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リアルを超えた驚異の視覚体験

人間の目で見るよりも美しいデルの8Kディスプレイ「UP3218K」&液晶タブレット「Dell Canvas 27」体験レポート

デルは5月24日、世界初となる31.5インチの8Kディスプレイ「Dell デジタルハイエンドシリーズ UP3218K 31.5 インチ 8K モニタ」(UP3218K)を2017年夏に国内投入すると発表した。発表に合わせて、2017年5月24日と25日の2日間にわたって、東京・品川駅構内で先行展示を開催。先行展示では、ペン入力やホイール型デバイス「トーテム」を使用できる27インチのデジタルキャンバス「Dell Canvas 27」(2017年夏発売予定)の体験会も実施される。両デバイスとも日本での販売価格は未定。米国での販売価格は「UP3218K」が4,999ドル、「Dell Canvas 27」が1,499ドル。

目で見るよりもきれいに見える8Kディスプレイ「UP3218K」。滑らかなグラデーションや精度の高い陰影には目を見張るものがある

すさまじいまでの美しさと現実を超えた表現力

「UP3218K」は、フルHDの約16倍、4Kの約4倍となる8K(7680×4320)の解像度を備えた31.5インチのディスプレイ。表示色は、標準的なディスプレイの約64倍にもなる10億7,000万色で、すさまじい細部表現を可能にしている。先行展示で実際に見てみたところ、今までにない視覚体験に驚かされた。ディスプレイに映し出される映像は、もはや2次元ではなく3次元的な表現力で、精巧というレベルを超越しているように感じられる。ディスプレイのデザインもスタイリッシュで、ほとんど縁のない「InfinityEdgeディスプレイ」を採用し、画面いっぱいまで美麗な映像を表示することができる。画像や映像編集、デザイナーといったクリエイターに最適なディスプレイだ。

多数の設計図を画面上に表示。紙の設計図を見間違えるほど鮮明だ

多数の設計図を画面上に表示。紙の設計図を見間違えるほど鮮明だ

画面を近くで見てみると、設計図の非常に細かい部分まで忠実に表示できているのがわかる

画面を近くで見てみると、設計図の非常に細かい部分まで忠実に表示できているのがわかる

画面上に模様のようなものが表示されているが、実はテキストが表示されているのがおわかりだろうか

画面上に模様のようなものが表示されているが、実はテキストが表示されているのがおわかりだろうか

画面に近寄ると「Dell Ultra HD 8K」というテキストが羅列されているのを確認。衝撃的なのは、ここまで小さいサイズで文字を表示しても、文字がつぶれたり、にじんだりしていないことだ

「UP3218K」のカラー領域は、「Adobe RGB(100%)」「sRGB(100%)」「REC709(100%)」「DCI-P3(98%)」「Rec2020(80%超)」のそれぞれに対応。インターフェイスはDisplay Port 1.4×2、USB 3.0ポート×5(ひとつは充電用ポート)音声出力端子

■主要スペック
最大解像度:7,680×4,320(60Hz)
アスペクト比:16:9
輝度:400cd/u
表示色:10億7,000万色
視野角:178°/178°
コントラスト比:1300:1
色域:Adobe RGB(100%)、sRGB(100%)、REC709(100%)、DCI-P3(98%)

ダイヤル型デバイスの「トーテム」で新しいデザイン体験を実現

「UP3218K」と並んで展示されていたのが、世界最大の家電見本市「CES 2017」でイノベーションアワードを受賞した「Dell Canvas 27」。27インチのタッチディスプレイを搭載した液晶タブレットのようなデバイスで、筆圧感知ペンとホイール型デバイス「トーテム」を使用して絵を描いたり、3Dモデリングしたり、動画を編集したりできる。タッチペンの筆圧検知は2048段階で、筆圧の強弱により細かな描写が可能だ。特に目を引くのが、タッチペンでの作業をサポートする「トーテム」。たとえば、左手を「トーテム」に添えてペン先の太さや色を調節し、右手はタッチペンを操作するのに集中できる。タッチペンで色を選んで太さを調節して……という手間が省けるので、作業が劇的に効率化されるとのこと。トーテムはソフトウェア側での対応が必要になるが、AdobeやAutodesk、AVID、Dassault Systems、SolidWorksといったクリエイター向けの主要なソフトウェアメーカーがすでに対応済み。紙に直接スケッチしているような操作は、クリエイターやデザイナーといった人たちにとって大きな魅力となりそうだ。

「Dell Canvas 27」にはOSが搭載されておらず、PCに接続して使用する。動画編集では、「Dell Canvas 27」で編集作業を行い、PCのディスプレイに編集結果を表示するといった使い方もできる

「Dell Canvas」の大きな特徴はホイール型デバイスの「トーテム」。大小2つの「トーテム」が用意されており、ディスプレイの上に設置して使用する。似たようなデバイスにマイクロソフトの「Surface Studio」の「Surface Dial」があり、こちらはディスプレイ上でなくデスクなどにおいても使用できるが、「トーテム」はディスプレイ上でのみ操作が可能になっている

ディスプレイ上に置くと、「トーテム」の周囲に使用可能な機能(トーテム右上の黒いメニュー、画像上では5つの機能が並んでいる)が表示され、それをタッチペンで選択しホイールを回転させて使用する。「トーテム」で使える機能は、使用しているソフトウェアによりさまざまだ

実際にトーテムで色を変更しながらタッチペンを操作している様子は以下のムービーから確認できる。

タッチペンはワコム製のもので、硬さの異なる6種類の芯が用意されている

タッチペンはワコム製のもので、硬さの異なる6種類の芯が用意されている

サラサラとした書き心地で、ペン操作と画面表示の間に遅延はいっさいなかった

サラサラとした書き心地で、ペン操作と画面表示の間に遅延はいっさいなかった

デルによれば、2017年1月の発表以来、「Dell Canvas 27」について多くの問い合わせが相次いでいるとのこと。品川駅構内の中央改札前のイベントスペースで5月25日まで実施されている先行展示では、実際に「Dell Canvas 27」を体験できるので、気になる人は足を運んではいかがだろうか

■主要スペック
・サイズ:792mm(横)×446mm(縦)×13〜23mm(幅)
重量:8.4kg〜
画面サイズ:27インチ
解像度:2560×1440
ディスプレイ:IPS(Corning Gorilla Glass)
色のサポート:10億7,000万色
アスペクト比:16:9
コントラスト比:1,000:1
輝度:280cd/u
色域:100% Adobe RGB(標準)
タッチ:20点マルチタッチ
圧力感知レベル:2,048段階
ペンタイプ:電磁誘導(EMR)方式

水川悠士(編集部)

水川悠士(編集部)

最新ガジェットとゲームに目がない雑食系ライター。最近メタボ気味になってきたので健康管理グッズにも興味あり。休日はゲームをしたり映画を見たりしています。

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