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三井住友カードで「Vポイント」を“還元率0.5%以上”で貯める5つの方法

2024年に「Tポイント」と「旧Vポイント」が統合して生まれた、新生「Vポイント」の存在感が高まっているようです。

消費動向などのリサーチ機関であるMMD研究所の調査(※)では、「現在活用している共通ポイント」として、「楽天ポイント」(59.5%)、「PayPayポイント」(41%)に次ぐ3位に「Vポイント」(40.3%)がランクイン。”5大ポイント”の勢力図にも影響が出始めています。

本記事では、人気上昇中の「Vポイント」でのポイ活に興味のある人を対象に、三井住友カードで効率的に「Vポイント」を貯める方法をお伝えします。

※2024年7月ポイント経済圏のサービス利用に関する調査(MMD研究所)。18〜65歳の男女2万5,000人が調査対象。

【基本】「Vポイント」は“提示”と“決済”で貯まる

まずは、「Vポイント」の貯め方の基本を押さえておきましょう。「Vポイント」には、大きくわけて2つの貯め方があります。

「Vポイントカード」を加盟店で“提示”

ひとつめが、全国に約15.5万店舗ある「Vポイント加盟店」で、「Vポイントカード」を“提示”して貯める方法です。この方法は、「Vポイント」のルーツのひとつである「Tポイント」に由来する貯め方で、アプリ上で「Vポイントカード」を表示させるか、旧「Tカード」(リアルカード)を見せることで「Vポイント」が貯まります。

「Vポイントカード」の“提示”でのポイント還元率は0.5%(200円で1P)とする加盟店がほとんどですが、なかには、1%(100円で1P)を付与する加盟店もあります。

「Vポイント加盟店」には、ファミリーマート、ドトールコーヒーショップ、紀伊國屋書店、ウエルシア、洋服の青山、ENEOSなどの大手チェーンに加えて、街の比較的小規模な店舗(公式サイト上の表現は「街のお店」)も含まれています。試しに「Vポイント」公式サイトで東京都の「街のお店」を検索すると、結果は762店と出ました(2024年9月時点)。この中には、クリーニング店、薬局、美容室、眼鏡店、動物病院、カーショップなど、あらゆる業種や規模の店舗が含まれています。

▼アプリを使って「Vポイント」を“提示”で貯める方法については、下記の記事で詳しく紹介しています。

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三井住友カードで“決済”

「Vポイント」を貯める方法の2つめが、本記事のメインテーマである、三井住友カードでの“決済”です。

「Vポイント」のもうひとつのルーツである「旧Vポイント」は、元々、三井住友フィナンシャルグループ(SMBCグループ)内の共通ポイントという位置づけでした。三井住友カードの“決済”で、原則0.5%分(一部の上位カードでは1%還元のものもある、後述)のポイントが貯まる仕組みでしたが、「Vポイント」にもこれが受け継がれています。

“提示”と“決済”は併用可能なので、「Vポイント加盟店」がクレジットカード決済に対応していれば、“提示”と“決済”の両方で「Vポイント」を貯めることもできます。

三井住友カードで「Vポイント」を“還元率0.5%以上”で貯めるには?

ここからが、本記事の本題です。先ほど、三井住友カードのポイント還元率は、原則0.5%と説明しました。

0.5%は、クレジットカードのポイント還元率としては決して高くはありません。クレジットカードの中には、年会費無料ながら1%の還元率でポイントが貯まるものも珍しくはありませんし、スマホ決済の中にも、使い方次第ではあるものの1.5%程度のポイント還元率で使えるものがあります。

ただし、三井住友カードにも、下記のように、効率的に「Vポイント」を貯める方法があります。個々人のライフスタイルによってとらえ方はさまざまだとは思いますが、ムリなく利用できそうなものがないか、ぜひチェックしてみてください。

【1】 対象のコンビニや飲食店を利用してポイント還元率を最大7%に上げる

三井住友カードの最大のウリであり、Web広告などでよく目にするのが、「対象のコンビニや飲食店で最大7%還元」となる特典です。

コンビニやファミレスなどでおトク

この特典の対象店舗は、セブン-イレブン、ローソン、ミニストップなどのコンビニ、マクドナルド、モスバーガーなどのファストフード、サイゼリア、すかいらーくグループなどのファミレス、ドトール系のカフェなど、計20のチェーンおよびブランドとなっています(2024年9月時点)。これらの店舗にて三井住友カードで決済することで、ポイント還元率は最大で7%にアップします(通常分0.5%+特典分6.5%)。

対象店のラインアップは、やや、若年層やファミリー層に寄せている印象があり、どの程度利用するかはその人の属性に左右されそうです。しかしながら、「最大7%還元」という数字にはなかなかのインパクトがあります。

記事のはじめのほうで、すかいらーく系列の和食チェーン「夢庵」の画像を掲載していますが、「夢庵」もこの「最大7%還元」の対象店に含まれます。そして、画像のキャプションでもお伝えしたとおり、「Vポイントカード」の“提示”で「Vポイント」が貯まる「Vポイント加盟店」でもあります。

「最大7%還元対象店」と「Vポイント加盟店」は別の店舗群になりますが、すかいらーく系列店やドトールコーヒーなどは、両特典の対象で、両方の特典のポイントが貯まります。

差し込みではなくタッチで、カードではなくスマホで

「対象のコンビニや飲食店で最大7%還元」の特典でひとつ注意したいのは、決済方法です。まず大前提として「タッチ決済」で支払わないとポイント還元率は上がりません。つまり、カードを差し込んで支払った場合は通常の0.5%還元が適用されてしまいます。

さらに、「タッチ決済」でも、リアルカードをタッチして支払った場合は、ポイント還元は5%にとどまります。最大還元率の7%にするには、対象の三井住友カードをスマホに登録し、「Apple Pay」や「Google Pay」で支払うことが必要です。

また、セルフレジで「Apple Pay支払い」を選んだり、店舗スタッフに「Apple Payで支払う」と伝えたりした場合は、三井住友カードに付帯する電子マネーの「iD」での支払い扱いになってしまうケースもあるようです。この場合も「最大7%還元」にはならないので要注意です。

セルフレジの場合はクレジットカードでの支払いを選択、店舗スタッフに口頭で伝える際も、「クレジットカードのタッチ決済で」と伝えるようにしましょう。

上の画像の赤枠部分は、筆者が2024年9月に受け取った、「対象のコンビニや飲食店で最大7%還元」の特典分(+6.5%)のポイントです(2024年8月利用分)。この月は「対象のコンビニや飲食店」で9,800円をスマホのタッチ決済で支払い、637ポイントを受け取りました(9,800円×6.5%=637P)

上の画像の赤枠部分は、筆者が2024年9月に受け取った、「対象のコンビニや飲食店で最大7%還元」の特典分(+6.5%)のポイントです(2024年8月利用分)。筆者は小さな子を育児中で最近はファミレスの利用頻度が多め。ということで、この月は「対象のコンビニや飲食店」で9,800円をスマホのタッチ決済で支払い、637ポイントを受け取りました(9,800円×6.5%=637P)

【2】 「Olive」などを利用して【1】のポイント還元率を上げる

【1】で紹介した、「対象のコンビニや飲食店で最大7%還元」の特典ですが、三井住友カードやSMBCグループの関連サービスなどの利用条件をクリアすると、この還元率をさらに上げることができます。2024年9月時点では、各種利用条件の合計で、最大20%まで還元率アップを目指すことができます。

対象のコンビニや飲食店での還元率を上げる「Vポイントアッププログラム」

このポイントアップの仕組みは2つに分かれており、そのひとつが「Vポイントアッププログラム」です。本特典の対象サービスを使うほど、前出の「最大7%還元対象店」でのポイント還元率が上乗せされます。

個人的には、楽天系列の対象サービスの利用状況でECサイトの「楽天市場」でのポイント還元率が上がる、楽天の「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」と似たような仕組みと理解しています。

“全部クリア”の難度は高め

下記の表は、2024年9月時点の「Vポイントアッププログラム」の各条件と上乗せされるポイント還元率ですが、正直、ハードルの高い条件も含まれています。なかでも、住宅ローンの契約や住友生命への加入、SMBCモビットの利用などは、【1】のポイント還元率アップを目的としてわざわざ検討する人はほとんどいないのではないかと思います。

「SBI証券」以下4つの条件については、各条件内で条件がさらに細分化され、上乗せされるポイント還元率が変動する仕組みです

「SBI証券」以下4つの条件については、各条件内で条件がさらに細分化され、上乗せされるポイント還元率が変動する仕組みです

SMBCイチ押しの「Olive」は検討の価値あり

そんな中、比較的利用を検討しやすいのが「Olive」への加入と利用ではないかと思います。上の表を見てもらえるとわかるとおり、7つの達成条件のうち、5つに「Oliveへの加入の有無」が含まれています。

「Olive」は、2023年3月に登場した、SMBCグループの新サービスです。ひとつのアカウントで、三井住友カードのクレジットカード、三井住友銀行の口座、デビットカード機能、ポイント支払い機能などが利用できる複合金融サービスです。

筆者も、「Olive」のゴールドランクである「Oliveゴールド」を利用中(スマホ画面)

筆者も、「Olive」のゴールドランクである「Oliveゴールド」を利用中(スマホ画面)

▼「Olive」については、下記の記事で詳しく紹介しています。

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+1%はほぼ確実

この「Olive」を契約することで、たとえば、「アプリのログインで『+1%』」などの条件クリアを目指すことができます。「Olive」で発行されるリアルカードはナンバーレス仕様のため、クレジットカード番号はアプリで確認します。その際には、アプリへのログインが必要です。実質的に、ほぼすべての「Olive」ユーザーが「+1%」になるのではないかと思います。

このほか、「Olive」の特典の一種である「選べる特典」の中にも、「対象のコンビニや飲食店」でのポイント還元率が「+1%」となるものがあります。「選べる特典」は、「Olive」に付帯するもので、ユーザーは下記の4つから好きなものをひとつ選べます(最上位ランクの「Oliveプラチナプリファード」は2つ選べます)。

「Olive」の「選べる特典」
・給与・年金の受け取りで200ポイント
・対象のコンビニ・飲食店での「Vポイント」還元率が「+1%」
・1万円以上の預金残高で月に1回100ポイント
・コンビニATM手数料が月1回無料(通常、平日8時45分〜18時は220円、左記以外の時間帯と土日は330円)
※特典は毎月変更可能。

筆者は2024年9月時点では「アプリのログインで『+1%』」によって、【1】のポイント還元率は「最大8%還元」をキープしています

筆者は2024年9月時点で「アプリのログインで『+1%』」によって【1】のポイント還元率は「最大8%還元」をキープしています(「選べる特典」は、給与・年金の受け取りで200ポイントを選択中)

【3】 家族と一緒に利用して【1】のポイント還元率を上げる

【1】の「対象のコンビニや飲食店で最大7%還元」のポイント還元率を上げるもうひとつの仕組みが、「家族ポイント」です。

これは、三井住友カードの本会員同士が「家族としてつながる(登録する)」ことで、対象店でのポイント還元率が上乗せされる特典です。登録できるのは、本人と2親等内の人で、最大9人(本人含め合計10人)まで。この中のだれかが「代表者」となり、登録したいほかの家族を招待する仕組みです。

最大で+5%

「家族ポイント」では、「登録した人数×1%」分が、「対象のコンビニや飲食店で最大7%還元」に上乗せされます。たとえば、「対象店」でスマホのタッチ決済を使っている人が、家族を2人「家族ポイント」に登録すると、「対象店」でのポイント還元率が最大9%還元になります。上乗せできるポイント還元率の上限は5%なので、「7%+5%」で、最大12%まで目指せます。

ご家族で三井住友カードに興味を持っている人がいる場合は、相談してみる価値はあるかもしれません。

【4】 SBI証券でのクレカ積立を利用する

ここまで紹介した3つの方法は、すべて、「対象のコンビニや飲食店で最大7%還元」の特典に関係するものでした。ここから紹介する方法は、別系統の特典になります。

月10万円までの積み立てにポイントが付く! 新NISAでもOK

まずは、クレジットカードによる投資信託の積立購入、通称「クレカ積立」に三井住友カードを使う方法です。利用状況にもよりますが、0.5%以上のポイント還元率で「Vポイント」を貯めることも可能です。

三井住友カードは、SBI証券での「クレカ積立」に対応しています(新NISAの「つみたて投資枠」でも利用可)。月間で10万円まで積み立てが可能で、積立額に応じて「Vポイント」が貯まります。ただし、ポイント還元率は、下記の表のとおり「利用するカードのランク」と「年間の利用額」によって変動します。

上記表に記載の内容は、2024年10月10日積立設定締め切り分(2024年11月買付分)から適用される最新ルールです

上記表に記載の内容は、2024年10月10日積立設定締め切り分(2024年11月買付分)から適用される最新ルールです

プラチナと”それ以外”で仕組みが若干異なる

「利用するカードのランク」については、「プラチナプリファード」&「プラチナカードランク」と、「ゴールドカードランク」&「一般カードランク」で仕組みが若干異なります。

前者は、毎月1%の還元率でポイントが貯まり、加えて、年間のカード利用額に応じて年に1回、1〜2%のポイントが貯まります(「プラチナカードランク」は+1%)。

いっぽう後者は、初年度についてはそのカードランクの最大のポイント還元率が適用されますが、翌年度以降は、前年の利用額によってポイント還元率が決まり、それに応じたポイントが毎月付与されます。

コスパ的に、ゴールドが好バランス

この中で相対的におトク感があるのは、「ゴールドカードランク」ではないかと思います。年間100万円以上利用することができれば、1%という、「クレカ積立」としては高い水準の還元率となります。

また、3〜5万程度と年会費が高額になる「プラチナプリファード」や「プラチナカードランク」と比べると年会費も高くはなく(5,500〜1万1,000円 )、次の章で説明しますが、年間100万円以上利用すると、翌年以降年会費が永年無料となる、コスパのよい「ゴールドカードランク」のカードもあります。

「投信マイレージ」でも毎月自動でポイントが貯まる

三井住友カードの「クレカ積立」とセットでチェックしておきたいのが、SBI証券の「投信マイレージ」というポイントサービスです。これは、同証券で保有する投資信託の額に応じて毎月ポイントが貯まるサービスです。厳密には三井住友カードのサービスではなく、また、「0.5%以上の還元率」という本記事のコンセプトからも外れますが、「Vポイント」を貯められるおトクな特典の一種として紹介します。

SBI証券は複数のポイントを貯めて使えるマルチポイント制を導入していますが、メインポイントに「Vポイント」を選ぶことで、「投信マイレージ」で「Vポイント」を貯めることができます。付与されるポイントは下記の計算式で算出されます。付与率(年率)は保有している銘柄によって異なり、0.017〜0.25%の幅で設定されています。

投資信託の月間保有金額×付与率(年率)÷365日×ポイント付与対象月の実日数

仮に、付与率が0.05%の銘柄を300万円分保有している場合、月の日数が30日である2024年9月には、123Pの「Vポイント」を受け取れる計算になります(端数は切り捨て)。

筆者も、新NISAの「つみたて投資枠」で、三井住友カードでの「クレカ積立」と、この「投信マイレージ」の両方で「Vポイント」を定期的に受け取っていますが、気がつくと「けっこう貯まっている」と感じることもあり、続けるほどありがたみが増す特典との印象を持っています。

【5】 年間100万円以上利用して継続特典を狙う

5つめの方法は、「三井住友カードゴールド(NL)」と「Oliveゴールド」という2券種のユーザー向けのものになります。これら2券種には、年間100万円以上利用すると、ボーナスポイントが1万ポイント付与される特典があります。これをクリアすることができれば、カードの実質的なポイント還元率が上がります。

年会費永年無料&実質1.5%還元も可能

仮に、これらのカードを、年間100万円使った場合の獲得ポイントは下記のようになります。

・基本ポイント 5,000ポイント
・特典ポイント 1万ポイント
合計 1万5,000ポイント

これで、実質1.5%還元となります。ここに、本記事で紹介してきた各種特典のポイントも加わる形になるので、おトクの体感値はより高くなるはずです。

「三井住友カードゴールド(NL)」と「Olvieゴールド」には、このほか、「年間100万円の利用」で翌年以降の年会費(通常5,500円)が永年無料となる特典もあります。これにより、「年会費永年無料かつ、ポイント還元率が実質1.5%のゴールドカード」として使える状態になるわけです。

今後「Vポイント」でのポイ活を考えている人で、年間100万円以上使えそうな見込みがある人は、これら2券種をメインカードの候補として考えてみてはいかがでしょうか?

「使うほどいい」ワケではない

ただし、注意点が2つあります。ひとつは、年間100万円の利用額にカウントされない支払いがあること。たとえば、交通系ICへのチャージや「クレカ積立」の利用額などは年間利用額のカウント対象外です。

もうひとつは「支払いすぎ」です。「三井住友カードゴールド(NL)」と「Olvieゴールド」のボーナスポイントの付与は100万円以上の支払いに対して1万ポイントのみ。それ以上支払っても増えることはありません。たとえば、200万円支払ってしまうとポイント還元率は0.5%。通常のポイント還元率と合わせても、実質1%にしかなりません。

【番外編】 「三井住友カードプラチナ プリファード」を利用する

最後に、やや身もふたもない話になりますが、年会費はかなり高くなるものの、「Vポイント」獲得にメリットのある「三井住友カード プラチナプリファード」というカードを紹介します。万人向けとは言い難いため、【番外編】としています。

ポイント特化型

「三井住友カード プラチナプリファード」は、三井住友カードの中で“ポイント特化型のプラチナカード”としてラインアップされているカードです。

年会費は3万3,000円と高額ですが、決済時の基本のポイント還元率は1%で、さらに、同カードのプリファードストア(特約店)で利用する場合は、ポイント還元率が1〜14 %上乗せされます(上乗せされるポイント還元率は特約店によって異なる)。

特約店には、コンビニ、カフェ、ファミレス、タクシー、百貨店、宿泊予約サイト、ふるさと納税サイトなど、合計80種類が揃っています。【1】の、「対象のコンビニや飲食店で最大7%還元」の対象店もこの特約店に含まれており、適用される還元率は最大7%で変わりはありません(通常分1%還元+特典分6%還元)。

また、すでに【4】で触れたように、「三井住友カード プラチナプリファード」は「クレカ積立」においても、年間利用額によって最大3%のポイント還元率を目指すことができます。

最大4万ポイント! 利用特典も豪華

「三井住友カード プラチナプリファード」は新規入会&利用特典も豪華です。「三井住友カード プラチナプリファード」に新たに入会した人が、入会月の3か月後末までに40万円以上同カードを利用すると、4万ポイントがプレゼントされます(一部カウント対象外の用途あり)。これだけで、3万3,000円の年会費分はペイできてしまいます。

また、2年目以降に同カードを継続する場合、前年実績で、100万円の利用ごとに1万ポイントが付与され、最大で4万ポイント(400万円以上利用の場合)が受け取れます。仮に、年間200万円を「三井住友カード プラチナプリファード」で決済すると、通常の決済分として最低2万ポイント(特約店での利用を考慮せず)、継続特典として2万ポイントが付与され、合計で4万ポイントなります。

3万3,000円という年会費は気軽に申し込める額ではないかもしれませんが、年間の利用額によっては、検討する価値のあるカードと言えそうです。

なお、「三井住友カード プラチナプリファード」の年会費や特典の内容は、「Olive」の最上位「Oliveプラチナプリファード」でも共通です。【2】の「Vポイントアッププログラム」でのポイント還元率アップを狙いたい人は、「Oliveプラチナプリファード」を検討されてもいいかもしれません。

まとめ

本記事で見てきたように、三井住友カードで「Vポイント」を効率的に貯めるには、「『最大7%還元』となる対象店での利用」や「クレカ積立の利用」といったところが重要になってきます。

また、使う券種にもよりますが、「年間100万円以上使えるかどうか」も、おトク度を左右してきます。これから「Vポイント」でポイ活をする人で、年間100万円以上使える可能性がある人は、「三井住友カードゴールド(NL)」と「Oliveゴールド」が有力な選択肢になるでしょう。

いっぽう、年間100万円以上使うのが難しそうな人は、「三井住友カード(NL)」、「Oliveフレキシブルペイ」などの一般カードランクから「Vポイント」でのポイ活を始めるのが無難です。その際、もし「クレカ積立」を利用する場合は、年間10万円以上利用しないと、翌年は「クレカ積立」でのポイント付与の対象外となるのでご注意ください。

野 洋介(編集部)
Writer / Editor
野 洋介(編集部)
書籍や月刊マネー誌の編集者を経て価格.comマネー編集部。“世界3大投資家のひとり”を含む投資家、専門家、経営者、副業実践者などへの取材経験豊富。名字の読みは「の」。ルーツは北陸(らしいです)。
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