「高コスパゴールドカード」として、よく知られているのが「エポスゴールドカード」です。筆者は「エポスゴールドカード」を愛用するユーザーのひとりとして、そのコスパのよさを実感しています。
本記事では、実際に「エポスゴールドカード」を使っている筆者が、体験を交えながら、このカードの魅力を6項目に整理して解説します。
「エポスゴールドカード」は日々の買い物や海外旅行で活躍する、コスパのよいゴールドカード!
筆者は学生時代にマルイの店舗で「エポスカード」(一般カード)を発行しました。
社会人2年目にはインビテーション(魅力1で解説)を受けて、年会費永年無料で「エポスゴールドカード」にアップグレード。それ以来15年以上にわたりメインカードとして愛用しています。
筆者はたまに、「『エポスゴールドカード』はマルイでよく買い物する人じゃないとメリットがないのでは?」と聞かれることがあります。
確かに、「エポスゴールドカード」はマルイ系列のカードなので、マルイでの買い物でメリットがあるカードなのは事実です(※)。しかし、マルイ以外の特典によって、マルイを使わないユーザーにも十分にメリットがあります。
筆者自身、現在マルイで買い物をするのは年に数回程度ですが、海外旅行が好きということもあり、かなり恩恵を受けられるカードだと感じています(この点は魅力3で解説しています)。次の章から、具体的にこのカードの魅力をお伝えします。
※マルイでのメリット
エポスカード会員は、優待キャンペーンの「マルコとマルオ」の期間中、マルイ、モディ全店、マルイのネット通販での買い物が10%OFFになる。また、エポスカード会員は、マルイのネット通販でいつでも配送料が無料になる(エポスカードの利用が条件。通常配送料は全国一律210円)
「エポスゴールドカード」の基本スペック
年会費:通常5,000円(※)
※インビテーションからの入会なら永年無料、または年間利用額50万円以上で翌年以降永年無料
国際ブランド:Visa
基本ポイント還元率:0.5%(200円につき1P)
貯まるポイント:エポスポイント
ポイントの有効期限:無期限(一般カードはポイント加算日から2年間)
海外旅行傷害保険:最高5,000万円(利用付帯)
まずは、年会費について。
ゴールドカード(ゴールドランクのクレジットカード)には年会費がかかるのが一般的です。しかし、「エポスゴールドカード」は、次の3つの条件のいずれかをクリアすることで、年会費を「永年無料化」できます。
エポスカードユーザーの間でよく知られているのが、「エポスカード」(一般カード)ユーザーに送られてくる、「エポスゴールドカード」へのインビテーションです。前出のとおり、筆者もこれで「エポスゴールドカード」にアップグレードしました。
このインビテーションは、一定の条件を満たした「エポスカード」(一般カード)ユーザーに送られてきます。条件は非公表ですが、一定の年間利用額を超えた場合に送られるようです。
このインビテーションから申し込んだ場合、年会費永年無料で「エポスゴールドカード」を持てます。
「エポスカード」(一般カード)を公式サイトでチェック
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「すぐに『エポスゴールドカード』を持ちたい」という人は、初年度のみ5,000円の年会費はかかりますが、年間50万円以上利用すると、翌年以降、年会費が永年無料になります。
近いうちに海外旅行の予定があり、「エポスゴールドカード」の海外旅行傷害保険を備えたい人などは、この方法がよいでしょう。
「エポスゴールドカード」を公式サイトでチェック
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このほか、エポスカードのプラチナ会員やゴールド会員の家族から紹介を受ける方法もあります。
紹介を受けた人は、「エポスゴールドカード」と同じスペックの「エポスファミリーゴールド」を年会費永年無料で持てます。家族に該当する人がいれば、これがもっとも早い方法です。
「エポスファミリーゴールド」の詳細を、本記事「魅力6」のパートでチェック
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このように、さまざまな方法で年会費永年無料を実現できるのが、「エポスゴールドカード」の人気の理由のひとつです。
「エポスゴールドカード」の2つめの魅力は、年間利用額に応じて付与されるボーナスポイントの存在です。
「エポスゴールドカード」は、次の条件をクリアすることで、通常のポイントとは別に、ボーナスポイントを獲得できます。
▼「エポスゴールドカード」の年間ボーナスポイント
年間利用額50万円を達成 → 2,500P
年間利用額100万円を達成 → 1万P
「エポスゴールドカード」の基本のポイント還元率は0.5%と決して高くはありません。しかし、このボーナスポイントにより、実質的な還元率を最大1.5%にまで底上げできます。
ただし、注意点としては、年間ボーナスのカウント対象外の支出があること。下記はその一例です。事前に公式サイトなどもチェックし、計画的にボーナスポイントを狙いましょう。
×年間ボーナスポイントの対象にならない支出
エポスカードの運転免許、エポスの引越クレジット、保証人おまかせプランROOM iD、すみかえ応援クレジット、エポスカードのデンタルクレジットの支払い など
○年間ボーナスポイントの対象になる支出
「tsumiki証券」でのクレカ積立の積立額、「エポスVisaプリペイドカード」への入金分 など
年会費を永年無料にしたり、ボーナスポイントを獲得したりすることで、「エポスゴールドカード」のコスパはさらにアップ
「エポスゴールドカード」は、海外旅行傷害保険が充実していることでも知られています。
筆者は海外旅行が好きなので、「エポスゴールドカード」によって多くの恩恵を受けています。そんな個人的な事情もあり、この魅力については少し詳しく説明します。
「エポスゴールドカード」に付帯する海外旅行傷害保険は下記のとおりです。
比較対象として、「エポスカード」(一般カード)と、「エポスゴールドカード」と同じく「高コスパゴールドカード」として人気の高い「三井住友カード ゴールド(NL)」(年会費5,500円・条件付で永年無料)の海外旅行傷害保険も記載しています。
これを見ると、「エポスゴールドカード」の海外旅行傷害保険は、「死亡後遺障害」と「賠償責任」の2項目に最高5,000万円の補償が付帯するなど、補償内容が充実していることがわかります。
また、筆者の経験上、海外旅行で使う可能性が高い補償項目は「傷害治療費用」、「疾病治療費用」、「携行品損害」の3つではないかと考えます。
特に、海外の病院にかかると医療費がかなりの高額になる可能性があるため、「傷害治療費用」と「疾病治療費用」はしっかりチェックしておきたいところ。その点、「エポスゴールドカード」は、年会費無料で使える可能性があるカードながら、300万円と比較的高めの額が設定されています。
ちなみに、海外の病院で診察や治療を受けた場合、費用の清算方法には次の2つがあります。
●自分で費用を立て替え、帰国後に保険会社に申請
●海外旅行傷害保険を引き受けている保険会社が費用を病院へ直接支払う
このうち、利用者にとって圧倒的に便利なのは後者です。これは、「キャッシュレス・メディカルサービス」や「医療費キャッシュレスサービス」などと呼ばれるサービスです。
海外旅行時に病院での診察や治療が必要になった際、カード会社に電話し、指定された病院で治療を受けると、費用を現地で支払わずに済みます。「エポスゴールドカード」にもこのサービスが付帯しています。
筆者も、過去にペルーを旅した際に急な高熱におそわれこのサービスを利用しましたが、自分で病院を探す手間や、費用の心配をする必要がなくかなり助けられました。このサービスの存在は、ぜひ、頭に入れておくといいでしょう。
「キャッシュレス・メディカルサービス」は、海外旅行で頼れるサービス。写真は筆者が旅したペルーのクスコ(筆者撮影)
筆者はこれ以外にも、海外旅行時にスーツケースの破損を2回経験しています(ベトナム、タイ)。このときも、「エポスゴールドカード」の「携行品損害」を活用し、しっかり補償を受けられました。
スーツケース破損の際、実際に保険金を受け取るまでの手順は下記のとおりです。いざというときのために、この流れも知っておくといいでしょう。
▼「エポスゴールドカード」の海外旅行傷害保険での保険金申請の流れ
●帰国後「エポスカード海外旅行保険事故受付センター」に電話
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●自宅に申請書類一式が届く
↓
●申請書類、スーツケースの購入レシート、破損部分の写真などを添えて返送
↓
●約2〜3週間で確認の電話があり、申請口座に入金される
スーツケースのキャスターが破損した際の写真(筆者撮影)
一点、「エポスゴールドカード」の海外旅行傷害保険の付帯条件は「利用付帯」なので注意しましょう。
「利用付帯」とは、旅行代金を「エポスゴールドカード」で支払うことで、保険適用条件を充足する仕組みのことを意味します。
旅行代金には、ツアー料金や航空料金などのほか、空港までの移動手段も含まれます。これらのいずれかを「エポスゴールドカード」で決済することで、事前申請など不要で保険が適用されます。
「エポスゴールドカード」には「選べるポイントアップショップ」という制度があり、最大3店(サービス)で、ポイント還元率が通常の2倍(0.5%→1%)になります。
対象のショップやサービスは300種以上あり、スーパーやドラッグストアはもちろん、公共料金やインターネットなどの固定費も含まれています。よく使う店や毎月固定費を払うサービス登録しておけば、それだけで「エポスポイント」が多く貯まります。
筆者も、「国民年金」、「電話料金」、「ETC利用」の3つを登録し、年間約5,000Pを貯めています。
▼「選べるポイントアップショップ」の対象店(一例)
▽スーパー、コンビニ、ドラッグストア
イオン、ウエルシア薬局、サンドラッグ、成城石井、西友、セブンイレブン、ツルハドラッグ、マツモトキヨシ、ライフ、ローソンなど
▽家電量販店、ホームセンター
エディオン、カインズ、ケーズデンキ、コジマ、島忠(ホームズ含む)、ジョイフル本田、上新電機、ニシムタ、ニトリ、ノジマ、ビックカメラ、ビバホーム、ヤマダ電機、ヨドバシカメラ
▽公共料金、家賃
朝日新聞、エイブル(月払家賃)、NHK放送受信料、ENEOSでんき、大阪ガス、国民年金、東京ガス、東京電力、東京都水道料、横浜市水道料金、読売新聞など
▽電話、TV、インターネット
@T COM、アットニフティ、アメーバ、NTTコミュニケーションズ、NTT西日本、NTT東日本、J:COM、ジャパンケーブルネットワーク、スカパー、ソネット(NURO光を含む)、ビックワイマックス、BIGLOBE、ヤマダエアーモバイルワイマックス、ワイヤレスゲート、WOWOW
▽自動車関連
ETC利用、アポロステーション、エネオス、オリックスレンタカー、コスモ石油、トヨタ自動車、トヨタレンタリースなど
「エポスゴールドカード」で貯まる「エポスポイント」には有効期限がありません。
「エポスカード」(一般カード)で貯まる「エポスポイント」には、ポイントの加算日から2年間の有効期限が設けられていますが、その有効期限がないのは「エポスゴールドカード」のメリットと言っていいでしょう。
ポイントの有効期限の有無以外にも、「エポスゴールドカード」と「エポスカード」(一般カード)を比較すると、「エポスポイント」の使い勝手や貯まり方の面でさまざまな違いがあります。すでに紹介したものを含めて整理したのが下記の表です。
「年間ボーナスポイント」や「選べるポイントアップ」、そして本章で紹介した「ポイントの有効期限なし」は、いずれも、「エポスカード」(一般カード)にはないメリットです。
このほか、「10%ポイントプレゼント優待」(※1)、「ファミリーボーナスポイント」(※2)、「家族でポイントシェア」(※3)も、「エポスゴールドカード」だけのメリットです。このように、「エポスカード」(一般カード)と比較して、「エポスゴールドカード」は多くの点で得られるメリットが大きいのです。
※1 マルイのネット通販、マルイ、モディでのクレジット利用が対象の、不定期開催キャンペーン(一部対象外のショップ・商品あり)
※2 ファミリー登録している代表会員(ゴールド会員もしくはプラチナ会員)と家族会員の年間利用額の合計金額に応じて、代表会員に付与されるボーナスポイント(詳細は魅力6で解説)
※3 ファミリー登録している家族同士で、「エポスポイント」を1P単位でシェアできるサービス
「エポスゴールドカード」を持っている人の家族(18歳以上・2親等以内)は、年会費永年無料で「エポスファミリーゴールド」を発行できます(ただし審査はあります)。
「エポスファミリーゴールド」のスペックや特典は、「エポスゴールドカード」と同じです。名称から家族カードのようなイメージを抱くかもしれませんが、利用限度額は本会員とは別に個別に設定され、引落口座を個別に設定することも可能です(※)。
※逆に、同一の口座からまとめて引き落とすことも可能
家族が「エポスファミリーゴールド」を発行すると、紹介した側の家族(代表会員)にもメリットがあります。
「エポスゴールドカード」の代表会員と、「エポスファミリーゴールド」会員の利用額を合算し、年間一定の額を超えると、代表会員にファミリーボーナスポイントも付与されます(魅力5の※2で紹介した特典)。
これらをうまく利用できれば、代表会員の実質的なポイント還元率を高められます。
▼ファミリーボーナスポイント
合算で年間利用額100万円を達成 → 代表会員に1,000P
合算で年間利用額200万円を達成 → 代表会員に2,000P
合算で年間利用額300万円を達成 → 代表会員に3,000P※上記は、グループ全員がゴールド会員の場合のポイント数。グループにひとり以上プラチナ会員がいる場合は加算されるポイントが倍になります
ちなみに、筆者の妻も「エポスファミリーゴールド」を発行しており、年会費永年無料で海外旅行傷害保険を備えたり、家族でボーナスポイントを狙ったりと、おトクな使い方ができています。
ゴールド以上の会員からの紹介なら、年会費永年無料で「エポスファミリーゴールド」に申し込め、各種特典を利用できます
「エポスゴールドカード」の弱点としては、基本のポイント還元率が0.5%と低いことがあげられます。年会費無料であっても、基本のポイント還元率が1%に設定されているカードも珍しくないなかで、この点はデメリットと言っていいでしょう。
ただし、この弱点を考慮しても、年会費を永年無料にすることが可能なうえ、各種ポイント特典や海外旅行傷害保険の充実度を考えると、「エポスゴールドカード」には検討する価値が十分にあると言えるでしょう。
●年会費無料でゴールドカードを持ちたい
●ゴールドカードがどんなものか試してみたい
●海外旅行や出張に行くことが多い
といった人は、ぜひ「エポスゴールドカード」の保有をご検討ください。
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下記の記事では、「エポスゴールドカード」を含め、各社のおトクなゴールドカードを解説しています。
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