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「iPad Pro」は有機EL&M4搭載、「iPad Air」には待望の13インチモデルが登場!

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アップルは2024年5月7日(米国時間)、「iPad Pro」と「iPad Air」の新モデルを5月15日に発売すると発表した。どちらも11インチと13インチの2つのサイズをラインアップする。アップルストア価格は「iPad Pro」が168,800円(税込、以下同)から、「iPad Air」が98,800円から。

性能や薄さ、画面の美しさに磨きがかかった新型「iPad Pro」

性能や薄さ、画面の美しさに磨きがかかった新型「iPad Pro」

また、「Apple Pencil」の新型「Apple Pencil Pro」も発表した。

「iPad Pro」は有機EL採用でスリムボディに一新! 「M4チップ」搭載

新型「iPad Pro」の特徴

新型「iPad Pro」の特徴

「iPad Pro」はディスプレイからチップ、本体サイズまで従来モデルから大きく変わっている。まず、ディスプレイには「Ultra Retina XDRディスプレイ」と名付けられた有機EL(OLED)を採用。そのスペックは、SDR輝度が1000nits、HDR輝度が1600nits(ピーク輝度)、コントラスト比が200万:1と非常にハイスペックなディスプレイだ。従来モデルと同様、「True Tone」や「ProMotion」(10Hz〜120Hzのアダプティブリフレッシュレート)といった機能も盛り込まれている。

本体サイズは有機ELの採用により、薄型化と軽量化が図られている。

11インチモデル…177.5(幅)×249.7(奥行)×5.3(厚さ)mm、579g(Wi-Fiモデル)/582g(Cellularモデル)
13インチモデル…215.5(幅)×281.6(奥行)×5.1(厚さ)mm、444g(Wi-Fiモデル)/446g(Cellularモデル)

13インチモデルは一世代前のモデルと比べて約100gも軽く、アップル史上最も薄いデバイスという。

11インチモデルと13インチモデルをラインアップ

11インチモデルと13インチモデルをラインアップ

13インチモデルはアップル史上最も薄いデバイスという

13インチモデルはアップル史上最も薄いデバイスという

チップには「M3チップ」ではなく、ひとつ飛ばして「M4チップ」を搭載。従来モデルの「M2チップ」と比べて、レンダリング性能が最大4倍、CPU性能が最大1.5倍高速になっているという。「M4チップ」は、第2世代の3nmテクノロジーで設計され、電力効率が高まっている。CPUには最大4つの高性能コアと6つの高効率コアを搭載。GPUは10コアで、ハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシングを採用し、光や影をリアルに表現できるようになった。機械学習用の「Neural Engine」は16コアと「M2チップ」と変わらない。

なお、選択するストレージ容量によって、搭載するチップの仕様とメモリー容量が異なる。

256GBモデル、512GBモデル…9コアCPUのM4チップ、メモリーが8GB
1TBモデル、2TBモデル…10コアCPUのM4チップ、メモリーが16GB

カラーはシルバーと新色のスペースブラックの2色をラインアップ。素材は100%再生アルミニウムだ。マグネットにも100%再生希土類元素を使用するなど、環境にも配慮している。

背面カメラは12MPで、新たに「アダプティブTrue Toneフラッシュ」を備え、書類をスキャンしやすくなっているという。前面カメラは超広角の12MPで、センターフレームにも対応。外部インターフェイスはThunderbolt 3とUSB 4に対応したUSB-C。無線LANはWi-Fi 6Eをサポートする。後述する「Apple Pencil Pro」にも対応する。

アップルストア価格は11インチモデルが168,800円から、13インチモデルが218,800円から。

「iPad Air」は13インチモデルが仲間入り

新型「iPad Air」の特徴

新型「iPad Air」の特徴

「iPad Air」には、以前から噂があった大画面モデルが追加され、11インチモデルと13インチモデルの2タイプがラインアップされる。「iPad Pro」ほどの性能はいらないが、大画面の「iPad」が欲しいという人には、「iPad Air」の13インチモデルはぴったりだ。11インチモデルも従来モデルの10.9インチから大画面化されている。

「iPad Air」には待望の大画面モデルが登場

「iPad Air」には待望の大画面モデルが登場

チップは従来モデルの「M1チップ」と比べて最大50%高速になった「M2チップ」を搭載。8コアCPU、10コアGPU、16コアの「Neral Engine」というスペックだ。別売の「Magic Keyboard」にも対応する。

認証は従来モデルと同様、トップボタンに搭載された「Touch ID」で行う。ストレージ容量は128GB/256GB/512GB/1TB。アップルストア価格は11インチモデルが98,800円から、13インチモデルが128,800円から。

カラーはスペースグレイ、スターライト、パープル、ブルーの4色

カラーはスペースグレイ、スターライト、パープル、ブルーの4色

押すや回転などの操作が加わった「Apple Pencil Pro」

「Apple Pencil Pro」の特徴

「Apple Pencil Pro」の特徴

「Apple Pencil Pro」は、搭載されているセンサーが増え、操作のバリエーションが広がった。指で強く押す「スクイーズ」で、パレットを表示してツールを素早く切り替えられるほか、回転も認識できるようになった。触覚フィードバックに対応し、各種操作をすると振動する仕様も追加されている。

「探す」にも対応し、Apple Pencil Proをなくしても、手元にあるiPhoneやiPadでどこにあるか探すことができる。なお、この「Apple Pencil Pro」が使えるのは今回発表された新しい「iPad Pro」と「iPad Air」のみのようだ。

アップルストア価格は21,800円。発売は5月15日。

三浦善弘(編集部)
Writer / Editor
三浦善弘(編集部)
出版社で月刊誌やWebメディアの編集・記者を経験し、2013年にカカクコム入社。「価格.comマガジン」にて、PCやスマートフォン分野を担当。取材歴は20年以上。現在は「価格.comマガジン」全体を統括する。
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