ソニーは2022年9月1日、スマートフォンの新モデル「Xperia 5 IV」を、同月上旬以降に発売すると発表した。人気シリーズの最新モデルで、「Snapdragon 8 Gen1」を搭載したハイエンドモデルだ。コンパクトなボディながら5000mAhのバッテリーを内蔵するなど、特徴だった電池持ちをさらに追求した1台となっている 。現時点で判明しているグローバル版の情報をまとめた。
人気の高い小型ハイエンド「Xperia 5」シリーズの最新モデルが登場した
「Xperia 5 IV」のサイズは、約67(幅)×159(高さ)×8.2(厚さ)mm、重量は172gとなる。前モデル「Xperia 5 III」と比較すると幅と高さが約1mm小さくなったが、重量は4gほど増加した。120Hz駆動や240Hzのタッチサンプリングレート、2520×1080のフルHD+表示に対応した約6.1インチの有機ELディスプレイを引き続き搭載。新機能・改良点として最大輝度が約50%向上したほか、視聴環境に応じてHDR映像の最適化を行う「リアルタイムHDRドライブ」に対応している。また、ステレオスピーカーは音圧と音質を高めた「フルステージステレオスピーカー」に強化された。SoCは、Snapdragon 8 Gen1で、8GBのメモリーと組み合わせる。ストレージの容量は、128GBと258GBの2モデルが用意される。
周囲の環境に合わせてHDRコンテンツの画質を最適化する機能「リアルタイムHDRドライブ」を新搭載した
音圧と音質を高めた「フルステージステレオスピーカー」を搭載した
側面のデザインが丸みを帯びたものから多少エッジを効かせたものに変更された。これにより手にした際の印象ははっきりと異なっている。外部インターフェイスとしてQi規格のワイヤレス充電に対応している。FeliCaポートの搭載は明示していないが、発売する通信キャリアの発表で詳細がわかるだろう。
カラーバリエーションはブラック、エクリュホワイト、グリーンの3色だ
側面のデザインがエッジを効かせたものに変更された
メインカメラは、超広角カメラ(以下、いずれも35mm換算時の焦点距離16mm)、広角カメラ(同24mm)、望遠カメラ(同60mm)という組み合わせのトリプルカメラだ。いずれも画素数は約1200万画素だ。カメラはいずれも120fpsの高速イメージ読み出しに対応しており、4K120fpsのハイフレームレートやスローモーション動画撮影が行える。望遠カメラはペリスコープ構造ではなく、被写体に対してイメージセンサーが正面を向く通常の構造となっているが、これはペリスコープ構造では増量されたバッテリーと干渉するための措置とのことだ。なお、フロントカメラも従来の約800万画素から約1200万画素に強化されている。
3基のメインカメラが、静止画撮影時の瞳AFとリアルタイムトラッキング、毎秒20コマのAE/AF連動連写に対応。オートフォーカスもオブジェクトトラッキングからAIを使ったリアルタイムトラッキングに強化され、被写体認識能力が向上している。また、動画撮影時に瞳AFとオブジェクトトラッキングに対応した。
メインカメラは、焦点距離16mm、24mm、60mmという組み合わせのトリプルカメラだ
3基のメインカメラはいずれも瞳AFに対応した
バッテリー容量は前モデルの4500mAhから5000mAhに増量された。バッテリー持ちに関係する指標は公開されていない。容量の増加は、電力消費の多い「Snapdragon 8 Gen1」への対策という面はあるだろう。「Xperia 5 III」はバッテリー持ちが良好だったが、本機も期待したいところだ。
内蔵バッテリーは従来の4500mAhから、5000mAhに強化された
Qiに対応したワイヤレス充電に対応。リバース充電も行える
FBの友人は4人のヒキコモリ系デジモノライター。バーチャルの特技は誤変換を多用したクソレス、リアルの特技は終電の乗り遅れでタイミングと頻度の両面で達人級。