楽天モバイルは、2020年1月29日、既存の料金プラン「Rakuten UN-LIMIT V」を「Rakuten UN-LIMIT VI」に改定すると発表、4月1日よりサービスを提供開始する。改定後は4段階の段階制料金プランとなり、月間通信容量が1GBまでなら無料となる。その詳細を紹介しよう。
※本記事中の価格は税別で統一している
楽天モバイルの新料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VI(ラクテン アンリミット シックス)」は、現在の料金プラン「Rakuten UN-LIMIT V」を改定したもので、月々のデータ容量が少ない人にとっては実質的な値下げとなる。従来の月額2,980円の固定料金から、4段階の段階制料金プランに変更され、月間のデータ通信容量が1GBまでなら無料(1GBまでの無料は1回線のみ。複数の回線を契約している場合、2回線以上については月額980円の料金が発生する)。3GBまでなら月額980円で、20GBまでなら月額1,980円でそれぞれ利用でき、20GBを超過した場合は、従来どおり月額2,980円で、自社回線エリア内なら使い放題となる(パートナー回線エリアでは月間5GBを超過した場合に1Mbpsに速度が制限される)。なお、これらのデータ通信容量は、自社回線とパートナー回線、海外ローミングすべての合計の値となる。また、今夏を予定にキャリアメールのサービスを開始することも明らかにされた。「Rakuten UN-LIMIT V」のユーザーは手続き不要で自動的に新プランへアップデートされる。なお、これにともない、現状の料金プランの新規受付は終了する。
新料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」は、月間1GBまでのデータ通信であれば無料で利用できる
楽天モバイルによる、各通信キャリアの新料金プランとの比較。料金の安さだけではなく、今夏予定でキャリアメールの提供を予定していることも競合他社の新サービスとの違いと説明する
また、楽天モバイルの特徴であるコミュニケーションアプリ「Rakuten Link」を使った国内音声通話のかけ放題、SMSの使い放題サービスには変更はない。なお、国内のパートナー回線エリアにおける月間5GBまでのデータ通信(超過後は1Mbpsに速度制限がかかる)と、海外66の国での月間2GBまでのデータ通信ローミングという条件も変更はない。
「Rakuten Link」を使った国内通話のかけ放題、SMSの使い放題サービスは継続される
先着300万契約を対象にした1年間の基本料金無料キャンペーンは、改定後のプランにも適用される。なお、本プラン発表の時点ですでに220万契約を達成しており、残りの無料枠は約80万契約となる
また、2023年以降に低軌道の人工衛星を使い、日本全土をエリア化する「スペースモバイル計画」も発表された。これが実現すれば、山間部や基地局の倒壊した被災地などでも通信が可能になるとしている。
低軌道衛星を使い、日本全土をエリア化する「スペースモバイル計画」が発表された。実現すれば、山間部や通信インフラの破壊された被災地でも通信が可能になる
今夏には人口カバー率96%を達成する予定。これは当初の計画に対して約5年の前倒しとなる
FBの友人は4人のヒキコモリ系デジモノライター。バーチャルの特技は誤変換を多用したクソレス、リアルの特技は終電の乗り遅れでタイミングと頻度の両面で達人級。