今人気の格安SIMカードのほとんどは、支払い手段にクレジットカードを使っているが、それ以外の支払いに対応するものも一部ある。ここでは、価格.comの「格安SIMカード」カテゴリーで取り扱っているもののうち、クレジットカード以外の支払い手段にも対応している5社のサービスを取り上げよう。
NTTドコモのネットワークを使用する「OCN モバイル One」は、オンライン上の契約ではクレジットカードのみの対応となるが、紙による契約であれば、口座振替も利用可能だ。その場合、電話のサポート窓口「カスタマーズフロント」に口座振替を使うことを伝え申込用紙を入手して、手続きを行う必要がある。
NTTドコモのネットワークを使用する「BIGLOBE SIM」では、データ通信専用SIMカードであれば口座振替も利用できる(手数料が1回あたり税別200円かかる)。また、「ビッグローブ光」「BIGLOBE光パックNeo with フレッツ」「BIGLOBE 光 with フレッツ」などを利用するBIGLOBE会員であれば、支払いを合算することもでき、その場合、口座振替やNTTの毎月の電話料金と合算する「NTTファイナンス回収代行」や、KDDIの支払いと合算する「KDDI請求」も利用できる。
口座振替のほか、デビットカードも使用可能
楽天モバイル「楽天モバイル SIM」
NTTドコモのネットワークを利用する楽天モバイルでは、すべてのSIMカードで税込み108円の手数料がかかるものの、支払いに口座振替を利用できる。また、デビットカードについても「楽天銀行デビットカード」または「スルガ銀行デビットカード」の支払いがサポートされている。なお、楽天スーパーポイントを支払いに当てることも可能だ(端末の分割支払いを除く)。
2016年5月にサービスを開始したロケットモバイルは、NTTドコモのネットワークを使用するMVNO。支払い手段として公式にデビットカードへの対応を表明しているのが特徴だ。なお、対応するデビットカードについてロケットモバイル側では制限を設けていないが、カード会社との契約内容によって、一部で利用できないものがあり、利用する際にはデビットカードの発行会社に問い合わせておきたい。
ソフトバンクのネットワークを使用するワイモバイルは、自社で電波の免許を保有するれっきとした通信キャリア(MNO)でもあり、口座振替に対応している。ただし、口座振替を利用する場合、実店舗の窓口または、サポート窓口から手に入れた書類を記入して郵送する必要がある。