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折りたたみスマホ「Galaxy Fold」など、auが2019年秋冬スマホ9モデルを発表!

auは、2019年10月10日、スマートフォンの2019年秋冬モデル9製品を発表した。折りたたみ式の「Galaxy Fold」を国内独占販売するほか、「Xperia 5」や「AQUOS zero2」など今期の注目モデルからエントリーモデルまで幅広くそろえている。各機種の特徴を紹介しよう。

折りたたみディスプレイで、約7.3インチ超大画面を実現!
サムスン「Galaxy Fold SCV44」

今年2月スペイン・バルセロナで開催された「MWC2019」で発表されたサムスンの折りたたみスマートフォン「Galaxy Fold」が、auより国内独占販売される。2,152×1,536のQXGA+表示に対応する折りたたみ可能な約7.3インチの有機ELディスプレイ「Infinity Flex Display」と、1,680×720のHD+表示に対応する約4.6インチの有機ELディスプレイの2画面を備える。サイズはクローズ時で、約62.8(幅)×160.9(高さ)×15.7(厚さ)mm、オープン時で約117.9(幅)×160.9(高さ)×6.9(厚さ)mm。重量は約276g。クローズ時なら片手で持てるコンパクトさと、オープン時の大画面を両立できるのが魅力だ。また、ディスプレイを3分割表示することで、最大3個のアプリを同時に起動できる。

SoCに「Snapdragon 855」を採用し、12GBのRAMと512GBの大容量ストレージを組み合わせる。OSはAndroid 9。IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax対応でWi-Fi 6に対応するほか、NFCポートを備える。FeliCaポートは非搭載だ。内蔵バッテリーは容量4,380mAhで、実際の利用パターンに近い条件で計測した電池持ちの指標である「電池持ち時間」は、約135時間となっている。

メインカメラは、約1,600万画素の超広角カメラ、約1,200万画素の広角カメラ、約1,200万画素の望遠カメラを組み合わせたトリプルカメラ。フロントカメラは約1,000万画素の映像記録用カメラと、約800万画素のRGB深度カメラを組み合わせたデュアルカメラとなる。これに加えて約1,000万画素のカバーカメラを備えており、合計6台のカメラを利用できる。

カラーバリエーションはスペースシルバー1色の展開。発売は2019年10月25日を予定している。

Xperia 1の魅力を凝縮した小型ハイエンドマシン
ソニーモバイル「Xperia 5 SOV41」

すでにグローバルモデルが発表されていたソニーモバイルの「Xperia 5」がauより登場する。基本スペックはグローバルモデルのものをほぼ踏襲。約68(幅)×158(高さ)×8.2(厚さ)mmで、重量約164gのボディに、2,520×1,080表示に対応する約6.1インチの有機ELディスプレイを搭載。Xperia 1と比較すると、画面解像度は4K(3,840×1644)からフルHD+にダウングレードしたが、画面サイズは0.4インチ小さくなり、ボディサイズも、幅が約4mm、高さが約9mmそれぞれコンパクトになっている。なお、IPX5/IPX8等級の防水仕様と、IP6X等級の防塵仕様をクリアしている。

処理性能は、Xperia 1と同じハイエンド向けSoC「Snapdragon 855」に、6GBのRAM、64GBまたは128GBのストレージ、512GBまで対応するmicroSDXCメモリーカードスロットを組み合わせる。OSはAndroid 9だ。なお、国内向けの機能としてフルセグおよびワンセグのテレビチューナーとFeliCaポートを搭載している。容量3,000mAhのバッテリーを内蔵し、電池持ち時間は約105時間。

メインカメラは焦点距離16mmの超広角カメラ、26mmの標準カメラ、52mmの望遠カメラという組み合わせのトリプルカメラだ(いずれも35mm換算の焦点距離)。望遠カメラと標準カメラについては光学式手ぶれ補正に対応する。イメージセンサーはいずれも1,220万画素。フロントカメラは約800万画素だ。カメラ機能自体は960fpsのスーパースロー撮影が非対応となったほかはほぼXperia 1と同等で、機能面を見ても、Xperia 1に搭載されている瞳AFや最大10fpsのAF/AE追従の連写機能、ハイブリッド手ぶれ補正も搭載されている。

カラーバリエーションは、ブラック、グレー、ブルー、レッドの4色。2019年10月下旬以降の発売を予定している。

ジェスチャー操作「エアアクション」に対応する大型ペン入力スマホ
サムスン「Galaxy Note10+ SCV45」

独自のペン入力機能「Sペン」を備えた大型スマートフォン「Galaxy Note」シリーズに、新モデル「Galaxy Note10+ SCV45」が登場。約77(幅)×162(高さ)×7.9(厚さ)mm、重量約197gというかなりの大型ボディに、3,040×1,440表示に対応する約6.8インチの大画面有機ELディスプレイを搭載。IPX5/IPX8等級の防水仕様と、IP6X等級の防塵仕様をクリアしている。Galaxy Noteシリーズの特徴であるペン入力デバイス「Sペン」は、新搭載の「エアアクション」機能により、カメラの切り替えや音量調整などさまざまな操作が可能となっている。

SoCに「Snapdragon 855」を採用し、12GBのRAMと256GBのストレージ、1TBまで対応するmicroSDXCメモリーカードスロットを組み合わせる。OSはAndroid 9。NFCポート、FeliCaポート、ワイヤレス充電機能を搭載する。フルセグ/ワンセグのテレビチューナーは非搭載。4,300mAhのバッテリーを内蔵し、電池持ち時間は約140時間となっている。

メインカメラは、約1,600万画素の超広角カメラ、約1,200万画素の広角カメラ、約1,200万画素の望遠カメラ、TOFカメラを組み合わせたクアッドカメラ。フロントカメラは1,000万画素のシングルカメラとなっている。

カラーバリエーションは、オーラグローとオーラブラックの2色。2019年10月18日に発売開始となる。

4倍速有機ELディスプレイを備えた高性能モデル
シャープ「AQUOS zero2 SHV47」

9月半ばにシャープから発表された「AQUOS zero」がauから登場する。約74(幅)×158(高さ)×8.8(厚さ)mm、重量140g台のボディに、2,340×1,080のフルHD+表示に対応するシャープ自社開発の有機ELディスプレイを搭載。なお、IPX5/8等級の防水仕様と、IP6Xの防塵仕様に対応する。バッテリーは容量3,130mAh (暫定値)で、電池持ち時間は計測中とのこと。

搭載されるディスプレイは、描画回数を毎秒120回にアップしつつ、残像低減のため各フレーム間に黒画面を挿入し、従来機比4倍相当となる毎秒240回の高速表示を実現している。また、タッチパネルのスキャンレートも4倍速の240Hzに高められており、一般的な液晶ディスプレイと比較して、タッチ操作の応答速度を約80%短縮した。なお、指紋認証については、AQUOSシリーズ初となるディスプレイ指紋認証が採用される。

基本性能は、ハイエンド向けSoC「Snapdragon 855」に8GBの大容量RAMと256GBのストレージ(UFS3.0)を組み合わせる。OSは、最新世代のAndroid 10。なお、発売後2年間に最低2回のバージョンアップが保証されている。FeliCaポートおよびNFCポートを搭載する、フルセグ・ワンセグのテレビチューナーやヘッドホン端子は省略されている。

メインカメラは、約1,220万画素の標準カメラ(焦点距離26mm)と、約2,010万画素の超広角カメラ(焦点距離18mm)の組み合わせによるデュアルカメラ。フロントカメラは約800万画素のシングルカメラとなる。

カラーバリエーションはアストロブラックとミスティホワイトの2色。2020年1月下旬以降の発売を予定している。

21:9ディスプレイを搭載するXperiaのエントリーモデル
ソニーモバイル「Xperia 8 SOV42」

2,520×1,080のフルHD+表示に対応する約6.0インチの液晶ディスプレイを搭載する。ディスプレイは縦横比21:9の縦長で、Xperia 1やXperia 5の使い勝手を手ごろな価格帯で利用できるのが特徴。ボディはIPX5/8等級の防水仕様と、IP6Xの防塵仕様をクリアしている。FeliCaポートおよびNFCポートを搭載するが、フルセグ・ワンセグのテレビチューナーは非搭載。バッテリーは容量2,760mAhで、電池持ち時間は約100時間となっている。

SoCは、「Snapdragon 630」で、4GBのRAMと64GBのストレージ、最大512GBまで対応するmicroSDXCメモリーカードスロットを組み合わせる。OSはAndroid 9。メインカメラは約1200万画素の標準カメラと、約800万画素の望遠カメラを組み合わせたデュアルカメラで、光学2倍のズーム撮影が可能なほか、2台のカメラの視差を計測した背景ぼかし撮影が行える。動画撮影ではディスプレイと同じ21:9のアスペクト比での撮影も可能だ。フロントカメラは約800万画素となる。

カラーバリエーションはホワイト、ブラック、オレンジ、ブルーの4色。発売は2019年10月下旬以降を予定している。

ワイヤレスイヤホンを同梱したサウンド重視ミドルレンジモデル
シャープ「AQUOS sense3 plus サウンド SHV46」

「AQUOS zero2」や「AQUOS sense3」とともにシャープから発表された「AQUOS sense3 plus」をベースにしつつ、サウンド機能を高めた派生モデルが本機だ。約75(幅)×160(高さ)×8.7(厚さ)mm、重量約175gのボディに、2,220×1,080のフルHD+表示に対応する約6.0インチのIGZO液晶ディスプレイを搭載。IPX5/8等級の防水仕様と、IP6Xの防塵仕様に対応している。FeliCaポートおよびNFCポートを搭載し、ワンセグ・フルセグのテレビチューナーは非搭載。バッテリー容量は4,000mAh(暫定値)で、電池持ち時間は計測中とのこと。

サウンド機能では、Dolby Atmos対応に加え、ステレオスピーカーを搭載しており、イヤホンなしでも臨場感のあるサラウンド再生を実現する。また、パイオニア製のワイヤレスイヤホン「C7wireless special edition」を同梱しており、ハイレゾ音源をワイヤレスで楽しむこともできる。

基本性能は、SoCにミドルハイ向けの「Snapdragon 636」を採用し、6GBのRAMと64GBまたは128GBのストレージ、512GBまで対応するmicroSDXCメモリーカードスロットを組み合わせる。OSはAndroid 9だ。

メインカメラは、約1,220万画素の標準カメラと、約1,310万画素の超広角カメラを組み合わせたデュアルカメラ。フロントカメラは約800万画素のシングルカメラとなる。

カラーバリエーションはクラッシィブルーとホワイトの2色。2019年12月上旬以降の発売予定だ。

定番エントリー機「AQUOS sense」の基本性能を強化
シャープ「AQUOS sense3 SHV45」

上記「AQUOS zero2」や「AQUOS sense3 Plus」とともにシャープが発表していた「AQUOS sense3」がauから発売される。約70(幅)×147(高さ)×8.9(厚さ)mm、重量約167gのボディに、2,160×1,080のフルHD+表示に対応する約5.5インチのIGZO液晶ディスプレイを搭載。なお、IPX5/8等級の防水仕様と、IP6Xの防塵仕様に対応しているほか、「AQUOS sense3 plus」では非対応の耐衝撃(落下)性能を備えている。

基本性能は、SoCにミドルレンジ向け「Snapdragon 630」を採用し、4GBのRAMと64GBのストレージ、512GBまで対応するmicroSDXCメモリーカードスロットを組み合わせる。前モデル「AQUOS sense2」と比較して、処理性能が約15%、グラフィック性能は約60%向上しているという。FeliCaポートおよびNFCポートを搭載しており、テレビチューナーは非搭載。OSはAndroid 9で、シャープの従来からの方針通り発売後2年間に最低2回のバージョンアップが保証されている。

メインカメラは、約1,200万画素の標準カメラと、約1,200万画素の超広角カメラを組み合わせたデュアルカメラとなる。フロントカメラは約800万画素のシングルカメラだ。

本機は4,000mAhという大容量バッテリーと消費電力の少ないIGZO液晶を組み合わせることで、電池持ち時間は約170時間、1日1時間程度の利用なら1週間の電池持ちを実現するという。

カラーバリエーションは、ソフトピンク、シルバーホワイト、ライトカッパー、ブラックの4色。2019年11月上旬以降の発売予定だ。

シリーズ最大となる約5.6型有機ELディスプレイを搭載したシニア向けモデル
京セラ「BASIO4 KYV47」

シニア向けモデル「BASIO」シリーズの新モデル。BASIOシリーズとしては過去最大のものとなる。1,480×720のHD+表示に対応した約5.6インチの有機ELディスプレイを搭載。なお、ボディサイズは約71(幅)×159(高さ)×8.9(厚さ)mm、重量は約160g(いずれも暫定値)。IPX5/IPX8等級の防水仕様と、IP6X等級の防塵仕様に対応する。FeliCaポートおよびNFCポート、フルセグ・ワンセグチューナーは非搭載。バッテリー容量は3,300mAh (暫定値)で、電池持ち時間は、計測中となっている。

新機能として「パーソナル・スクリーンfor BASIO」を搭載し、生活リズムやスマートフォンの使い方に合わせた情報を表示できるほか、スマホ決済サービス「au PAY」などを簡単に起動できるダイレクトボタンを搭載する。また、インターネットラジオから簡単に内蔵のFMラジオに切り替えできる「radiko+FM」アプリを搭載し、インターネットラジオとFMラジオを切り替えながら楽しむことができる。

MediaTek社のSoC「MT6761」を採用し、3GBのRAMと32GBのストレージ、512GBまで対応するmicroSDXCメモリーカードスロットを組み合わせる。OSは、最新のAndroid 10だ。メインカメラは約1,300万画素のシングルカメラ、フロントカメラも約500万画素のシングルカメラとなる。

カラーバリエーションはシャンパンゴールド、ロイヤルブルー、ワインレッドの3色。2020年2月以降の発売を予定している。

初めて選ぶスマホとして最適なエントリー機
サムスン「Galaxy A20 SCV46」

適度なサイズと必要十分な機能を備え、初めて使うスマートフォンとして設計されたエントリー機。約71(幅)×150(高さ)×8.1(厚さ)mm、重量約151gというボディに、1,560×720のHD+表示に対応する約5.8インチの液晶ディスプレイを備え、画面の見やすさと大きすぎないサイズを両立させている。バッテリー容量は3,000mAhで、電池持ち時間は約140時間だ。

au公式のスマートフォンの使い方学習アプリ「auかんたんガイド」を搭載し、タッチ操作や文字入力の練習が行える。シンプルな画面デザインと大きなアイコンが特徴の「かんたんモード」も搭載している。

SoCにサムスン製の「Exynos 7884B」を搭載。3GBのRAMと32GBのストレージ、512GBまで対応するmicroSDXCメモリーカードスロットを組み合わせる。OSはAndroid 9。メインカメラは約800万画素、フロントカメラは約500万画素で、いずれもシングルカメラとなっている。

カラーバリエーションは、レッド、ホワイト、ブラックの3色。2019年10月25日に発売される。

田中 巧(編集部)

田中 巧(編集部)

FBの友人は4人のヒキコモリ系デジモノライター。バーチャルの特技は誤変換を多用したクソレス、リアルの特技は終電の乗り遅れでタイミングと頻度の両面で達人級。

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