タフネスボディの「arrows NX F-01K」と、液タブのように使える「arrows Tab F-02K」

独自の使い勝手にこだわった富士通のスマホとタブレットが登場

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NTTドコモは2017年12月8日、新型スマートフォン「arrows NX F-01K」(富士通コネクテッドテクノロジー製)を発売する。1月に登場予定の新型タブレット「arrows Tab F-02K」もあわせてレポートをお届けしよう。

12月6日より放送が始まる、富士通の作成した新しい「arrows」のテレビCMで、コミカルな刑事役を演じる俳優の小栗旬さんと山田孝之さんが登場。プライベートでも仲がよいという2人のエピソードが会場の笑いを誘った

シニア手前の大人にうれしい画面拡大機能「Exlider」を備える「arrows NX」

富士通の「arrows」シリーズは、、指紋認証機能や虹彩認証機能といった生体認証機能をいち早く取り入れるなど、以前からセキュリティ機能にこだわりがあったが、近ごろでは耐衝撃性能などボディのタフネス性能も特徴になっており、独自の個性を確立しつつある。

「arrows NX F-01K」のフルHD表示に対応する液晶ディスプレイは、黒の表現に強いIPS-NEOパネルを採用する

「arrows NX F-01K」のフルHD表示に対応する液晶ディスプレイは、黒の表現に強いIPS-NEOパネルを採用する

カラーバリエーションは左から、モスグリーン、ブルーブラック、アイボリーホワイトの3色

カラーバリエーションは左から、モスグリーン、ブルーブラック、アイボリーホワイトの3色

そのarrowsの最新モデルである、「arrows NX F-01K」(以下、F-01K)は、1080×1920のフルHD表示に対応する約5.2インチの液晶を備えたオーソドックスなサイズの製品だ。そのボディは、約72(幅)×149(高さ)×8.1(厚さ)mm、重量約154g。arrowsシリーズが特徴とするタフネスボディが特徴で、IPX5/8等級の防水仕様、IP6X等級の防塵仕様に加えて、米国国防総省の調達基準である「MIL-STD-810G」の23項目をクリアした耐久性がウリだ。本体の側面を取り囲むアルミのフレームが衝撃時のボディの歪みやたわみを押さえ込みつつ、ガラスの周辺部分で起こりやすい欠けを防止。保護ガラス自体は、米Corning社の強化ガラス「Gorilla Glass 3」が使われている。

また、背面の樹脂カバーにも特徴がある。ガラスと樹脂を結合させた特殊コーティングを新採用したことで、擦過傷への耐性が強化され、たとえば表面をスチールウールでこすっても傷が付かないだけの耐久性を実現しているという。

側面を囲むアルミのフレーム。落下した際のボディの歪みを抑えるため、肉厚の素材で丈夫に作ってある。タフかつスリムなのが大きな特徴

右がF-01K、左は前モデル「F-01J」の背面。ガラスと樹脂を結合させた特殊コーティングが施されたF-01Kは、スチールウールでこすっても傷は付かないが、F-01Jには細かな傷が付いていた

タフネスボディと並んだ特徴は、側面の指紋認証センサーを使った独自の画面操作機能「Exlider(エクスライダー)」だ。これは、指紋認証センサーをなぞることで、画面のスクロールおよび5倍までの拡大表示が行えるというもので、基本的な操作を片手だけで完結できるのが魅力。また、利用に際してアプリ側の改修が不要なので、プリインストールされるアプリ以外のものでも使うことができ、実用性も高い。細かい文字の見にくさが気になり始めた、40〜50代のユーザーに向けた機能だ。

Exliderの操作を受け持つ指紋認証センサーは電源ボタンも兼ねている

Exliderの操作を受け持つ指紋認証センサーは電源ボタンも兼ねている

もうひとつのこだわりは音質だ。老舗のオーディオメーカーであるオンキヨーの監修により、基盤のレイアウト段階でノイズの影響を抑えた高音質設計が行われているという。また、音楽再生アプリとしてオンキヨー製の「Onkyo HF Player」が使われている。同プレーヤーはGoogle Playでも有料版と無料版がダウンロード可能だが、本機にプリインストールされるものは無料版をベースとしつつ、広告が表示されないほか、NTTドコモの音楽配信サービスである「dミュージック」のメニューがあるなど、独自の仕様となっている。

音質の高さで人気のある音楽再生アプリ「Onkyo HF Player」をプリインストール。Google Playで配布されている無料版をベースにしつつ、広告が表示されないなど独自の仕様になっている

基盤の配置やヘッドホン端子などハードウェア部分の設計も、オンキヨーの監修による設計となっている

基盤の配置やヘッドホン端子などハードウェア部分の設計も、オンキヨーの監修による設計となっている

なお、arrows NXシリーズの特徴である虹彩認証機能「Iris Passport(アイリスパスポート)」も引き続き搭載されており、高速で正確な認証精度は、後続するライバルと比べて一日の長があると、その優位性を強調していた。

本機の虹彩認証用カメラは、フィルター部分に改良が施されており、明るい屋外での認証精度が高められている

本機の虹彩認証用カメラは、フィルター部分に改良が施されており、明るい屋外での認証精度が高められている

本機に搭載されるCPUは、Qualcomm社のミドルハイ向けオクタコア「Spnapdragon 660 SDM660(2.2GHz×4+1.8GHz×4)」で、4GBのRAMと32GBのストレージを組み合わせる。OSはAndroid 7.1だが、Android 8.0へのバージョンアップが予定されている。microSDXCメモリーカードスロットは256GBまで対応。内蔵バッテリーの容量は2,580mAhで、特に大容量ではないが、実際の利用パターンに近い条件で計測した電池持ちの指標である「電池持ち時間」は約120時間となっており、「Xperia XZ1 SO-01K」の約110時間(バッテリー容量約2,700mAh)や、「AQUOS R SH-03J」の約120時間(バッテリー容量約3,160mAh)と比べても、電池持ちはかなり優秀である。また、USBポートが、arrowsシリーズとしては初のUSB Type-Cポートとなっており、急速充電の新しい規格であるUSB Power Deliveryにも対応している。

接続インターフェイスとしてUSB Type-Cポートをarrowsシリーズとして初めて採用する

接続インターフェイスとしてUSB Type-Cポートをarrowsシリーズとして初めて採用する

カメラ機能だが、メインカメラは有効画素数約2,300万のイメージセンサーを採用。このカメラは、シャッターボタンを押してから実際に撮影が始まるまでのタイムラグをギリギリまで短くした「ゼロシャッターラグ」と、位相差AFとレーザーAFを組み合わせた高速なハイブリッドAFを備えており、撮りたいシーンを逃さずに撮影できる。フロントカメラには有効画素数約500万画素のイメージセンサーを搭載。画面を光らせてフラッシュの代わりとする「画面フラッシュ」や、セルフタイマーの時間表示がカメラのすぐ横に表示されて自然と目線がカメラに向くように設計されているなど、自撮りに適した機能が充実している。

メインカメラは応答速度が速く、狙った瞬間に撮影できるレスポンスの高さが特徴

メインカメラは応答速度が速く、狙った瞬間に撮影できるレスポンスの高さが特徴

画面サイズ(解像度):約5.2インチ(1080×1920)
サイズ(幅×高さ×厚さ):約72×149×8.1mm
重量:154g
防水/防塵:○(IPX5/8)/○(IP6X)
CPU:Snapdragon 660 SDM660 (2.2GHz×4+1.8GHz×4)
RAM容量:4GB
ストレージ容量:32GB
増設用メモリーカードスロット:microSDXC(最大256GB)
OS:Android 7.1(Android 8.0へのバージョンアップ予定あり)
Wi-Fi:IEEE802.11a/b/g/n/ac
NFC:搭載
FeliCa:搭載
メインカメラ:約2,300万画素
サブカメラ:約500万画素
フルセグ/ワンセグ:搭載/搭載
バッテリー容量:2,580mAh
電池持ち時間:約120時間
USBポート:USB Type-C(QuickCharge 3.0およびUSB PD対応)

持ち運べる液晶ペンタブレットとしても使える「arrows Tab F-02K」

今回の発表会では、1月以降に発売が予定されている2560×1600のWQXGA表示に対応する約10.1インチ液晶を備えた高級タブレット「arrows Tab F-02K」(以下、F-02K)も展示された。本機は、液晶ペンタブレット市場では圧倒的なシェアを誇るワコムの高度な筆圧感知技術を用いたスタイラスペンが付属する。会場ではそのスタイラスペンを使った、イラストレーターのモリナオヤ氏によるイラスト作成の実演デモも行われた。モリナオヤ氏によれば、ワコム製の液晶ペンタブレットと比較してもそん色のない描き心地であり、余裕のある画面サイズもあって、液晶ペンタブレットの代わりとして、屋外や移動中に使うことができるとのこと。また、でき上がったイラストをそのまますぐにメールで送信できる点や、液晶ペンタブレットよりも価格がだいぶ抑えられている点も、魅力的だ(なお、F-02Kの価格はまだ公表されていない)。

2560×1600のWQXGA表示に対応する約10.1インチ液晶を備える

2560×1600のWQXGA表示に対応する約10.1インチ液晶を備える

厚さは約6.9mm、重量は約441gと、持ち運びやすい薄さと軽さだ

厚さは約6.9mm、重量は約441gと、持ち運びやすい薄さと軽さだ

アナログ入力に対応し、本物のペンのような描き心地を実現するスタイラスペンが同梱される

アナログ入力に対応し、本物のペンのような描き心地を実現するスタイラスペンが同梱される

モリナオヤ氏によるイラスト作成の実演デモの様子。持ち運べる液晶ペンタブレットとしても十分実用的に使える

画面サイズ(解像度):約10.1インチ(2560×1600)
サイズ(幅×高さ×厚さ):約256×173×6.9mm
重量:約441g
防水/防塵:○(IPX5/8)/○(IP6X)
CPU:SDM660(2.2GHz×4+1.8GHz×4)
RAM容量:4GB
ストレージ容量:32GB
増設用メモリーカードスロット:microSDXC(最大256GB)
OS:Android 7.1
Wi-Fi:IEEE802.11a/b/g/n/ac
NFC:非搭載
FeliCa:非搭載
メインカメラ:約810万画素
サブカメラ:約500万画素
フルセグ/ワンセグ:搭載/搭載
バッテリー容量:6,000mAh
USBポート:USB Type-C(QuickCharge 3.0およびUSB PD対応)

田中 巧(編集部)

田中 巧(編集部)

FBの友人は4人のヒキコモリ系デジモノライター。バーチャルの特技は誤変換を多用したクソレス、リアルの特技は終電の乗り遅れでタイミングと頻度の両面で達人級。

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2017.12.8 更新
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