増やす
「ついつい手続きを忘れて失効」そんな心配も無用

ポイント交換の手間いらず! 自動キャッシュバックの高還元クレジットカード5選

クレジットカードを使う大きなメリットとして、ポイントが貯まることがある。しかし、交換手続きが面倒だったり、ついつい有効期限を忘れて失効させてしまったりする人もいるだろう。そんな人におすすめしたいのが、ポイントが貯まる代わりに、自動でキャッシュバックを受けられるカード。厳選した5枚のカードと、利用時の注意点を紹介する。
(本記事内の価格表記は基本的に税込です)

キャッシュバックの手続き不要で、高還元の5枚を紹介

キャッシュバックを受けられるカードのメリットは、還元率が明確になること。そして、ポイントやマイルのように使い道が限定されないこと。そうした理由から昨今はキャッシュバックの需要が高まっており、実際にキャッシュバックに対応したカードも増えている。

しかし、その多くは貯まったポイントを支払代金に充当する手続きが、その都度必要になる。ほかのポイント交換アイテムに比べて交換率も悪く、あまり得とは言えない場合も多い。そこで、今回は手続き不要の「自動」でキャッシュバックを受けられ、なおかつ還元率も比較的高いカードをピックアップした。

なお、キャッシュバックというと現金が振り込まれることをイメージする人も多いと思うが、ここではカード利用額から還元額が相殺されるものも含む。詳しいキャッシュバックの方法は、各カードの項目を参照してほしい。

【1】自動キャッシュバックの先駆け「P-oneカード」
利用額の1%を請求時にオフ

自動キャッシュバックの先駆けと言えるのが、2005年から発行されている「P-oneカード」。利用額の1%が請求時に自動で割引となり、たとえば100円の買い物をしても、99円しか引き落とされない。毎月発生する通信費や光熱費などの公共料金にも適用される。ただし、電子マネーのチャージに加え、金券類の購入、生損保などの保険料(国民健康保険は除く)の支払い、ETCカードの利用分などは1%オフの対象外となる。

券種は複数。最も一般的な1枚は、年会費無料の「P-oneカード<Standard>」

「P-oneカード」にはいくつか種類があり、その名のとおりスタンダードな「P-oneカード<Standard>」は年会費無料。国際ブランドはVisa、Mastercard、JCBの3種類から選ぶことができ、JCBのみ海外利用時に年間最高50万円まで補償を受けられるショッピング保険が付帯している。

「P-oneカード」には上記のキャッシュバックとは別に、ポイント制度もある。「P-oneカード<Standard>」の場合で言うと、通常のショッピングでポイント付与はされないが、キャンペーンや会員専用の「ポケットモール」を経由したネットショッピングでは別途「ポケット・ポイント」が貯まる。1%オフと異なり、貯めたポイントの交換手続きは必要となるが、楽天銀行、ジャパンネット銀行、カード代金引き落とし口座のいずれかにキャッシュバックすることもできる(レートは「1P→3円」で300P以上から)。TポイントやJALマイルなどにも交換可能だ。

リボ払い専用の「P-one Wiz」は1.5%還元。使い方によってはメリットも

年会費3,300円の「P-oneカード<G>」、年会費1万1000円の「P-oneカード<Premium Gold>」、リボ払い向けで年会費無料の「P-one Wiz」については、通常のショッピング利用の1%オフとは別に1,000円につき1ポイントが貯まる。クレジットカードの利用頻度が高い人は、「P-oneカード<Standard>」よりお得に使えるケースも出てくるだろう。

特に「P-one Wiz」の会員には、「ポケット・ポイント100P→Tポイント500P」に交換できる特典があり(還元率0.5%)、通常の1%オフと合わせて1.5%還元になる。設定を変更すれば一括払いのカードとして利用できるので、手間を惜しまなければ「P-one Wiz」のほうが高い還元率を得られる。

P-one カード<Standard>
発行元/ポケットカード
国際ブランド/Visa、Mastercard、JCB
年会費/無料
キャッシュバック率/1%

【2】ネットショッピングをよく使うなら「VIASOカード」
年に1回まとめてキャッシュバック

「VIASOカード」はカード利用で貯まったポイントが、年に1回自動でキャッシュバックされる。基本は100円利用で0.5ポイントが貯まり、1ポイント=1円相当なので還元率は0.5%。対象の携帯電話およびプロバイダーの利用料金、ETCカード(発行手数料1,100円)の利用料金はポイント2倍となる。

ポイントモール利用で特典がつき、高還元に

また、会員専用のポイントモール「VIASO eショップ」を経由してネットショッピングをすると、ショップごとに設定された倍率でポイントが貯まるが、ほかのポイントモールと比べて全体的に高い倍率が設定されている。通常の還元率は平凡だが、ネットショッピングを多用する人であれば、高還元も期待できる。

要注意! 単純計算で、利用額が年間20万円未満だとキャッシュバックされない

ポイントは入会月を基準に1年間の単位で計算され、カード利用代金の引き落とし口座にキャッシュバックされる。ひとつだけ注意したいのは、獲得ポイントが年間1,000ポイントに満たない場合は、キャッシュバックは行なわれず、失効してしまうこと。単純計算で年間20万円(毎月1万7000円弱)利用すればクリアできる金額なので、日常的に使っていればさほど心配はいらないだろう。

多数のカードデザインが用意されていることも特徴。現在、マイメロディ、ぐでたま、シナモロール、コウペンちゃん、けいおん!、ラブライブ!、Wake up, Girls!、ファイナルファンタジーXIV、トランスフォーマーなどのデザインがある。ふなっしー、くまモン、浦和レッズのデザインのカードに関しては、利用金額の一部が寄付される仕組みになっている。

いずれも年会費は無料。海外旅行傷害保険も付帯しており、所定の旅行代金をカードで支払えば、最高2,000万円が補償される。また、リボ払いサービス「楽Pay」に登録していれば、年間最高100万円補償のショッピング保険も適用される。

三菱UFJニコス VIASOカード
発行元/三菱UFJニコス
国際ブランド/Mastercard
年会費/無料
キャッシュバック率/0.5%

【3】旅行好きなら「Booking.comカード」
「Booking.com」で宿泊予約して、カード払いすれば6%還元

世界最大級の宿泊予約サイトとして知られる「Booking.com」と三井住友カードが提携した「Booking.comカード」。こちらはポイント獲得後、一度でもカードの利用があると、1ポイント=1円として、貯まったポイントがカード利用代金から自動で差し引かれる。基本はカード利用100円につき1ポイントが貯まるため、還元率は1%。「Booking.com」の会員専用サイトで宿泊予約して、現地でカード払いをした場合は、さらに100円につき5ポイントが貯まり、合計6%還元となる。

年に1度でもカードを使えば、ポイント失効の心配なし

ポイント有効期限は獲得月から1年間となるため、年に1度でもカードを使っていれば、ポイントを失効する心配はない。なお、カード利用額よりキャッシュバック額のほうが大きい場合は、差額がカード利用代金引き落とし口座に振り込まれる。

このほかにも、入会するとBooking.comのGenius会員にアップグレードできる申込コードのプレゼントがある(入会受付先着5万名限定)。通常は、「Booking.com」を使って2年以内に2回滞在すると得られるレベル1の会員資格となり、対象施設で宿泊料金が10%オフになる特典が利用できる。なお、通常は一度Genius会員になると資格は永久に有効だが、申込コードから登録した場合は、180日以内にBooking.comでの予約・宿泊をしなければ資格を継続できない。

旅行系のカードならでは。死亡後遺障害に最高300万円の補償が自動付帯

旅行系のカードだけあって、年会費無料にもかかわらず、保険が充実していることも特徴。旅行傷害保険は海外・国内ともに、死亡後遺障害時に最高300万円の補償を自動付帯。所定の旅行代金をカードで支払えば、自動付帯分と合わせて最高2,000万円(海外旅行時の賠償責任は最高2,500万円)の補償を受けられる。ショッピング保険も海外での利用および国内でのリボ払い・3回以上の分割払い時には、年間最高100万円の補償を受けられる。

Booking.comカード
発行元/三井住友カード
国際ブランド/Visa
年会費/無料
キャッシュバック率/1%

【4】失効の心配不要「SURUGA Visaクレジットカード」
一般カードは0.7%、ゴールドなら1.2%還元

スルガ銀行が発行する「SURUGA Visaクレジットカード」も、年に1回自動でキャッシュバックされる。申し込みにはスルガ銀行の普通預金口座(インターネット支店を含む)が必要。年会費1,100円の一般カードなら年間利用金額(1月〜12月の合計額)の0.7%、年会費5,500円のゴールドカードなら年間利用額の1.2%が、翌年1月に振り込まれる。

リボ払い専用カードである点は注意しよう

ポイント失効などの心配がまったくなく使いやすいが、注意したいのはリボ払い専用カードであること。リボ払い手数料を発生させないためには、毎月指定日までに繰り上げ返済をする必要がある。手間を嫌って自動キャッシュバックを選ぶ人や、一括払いが前提の人は選択肢から外したほうがいいだろう。

年会費5,500円のゴールドには、5,000万円補償の海外旅行保険が自動付帯

しかしながら、ゴールドカードの還元率の高さは魅力。年間88万円以上利用すれば、年会費の差額を考慮しても、一般カードより得することになる。さらに、ゴールドカードなら最高5,000万円補償の海外旅行傷害保険、最高3,000万円補償の国内旅行傷害保険を自動付帯。ショッピング保険も年間最高500万円まで補償される。

また、ゴールドカード、一般カードともに、月1万円以上利用すると、ATMの出金手数料およびインターネットでの他行宛振込手数料で優遇を受けられる。こちらは円預金またはローン残高の条件を満たすことでも受けられる優遇だが、手数料がかさみがちな人には役立つだろう。

SURUGA Visa クレジットゴールド
発行元/スルガ銀行
国際ブランド/Visa
年会費/5,500円
キャッシュバック率/1.2%

SURUGA Visa クレジット
発行元/スルガ銀行
国際ブランド/Visa
年会費/1,100円
キャッシュバック率/0.7%

【5】海外旅行によく行く学生なら「学生専用ライフカード」
海外利用分が5%キャッシュバック

最後に「学生専用ライフカード」を紹介したい。年会費は無料で、高校生を除く18歳以上25歳以下の学生のみ申し込みできるカードだが、海外旅行先で利用すると5%のキャッシュバックを受けられるのが特徴。事前にインターネットから申し込みが必要となるため完全に自動ではないが、請求月の翌々月に口座に振り込まれるため、あとから手続きをしたり、有効期限を気にしたりする必要はない。

キャッシュバックは年間5万円、100万円利用相当が上限

キャッシュバックは何度でも利用できるが、年間5万円(100万円利用相当)が上限。年間サイクルは毎年4月1日から翌年3月31日までとなる。このほかにも携帯電話利用料金をカードで支払うと、毎月10人に1人の確率で500円分のAmazonギフト券が当たる抽選もある。こちらも事前にエントリーが必要だ。

海外利用での5%キャッシュバックとは別に、通常のポイント還元もあり、100円利用につき0.1ポイントが貯まる。「誕生月にポイント3倍」、「年間50万円利用で300ポイントのボーナス」、「入会初年度はポイント1.5倍」、「年間利用額に応じて次年度は最大でポイント2倍」と特典も充実。ポイントの価値は使い道にもよるが、1ポイント=5円相当となる場合が多い。ポイントをキャッシュバックに使うこともできるが、その際は1ポイント=4.17〜4.72円となる。ポイント有効期限は最長2年だが、繰越手続きをすると最長5年まで延長できる。

最高2000万円を補償する海外旅行傷害保険も自動付帯

国際ブランドはVisa、Mastercard、JCBから選択可能。海外で利用することを前提とするなら、利用可能店が多いVisaかMastercardをチョイスしておきたい。最高2000万円を補償する海外旅行傷害保険も自動付帯している。

学生以外も申込可能な「ライフカード Stella」は、海外で3%キャッシュバック

なお、同じライフカードから、学生以外でも申込可能な「ライフカード Stella」も発行されている。こちらは海外旅行先で利用すると、3%のキャッシュバック(年間2万4000円上限)を受けられる同様のサービスが付帯している。

年会費は1,375円(初年度無料)で、国際ブランドはJCBのみ。最高2,000万円補償の海外旅行傷害保険(自動付帯)、最高1,000万円補償の国内旅行傷害保険(利用付帯)、最高200万円補償のシートベルト保険(自動車搭乗中にシートベルトを着用していた場合の事故を補償)も付帯している。

学生専用ライフカード
発行元/ライフカード
国際ブランド/Visa、Mastercard、JCB
年会費/無料
キャッシュバック率/5%(海外ショッピング利用時)

ライフカード Stella
発行元/ライフカード
国際ブランド/JCB
年会費/1,375円(初年度無料)
キャッシュバック率/3%(海外ショッピング利用時)

まとめ

以上、「自動」でキャッシュバックを受けられ、かつ還元率も比較的高いカードを紹介してきた。それぞれの特徴を表にまとめた。

いくら還元率の高いカードでも、ポイントを失効してしまえば意味はない。ついついポイント交換を忘れてしまいがちな人は、今回紹介したような自動でキャッシュバックしてくれるカードがおすすめだ。

ただし、今回紹介した中でも、「VIASOカード」は利用額が少ないとキャッシュバックを受けられない可能性がある。「Booking.comカード」は年に1度でも使えばポイント失効の心配はないが、長期間使わない場合は注意したほうがいい。

すぐに還元を受けたい人は「P-oneカード」、ネットショッピングを多用する人は「VIASOカード」、旅行が多い人は「Booking.comカード」を選ぶのが無難だろう。リボ払いでもかまわない、もしくは一括払いの手続きが面倒でない人は、「SURUGA Visaクレジットカード」も検討しよう。そして海外に行く機会のある学生であれば、「学生専用ライフカード」はぜひ持っておきたい1枚。

なお、銀行口座から即時引き落としとなるデビットカードは、利用額に応じて口座にキャッシュバックされるものが多数あり、プリペイドカードも利用額に応じて残高にキャッシュバックされるものがある。還元率はクレジットカードのほうが全体的に高い傾向にあるが、目的に応じてデビットやプリペイドを選択肢に入れてもいいだろう。

※本記事は、執筆者個人または執筆者が所属する団体等の見解です。また、各サービスには一部対象外となる店舗や商品があります。ご利用の際は公式サイトなどで最新の情報をご確認ください。

タナカヒロシ

タナカヒロシ

普段は音楽やエンタメ関係の仕事が多いが、2008年に当時勤めていた会社の都合でクレジットカード本を制作。以降、クレジットカード、電子マネー、ポイントなどに詳しくなり、各種媒体で編集・執筆を手がける。

ご利用上の注意
  • 本記事は情報の提供を目的としています。本記事は、特定の保険商品や金融商品の売買、投資等の勧誘を目的としたものではありません。本記事の内容及び本記事にてご紹介する商品のご購入、取引条件の詳細等については、利用者ご自身で、各商品の販売者、取扱業者等に直接お問い合わせください。
  • 当社は本記事にて紹介する商品、取引等に関し、何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとします。
  • 当社は、本記事において提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
  • 本記事には、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
  • 本記事のご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、価格.comサイト利用規約(http://help.kakaku.com/kiyaku_site.html)にご同意いただいたものとします。
関連記事
クレジットカード・ローンのその他のカテゴリー
「価格.comマガジン」プレゼントマンデー
ページトップへ戻る