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ソフトバンクが、分離プラン対応の新端末割引プログラム「半額サポート+」を9月13日より実施

ソフトバンクは、2019年9月9日実施の記者発表会で、ソフトバンクブランドの新しい端末割引プログラム「半額サポート+」と、ワイモバイルブランドの新料金プランを発表した。

※本記事中の料金は特別の断りがない限り、税別で統一している。

改正電気通信事業法に対応する、他社ユーザーも対象の新端末割引制度「半額サポート+」

2019年10月1日に、改正電気通信事業法が施行され、いわゆる分離プランの導入が通信キャリアに課せられる。これにより、従来の端末値下げメニューが廃止され、端末価格の値上がりが起こると言われている。

そんな中、ソフトバンクが今回発表した新しい端末割引プログラム「半額サポート+」は、対象のスマホやタブレット、ケータイを48回の分割払いで購入し、25か月目以降の買い替え時に、ソフトバンクの指定する端末を購入した場合、残債を免除するというもので、従来の「半額サポート」と基本的な仕組みは同じ。ただし、プログラム利用料として月額390円(不課税)を24か月支払う必要がある。ソフトバンクのユーザー以外でも利用できるという点が大きく異なる。10月1日以降は、端末代金の割引きは最大2万円という制限が設けられるが、同社によれば、回線契約とセットではなく、他キャリアユーザーにも適用されるため、この規制には当てはまらないとしている。

ただし、他社のユーザーでも利用可能ではあるものの、端末には従来と同じ条件のSIMロックがかけられており、他社回線SIMカードを使う場合SIMロックの解除が必要となる点には注意がいる。

この「半額サポート+」は、9月13日から受付を開始し、従来の「半額サポート」および「機種変更先取りプログラム」は、9月12日に新規受付を終了する。

なお、「半額サポート+」に対応するキャンペーンとして、フィーチャーフォンから乗り換えプランである「スマホデビュープラン」と「半額サポート+」に同時に加入すると、最大1万円相当のPayPayポイントがプレゼントされる「スマホデビューPayPayキャンペーン」を、2019年10月1日から12月31日まで実施する。

「半額サポート+」は、キャリアを問わず利用できるため10月1日以降に、最大2万円までに規制される端末の割引の対象外となる

「半額サポート+」は9月13日より受け付け開始。発表の迫っている新型iPhoneへの対応については明言しなかったが、対象機種に含まれる可能性が高い

「スマホデビュープラン」と「半額サポート+」をセットで契約することで、最大1万円相当のPayPayポイントがプレゼントされる「スマホデビューPayPayキャンペーン」も発表された

なお、今回の発表に先立つ9月6日に、ソフトバンクは基本料金となる「基本プラン(音声)」と「基本プラン(データ)」の見直しを発表した。見直しされたプランでは、デバイスごとに異なっていた基本料が統一され、契約期間と契約解除料(2年縛りの違約金)が廃止された。なお、本プランは9月13日より契約受け付けが開始される。

ワイモバイルも分離プラン対応の新料金プランを発表

ソフトバンクのサブブランドであるワイモバイルも、契約期間および契約解除料がない(いわゆる2年縛りのない)、分離プラン対応の新料金プランを発表。10月1日より実施する。

新料金プラン「スマホベーシックプラン」には、月間3GBのデータ通信容量で月額2,680円の「プランS」、月間9GBのデータ通信容量で月額3,680円の「プランM」、月間13GBのデータ通信容量で月額4,680円の「プランR」の3種類が用意される。新料金の登場にともない、旧料金の新規受付は9月30日で終了する。なお、現在契約中のユーザーについては引き続き従来のプランが利用可能だ。

これらに組み合わせる割引メニューとして、新規契約、MNPおよび契約変更の場合、当初 6か月間につき毎月 700 円割り引く「新規割」と、月額500円の割引が永続するソフトバンクの固定回線とセットの「おうち割 光セット(A)」または、家族契約の場合に適用される「家族割引サービス」が用意される。従来の「ワンキュッパ割」は、新規申し込みを終了する。ソフトバンクの説明によれば、新料金と旧料金と比較すると、最大で12%の割引となるという(家族割引サービスを適用させた、旧プランSの月額2,480円と新プランの2,180円を比較した場合)。

また、上記の新料金プランの登場にともない、従来の料金プランも10月1日に料金改定が実施される。改定された新料金は、「プランS」が月額5,480円から2,680円に、「プランM」が6,480円から3,680円に、「プランL」が月額8,480円から5,680円に、「ケータイベーシックプランSS」が月額2,434円から934円に、「データベーシックプランS」が月額3,980円から1,980円に、「データベーシックプランL」が月額5,696円から3,696円に、「Pocket WiFiプラン2(ベーシック)」が5,696円から3,696円にそれぞれ値下げされる。

ワイモバイルの新料金プランも分離プランに対応したものとなった。旧プランと比較すると最大で12%の割引となるという。

田中 巧(編集部)

田中 巧(編集部)

FBの友人は4人のヒキコモリ系デジモノライター。バーチャルの特技は誤変換を多用したクソレス、リアルの特技は終電の乗り遅れでタイミングと頻度の両面で達人級。

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