レビュー

“白銀比”ディスプレイ搭載! 4万円台「OPPO Pad Neo」レビュー

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7:5の「白銀比」を特徴とする約11.4インチディスプレイを採用したAndroidタブレット「OPPO Pad Neo」。「白銀比」はマンガ、雑誌などに広く採用されている縦横比で、「大和比」などとも呼ばれており、法隆寺金堂、五重塔、伊勢神宮などの建築物にも採用されている比率です。

A4、B5などの用紙も「白銀比」となっているので、書類などを閲覧する際にも無駄なく表示できます。今回は本製品の、スペック、使い勝手、パフォーマンス、カメラ画質などについて実機レビューをお届けしましょう。

OPPO「OPPO Pad Neo」、希望小売価格44,800円(税込。以下同)、2024年12月12日発売

OPPO「OPPO Pad Neo」、希望小売価格44,800円(税込。以下同)、2024年12月12日発売

コンテンツブラウザーとして要所を押さえたスペック

「OPPO Pad Neo」はSoCに「MediaTek Helio G99」を採用。メモリーは6GB、ストレージは128GBを搭載しています。

ディスプレイは約11.4インチ(2408×1720)の液晶で、リフレッシュレートは最大90Hz。約800万画素広角カメラ(F2.0)、約800万画素フロントカメラ(F2.0)を搭載。本体サイズは約188(幅)×255(奥行)×6.9(厚さ)mm、重量は約538g。バッテリーは8000mAhの大容量タイプを内蔵。バッテリー駆動時間は動画再生で約14.5時間、音楽再生で約40時間と謳われています。また、「33W SUPERVOOCフラッシュチャージ」対応のACアダプターにより、急速充電が可能です。

44,800円という低価格を実現するため、エントリー向けのSoCを採用し、カメラはフロント、リアに約800万画素を1基ずつ。そのいっぽうで、Dolby Atmos対応のクアッドスピーカーを装備。コンテンツブラウザーとして要所を押さえたスペックと言えるでしょう。

ディスプレイは約11.4インチの液晶

ディスプレイは約11.4インチの液晶

カラーはスペースグレーの1色のみ

カラーはスペースグレーの1色のみ

右側面にはスピーカー×2、USB Type-Cポート。左側面にはmicroSDメモリーカードスロット×1を配置

右側面にはスピーカー×2、USB Type-Cポート。左側面にはmicroSDメモリーカードスロット×1を配置

最大1TBのmicroSDメモリーカードに対応します

最大1TBのmicroSDメモリーカードに対応します

本体の実測重量は538g

本体の実測重量は538g

パッケージには本体、ACアダプター、USBケーブル、カード取り出しピン、説明書が同梱

パッケージには本体、ACアダプター、USBケーブル、カード取り出しピン、説明書が同梱

液晶の解像度は2408×1720、260ppiと高め。色域はNTSC 96%。HDRコンテンツの再生には対応していません

液晶の解像度は2408×1720、260ppiと高め。色域はNTSC 96%。HDRコンテンツの再生には対応していません

「TVアニメ「ダンダダン」オープニング映像|Creepy Nuts「オトノケ」」を50cmの距離で再生中の音量は最大77.4dBA

「TVアニメ「ダンダダン」オープニング映像|Creepy Nuts「オトノケ」」を50cmの距離で再生中の音量は最大77.4dBA

「AnTuTu Benchmark V10」実行中の背面の最大温度は32.9度(室温19.6度で測定)

「AnTuTu Benchmark V10」実行中の背面の最大温度は32.9度(室温19.6度で測定)

Webブラウジング、動画鑑賞などであれば実用的な性能

「OPPO Pad Neo」にはエントリー向けのSoC「MediaTek Helio G99」が採用されています。定番ベンチマークを実行したところ、「AnTuTu Benchmark V10」の総合スコアは416927、「Geekbench 6」のMulti-Core Scoreは1932、「3DMark」のWild Life Extremeのスコアは375となりました。

Webブラウジング、動画鑑賞などの一般的な用途であれば実用的な性能を備えていますが、新しめの3Dゲームなどをプレイしたいのであれば、ミドルレンジクラスタブレットを選んだほうがよいでしょう。

とはいえ、「OPPO Pad Neo」もカジュアルなゲームであればプレイ可能。まったくゲーム用途に使えないわけではないのでご安心ください。

なお、バッテリー駆動時間についてはディスプレイ、ボリューム50%でYouTube動画を連続再生したところ、バッテリー残量が100%から88%に減りました。つめり、単純計算でバッテリー残量0%までであれば、16時間40分動作することになります。カタログスペックでは動画再生で約14.5時間と謳われているので、ほぼ同等のバッテリー駆動時間が確保されていると思われます。

「AnTuTu Benchmark V10」の総合スコアは416927

「AnTuTu Benchmark V10」の総合スコアは416927

「Geekbench 6」のMulti-Core Scoreは1932、Single-Core Scoreは718

「Geekbench 6」のMulti-Core Scoreは1932、Single-Core Scoreは718

「3DMark」のWild Life Extremeのスコアは375

「3DMark」のWild Life Extremeのスコアは375

ある程度の光量なら実用的な画質のカメラ

最後にカメラをチェックしましょう。今回は背面の800万画素広角カメラのみ実写テストを行ったところ、やや露出は高めになることもありましたが、日中であれば良好な画質で撮影できました。ただし、2倍はともかく、5倍のデジタルズームは少々厳しいですね。

また、「夜景モード」などは実装されていないので暗所での撮影は厳しいですし、手ブレ補正も利用できないので歩きながらだとかなり画面が揺れます。1〜2倍の倍率である程度の光量があれば実用的な画質を得られますが、長く保存したい写真などを撮影するのであればスマホのカメラを利用したほうがよいでしょう。

1倍で撮影

1倍で撮影

2倍(デジタルズーム)で撮影

2倍(デジタルズーム)で撮影

5倍(デジタルズーム)で撮影

5倍(デジタルズーム)で撮影

1倍で撮影

1倍で撮影

1倍で撮影

1倍で撮影

コンテンツ鑑賞メインなら実用十分な性能

「OPPO Pad Neo」は、約11.4インチの白銀比ディスプレイが採用されており、書類やマンガ、雑誌などのコンテンツの閲覧に適したタブレットです。処理性能やカメラ画質などにはある程度の割り切りが必要ですが、Webブラウジングや動画鑑賞、カジュアルなゲームプレイなどを目的に、手ごろな価格のタブレットを探しているのであれば、有力な選択肢と言えます。

ジャイアン鈴木
Writer
ジャイアン鈴木
レビューした製品を高確率で買ってしまう物欲系ITライター。守備範囲はPC、スマホ、VRがメイン。ゲーム、デジタルトイも大好き。最近サバゲにはまっています。愛車はスイフトスポーツで、断然マニュアル派です。
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水川悠士(編集部)
Editor
水川悠士(編集部)
デジタル系メディアから価格.comへ。スマホ、スマートウォッチなどのガジェット周り、ゲーム関連を担当。触ってきた製品は数えきれないほど多いです。価格.comマガジンのYouTubeにも出演中。
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