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「三越伊勢丹」「大丸松坂屋」「タカシマヤ」での優待カードを紹介

還元率5%以上は当たり前! 高還元な百貨店系クレジットカードと、お得な使い方を解説

年に一度でも百貨店を利用する機会があるなら、百貨店系クレジットカードの保有を検討したほうがいい。なぜなら百貨店系のカードは、自社グループの対象店舗を利用した際に5%以上の還元を受けられることが多く、使い方次第では年会費を払ってでも持つ価値があるからだ。ただし、優待対象外の商品があるなど注意点も多く、仕組みをしっかり把握しておくことが大切。そこでここでは、百貨店系カードの特徴と、高還元な大手3社のカードを紹介する。

記事で紹介するクレジットカード

【三越伊勢丹グループ】
1.「MICARD+」:標準となる1枚。三越伊勢丹で5〜10%、通常0.5%還元
2.「MICARD+ GOLD」:年会費1万円で通常1%還元にアップ
3.「レクサス東京 エムアイカード プラス プラチナ」:三越伊勢丹で最低8%還元の上級カード
4.「MICARD」:グループで1%還元も年会費は実質無料

【大丸松坂屋】
5.「大丸松坂屋カード」:標準となる1枚。大丸松坂屋で5〜10%、通常0.5%還元
6.「大丸松坂屋カード〈ゴールド〉」:年会費7,000円で通常1%還元にアップ

【タカシマヤ】
7.「タカシマヤカード」:標準となる1枚。タカシマヤで基本8%、通常0.5%還元
8.「タカシマヤカード《ゴールド》」:タカシマヤで最大10%、通常1%還元にアップ
9.「タカシマヤプラチナデビットカード」:タカシマヤで基本10%、通常2%還元
10.「タカシマヤセゾンカード」:年会費無料。タカシマヤで2〜5%、通常1%還元
11.「dカード」:タカシマヤが特約店になっており、3%還元

百貨店内の食料品やレストランでは、還元率が下がる点は注意

百貨店系カードの特徴は、グループ店で高い還元率の優待を受けられることだが、すべての商品が対象となるわけではない。セール品や食料品の購入、施設内のレストラン利用などは優待率が落ち、ルイ・ヴィトンやエルメスなどの高級ブランドをはじめとした一部売場では、ポイント対象外となる場合もある。

ポイント付与のルールに関しても、通常の加盟店は税込価格に対してポイントが付与されるが、優待対象のグループ店では税抜価格に対してポイントが付与されることが一般的だ。

利用額や利用頻度に応じて、適切なグレードのカードを選ぼう

また、大手の百貨店になると、一般カード、ゴールドカードなど、複数のグレードが発行されている場合が多い。グレードの高いカードは年会費が高くなるいっぽうで、優待内容も手厚くなるので、利用額や利用頻度に応じて、適切なグレードを選ぶ必要がある。
以下に、三越伊勢丹、大丸松坂屋、タカシマヤの3社のカードについて紹介する。

【三越伊勢丹グループ】

1.「MICARD+」:年会費2,000円の標準となる1枚。三越伊勢丹で5〜10%、通常0.5%還元

三越や伊勢丹では、グループ会社のエムアイカードから優待を受けられるクレジットカードが発行されている。その中でもスタンダードになるカードが「MICARD+(エムアイカード プラス)」。年会費は2,000円+税(初年度無料)で、通常は200円利用につき1Pのエムアイポイントが貯まり、還元率は0.5%となる。

グループ百貨店で基本5%。年30万円以上利用で次年度8%、100万円以上で10%

国内の三越伊勢丹グループ百貨店(三越・伊勢丹・丸井今井・岩田屋)などでは、3,000円(税抜)以上の商品を購入すると、100円(税抜)につき基本5%のポイントが貯まる。さらに、対象店での年間利用額(年間お買いあげ額)に応じて、次年度の優待率がアップ。年30万円以上利用すれば次年度は8%、100万円以上なら10%となる。

さらに「年間お買いあげ額」次第では、ボーナスポイントのプレゼントもあり、年200万円以上で1万P、年300万円以上では1万5000P、年500万円以上では2万5000Pとなる。クリアするにはハードルが高い金額だが、頭の片隅に置いておこう。

百貨店内のレストランや食料品、3,000円未満の商品購入では1%還元にダウン

いっぽうで、三越伊勢丹グループ百貨店内でも、レストラン・喫茶店での利用、食料品、一品3,000円(税抜)未満の商品の購入では、優待率は一律1%となる。優待対象の商品でも、ボーナス1回払いにした場合は1%となる。また、セール品、福袋、送料、加工料、修理代、一部ブランドの商品などはポイント対象外だ。

5〜10%ポイントの対象となる店と、優待率を決める「年間お買いあげ額」の対象となる店は、似通っているが同一ではない。詳しくは以下の通りとなる。

5〜10%ポイントの対象店(一部除外の売場・商品あり)
三越伊勢丹グループ百貨店、三越・伊勢丹・丸井今井・岩田屋三越オンラインストア、イセタンハウス、ルクア大阪内 イセタン各ショップ、イセタンサローネ、イセタン羽田ストア、MI PLAZA、サテライトショップ・サロン

年間お買いあげ額」の加算対象(一部除外の売場・商品あり)
三越伊勢丹グループ百貨店、三越・伊勢丹・丸井今井・岩田屋三越オンラインストア、ラシック、イセタンハウス、ルクア大阪内 イセタン各ショップ、イセタンサローネ、イセタン羽田ストア、ISETAN MiRROR、伊勢丹アウトレットストア、MI PLAZA、三越伊勢丹ニッコウトラベル、伊勢丹会館、クイーンズ伊勢丹、伊勢丹スイング、ソシエ・ワールド(一部除く)、三越伊勢丹グループ海外店(一部除く)

ファミリー登録すれば、家族で最も高い優待率が適用。年間利用額も合算可能に

ファミリー登録「つながります」に登録すると、カードを別々に契約していても、家族内(二親等以内4名まで)で最も高い優待率が適用され、「年間お買いあげ額」も合算される。たとえば、母親と娘がそれぞれ「MICARD+」を契約し、母親の優待率が8%、娘の優待率が5%だった場合、「つながります」に登録すれば、娘も8%の優待率が適用される。また、母親が年間70万円、娘が年間30万円利用していた場合、合算すると100万円となるので、次年度の優待率は母と娘ともに10%となる。ただし、年200万円以上の利用で対象となるボーナスポイントに関しては、契約者ごとの計算となる。

このほかに還元率が1〜3%となるポイントアップ加盟店も多数ある。また、国際ブランドにアメリカン・エキスプレスを選んだ場合、海外利用は基本1.5%還元(Visaを選んだ場合は1%還元)となる。

貯めたポイントはグループ百貨店で「1P=1円」で利用可能

貯まったポイントは三越伊勢丹グループ百貨店など(一部店舗・品目を除く)で1P=1円として利用できるほか、JALマイル(3,000P→1,500マイル)、ANAマイル(2,000P→500マイル)、WAON POINT(1,000P→1,000WAON POINT)、JTBトラベルポイント(1,000P→1,000JTBトラベルポイント)などにも交換可能。ポイント有効期限は最短13か月、最長25か月となる。

MICARD+(エムアイカード プラス)
発行元/エムアイカード
国際ブランド/Visa、AMEX
年会費/2,000円+税(初年度無料)
ポイント/エムアイポイント
還元率/通常時0.5%、三越伊勢丹グループ百貨店で5〜10%

2.「MICARD+ GOLD」:普段カード決済が多い人向け。年会費1万円で通常1%還元にアップ

年会費1万円+税の「MICARD+ GOLD」も発行されている。こちらは通常100円利用につき1Pが貯まり1%還元。海外利用はアメリカン・エキスプレスは2%還元、Visaは1.5%還元となる。三越伊勢丹グループ百貨店などでの優待率は、基本的に「MICARD+」と同じだが、入会初年度は8%還元となる。ただ「MICARD+」と同様、レストラン・喫茶店での利用や3,000円(税抜)未満の商品の購入では1%ダウンとなり、一部ブランド品ではポイントが付かない。また、毎年4,200円相当のクーポンが届く特典もあり、三越伊勢丹グループ百貨店での駐車時間延長料金、配送・修理・加工料金などに利用できる。

MICARD+ GOLD(エムアイカード プラス ゴールド)
発行元/エムアイカード
国際ブランド/Visa、AMEX
年会費/10,000円+税
ポイント/エムアイポイント
還元率/通常時1%、三越伊勢丹グループ百貨店で5〜10%

3.「レクサス東京 エムアイカード プラス プラチナ」:年会費55,000円の上級カード。三越伊勢丹で最低8%還元

さらに招待制の「MICARD+ PLATINUM」も発行されており、こちらは年会費5万円+税。三越伊勢丹グループ百貨店などでの優待率は、最低でも8%となり、初年度は10%となっている。基本的にこのカードと同等の優待が受けられるものとして、高級車で知られるレクサスと提携した「レクサス東京 エムアイカード プラス プラチナ」があり、こちらは一般でも申し込み可能。三越伊勢丹では8〜10%(初年度10%)の優待が受けられるほか、東京都内のレクサス販売店の車両購入でも1%分のエムアイポイントが貯まり、ポイントをレクサスの購入代金にあてることもできる。こちらは年会費5万5000円+税となっている。

レクサス東京 エムアイカード プラス プラチナ
発行元/エムアイカード
国際ブランド/Visa
年会費/55,000円+税
ポイント/エムアイポイント
還元率/通常時1%、三越伊勢丹グループ百貨店で8〜10%

4.「MICARD」:三越伊勢丹の利用頻度が低い人向け。グループで1%還元も年会費は実質無料

いっぽうで年会費500円+税の「MICARD」も発行されているが、こちらは三越伊勢丹グループ百貨店などでの優待率が1%と低め。通常利用時は200円利用につき1Pのエムアイポイントが貯まり、還元率は0.5%になる。年会費は初年度無料で、Web明細サービス登録+年1回以上のショッピング利用があれば次年度も無料。ハードルは非常に低く、実質、年会費無料で利用可能と言えそうだ。

MICARD(エムアイカード)
発行元/エムアイカード
国際ブランド/Visa
年会費/500円+税(初年度無料)ポイント/エムアイポイント
還元率/通常時0.5%、三越伊勢丹グループ百貨店で1%

三越伊勢丹でのお得なカードの選び方は?

三越伊勢丹で年5万5000円以上利用→「MICARD」より「MICARD+」がお得

これらを比較すると、消費税10%で計算した年会費を考慮すると、三越伊勢丹グループ百貨店などで年間5万5000円(税抜)利用したときに、「MICARD+」(グループ百貨店で最低5%還元)と「MICARD」(同1%)で得られるポイントが同じになる。つまり5万5000円より多く利用すれば、「MICARD+」のほうが多くのポイントを獲得できる計算だ(以下参照)。

【三越伊勢丹グループ百貨店で年間5万5000円利用】
「MICARD」:貯まるポイント(550P)−年会費(条件を満たし無料の仮定)=550P(円)
「MICARD+」:貯まるポイント(2,750P)−年会費(2,200円)=550P(円)

三越伊勢丹で年23万円以上利用→「MICARD+」より「MICARD+ GOLD」のほうがお得(初年度限定)

「MICARD+」と「MICARD+ GOLD」を比較した場合はどうなるか。
「MICARD+ GOLD」は初年度優待率8%+毎年4,200円相当のクーポンがあるため、初年度に限っては三越伊勢丹グループ百貨店などで約23万円(税抜)利用すると、「MICARD+」を上回る還元を得られる(以下参照)。ただし、2年目以降はグループ百貨店での優待率が同一になるため、グループ店以外での還元率や付帯サービスの違いで、年会費の差額を埋められると判断した場合のみ、候補になってくるだろう。

【三越伊勢丹グループ百貨店で年間23万円利用(初年度のみ)】
「MICARD+」:貯まるポイント(11,500P)−年会費(初年度は無料)=11,500P(円)
「MICARD+ GOLD」:貯まるポイント(18,400P)+クーポン(4,200円)−年会費(11,000円)=11,600P(円)

【大丸松坂屋】

5.「大丸松坂屋カード」:年会費1,000円の標準となる1枚。大丸松坂屋で5〜10%、通常0.5%還元

大丸や松坂屋では、グループ会社のJFRカードから優待を受けられるクレジットカードが発行されている。まず基準として知っておくべきは「大丸松坂屋カード」で、年会費は1,000円+税。初年度は無料で、支払い方法に「マイ・ペイすリボ」を指定したうえで、年1回以上のショッピング利用があれば、次年度年会費も無料になる。

大丸松坂屋で普通商品は5%、食品やレストランで1%還元

通常は200円利用につき1Pが貯まり、還元率は0.5%。大丸・松坂屋および大丸松坂屋オンラインショッピングでは、普通商品の購入時は100円(税抜)につき5%、特価品・食品の購入、レストラン・喫茶店の利用では1%のポイントが貯まる。また、還元率が2%前後プラスになるポイントアップセールも不定期で開催される。

大丸松坂屋で半年で30万円以上利用すると、10%還元にアップ

さらに、大丸松坂屋および大丸松坂屋オンラインショッピングでの半年間の獲得ポイントに応じて、ボーナスポイントがもらえる制度もある。5,000P以上(普通商品10万円以上購入相当)の場合は獲得ポイントの20%、1万P以上(同20万円以上購入)の場合は50%、1万5000P以上(同30万円以上購入)の場合は100%となり、半年間で普通商品を30万円(税抜)以上購入すると10%還元になる計算だ。

なお、博多大丸、高知・下関・鳥取の各大丸、大丸・松坂屋通信販売は、ボーナスポイント計算の対象外。それぞれポイントの貯まり方も異なり、0.5〜1%還元となる。

優待内容が同一の「さくらパンダカード」は、ピンクリボン運動への寄付が特徴

このほか、「さくらパンダカード」も発行されているが、こちらは「大丸松坂屋カード」と基本的に内容は同一。会員数および取扱金額に応じて、日本乳がんピンクリボン運動への寄付が行われるという違いがある。また、博多大丸では「博多大丸カード」が発行されており、高知・下関・鳥取の各大丸でも独自の優待が受けられるカードが発行されている。

貯めたポイントは、大丸松坂屋などで「1P=1円」として利用可能

貯まったポイントは、大丸松坂屋および大丸松坂屋オンラインショッピングで、1P=1円として利用できる。ポイント有効期限は最短で約1年、最長で約2年。JFRショッピングマイレージクラブに加入すれば、ポイントを毎月1回、JALのマイルに自動交換できるが、年会費3,000円+税が必要で、5P→1マイルのレートとなる。

大丸松坂屋カード
発行元/JFRカード
国際ブランド/Visa、MasterCard
年会費/1,000円+税(初年度無料)
ポイント/大丸松坂屋カードご優待ポイント
還元率/通常時0.5%、大丸、松坂屋で5〜10%

6.「大丸松坂屋カード〈ゴールド〉」:多彩なサービスを用意。大丸松坂屋での優待率は同じだが、通常1%還元にアップ

「大丸松坂屋カード〈ゴールド〉」も発行されており、こちらは年会費7,000円+税。支払い方法に「マイ・ペイすリボ」を指定すると、初年度年会費は半額となり、「マイ・ペイすリボ」を指定したうえで年1回以上のショッピング利用があると、次年度年会費も半額になる。さらに大丸松坂屋で年間100万円以上(税抜)利用すると、次年度年会費は無料になる。

国内空港ラウンジサービスやロードサービスなどが付帯

大丸松坂屋および大丸松坂屋オンラインショッピングでの優待ポイントは「大丸松坂屋カード」と変わらないものの、通常利用時のポイント還元率は1%になる。また、ゴールドカードの定番である国内空港ラウンジサービスだけでなく、自動車のトラブルをサポートするロードサービス、住まいのトラブルや医療相談、法律相談ができるライフサポートサービスなどを付帯していることも特徴だ。

大丸松坂屋カード<ゴールド>
発行元/JFRカード
国際ブランド/Visa、MasterCard
年会費/7,000円+税
ポイント/大丸松坂屋カードご優待ポイント
還元率/通常時1%、大丸、松坂屋で5〜10%

大丸松坂屋でのお得なカードの選び方は?

通常利用で年間77万円以上→「大丸松坂屋カード」より「大丸松坂屋カード〈ゴールド〉」がお得

大丸松坂屋で年間100万円以上(税抜)利用という年会費無料の条件をクリアできるなら、迷わずゴールドを選ぶべきだが、なかなか一般の人では難しいだろう。消費税10%でゴールドカードの年会費が半額になった場合は3,850円。一般カードと大丸松坂屋での優待ポイントは変わらないため、これを通常利用での還元率差で埋めるには、単純計算で年間77万円以上の利用が必要になる(以下参照)。

【大丸松坂屋以外の加盟店で年間77万円利用】
「大丸松坂屋カード」:貯まるポイント(3,850P)−年会費(条件を満たし無料の仮定)=3,850P(円)
「大丸松坂屋カード〈ゴールド〉」:貯まるポイント(7,700P)−年会費(3,850円、条件を満たし半額の仮定)=3,850P(円)

クレカ機能のない「大丸松坂屋」と「楽天」のポイントカードでも1%還元

なお、大丸松坂屋では「大丸松坂屋ポイントカード」または「楽天ポイントカード」の提示でもポイントが貯まる(併用不可)。どちらも還元率は1%だが、クレジットカード払いでもポイントが貯まるため、たとえば1%還元のクレジットカードで支払った場合は、合計2%のポイントが貯まることになる。ただし、「大丸松坂屋カード」などで支払う際は、ポイントカードは利用不可。優待を受けられるクレジットカードか、こうしたポイントカードを利用するほうがよいのか、状況に応じて使い分けを考えたほうがいいだろう。

【タカシマヤ】

7.「タカシマヤカード」:年会費2,000円の標準となる1枚。タカシマヤで原則8%還元

高島屋では、グループ会社の高島屋クレジットから優待を受けられるクレジットカードが発行されているほか、クレディセゾンやソニー銀行からも提携カードが発行されており、それぞれ特徴が異なる。まず基準として覚えておきたいのは「タカシマヤカード」。年会費は2,000円+税で、初年度は無料となっている。

通常は200円利用につき1Pのタカシマヤポイントが貯まり、還元率は0.5%。国内のタカシマヤ各店、高島屋オンラインストア、タカシマヤファッションスクエア、タカシマヤ通信販売などでは、100円(税抜)につき基本8%のポイントが貯まる。不定期で行われる「ポイントアップ特別ご優待会」の期間中は、2%アップの10%還元となる。

タカシマヤ内の食料品やレストランでは1%還元に

食料品・特価品の購入、レストラン・喫茶店の利用では1%還元。8%還元の商品でも、分割払いやボーナス払いにした場合は1%還元となる。また、高島屋S.C.専門店など一部業態は基本3%還元。海外のタカシマヤは通常利用と同じ扱いだが、店舗ごとに優待が用意されている。

2,000Pごとにタカシマヤで使える2,000円分の「お買物券」に交換可能

貯まったポイントは2,000Pごとにタカシマヤで使える2,000円分の「お買物券」、または高島屋オンラインストアで使える2,000円分の「オンラインポイント」に交換可能。「お買物券」は2,000円分をANAの500マイルに交換することもできる。

気をつけたいのはポイント有効期限で、タカシマヤポイントにはポイント積立期間と交換期間がある。ポイントを貯めていく積立期間は入会月の翌月から1年間、交換期間は積立期間の1年間+4か月。簡単に言えば、当年に積み立てたポイントは、翌年に積み立てたポイントと合算できず、2,000P未満の端数は交換期間が終了すると失効する。そのため、できるだけムダを出さないためには、1年単位でポイント数を計算しながら貯めていくことが求められる。

タカシマヤカード
発行元/高島屋クレジット
国際ブランド/Visa、MasterCard、JCB、AMEX
年会費/2,000円+税(初年度無料)
ポイント/タカシマヤポイント
還元率/通常時0.5%、タカシマヤで8%

8.「タカシマヤカード《ゴールド》」:年会費1万円。タカシマヤで最大10%、通常1%還元にアップ

ここからは、ほかのグレードのカードを見ていこう。
まずは年会費1万円+税の「タカシマヤカード《ゴールド》」。タカシマヤでの利用は基本8%還元だが、タカシマヤで年間100万円(税抜)以上利用した場合は、次年度は基本10%還元になる。また、店舗によってはメンバーズサロンが利用できるなどの優待も受けられる。通常利用時のポイント還元率も1%にアップする。

タカシマヤカード《ゴールド》
発行元/高島屋クレジット
国際ブランド/Visa、MasterCard、JCB、AMEX
年会費/10,000円+税
ポイント/タカシマヤポイント
還元率/通常時1%、タカシマヤで8〜10%

9.「タカシマヤプラチナデビットカード」:年会費3万円のデビットカード。タカシマヤで基本10%、通常2%還元

ソニー銀行から発行されている「タカシマヤプラチナデビットカード」は、年会費3万円+税。デビットカードのため、原則として入会審査はないが、申し込みにはソニー銀行の口座が必要。こちらはタカシマヤでの利用は基本10%還元となり、食料品・特価品の購入、レストラン・喫茶店の利用も3%還元。店舗によっては購入した商品を無料で自宅に配送してくれたり、駐車場で優待を受けられたりする特典もある。通常利用時のポイント還元率も2%になり、24時間365日対応のコンシェルジュサービスも利用可能。さらに2019年7月からは、世界1,000か所以上の空港ラウンジが年6回まで実質無料で利用できるラウンジ・キーの特典も追加される。

タカシマヤプラチナデビットカード
発行元/ソニー銀行
国際ブランド/Visa
年会費/30,000円+税
ポイント/タカシマヤポイント
還元率/通常時2%、タカシマヤで10%

10.「タカシマヤセゾンカード」:年会費無料で普段使いに向いた1枚。タカシマヤで2〜5%、通常1%還元

クレディセゾンからは年会費無料の「タカシマヤセゾンカード」が発行されている。タカシマヤでの利用は基本2%還元だが、年間利用額に応じてボーナスポイントが加算される。20万円(税抜)以上利用であれば+1%の計3%、30万円(税抜)以上であれば+2%の計4%、50万円(税抜)以上であれば+3%の計5%。通常利用時のポイント還元率も1%となっているため、普段使いしやすいことも特徴だ。

タカシマヤセゾンカード
発行元/クレディセゾン
国際ブランド/Visa、MasterCard、JCB、AMEX
年会費/無料
ポイント/タカシマヤポイント
還元率/通常時1%、タカシマヤで2〜5%

クレジット機能のない「タカシマヤポイントカード」は2%還元

クレジット機能のない「タカシマヤポイントカード」も発行されており、こちらはタカシマヤでは基本2%還元となる。クレジットカード払いでもポイントが貯まるため、たとえば1%還元のクレジットカードで支払った場合は、合計3%のポイントが貯まることになる。ただし、「タカシマヤカード」などで支払う際は、ポイントカードは利用できない。ポイントカードの場合は、1,000P単位で「お買物券」に交換可能。交換期間は積立期間の1年間+3か月となる。

11.「dカード」:タカシマヤが特約店になっており、3%還元

また、タカシマヤでは「Pontaポイントカード」または「dポイントカード」の提示でも、100円(税抜)につき1Pを貯めることができる(併用不可)。こちらもクレジットカード払いでもポイントを貯められるが、そのなかでもNTTドコモが発行している「dカード」は、タカシマヤが特約店となっており、2%のdポイントを貯めることができる。「dカード」はdポイントカード機能も付帯しているため、提示分の1%と合計して3%のポイントが貯まることになる。年会費は1,250円+税だが、初年度は無料で、年に1回でもショッピング利用すれば次年度も無料となる。

なお、ジェイアール名古屋タカシマヤ、いよてつ高島屋など一部店舗では、ポイントのルールが異なる場合もある。また、いよてつ島屋では、年会費1,000円+税の「ローズカード」、年会費2万5000円+税の「プラチナローズカードJCB」が発行されており、独自の優待が設けられている。

dカード
発行元/NTTドコモ
国際ブランド/Visa、MasterCard
年会費/1,250円+税(初年度無料)
ポイント/dポイント
還元率/通常時1%、タカシマヤで3%

タカシマヤでのお得なカードの選び方は?

タカシマヤで年間5万円未満→「タカシマヤカード」より「dカード」のほうがお得

タカシマヤで優待を受けられるカードは選択肢が多いため、適切な1枚に絞るのは簡単ではない。タカシマヤで年間5万円(税抜)利用した場合を考えると、「タカシマヤカード」は4,000Pが貯まり、消費税10%とすると年会費2,200円を差し引いて、1,800円分がプラスになる。ただし4,000Pに1Pでも足りない場合は、2,000P分しか還元を受けられないので、年会費を差し引くと200円マイナスになる。つまり、年5万円(税抜)未満の利用となるなら、1Pから使える「dカード」のほうが還元率は実質的に高くなる(以下参照)。

【タカシマヤで年間5万円(税込み10%で55,000円)利用】
「タカシマヤカード」:貯まるポイント(4,000P)−年会費(2,200円)=1,800P(円)
「dカード」:貯まるポイント(1,650P)−年会費(条件を満たし無料の仮定)=1,650P(円)
※5万円を下回ると、「タカシマヤカード」では2,000Pのみの獲得となり、年会費を差し引くと「dカード」のほうがお得に。「dカード」は税込価格が基準

タカシマヤ以外での利用が多い→「タカシマヤセゾンカード」の検討を

「タカシマヤセゾンカード」は「タカシマヤカード」よりも通常利用時の還元率が高いため、タカシマヤ以外での利用が多くなる場合に検討したほうがいい。「タカシマヤセゾンカード」と「dカード」を比較するなら、タカシマヤで年間30万円(税抜)以上利用した場合に、「タカシマヤセゾンカード」のほうが還元率が高くなる。

【タカシマヤで年間30万円(税込み10%で330,000円)利用】
「タカシマヤセゾンカード」:貯まるポイント(12,000P)−年会費(無料)=12,000P(円)
「dカード」:貯まるポイント(9,900P)−年会費(条件を満たし無料の仮定)=9,900P(円)
※利用額が20万円以上30万円未満だと、「タカシマヤカード」の還元率が「dカード」と同じ3%になる。「dカード」は税込価格が基準

タカシマヤで年100万円以上利用→「タカシマヤカード」より「タカシマヤカード《ゴールド》」がお得

タカシマヤで年100万円(税抜)以上を利用するなら、「タカシマヤカード」より優待率が10%にアップする「タカシマヤカード《ゴールド》」を使ったほうが、年会費を差し引いても得になる(以下参照)。「タカシマヤプラチナデビットカード」は、食料品やレストランなどで3%の優待を受けられる(「タカシマヤカード《ゴールド》」は1%)。年会費で2万2000円(税込)の差があるため、年間110万円(税抜)以上使わない限り、タカシマヤだけでの利用で「タカシマヤカード《ゴールド》」を上回ることはないが、通常利用時の還元率が高いため、タカシマヤ以外での利用が多くなる場合に検討したほうがいい。

【タカシマヤで年間100万円利用】
「タカシマヤカード」:貯まるポイント(80,000P)−年会費(2,200円)=77,800P(円)
「タカシマヤカード《ゴールド》」:貯まるポイント(100,000P)−年会費(11,000円)=89,000P(円)
※利用額が年間100万円未満だと、「タカシマヤカード《ゴールド》」の還元率が「タカシマヤカード」と同じ8%になる

かなり複雑になってしまったが、年会費、タカシマヤでの利用額、タカシマヤ以外での利用額、そしてポイントの端数が失効することを踏まえたうえで、自分に合った1枚を探すといいだろう。

まとめ

百貨店では優待を受けられるカードを使うと高い還元率を得られるため、頻繁に利用する機会がある人は迷わず百貨店系カードを作るべき。ただし、購入する商品によっては還元率が下がることもあるので、たとえばポイント対象外の高級ブランドしか買わない、還元率の低い食料品の購入やレストランの利用しかしない場合などは、どこで使っても高還元を得られるカードと併用することも考えたほうがいい。

百貨店での利用額だけでなく、百貨店で何をどのくらい購入するか、百貨店以外でどのくらい利用するかまで想定すると、より自分に合ったカードが見つけられるだろう。

※本記事は、執筆者個⼈または執筆者が所属する団体等の⾒解です。また、各サービスには⼀部対象外となる店舗や商品があります。ご利⽤の際は公式サイトなどで最新の情報をご確認ください。

タナカヒロシ

タナカヒロシ

普段は⾳楽やエンタメ関係の仕事が多いが、2008年に当時勤めていた会社の都合でクレジットカード本を制作。以降、クレジットカード、電⼦マネー、ポイントなどに詳しくなり、各種媒体で編集・執筆を手がける。

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