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5G対応スマホ4機種と、料金、コンテンツも一挙に発表

ソフトバンクが3月27日に5Gサービスを開始。実質、2年間は4Gの月額料金のまま利用可能

ソフトバンクは、2020年3月5日、第五世代移動通信サービス「SoftBank 5G」を3月27日より開始すると発表した。これにともない、5G対応スマートフォン4機種、月額料金、5G向けのコンテンツも発表された。

※本記事中の価格は税別で統一している。

5Gプランは月額1,000円のプラス。2021年3月までに人口カバー率9割を目指す

ソフトバンクの「SoftBank 5G」サービスは、2020年3月27日に開始される。注目の対応エリアだが、千葉県、東京都、石川県、愛知県、大阪府、広島県、福岡県などのごく一部からスタートし、2021年3月までに人口カバー率90%を目指す。エリア展開については、既存の23万局という基地局を基盤として活用し、2016年から実用化しているMassive MIMO(マッシブマイモ)技術のノウハウを生かせることが、ソフトバンクの5Gにおける強みとしている。

SoftBank 5Gの東京地区における当初の通信エリア。JR秋葉原駅からJR浜松町駅にかけての沿線を中心にスタートする

大阪地区における当初のサービスエリア。北はJR新大阪駅周辺、南は阿倍野・天下茶屋あたりまでをカバーしている

キャンペーン期間中の契約なら、2年間は「5G基本料」は無料で利用可能

既存の4G向け料金プランに、月額1,000円の「5G基本料」を上乗せしたものが5Gの料金となる

既存の4G向け料金プランに、月額1,000円の「5G基本料」を上乗せしたものが5Gの料金となる


焦点だった通信料金も明らかになった。5G向け料金は、既存の4G向け料金プランに上乗せする形となる。対象となるプランは3月12日よりスタートする「メリハリプラン(旧ギガモンスター)」「ミニフィットプラン(旧ミニモンスター)」「データプラン1GB(スマホ)」「データプラン1GB(ケータイ)」「データシェアプラス」となる。

ただし、2020年8月31日までの期間で実施される「5G無料キャンペーン」期間中に5Gの契約を行った場合は、「5G基本料」を2年間無料で利用できる。実質的には、4Gの料金プランから追加料金なしで5Gを利用できることになる。

各プランの具体的な料金だが、「メリハリプラン」であれば月間通信容量50GB+動画サービスとSNSのカウントフリーのデータ通信を月額7,480円で利用可能。段階制料金プラン「ミニフィットプラン」の場合は、1GBまでなら月額3,980円で、2GBまでなら月額5,980円で、5GBまでなら月額7,480円で利用可能。初めてスマートフォンを使う人向けの「スマホデビュープラン」なら、1GBのデータ通信を2,480円で利用可能。タブレット向けの「データシェアプラン」なら月額980円で利用可能となる。(いずれもキャンペーンや割引を含まない基本的な条件で統一している)。

5G対応のメリハリプランに、固定回線セットの「おうち割光セット」、「半年おトク割」、「みんな家族割り(4人)」などの割引をフルで活用した場合、契約当初6か月間における月額料金は3,480円となる

VRやマルチアングル視聴、ストリーミングゲームなど5G向けコンテンツも発表

あわせて、5Gの特徴を生かしたコンテンツ「5G LAB」も提供される。「5G LAB」は、拡張現実の「AR SQUARE」、仮想現実の「VR SQUARE」、ライブやスポーツなどの多視点コンテンツ「FR SQUARE」、ストリーミングゲームの「GAME SQUARE」という4種類のカテゴリーで構成されている。料金は「AR SQUARE」と「VR SQUARE」と「FR SQUARE」がセットとなった「5G LAB ベーシック」が月額500円で、2020年8月1日より正式サービス開始を予定しているが、7月31日までは無料で利用可能。また、「5G基本料」に加入している場合は無料となる。「GAME SQUARE」は月額1,800円で6月以降にサービスを開始する。なお、これらのコンテンツは4Gでも利用できるが、5Gではより快適になる。全国主要都市のソフトバンクショップ「5G LAB」を体験可能なコーナーも設置される。

「AR SQUARE」のコンテンツ例。3Dホログラム化されたAKB48メンバーとポーズをとって撮影できる

「AR SQUARE」のコンテンツ例。3Dホログラム化されたAKB48メンバーとポーズをとって撮影できる

こちらも「AR SQUARE」のコンテンツの一例。現役の高校生ながらプロのバスケットボール選手でもある河村勇輝選手を3Dホログラム化しARコンテンツとして再生。解説は宇都宮ブレックスの田臥勇太選手だった

多視点コンテンツの「FR SQUARE」では、AKB48のライブを推しメンバーだけを選んで視聴できる

多視点コンテンツの「FR SQUARE」では、AKB48のライブを推しメンバーだけを選んで視聴できる

「FR SQUARE」では、福岡PayPayドームに設置された60台のカメラを自由に切り替えながら選手の活躍を観戦できる

「GAME SQUARE」の中身は、NVIDIAのストリーミングゲーム「GeForce NOW」の日本版「GeForce NOW Powered by SoftBank」。ハードウェアのスペック要求の高いゲームを端末の性能を問わずにプレイできるサービスだ。サービス開始は6月以降の予定で、7月末日までなら無料で体験できる

なお、SoftBank 5G対応のスマートフォンとして、シャープ「AQUOS R5G」、ZTE「ZTE Axon 10 Pro 5G」、LG「LG V60 ThinQ 5G」、OPPO「OPPO Reno3 5G」の4機種を用意し、3月27日より順次発売する。各機種の特徴は下記にて紹介する。

8K対応カメラや大容量メモリーを備えたフラッグシップモデル
シャープ「AQUOS R5G」

シャープからすでに発表されている「AQUOS R5G」が、ソフトバンクから3月27日に発売される(3月6日より予約受け付け開始)。3,168×1,440のQHD+表示に対応する約6.5インチのPro IGZO液晶ディスプレイを搭載。約75(幅)×162(高さ)×8.9(厚さ)mm、約189gのボディに、最新世代のハイエンドSoC「Snapdragon 865」と、12GBのメモリーおよび256GBのストレージ、最大1TBまで対応するmicroSDXCメモリーカードスロットを組み合わせる。OSは、Android 10。5G通信機能は、下り最大2.0Gbps、上り最大103Mbpsの通信速度を実現。Wi-Fi 6にも対応している。付加機能として、フルセグおよびワンセグのテレビチューナーや、FeliCaポートおよびNFCポートを搭載。ボディはIPX5/8等級の防水仕様と、IP6X等級の防塵仕様に対応している。

メインカメラは、約1,220万画素の標準カメラ(F1.7、焦点距離26mm)、約4,800万画素 の超広角カメラ(F2.9、焦点距離19mm)、約1,220万画素の望遠カメラ(F2.7、焦点距離52mm)、被写界深度を計測するTOFカメラという4基のカメラを組み合わせたクアッドカメラだ。約2.7倍の光学ズーム撮影が行えるほか、8K(7,680×4,320)の解像度の動画および静止画撮影に対応する。

カラーバリエーションは、アースブルー、ブラックレイ、オーロラホワイトの3色が用意される。

専用カバーを使うことで2画面折りたたみスマホに変身
LG「LG V60 ThinQ 5G」

「LG G8X ThinQ」の後継となる「LG V60 ThinQ 5G」。ディスプレイ付きのケース「LGデュアルスクリーン」を装着することで、2画面スマホに変身する点は共通している。2画面になることで、5Gの特徴であるスポーツや音楽ライブなどのマルチアングル視聴が行いやすくなるのが魅力だ。

本体は、約78(幅)×170(高さ)×9.2(厚さ)mmで、重量約218gのボディに、2,460×1,080のフルHD+表示に対応する約6.8インチの有機ELディスプレイを組み合わせる。SoCは、「AQUOS R5G」と同じ「Snapdragon 865」だが、メモリーは8GB、ストレージは128GBとなるほか、microSDXCメモリーカードスロットが認識できる容量の上限が512GBになっている。OSは、Android 10。ボディは、IPX5/8等級の防水仕様と、IP6X等級の防塵仕様をクリアしている。FeliCaポートは搭載されるが、フルセグ・ワンセグのテレビチューナーは非搭載。5Gにおける最大通信速度は下り最大3.4Gbps、上り最大182Mbpsとなる(メーカー公表値)。Wi-Fi 6には対応。

「LGデュアルスクリーン」は、本製品に同梱される。ディスプレイのスペックは本体と同じく、2,460×1,080のフルHD+表示に対応する約6.8インチの有機ELディスプレイだが、防水・防塵には対応していない。

メインカメラは、約6,400万画素、約1,300万画素、TOFカメラという組み合わせのトリプルカメラで、8Kの動画撮影が行える。

カラーバリエーションはクラッシーブルーのみ。4月下旬以降の発売を予定している。

ミドルレンジの価格帯に抑えた4,000mAhバッテリー搭載モデル
ZTE「ZTE Axon 10 Pro 5G」

今回発表された4製品の5G対応モデルの中では、価格帯に抑えたコストパフォーマンス重視機。約73(幅)×159(高さ)×7.9(厚さ)mmで、重量約176gのボディに、2,340×1,080のフルHD+表示に対応した約6.4インチの有機ELディスプレイを組み合わせる。SoCは、「Snapdragon 865」で、6GBのメモリーと128GBのストレージ、最大2TBまで対応するmicroSDXCメモリーカードスロットを組み合わせる。OSは、Android 10。本機のボディは防水・防塵仕様には非対応で、FeliCaポートやフルセグ・ワンセグチューも非搭載だ。なお、ディスプレイ指紋認証に対応している。5Gにおける最大通信速度は下り最大2.0Gbps、上り最大103Mbps。Wi-Fi 6には対応している。

メインカメラは、約4,800万画素、約2,000万画素、約800万画素という組み合わせのトリプルカメラで、AIシーン認識機能を備える。

カラーバリエーションはブルーのみ。「AQUOS R5G」と同じく、3月27日の発売予定となっている。

ソフトバンク初のOPPO製スマホは、価格重視&FeliCa搭載の5Gモデル
OPPO「OPPO Reno3 5G」

ソフトバンクとしては初となるOPPO製のスマートフォン「OPPO Reno3 5G」は、価格は発表されなかったものの、5G対応のエントリーモデルという位置づけで、戦略的な価格設定がなされるようだ。なお、本機はソフトバンクの独占販売となる。

約72(幅)×159(高さ)×7.7(厚さ)mmで、重量約171gのボディに、2,400×1,080のフルHD+表示に対応する約6.55インチ有機ELディスプレイを組み合わせる。このディスプレイはディスプレイ指紋認証を備える。また、注目を集めた「Reno A」と同じくFeliCaポートを搭載しており、おサイフケータイの各種サービスを利用可能。なお、防水・防塵には非対応で、フルセグ・ワンセグテレビチューナーも非搭載となる。

SoCは、ミドルレンジ向け5G対応SoCである「Snapdragon 765G」に、8GBのRAMと128GBのストレージを組み合わせる。OSは、Android 10ベースのColorOS 7.0だ。5G環境における通信速度は計測中となっている。メインカメラは、約4,800万画素、約1,300万画素、約800万画素、約200万画素という組み合わせのクアッドカメラで、AIシーン認識機能も搭載している。

容量4,025mAhのバッテリーを搭載し、OPPO独自の急速充電対応の充電器を組み合わせれば20分で約50%、56分でフル充電が行える。

カラーバリエーションはミスティホワイトのみ。7月下旬以降の発売を予定している。

田中 巧(編集部)

田中 巧(編集部)

FBの友人は4人のヒキコモリ系デジモノライター。バーチャルの特技は誤変換を多用したクソレス、リアルの特技は終電の乗り遅れでタイミングと頻度の両面で達人級。

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