コンピューター関連の世界的見本市「COMPUTEX TAIPEI 2019」(台湾・台北市)が2019年5月28日に開幕した。会場の中でもひときわ大きなブースを構えていたのが台湾に本社を構えるASUSだ。ASUSブースおよび同社のゲーミングブランド「REPUBLIC OF GAMERS」(ROG)のブースで見つけた注目の新製品を紹介しよう。
先日発表されたばかりの「ZenBook Pro Duo」(詳細はこちら)が入り口に設置されていたASUSブース
ROGブース
「AiMesh AX6600」はWi-Fi 6(IEEE802.11ax)対応のWi-Fiルーター。メッシュネットワークに対応したアンテナ内蔵型だ。同社の既存のWi-Fi 6ルーターやメッシュWi-Fiルーターは、外部アンテナを搭載しているが、本モデルはアンテナを内蔵し、リビングなどにも置けるシンプルなデザインとなっている。
5GHz帯域×2と2.4GHz帯域×1のトライバンドに対応。アンテナは6本。2.5GのWANポートを搭載しており、Wi-Fi 6の速度も最大限活用できるという。同社では、ノートPC5製品、Wi-Fiアダプター、マザーボード6製品、小型PC2製品でWi-Fi 6対応モデルを発売する予定だ。
AiMesh AX6600
薄型ノートPC「ZenBook」とスタンダードノートPC「Vivo Book」の新モデルには、「ScreenPad 2.0」が搭載される。ディスプレイ一体型のタッチパッドで、動画を再生したり、音楽再生アプリを表示したり、各種ツールを表示したりできる。前バージョンの「ScreenPad」よりも面積が広くなり、スマートフォンのようにドラッグしてアイコンを移動させられるようにもなった。
ScreenPad 2.0を搭載するZenBook 15
ScreenPad 2.0はスマートフォンのように、アイコンをドラッグして並び替えなどが可能。同機能はF6キーでオン/オフできるので、使わない場合は素早くオフにできる
比較的手ごろな価格のスタンダードモデルのVivo BookにもScreenPad 2.0を搭載
セカンドディスプレイを搭載するZenBook Pro Duo
FLIP CAMERAを搭載するZenFone 6
スマートウォッチ「VivoWatch BP」
家庭用ロボットの「Zenbo Junior」
ゲーミングブランドのROGは、NVIDIAの最新テクノロジーを積極的に採用し、6月にはすべてのファミリーのRTXグラフィックスをリフレッシュするという。そんなROGには、デスクトップ並みの性能を誇るハイスペックな「ROG」、薄型ボディながら性能に妥協しない「ROG ZEPHYRUS」、eスポーツとコアゲーマー向けの「ROG STRIX」という3つのシリーズがある。今回はROG ZEPHYRUSとROG STRIXの新モデルが発表された。
リフレッシュレート240Hz、応答速度3msのIPSパネルを搭載した「ROG ZEPHYRUS S GX502」。ブラックのイメージが強いROGとしては珍しいシルバーカラーモデル
「ROG STRIX G G531」の「Glacier Blue」モデル
ROG STRIXシリーズの新モデル「ROG STRIX SCAR III」。デザインはBMW Designworks Groupが担当した
着脱式のキー「ROG Keystone」。ROGのソフトの設定を保存して、ほかのPCに差し込むだけで、自分の設定を再現できる新機能だ
BMW Designworks Groupと協業したコンセプトモデル
リフレッシュレート最大240Hz、応答速度3msのポータブルゲーミングモニター。画面サイズは17.3型(フルHD)で、IPSパネルを採用する。バッテリーを内蔵しており、リフレッシュレート240Hzで動かした場合、約3時間動作するという。外部インターフェイスはmicro HDMI、USB Type-C。重量は800g。スタンドとしても利用できる専用カバーが付属する。
ROG STRIX XG17
ケースはスタンドとしても利用できる
なお、今回紹介した製品はいずれも日本での発売は未定となっている。