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Bluetoothと独自方式による低遅延ワイヤレス接続の2種類に対応

ゼンハイザー初のワイヤレスゲーミングヘッドセット「GSP 670」が8月1日発売

近年、ゲーミングヘッドセットやゲーミングアンプなど、ゲーミングデバイス市場に力を入れているゼンハイザー。そんな同社から、初のワイヤレスゲーミングヘッドセット「GSP 670」がついに登場する。海外ではすでに発表されていたが、国内では8月1日発売となる。市場想定価格は42,000円前後(税別)だ。

専用ドングルを使った独自の低遅延ワイヤレス接続とBluetooth接続の2種類に対応

「GSP 670」は、同社のゲーミングヘッドセットで初めてワイヤレス接続に対応したモデルだ。ワイヤレス接続は、Bluetooth 5.0の技術を拡張して新開発した独自の低遅延ワイヤレス接続技術「low-latency connection」と、Bluetoothの2種類の接続方法に対応。「low-latency connection」接続時は、専用ドングルを介して接続する形となっており、Windows PCのほか、MacやPlayStation 4とも接続できるようになっている。

ゼンハイザー「GSP 670」

ゼンハイザー「GSP 670」

「low-latency connection」接続時に使用する専用のUSBドングル

「low-latency connection」接続時に使用する専用のUSBドングル

PlayStation 4に専用ドングルを差し込み、「low-latency connection」接続も可能だ

PlayStation 4に専用ドングルを差し込み、「low-latency connection」接続も可能だ

また、「low-latency connection」接続時は、バックグラウンドでスマートフォンとBluetooth接続も可能となっている。ゲームプレイ中にスマートフォンに電話がかかってきた場合も、Bluetooth接続でシームレスに通話に移行でき、通話終了後は「low-latency connection」接続ですぐにゲームに復帰できるという。

Bluetoothを使ってバックグラウンドでスマートフォンと接続できる点もユニーク

Bluetoothを使ってバックグラウンドでスマートフォンと接続できる点もユニーク

実際にゲーミングPCと「GSP 670」を「low-latency connection」で接続し、「Fortnite」を軽くプレイしてみたが、音の遅延はまったく体感できなかった。同社によれば、Bluetooth 5.0の技術を拡張して開発しているため、大勢の人が集まるゲーミング大会等では遅延が発生する可能性もあるかもしれないということだが、通常の使い方であればaptX Low Latencyよりも低遅延で接続できるということなので、遅延に関して問題になるようなことはほぼないとみていいだろう。

専用ソフトウェアで7.1chサラウンドサウンドにも対応

今回の「GSP 670」は、Windows PC向けの専用ソフトウェア「SENNHEISER GAMING SUITE」が用意されているのもポイントだ。同ソフトウェアをインストールしたPCと接続することで、「GSX 1000」に採用された独自のバイノーラルレンダリングエンジンを使用した7.1chサラウンドサウンドが楽しめるようになっている。

専用ソフトウェア経由で独自の7.1chサラウンドサウンドにも対応

専用ソフトウェア経由で独自の7.1chサラウンドサウンドにも対応

また、ソフトウェアの設定画面から、「フラット」「ムービー」「ミュージック」「eスポーツ」の4種類のサウンドプリセットの個別イコライジング調整や、マイク感度の調整、マイクのノイズキャンセリング効果の調整、スマートボタンのカスタマイズ(サウンドプリセット切り替え or 2ch/7.1ch切り替え)にも対応。「GSP 670」のファームウェアアップデートもこちらのソフトウェア経由で可能だ。

2ch/7.1ch切り替え・イコライザー調整画面 マイク調整画面 スマートボタン調整・ファームウェアアップデート画面

Windows PC向けの専用ソフトウェア「SENNHEISER GAMING SUITE」。3つの画面で構成されており、サラウンド切り替えやプリセット別イコライジング調整、マイク調整といったさまざまなカスタマイズ機能を利用できる

ヘッドセット本体については、アナログ有線接続タイプの「GSP 500」や「GSP 600」、USB接続タイプの「GSP 550」と共通するデザインを採用しつつ、ハウジング部を含めてブラック系のカラーリングでまとめ、全体的にクールなデザインに仕上げた。ちなみに、側圧をコントロールできるヘッドバンド機構や、フェイスラインに合わせてフィット感を細かく調整できる2軸ヒンジ構造など、従来モデルに搭載されていたギミックは、「GSP 670」にも引き継がれている。

ブラック系でまとめられたカラーリングを採用

ブラック系でまとめられたカラーリングを採用

「GSP 670」と「GSP 600」、「GSP 500」を並べてみたところ。基本的なヘッドセット部分のデザインは共通だ

「GSP 670」と「GSP 600」、「GSP 500」を並べてみたところ。基本的なヘッドセット部分のデザインは共通だ

ヘッドバンド部の側圧調整機能も引き続き搭載

ヘッドバンド部の側圧調整機能も引き続き搭載

ドライバーユニットは「GSP 600」と同等のものを搭載しており、サウンドはゲーミング向けヘッドセットということで、中高音をマスクすることなく低音もしっかりと出すチューニングに仕上げたという。マイクは自社開発の双指向性タイプで、ブームアームをあげるだけでミュートになるギミックは「GSP 600」と同じだ。

ドライバーユニットは「GSP 600」と同等だ

ドライバーユニットは「GSP 600」と同等だ

マイクはブームアームを上げるとミュートになる

マイクはブームアームを上げるとミュートになる

ヘッドセットの操作部分は、右ハウジング部にボリューム調整用のアウターホイールと、マイクボリューム調整用のインホイール、スマートボタン(デフォルト設定はサウンドプリセット切り替え)を装備。ヘッドセット本体の電源は、ボリューム調整用のアウターホイールと連動する形となっている。左ハウジング部には、充電&USB有線接続用のmicroUSB端子と、Bluetoothペアリング用スイッチが用意されている。

右ハウジング部にはアウターホイール、インホイール、スマートボタンを装備

右ハウジングにはアウターホイール、インホイール、スマートボタンを装備

左ハウジング部には充電&USB有線接続用のmicro USB端子とBluetoothペアリング用スイッチが並ぶ

左ハウジング部には充電&USB有線接続用のmicro USB端子とBluetoothペアリング用スイッチが並ぶ

7.1chサラウンドサウンドやプリセットイコライザー調整といった機能はWindows PC向けの専用ソフトウェア「SENNHEISER GAMING SUITE」経由で対応となっているため、MacやPlayStation 4との接続時に利用できないなどの一部制限はあるものの、ゼンハイザークオリティのサウンドをワイヤレスで楽しめるようになったのはやはり魅力的だ。この夏、さまざまなメーカーからゲーミングヘッドセットの新製品が続々と発表されているが、PCゲーミングの音質にこだわっている人は、ぜひ「GSP 670」に注目してほしい。

遠山俊介(編集部)

遠山俊介(編集部)

PC・家電・カメラからゲーム・ホビー・サービスまで、興味のあることは自分自身で徹底的に調べないと気がすまないオタク系男子です。最近はもっぱらカスタムIEMに散財してます。

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