59
【キャンペーン公式サイト】https://pay.rakuten.co.jp/campaign/2021/0318_stamprally/?scid=wi_rpay_515cpn_000
楽天ペイを利用している人が、ほかの人を招待し、招待された人が楽天ペイに初めてログインし、クレジットカード登録をすると、招待した人と招待された人それぞれに200ポイントずつプレゼントされます。10人まで招待できるので、最大で2,000ポイント獲得のチャンスがあります。
【開催期間】常設キャンペーン
※予告なく変更・中止の可能性あり。
【キャンペーン公式サイト】https://pay.rakuten.co.jp/campaign/invitation/invite_web.html?scid=wi_rpay_47b
2019年4月よりKDDIが提供しているQRコード決済サービスです。以前はauユーザーのみが使えましたが、2019年8月から、auIDを取得し、アプリからクレジットカードなどでチャージすることで誰でも利用することが可能になりました。
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au PAYで支払うと、200円(税込)ごとにPontaポイントが1ポイント獲得できます(還元率0.5%)。ポイントの付与上限は毎月15,000円分となります。
au PAYの利用にはau IDが必要です(auユーザーでなくても作成可能)。また、利用前にau PAYにチャージする必要があります。チャージの方法は、「現金」「auかんたん決済」「ポイント」「クレジットカード」「auじぶん銀行」「au WALLET スマートローン」など。現金でのチャージはコンビニやauショップで行えます。
多くの業種が加盟しています。主なものは下記のとおりです。
コンビニ
・ファミリーマート
・ローソン
・ローソンストア100
・セイコーマート
・ミニストップ
・ポプラ
カフェ
・サンマルクカフェ
居酒屋
・魚民
・山内農場
・つぼ八
・千年の宴
家電量販店
・ビックカメラ
・コジマ
ドラッグストア
・ツルハドラッグ
・くすりの福太郎
・ウエルシア
・サンドラッグ
衣料品
・earth
・ライトオン
・ドクターマーチン
・ココマイスター
そのほか
・自遊空間
・快活クラブ
・てもみん
・グローバル治療院
※詳細は公式サイトをご確認ください。
期間中、ローソン(ローソン・スリーエフ、ローソン・ポプラ含む)、ナチュラルローソン、ローソンストア100にて、au PAY(コード支払い)で買い物をすると、200円(税込)ごとに6ポイント(3%)が還元されます。ポイントの付与上限は、1au IDあたり1,000ポイント/月です。
【開催期間】開催中〜
【公式サイト】https://www.au.com/information/topic/auwallet/2021-018/
2018年4月に「NTTドコモ」がリリースしたスマホ決済アプリで、これを使うことで、以前はネットショップなどオンラインでの利用に制限されていた電話料金合算払い(ドコモのケータイ払い)がリアル店舗でも使用可能になりました。ドコモユーザーであれば、クレジットカードを持っていない、作れないといった場合でもキャッシュレス決済の利用が可能です。なおドコモユーザー以外はクレジットカードを登録することで利用ができます。いずれも利用時にはdポイントのほか、登録しているクレジットカードも利用可能です。
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d払いで支払うとdポイントが貯まります。街の店舗で使う場合は200円(税込)ごとにdポイントが1ポイント獲得できます(還元率0.5%)。ネットショップでの利用の場合は100円(税込)ごとにdポイントが1ポイント貯まります(還元率1%)。これに加えて、決済に使用するクレジットカードのポイントも貯まる、いわゆる「ポイント2重取り」が可能です。たとえば、1%のポイントが付くdカードを決済に使用すると、実質還元率は1.5〜2%になります。
d払いの利用にはdアカウントが必要です(dアカウントはドコモユーザーでなくても作成可能)。支払い方法は複数あります。まずドコモユーザーが使える電話料金合算払い、そしてクレジットカード払いです。こちらはクレジットカードを登録することで使うことができます。
多くの業種が加盟しています。主なものは下記のとおりです。
コンビニ
・ファミリーマート
・ローソン
・ローソンストア100
・生活彩家
・ミニストップ
・ポプラ
カフェ
・上島珈琲店
居酒屋
・和民
・ミライザカ
家電量販店
・ビックカメラ
・ケーズデンキ
・コジマ
ドラッグストア
・ツルハドラッグ
・くすりの福太郎
・ウエルシア
・マツモトキヨシ
衣料品
・ユナイテッドアローズ
・アーバンリサーチ
・アースミュージック&エコロジー
デパート
・高島屋
タクシー
・Japan Taxi
※詳細は公式サイトをご確認ください。
キャンペーン期間中に初めてdアカウントとメルカリの連携を行った人が対象です。キャンペーン期間中にメルカリとdアカウントの連携を完了させ、メルカリアプリ内キャンペーンページの「参加する」ボタンをタップすると抽選対象となります。抽選で当選すると、大吉(10万ポイント)、中吉(1万ポイント)、小吉(500ポイント)のいずれかがもらえます。
【開催期間】開催中〜2021年4月25日(日)
【公式サイト】https://dpoint.jp/cp_2/mercari_210401_2130/index.html?utm_source=dpayment&utm_medium=owned&utm_campaign=dpc_202104_2130&utm_content=sub
エントリーすると発行される紹介URLを通じて、紹介された人が初めてd払いを使うと、紹介した人にもれなく300ポイントがもらえます。
【開催期間】開催中〜
【キャンペーン公式サイト】https://service.smt.docomo.ne.jp/keitai_payment/campaign/intro1912/index.html?utm_source=dpointclub&utm_medium=free-display&utm_campaign=dpayment_201912_dpay-cpn-intro1912&utm_content=dpc_cpn
コミュニケーションアプリのLINEが提供するサービスです。2014年に、当初はモバイル送金、決済サービスとしてスタートしました。QRコード決済以外にも、オンラインショッピングの決済やLINE Payカード(プリペイドカード)を使った支払いも可能です。
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2020年5月1日よりポイント還元ルールが大きく変更され、名称も「マイカラー」から「LINEポイントクラブ」に変わりました。最大の変更点は、今春から発行が始まった公式クレジットカードの「Visa LINE Payクレジットカード」を支払い手段としてひも付けないと、LINE Payのポイント還元が受けられない点です。またポイント還元の仕組みも、過去6か月間に獲得したLINEポイントの総量を基準に、下記の4つのランクに分かれる形に変更されています。これらのルール変更により、LINE Payでポイント還元を受けるハードルがかなり上がったと言わざるを得ないでしょう。
・レギュラー……6か月累計0〜99ポイント獲得 ⇒ ポイント還元率:0.5%
・シルバー…… 6か月累計100〜499ポイント獲得 ⇒ ポイント還元率:1%
・ゴールド……6か月累計500〜4,999ポイント獲得 ⇒ ポイント還元率:2%
・プラチナ……6か月累計5,000ポイント以上獲得 ⇒ ポイント還元率:3%
「Visa LINE Payクレジットカード」を支払い手段としてひも付ける方法と、事前に「LINE Pay残高」をチャージする方法(ポイント還元対象外)があります。事前のチャージには、銀行口座、セブン銀行ATMなどが利用できます。
主な場所は下記のとおりです。
コンビニ
・セブン-イレブン
・ファミリーマート
・ローソン
・ナチュラルローソン
・ローソンストア100
ショッピングモール
・アクアシティお台場
・横浜赤レンガ倉庫
飲食チェーン
・松屋
・どんどん亭
カフェ
・スターバックス
・上島珈琲店
居酒屋
・白木屋
・魚民
・笑笑
家電量販店
・ビックカメラ
・ケーズデンキ
・ソフマップ
ドラッグストア
・ツルハドラッグ
・ココカラファイン
・サンドラッグ
衣料品
・ラコステ
・ライトオン
デパート
・阪急百貨店
・阪神百貨店
タクシー
・Japan Taxi
※詳細は公式サイトをご確認ください。
キャンペーン期間中に下記の2つの条件を両方達成すると、合計利用金額の50%分が、後日、LINE Pay残高として還元されます。上限は1,000円相当です。
1. Visa LINE Payプリペイドカード(バーチャルカード)をオンラインショッピングで利用する。
2. Visa LINE Payプリペイドカード(バーチャルカード)をApple Pay、またはGoogle Payに設定し、iD加盟店のリアル店舗でかざして支払う。
【開催期間】開催中〜2021年4月23日(金)
【公式サイト】
Apple Pay:https://linepay.line.me/promotion/apple-pay-202103.html?utm_source=portal&utm_medium=campaignlist&utm_campaign=applepay_2103&utm_content=0317#overview
Google Pay:https://linepay.line.me/promotion/google-pay-202103.html?utm_source=portal&utm_medium=campaignlist&utm_campaign=googlepay_2103&utm_content=0317
フリマアプリのメルカリが始めたQRコード決済です。QRコードを表示させる「コード支払い」に加えて、FeliCaを用いた「iD」にも対応しているのが特徴です。
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メルペイにはポイント還元はありません。また、現時点でクレジットカードからのチャージにも対応していないため、クレジットカードのポイントも付きません。
メルカリでの売上金が自動的にメルペイ残高にチャージされ、メルペイでの支払いに使うことができます。銀行口座からチャージして支払いに使うこともできます。
前述のとおり、iDに対応した店舗で使えるのが最大のメリットです(ただし、使うスマホがFeliCaに対応している必要があります)。そのほか、メルペイのコード払いに対応している店舗でも使用できます。主なものは下記のとおりです。
コンビニ
・セブン-イレブン
・ファミリーマート
・ローソン
・ミニストップ
・ポプラ
飲食チェーン
・すき家
・牛角
・ガスト
カフェ
・上島珈琲店
・プロント
家電量販店
・ビックカメラ
・コジマ
・エディオン
・ヨドバシカメラ
・Joshin
居酒屋
・白木屋
・魚民
・笑笑
ドラッグストア
・スギ薬局
・ウエルシア
衣料品
・AOKI
・洋服の青山
タクシー
・多数あり
書店
・紀伊國屋書店
・ブックファースト
・文教堂
※詳細は公式サイトをご確認ください。
既存ユーザーの招待で新規会員登録すると、招待したユーザー、招待されたユーザー双方に500円分のポイントが必ずもらえます。何人紹介してもポイントがもらえ、受け取りポイントの上限もありません。
【開催期間】開催中〜
【キャンペーン公式サイト】https://jp-news.mercari.com/2020/09/17/friend-referral-cpn/
ファミペイは、2019年7月よりコンビニ大手のファミリーマートが提供を始めたサービスです。ポイントやクーポンなどの会員証機能と、決済機能をあわせ持っています。ちなみに、ファミペイの決済機能の名称は、アルファベットの「FamiPay」となっています(本記事ではファミペイで統一します)。サービス提供当初はファミリマートでの支払いのみに対応していましたが、2020年10月よりファミリーマート以外の店舗での決済にも対応し、現在、対応店舗数は全国約10万か所となっています。自社で小売店(ファミリーマート)を持つ強みを生かし、ユーザーのアプリの利用状況に応じてファミリーマートで使えるクーポンを定期的に配布するなど、ほかのQRコード決済サービスにはない取り組みが目立ちます。サービス提供から1年あまりで約700万ダウンロード(2021年1月時点)と、ユーザー数を順調に伸ばしています。
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200円(税込)の利用につき、1円相当のFamiPayボーナスが付与されます(還元率0.5%)。なおFamiポートや公共料金などの支払いの場合は1件につき、10円分が還元されます。
まずはアプリのダウンロードが必要です。また支払う前にチャージが必要となります。チャージ方法は「店頭での現金支払い」、「銀行口座からのチャージ」、「ファミマTカードでのチャージ」に対応しています。
多くの業種が加盟しています。主なものは下記のとおりです。
コンビニ
・ファミリーマート
・ローソン
カフェ
・ロイヤルガーデンカフェ
居酒屋
・魚民
・白木屋
・笑笑
家電量販店
・ヤマダ電機
・エディオン
ドラッグストア
・スギ薬局
・杏林堂
飲食店
・ロイヤルホスト
・シズラー
・シェーキーズ
・カウボーイ家族
・いきなりステーキ
・日高屋
・てんや
そのほか
・ジャンカラ
・東急ストア
・てもみん
・グローバル治療院
※詳細は公式サイトをご確認ください。
毎月5と0の付く日に、POSAカードの「App Store & iTunesギフトカード」のいずれか、または「Google Playギフトカード」のいずれかをファミリーマートでファミペイを使って購入すると、FamiPayボーナスが通常の2倍(200円につき2円)もらえます。
【開催期間】開催中〜
【キャンペーン公式サイト】https://www.family.co.jp/campaign/spot/2006_posa-famipay_cp.html
毎月10日と25日に3,000円以上チャージすると、ファミリーマートで使える無料クーポンがもらえます。過去には「ファミチキ」「コーヒー」「フラッペ」などが対象となっており、今後配布されるクーポンは、10日、25日の数日前に発表されます。
【開催期間】開催中〜
【キャンペーン公式サイト】https://famipay.famidigi.jp/cp/charge-daycp/
※本記事は、執筆者個人の見解です。次回の更新日は2021年5月上旬の予定です。
オフィスクイック代表。1990年より編集・ライターとして出版業界に携わる。リクルート、小学館、講談社ほか多数の出版社の各媒体にて、主に企業取材、企業人インタビューを手がける。1999年の金融ビッグバンを機に金融・保険を自身の専門分野として確立。ユーザーの視点からの、わかりやすい記事を多数執筆。