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「Galaxy Z Fold6」発表! AI×折りたたみでフォルダブル最強(価格も)へ

2024年7月10日、サムスン電子ジャパンはグローバルで発表された最新スマートフォン「Galaxy Z Fold6」と「Galaxy Z Flip6」の日本市場投入を発表しました。

Galaxy Z Fold6

AIと折りたたみの特性が組み合わさった「Galaxy Z Fold6」、公式サイト販売価格249,800円(SIMフリー版。税込。以下同)〜、2024年7月31日発売

AIと折りたたみの特性が組み合わさった「Galaxy Z Fold6」、公式サイト販売価格249,800円(SIMフリー版。税込。以下同)、2024年7月31日発売

「Galaxy Z Fold6」は従来機からハードウェアとソフトウェアの両方でアップデートがあります。ハードウェアについては、折りたたみ時の厚みが従来機よりも1.3mm、開いたときが0.5mmの薄型化を実現。重量も従来機から約14g軽い約239gと軽量化が図られています。

近しいスマートフォンだと、アップルの「iPhone 14 Pro Max」の重量が約240gなので、大型のスマートフォンと同等レベルの重量まで下げてきたというわけです。厚みに関しても、まだバー型のスマートフォンと比べると分厚いですが、それでも従来機よりは折りたたみ時に握ったときの「分厚いな」という印象がかなり薄くなりました。

折りたたみ時は、従来機と比べると非常に薄くなったと感じます。折りたたみ時の画面サイズは6.3インチ

折りたたみ時は、従来機と比べると非常に薄くなったと感じます。折りたたみ時の画面サイズは6.3インチ

開いたときも薄くて持ちやすくなりました。軽くなったので、手持ちでの操作や取り回しがより行いやすくなったと感じます。画面サイズは7.6インチ

開いたときも薄くて持ちやすくなりました。軽くなったので、手持ちでの操作や取り回しがより行いやすくなったと感じます。画面サイズは7.6インチ

CPUに「Snapdragon 8 Gen 3 Mobile Platform for Galaxy」を搭載。メモリーは12GB、ストレージは256GB/512GB/1TBから選択可能。冷却用のベイパーチャンバーが従来機比で約1.6倍大きくなり、冷却性能がアップ。パワフルな性能を持続させやすいという、ゲーミング用途も意識したアップグレードになっています。

ディスプレイはサブとメインの両方とも最大輝度2600nit、リフレッシュレート1〜120Hz。こちらもハイエンドスマートフォンらしいクオリティの高さです。

ソフトウェアについては、「Galaxy S24」でもプッシュされていた「Galaxy AI」がアップデートされています。録音&文字起こしは、話者の判別が可能になり、翻訳もWebページやPDFなど画面に表示されるものであれば瞬時に翻訳してくれます。

特に驚いたのがキーボードに搭載されている「チャットアシスト」の新機能。これまでは、SNSに投稿する文章や、LINEのメッセージの自動生成などを行ってくれましたが、これがビジネスメールにも対応しました。

たとえば、「7月14日〜17日、休暇」とキーワードを設定するだけで、そのまま使えそうな文面を生成してくれます。ビジネスメールの絶妙な言い回しも完璧で、メール作成にかける時間を短縮してくれそうです。

画像の編集関連でも、「Sペン」で書いた下手な絵をきちんとした絵に仕上げてくれたり、画像の上にイラストを書くだけで、そのイラストをリアルなモノに変換して画像に合成してくれたり、「Galaxy S24」のAIよりも大幅にアップグレードされています。

こういったAI機能を7.6インチの大画面で使用できるのが「Galaxy S24」とは異なるポイント。「Sペン」と大画面のコンボは、効率性アップをより高めてくれそうです。

なお、カメラは背面のメインカメラが5000万画素、超広角カメラが1200万画素、フロントカメラが1000万画素となっています。

「Galaxy Z Fold6」のSIMフリー版の公式サイト販売価格は256GBモデルが249,800円、512GBモデルが267,800円、1TBモデルが303,800円です。

Galaxy Z Flip6

「Galaxy Z Flip6」、公式サイト販売価格は164,899円〜、2024年7月31日発売

「Galaxy Z Flip6」、公式サイト販売価格は159,000円〜、2024年7月31日発売

「Galaxy Z Flip6」は、主にカバーディスプレイ、カメラのアップグレードが最大の特徴です。カバーディスプレイは、AIを活用することでカスタマイズ性がアップ。たとえば、端末を傾けるとアニメーションが動くインタラクティブな壁紙や、好みのキーワードから独自の壁紙を生成するAI壁紙が新しく使えるようになりました。

「Galaxy Z Flip6」のカバーディスプレイ。画面サイズは3.4インチ。カメラの周囲にリング状の装飾が加えられるなど、デザイン面もアップグレードされています

「Galaxy Z Flip6」のカバーディスプレイ。画面サイズは3.4インチ。カメラの周囲にリング状の装飾が加えられるなど、デザイン面もアップグレードされています

メインディスプレイは6.7インチ

メインディスプレイは6.7インチ

カメラは背面のメインカメラが従来機の1200万画素から5000万画素へと大進化。背面の超広角カメラと前面のフロントカメラは順に1200万画素、1000万画素。メインカメラのアップグレードは、従来機のユーザーの「Galaxy Z Flipシリーズでもキレイな写真が撮りたい」という声に応えたとのこと。フラッグシップモデル「Galaxy S24」と同等のカメラ品質になっていると言います。

これにより「ナイトグラフィー」(夜景モード)やズーム撮影の写真もよりキレイに撮れるようになりました。また、AIを活用して、人物の位置や人数によって、ズーム倍率を自動で調整してくれる機能を搭載。「Galaxy Z Flip6」は折りたたみの形状を生かしてテーブルなどに置いて撮影しやすいのが特徴ですが、それをより生かせる機能が追加されたという印象です。

もちろん、「Galaxy AI」に対応しているため、「Galaxy Z Fold6」と同様のAI機能が利用可能。スペックもCPUが「Snapdragon 8 Gen 3 Mobile Platform for Galaxy」で、メモリーが12GB、ストレージが256GB/512GBと、1TBモデルが用意されていない点以外は「Galaxy Z Fold6」と同じになっています。手のひらサイズで持ち運べるハイエンドスマートフォンという感じです。

「Galaxy Z Flip6」のSIMフリー版の公式サイト販売価格は256GBモデルが159,000円、512GBモデルが177,700円。2024年7月31日発売です。

また、スマートフォン以外にもスマートウォッチ「Galaxy Watch7」「Galaxy Watch Ultra」、完全ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds3」「Galaxy Buds3 Pro」が発表されました。

水川悠士(編集部)
Writer / Editor
水川悠士(編集部)
デジタル系メディアから価格.comへ。スマホ、スマートウォッチなどのガジェット周り、ゲーム関連を担当。触ってきた製品は数えきれないほど多いです。価格.comマガジンのYouTubeにも出演中。
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