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5GとeSIM対応、1.5倍速液晶を搭載した注目機、「Reno5 A 5G」にSIMフリー版が登場!

オウガ・ジャパン(旧オッポジャパン)は、2021年5月25日、Androidスマートフォン「Reno5 A 5G」のSIMフリーモデルを発表した。価格.comでも人気の「Reno(リノ) A」シリーズの3世代目となる製品で、楽天モバイルや家電量販店などで発売される。

コンセプトやサイズはそのまま。SIMフリー版は5Gに加えてeSIMにも対応

すでにワイモバイルで取り扱いが発表されているミドルレンジスマートフォン「Reno5 A」に、SIMフリー版となる「CPH2199」が追加された。基本スペックはワイモバイル版と同じで、ボディサイズは約74.6 (幅)×162(高さ)×8.2(厚さ)mmで、重量は約182gとなる。前モデル「Reno3 A」と比較すると、高さが約1mm、重量は約6g重くなっているものの、大きなサイズ変更はない。なお、「Reno A」シリーズの特徴であるFeliCaポートの搭載や、IP68等級の防水・防塵仕様はそのまま引き継がれている。

側面に配置されるボタンは、電源とボリューム調整のみで、近ごろ見かけることの多い「Googleアシスタント」ボタンは電源ボタンの長押しで代用している。イヤホン端子も引き続き搭載しているが、本体スピーカーは1基のみでステレオ出力には非対応。ただし、「Reno3 A」では見送られたサウンドエンハンサーの「Dolby Atmos」に対応している。

内蔵バッテリーは容量4,000mAhで、USB PDおよびQuickCharge規格による18Wの急速充電に対応する。なお、本機の製品パッケージにACアダプターは含まれていない。

シリーズの特徴であるFeliCaポートを引き続き搭載。おサイフケータイの各種サービスを利用できる

シリーズの特徴であるFeliCaポートを引き続き搭載。おサイフケータイの各種サービスを利用できる

防水・防塵等級はIP68で、多少の水かぶりはもちろんだが。水没にも耐えることができる

防水・防塵等級はIP68で、多少の水かぶりはもちろんだが。水没にも耐えることができる

4,000mAhのバッテリーはUSB PDとQuickCharge規格による最大18Wの急速充電に対応する

4,000mAhのバッテリーはUSB PDとQuickCharge規格による最大18Wの急速充電に対応する

ディスプレイサイズは約6.5インチで、「Reno3 A」とサイズは変わらないが、パネル自体が有機ELから液晶に変更された。2,400×1,080のフルHD+表示に対応し、1.5倍速となる90Hzのリフレッシュレートと、180Hzのタッチサンプリングレートに対応している。

基本性能も大幅に強化された。SoCに「Snapdragon 765G 5G」を搭載し、6GBのメモリーと128GBのストレージ、1TBまで対応するmicroSDXCメモリーカードスロットを組み合わせる。OSは、Android 11をベースにしたColorOS 11だ。なかでも注目なのは、「Snapdragon 765G 5G」の搭載だろう。前モデル「Reno3 A」は、バランスはよかったものの処理性能にやや物足りなさが感じられたが、本機の採用する「Snapdragon 765G 5G」は処理性能・グラフィック性能ともに大幅に向上しており、最新ゲームなどでも快適な動作が期待できる。

ミドルハイ向けSoC「Snapdragon 765G 5G」に6GBのメモリーと128GBのストレージ、1TBまで対応するmicroSDXCメモリーカードスロットを組み合わせる

ミドルハイ向けSoC「Snapdragon 765G 5G」に6GBのメモリーと128GBのストレージ、1TBまで対応するmicroSDXCメモリーカードスロットを組み合わせる

AnTuTuベンチマークの結果。総合スコアは384,396(内訳、CPU:113,664、GPU:100,558、MEM:74,621、UC:95,553)となった。CPUとGPUのスコアが10万以上を記録しており、処理性能の向上が感じられる

AnTuTuベンチマークの結果。総合スコアは384,396(内訳、CPU:113,664、GPU:100,558、MEM:74,621、UC:95,553)となった。CPUとGPUのスコアが10万以上を記録しており、処理性能の向上が感じられる

ゲーム向け機能として、通知やナビゲーションボタン、画面の回転といったゲームの動作に干渉するアクションを排除する「ゲーマーモード」を搭載。また、ゲームの動作を予測してCPUとGPUの動作を最適化しつつ消費電力を最大8%、SoCの温度を最大1℃抑える「ハイパーブースト4.0」を備える

ゲーム向け機能として、通知やナビゲーションボタン、画面の回転といったゲームの動作に干渉するアクションを排除する「ゲーマーモード」を搭載。また、ゲームの動作を予測してCPUとGPUの動作を最適化しつつ消費電力を最大8%、SoCの温度を最大1℃抑える「ハイパーブースト4.0」を備える

SIMフリー版とワイモバイル版で大きく異なるのが通信機能だ。SIMフリー版では2基のnanoSIMカードスロットを備えるほか、新たにeSIMにも対応する。ただし、eSIMを使用する場合、2個目のnanoSIMカードは無効となる(2021年5月27日訂正:eSIMを使うとSIMカードが使えなくなると記述していましたが、2基のSIMカードスロットのうち2個目のものが使用不可となります。以上訂正し、お詫び申し上げます)。なお、5Gの対応バンドはn3/28/77/78で、5G専用周波数帯に加えて、KDDIやソフトバンクで実施中の4Gからの転用周波数帯にも対応。4Gの対応バンドはB1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/26/28/38/39/40/41/42で、NTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの各プラチナバンド・コアバンドに対応している。

メインカメラは、約6,400万画素の標準カメラ、約800万画素の超広角カメラ、約200万画素のマクロカメラ、約200万画素のモノクロカメラ(ポートレートモードのフィルターとして使用)という組み合わせのクアッドカメラだ。本機のカメラのユニークな機能として、超解像技術を使用することで1億800万画素相当(12,032×9,024)まで解像度を高めることができる機能がある。また、大口径レンズのような大きな点光源のボケを作ることのできる「ネオンポートレート」や、AIを活用することで明るく鮮明な動画撮影が行える「AIハイライトビデオ」、動画撮影時の手ぶれを補正する「Ultra Steady Video 3.0」といった機能を搭載する。

メインカメラは、上から標準カメラ、超広角カメラ、マクロカメラ、モノクロカメラのクアッドカメラ。ただし、モノクロカメラは映像の撮影には使われない

メインカメラは、上から標準カメラ、超広角カメラ、マクロカメラ、モノクロカメラのクアッドカメラ。ただし、モノクロカメラは映像の撮影には使われない

標準カメラで撮影

明暗差の大きな構図で撮影。日陰部分のノイズも少ない。青空や土手に映える緑が肉眼よりもやや鮮やかな印象だ

明暗差の大きな構図で撮影。日陰部分のノイズも少ない。青空や土手に映える緑が肉眼よりもやや鮮やかな印象だ

上と同じ風景を、超広角カメラで撮影。標準レンズよりもより広い範囲を構図に収めることができる

上と同じ風景を、超広角カメラで撮影。標準レンズよりもより広い範囲を構図に収めることができる

左が通常モード、右が夜景モードでの撮影。通常モードでも手ぶれやノイズが抑えられているが、夜景モードでは、全体的により明るく写っている

左が通常モード、右が夜景モードでの撮影。通常モードでも手ぶれやノイズが抑えられているが、夜景モードでは、全体的により明るく写っている

「ネオンポートレート」を使った作例。遠景の照明が、一眼カメラと大口径レンズを組み合わせて撮影した時にできるような円形の大きなボケになっている

「ネオンポートレート」を使った作例。遠景の照明が、一眼カメラと大口径レンズを組み合わせて撮影した時にできるような円形の大きなボケになっている

カラーバリエーションは、アイスブルー、シルバーブラックの2色を用意。楽天モバイルおよび家電量販店で6月上旬以降に発売される予定だ。なお、市場想定価格は43,800円(税込)で、「Reno3 A」よりも少し高めの価格設定となっている。

田中 巧(編集部)

田中 巧(編集部)

FBの友人は4人のヒキコモリ系デジモノライター。バーチャルの特技は誤変換を多用したクソレス、リアルの特技は終電の乗り遅れでタイミングと頻度の両面で達人級。

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