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「Galaxy Z Fold4&Flip4」発表。折りたたみスマホってやっぱり面白い

「Galaxy Z Fold4&Flip4」発表。折りたたみスマホってやっぱり面白い

サムスン電子ジャパンは2022年9月8日、折りたたみ(フォルダブル)スマートフォンの最新モデルとして、「Galaxy Z Fold4」と「Galaxy Z Flip4」を国内市場に投入すると発表しました。実機の体験会に参加した模様をレポートします。

サムスンの折りたたみみスマホの第4世代となる「Galaxy Z Fold4」と「Galaxy Z Flip4」

サムスンの折りたたみみスマホの第4世代となる「Galaxy Z Fold4」と「Galaxy Z Flip4」

大画面でマルチタスクも自由自在。Sペン対応でビジネス用途によさげな「Galaxy Z Fold4」

「Galaxy Z Fold4」は、メインディスプレイに約7.6インチ(2176×1812)のDynamic AMOLED(有機EL)を搭載する“横パカ”型のスマートフォンです。カバーディスプレイには約6.2インチのDynamic AMOLED(有機EL)を搭載します。リフレッシュレートは最大120Hz駆動で、表示するコンテンツによりリフレッシュレートが変化する可変式となっています。

メインディスプレイは約7.6インチのDynamic AMOLED

メインディスプレイは約7.6インチのDynamic AMOLED

ディスプレイを閉じた状態だと、カバーディスプレイをメインのディスプレイとして操作可能。ヒンジ部の設計を見直すことで、開閉がスムーズに行えるように進化。本体がスリムなことも相まって、片手での操作も行いやすくなっています。シンプルな操作であれば、わざわざディスプレイを開けなくてもいいというわけです。

折りたたんだ場合はカバーディスプレイで操作が可能。折りたたんでいるので、厚みはありますが、片手での操作も行いやすかったです

折りたたんだ場合はカバーディスプレイで操作が可能。折りたたんでいるので、厚みはありますが、片手での操作も行いやすかったです

閉じたときの厚さは15.8mm

閉じたときの厚さは15.8mm

ディスプレイを90°折りたたむと、2つのディスプレイに別々のアプリを起動させることで、より便利な使い方が楽しめます。たとえば、カメラで撮影を行うと同時にプレビューを表示させたり、PDFの資料を表示しながらWeb会議を行ったり、動画などを映しながらSNSをチェックしたりなど。90°に折りたたんだ状態でデスクなどに置けるので、こういった操作がハンズフリーで行えます。アプリの組み合わせは対応しているものであれば自由自在なので、自分の用途に合ったユニークな使い方が見つけられるというのも面白いですね。

撮影中のプレビューを上に、カメラUIを下に表示

撮影中のプレビューを上に、カメラUIを下に表示

ディスプレイを開けると、約7.6インチのAndroidタブレットのようなデバイスへと変貌します。この大画面を生かして、最大3つまでのアプリを1画面内で起動可能。サードパーティー製のアプリも多く対応しており、タブレットライクな使い方が可能です。画面下部のタスクバーによく使うアプリを常駐させておくことで、アプリの切り替えやマルチタスクの起動などが、ホームに画面に戻ることなく非常にスムーズに行えます。

対応しているアプリなら、最大3個を1画面に表示できます。Sペンと組み合わせれば、作業の効率化が図れそうですね

対応しているアプリなら、最大3個を1画面に表示できます。Sペンと組み合わせれば、作業の効率化が図れそうですね

本機の基本スペックは、SoCが「Snapdragon 8+ Gen 1」、メモリーが12GB、ストレージ容量が256GB。メインカメラは約5000万画素(広角)+約1200万画素(超広角)+約1000万画素(望遠)のトリプルカメラ構成です。フロントカメラは約1000万画素+約400万画素。「Galaxy Z Fold4」ならではのユニークな撮影が行えるのが特徴でです。

片方の画面にカメラUIを、もう片方の画面に直近に撮影した写真を数枚表示する「キャプチャービュー」や、メインディスプレイとカバーディスプレイの両方に撮影中のプレビュー画面を表示する「デュアルプレビュー」、ディスプレイを閉じたままでもカバーディスプレイを操作して撮影が行える「リアカメラセルフィー」など、撮影方法も一般的なスマートフォンとは一線を画します。

このほかの主な仕様は、OSが「Android 12」、IPX8相当の防水ボディ、4400mAhのバッテリー、おサイフケータイなど。本体カラーはグレイグリーンの1色展開。NTTドコモとKDDI(au)から9月29日に発売される予定です。

コンパクトでかわいい「Galaxy Z Flip4」。折りたたみを使ったユニークな写真が撮れる

「Galaxy Z Flip4」は、約6.7インチ(2640×1080)のDynamic AMOLED(有機EL)を搭載する“縦パカ”型のスマートフォンです。カバーディスプレイには、約1.9インチのSuper AMOLED(有機EL)を備えます。リフレッシュレートは最大120Hz駆動の可変式を採用。「Galaxy Z Fold4」と同様に、ヒンジ部を改良することで、スリムなボディを実現。片手でも操作しやすくなっています。

ディスプレイを開いた状態。ディスプレイサイズは6.7インチですが、縦長ボディなので片手でも持ちやすいです

ディスプレイを開いた状態。ディスプレイサイズは6.7インチですが、縦長ボディなので片手でも持ちやすいです

ディスプレイを閉じた状態では、約1.9インチのカバーディスプレイに通知や時計などの情報を表示。カバーディスプレイはプリインストールされたアニメーションのほか、自分で撮影した写真や動画などを壁紙として表示させることも可能です。また、閉じた状態でもカバーディスプレイに撮影中のプレビューを表示してのカメラ撮影が可能になっています。

カバーディスプレイは、自分のオリジナリティを表現できるカスタマイズ性を備えます

カバーディスプレイは、自分のオリジナリティを表現できるカスタマイズ性を備えます

ディスプレイを90°折りたたんだ状態では、上下の画面に別々のアプリを表示するマルチタスクが行えるほか、「フレックスカム」というモードでデスクに本体を置いたままでの撮影や、カバーモードに撮影中のプレビューを表示させたりなど、折りたたみスマートフォンならではの撮影が行えます。折りたたみの角度を自由に調節したり、横向きの片手持ちをすれば、ハンディカメラのような持ち方で撮影が行えたりなど、こちらもユニークな撮影が楽しめます。

アイデア次第で面白い写真が撮影できる「フレックスカム」

アイデア次第で面白い写真が撮影できる「フレックスカム」

基本スペックは、SoCが「Snapdragon 8+ Gen 1」、メモリーが8GB、ストレージ容量が128GB。メインカメラは約1200万画素+約1200万画素のデュアルカメラ構成。フロントカメラは約1000万画素です。そのほかには、OSが「Android 12」、IPX8相当の防水ボディ、バッテリー容量が3700mAh。おサイフケータイ対応。ボディカラーは、ボラ パープル、ピンク ゴールド、グラファイトの3色が用意されています。

斜め掛けスタイルに合わせたかわいいアクセサリーが用意されていたり、BTSとコラボレーションするなど、若い世代から支持が得られそうな製品展開が行われています。昨今は、韓国発の映画やドラマなどで「Galaxy Z Flip4」を見かけることが多く、国内でも若い世代を中心にユーザーが伸びてくるかもしれません。コンパクトなサイズと、カラフルなボディも、ポップでかわいい印象です。

「Galaxy Z Flip4」の専用ケース

「Galaxy Z Flip4」の専用ケース

「Galaxy Z Flip4」はNTTドコモ、au、楽天モバイルから9月29日に発売予定です。

「Galaxy Watch5」「Galaxy Watch5 Pro」「Galaxy Buds2 Pro」

スマートウォッチ「Galaxy Watch」シリーズでは、最新モデル「Galaxy Watch5」「Galaxy Watch5 Pro」が発表されました。両モデルとも丸形の有機ELディスプレイにサファイアクリスタルを採用し、耐久性が従来機からアップ。また、「Galaxy Watch5 Pro」はアウトドア向けのタフネス仕様となっており、頑丈なチタン製のケースを備えます。

標準モデルの「Galaxy Watch5」

標準モデルの「Galaxy Watch5」

OSには「Wear OS powered by Samsung」を採用。「Google Play」がプリインストールされており、さまざまなアプリを端末にインストールして使用することができます。

健康管理関連で共通する機能は、リアルタイム心拍数計測、睡眠トラッキング、体組成測定(骨格筋、体脂肪量、体脂肪率、BMI、体内水分量、基礎代謝量)、血中酸素レベル測定、ストレスレベルなどです。

標準モデルの「Galaxy Watch5」は、40mmと44mmモデルをラインアップ。バッテリー容量は、40mmモデルが284mAh、44mmモデルが410mAh。いっぽうの、上位モデル「Galaxy Watch5 Pro」のラインアップは45mmモデルのみ。山登りなどの際に、事前にルートを決め、ナビゲーションとルートバックが利用できる「ルートワークアウト」機能を備えます。

「Galaxy Watch5」のバッテリー容量は40mmが284mAh、44mmが410mAh。「Galaxy Watch5 Pro」は590mAhで、バッテリー駆動時間はGPSがオンの状態で約20時間、一般的な使用では約80時間持続するとのことです。

「Galaxy Watch5」はグラファイト、シルバーに加えてピンクゴールド(40mm)、サファイア(44mm)、「Galaxy Watch5 Pro」は、ブラックチタニウムとグレーチタニウムのカラバリが用意されています。両モデルともに急速充電に対応しており、約30分で約45%まで充電することが可能です。

「Galaxy Watch5」と「Galaxy Watch5 Pro」は9月29日に発売予定で、家電量販店やECサイトのほか、auからはLTEモデルが発売されます。

希望小売価格は、「Galaxy Watch5」の40mmモデルが44,200円から、44mmモデルが48,800円から(いずれも税込。以下同)。「Galaxy Watch5 Pro」は70,800円〜となっています。

このほかにもアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能を搭載した完全ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds2 Pro」が発表。「24bit Hi-Fiオーディオ」という高い音質で音楽を楽しめるのが特徴です。

「Galaxy Buds2 Pro」

「Galaxy Buds2 Pro」

ANC機能についても、使用者の音声を認識して、会話が始まるとANCをオフにしてボリュームを下げ、会話が終わるとANCをオンにしてボリュームを戻す「周囲の音モード」を搭載。耳から外すことなく、会話が行えるとのことです。

そのほかの主な仕様は、IPX7相当の防水ボディ、バッテリー駆動時間はイヤホン単体が最大約5時間で、充電ケース使用時が最大18時間(ANCオン)。ANCをオフにした場合は、イヤホン単体が最大約8時間で、充電ケース使用時が最大29時間となっています。

Bluetoothのバージョンは5.3、対応コーデックはAAC、SBC、サムスンシームレスコーデックHiFi(サムスン独自)をサポート。イヤホンの重量は各約5.5g。ケースに格納時は約43.4gです。

水川悠士(編集部)

水川悠士(編集部)

最新ガジェットとゲームに目がない雑食系ライター。最近メタボ気味になってきたので健康管理グッズにも興味あり。休日はゲームをしたり映画を見たりしています。

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