レビュー
ランニングの中・上級者も満足

初心者こそ使うべき! ランニング特化型スマートウォッチ「HUAWEI WATCH GT Runner」レビュー

自分のランニングのレベルを各種データから客観的に確認し、さらに伸ばしていく指標にすることができる"ランニング特化型"のスマートウォッチ「HUAWEI WATCH GT Runner」が登場しました。ランニング、トライアスロンを趣味にするライターが、この「HUAWEI WATCH GT Runner」を実際に2週間ほどテストし、本機の魅力に迫ります。

ランニング初心者から上級者まで対応する「HUAWEI WATCH GT Runner」をレビュー

ランニング初心者から上級者まで対応する「HUAWEI WATCH GT Runner」をレビュー

ハードウェアの設計もランニングに特化

心拍データ取得や睡眠状態のチェック、多数のスポーツのトラッキングに対応するなど、ウェルネス機能の拡充は近ごろのスマートウォッチのトレンドです。この「HUAWEI WATCH GT Runner」は、こうした近ごろのスマートウォッチに搭載される基本機能やウェルネス機能はもちろんですが、ランニング能力を高められるそうな機能がたっぷり盛り込まれています。

24時間の心拍数モニタリングや睡眠モニタリング、ストレスモニタリングといった健康管理機能を備えますが、本機の特徴はなんと言ってもランニングに特化した豊富な機能にあります

24時間の心拍数モニタリングや睡眠モニタリング、ストレスモニタリングといった健康管理機能を備えますが、本機の特徴はなんと言ってもランニングに特化した豊富な機能にあります

本機の特徴はランニングに特化した豊富な機能にありますが、ハードウェア的にもランニング時の使用を想定した設計になっています。重量は約38.5g(ベルトを除く)で、本体は11oとかなり薄型に作られていて、身に着けていても気にならないほど軽量でコンパクトになっています。

ディスプレイには1.43インチの有機ELディスプレイを採用。明るく、屋外でも見やすいです

ディスプレイには1.43インチの有機ELディスプレイを採用。明るく、屋外でも見やすいです

ケースは高強度複合繊維製、ベゼル部分はセラミック製、クラウン(リュウズ)は航空機グレードのチタン合金製で、軽さと頑丈さを両立しています。乱暴に扱うことはないとはいえ、屋外で使うことの多いものなので、強靭さが備わっているところには安心感があります。

気になるバッテリーの持続時間ですが、通常使用で最大約14日間長時間駆動に対応しています。実際に、心拍数モニタリング、血中酸素濃度、GPSを24時間稼働させ、1時間ほどのトレーニングを行ったところ、24時間でバッテリーは10%ほど減少しました。10日に1回ほどの充電で十分OKなので、特にバッテリーの減りを気にすることはないでしょう。

運動時でも操作がしやすい回転式クラウン搭載

運動時でも操作がしやすい回転式クラウン搭載

本体右上部に搭載されている回転式クラウンでは、ディスプレイ表示の拡大・縮小、ページ送りなどの操作が可能です。タッチパネルでも操作ができますが、クラウンを回すことでより直感的に操作ができるほか、秋冬の時期などグローブを着けていても操作ができるので、ランニングを含めた運動時にはありがたい機構です。

タッチパネルは正直なところランニング中に正確な操作はしにくいもの。このクリック感のあるクラウンなら走りながらでも操作ができ、確認したい数値をスムーズに見ることができました。

デュアルバンドでより正確なペースを計測

ランニングを行ううえで外せないのがGPSによるルートのトラッキングや記録です。「HUAWEI WATCH GT Runner」はGPS機能を内蔵しており、加えてQZSS(みちびき)、GLONASS、Galileo、BeiDouの5種類の衛星測位システムに対応しています。高速な測位が可能な「L1」と、正確な測位が可能な「L5」によるデュアルバンドのリアルタイム同時通信にも対応しており、ランニング中のコースや距離のほか、細かく変化するペースも確実に記録してくれます。またGPSを起動させたときの位置情報の捕捉スピードが素早く、すぐにランニングをスタートできるため、ストレスを感じることもありませんでした。

本体背面に搭載された心拍数センサーはアップデートされた「HUAWEI TruSeen 5.0+」を採用

本体背面に搭載された心拍数センサーはアップデートされた「HUAWEI TruSeen 5.0+」を採用

ランニング時のさまざまな取得データに活用される心拍数は、アップデートされた「HUAWEI TruSeen 5.0+」で計測。本体裏側に円形に配置された8個のフォトダイオードと曲面ガラスを組み合わせることで外光の干渉を低減し、低気温時などの悪条件下でも正確な心拍数を計測できるようになっています。

ランニング、プールスイムなどで機能をチェック

ここからは、「HUAWEI WATCH GT Runner」の機能を、実際にランニングを行った結果とあわせてチェックしていきましょう。

軽さ、強靭さ、正確な心拍数計測などスポーツシーンでの使うことを想定して作られた「HUAWEI WATCH GT Runner」をランニングでテスト

軽さ、強靭さ、正確な心拍数計測などスポーツシーンでの使うことを想定して作られた「HUAWEI WATCH GT Runner」をランニングでテスト

ランニングモードで計測できるデータは、心拍数をはじめ、距離、ペース、平均歩数、平均歩幅など多くの項目にわたります。ランニングでのトラッキングについても、上記のデュアルバンド5種衛星システムにより、ランニングペースの変化にすぐに対応してくれるので、すごくペースがつかみやすいデバイスだと感じました

ランニングモードで計測できるデータ。これに加えて、取得データの精度の高さも非常に高い

ランニングモードで計測できるデータ。これに加えて、取得データの精度の高さも非常に高い

実際の使用シーンでの使いやすさ、精度の高さはもちろんとして、本機で最もすぐれていると感じたのは、走り終わったあとにランニングの分析が可能な点です。これはランニングの心拍数やペース、距離、頻度などから「ランニング能力指数」を算出してくれるスマートウォッチ本体に搭載されている機能で、「HUAWEI TruSport」と名称がついています。これを利用すれば、10qやフルマラソンを走った時の予測タイムなどが把握できます。

心拍数やペース、距離、頻度などから算出される「ランニング能力指数」を表示

心拍数やペース、距離、頻度などから算出される「ランニング能力指数」を表示

タイム予測は意外なほど正確。コロナ禍で2年ほどマラソン大会に出場していませんが、当時のベストタイムと遜色ない記録が予測されていて驚きました!

タイム予測は意外なほど正確。コロナ禍で2年ほどマラソン大会に出場していませんが、当時のベストタイムと遜色ない記録が予測されていて驚きました!

「HUAWEI TruSport」は、取得したデータから「トレーニング指数」を算出してくれるのも特徴です。現状の体力レベル、疲労度から「今日はきついトレーニングが可能」「軽めのトレーニングをしましょう」などのアドバイス行ってくれます。さながら、小さなパーソナルトレーナーという感じです。これを参考にしてランニングを行えば、故障を予防しながら効果的にレベルアップが可能になるでしょう。

「トレーニング指数」を参考にすれば、より安全で、効率的なランニングが行えます

「トレーニング指数」を参考にすれば、より安全で、効率的なランニングが行えます

次は、少し中・上級者向けになりますが、「乳酸閾値」(にゅうさんいきち)がチェックできるのも面白いところ。乳酸は疲労の原因と言われている物質で、運動強度を少しずつ高めて、血中の乳酸値が急に上昇し始めた時の運動強度を「乳酸閾値」と呼びます。

「乳酸閾値」は、要するに「限界値」のことで、月に1回ほど「乳酸閾値」に値する強度の運動を行うことで、日々のトレーニングがうまくいっているかどうかを確認することができます。実際にテストをしてみましたが、かなり追い込んだ状態になるので覚悟が必要です。

「乳酸閾値」を活用して日々のトレーニングの効果をうかがい知ることができます

「乳酸閾値」を活用して日々のトレーニングの効果をうかがい知ることができます

「HUAWEI WATCH GT Runner」には、ランニング以外のスポーツモードも多数用意されています。今回は、プールスイムモードをテストしてみました。なお、「HUAWEI WATCH GT Runner」は、水深50メートルの耐水性能を備える5ATM規格に対応しています。

プールスイムモードで計測できるデータ

プールスイムモードで計測できるデータ

本体に内蔵されたセンサーにより、泳ぎの種類や泳いだ距離を自動で計測してくれます。いちいち泳いだ距離を自分でカウントしなくてもいいので、これはかなり便利!

まとめ

「HUAWEI WATCH GT Runner」は、ランニング特化型のスマートウォッチとされていますが、100種類を超えるワークアウトモードを搭載し、登山やスキーなど、さまざまなアクティビティの記録にも対応しています。

本格的なスポーツウォッチに採用されている機能が搭載されているため、スポーツをひんぱんに行う中・上級者用モデルのように感じてしまいますが、実はランニング初心者にもおすすめしたいモデルです。

ランニング能力指数から疲労度も算出。あと何時間で回復するかも教えてくれるので、故障を予防しながら効果的にトレーニングを行うことができます

ランニング能力指数から疲労度も算出。あと何時間で回復するかも教えてくれるので、故障を予防しながら効果的にトレーニングを行うことができます

「今は走っていいのか」「今週どれだけ走れるのか」など、自分の実力を把握しづらいランニング初心者にとって、身体のコンディションから指標を示してくれるこのデバイスは大きな助けになってくれます。

密になりにくいスポーツとしてコロナ禍でも人気のランニングですが、「HUAWEI WATCH GT Runner」を"専属コーチ"にして始めてみてはいかがでしょうか。

今 雄飛

今 雄飛

ミラソル デポルテ代表。自転車、トライアスロン、アウトドア関連のライターとしても活動中。趣味はロングディスタンスのトライアスロン。

記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
関連記事
価格.comマガジン プレゼントマンデー
スマートフォン・携帯電話のその他のタグ
ページトップへ戻る