ノートパソコンを購入するにあたって「安く済ませたいけれど、後悔したくない……」と悩んでいませんか。本記事では、初心者の方でも最新のトレンドを把握し、用途に合った最適な一台を選べるようにガイドします。ここで紹介するおすすめ製品は、なんと3万円台から。ただ安いだけではない、本当にコスパの高い1台が見つかります!
※本記事に掲載する価格は、2025年12月18日時点の価格.com最安価格(税込)を参考にしています。
【価格.comマガジンがおすすめする理由】
•「Ryzen 5 7530U・16GBメモリ・512GB SSD」という、まさに“これで十分”なスペック
•14インチ、1.39kgという持ち運びやすいサイズ感
•コストパフォーマンスがよいため初心者に最適
【ただし、こんな人には向きません】
•動画編集や本格的なPCゲームなど、高いグラフィック性能を求める人
•ひんぱんに持ち歩くために軽さを最優先する人

CPUはRyzen 5 7530U、メモリーは16GB、SSDは512GB。これはビジネス文書作成やウェブ会議、動画視聴まで快適にこなせる必要十分なスペックと言えます。性能・価格・サイズのバランスがよいため、特に初心者が「買って後悔しない」鉄板モデルです。
価格.comマガジンが最もおすすめするHPのノートパソコンは、「HP 14 Ryzen 5 7530U」です。16GBメモリー、512GB SSD搭載モデルは、文書作成などの普段使いに十分すぎるスペックを備えていながら、非常に低価格で購入できる高コスパモデルです。
14インチ、1.39kgというほどよいコンパクトさもポイント。仕事や学校へ持ち出すことがあっても苦にならない大きさ、軽さと言えます。
低価格モデルながら、USB Type-A端子×2、USB Type-C端子×1のほか、HDMI出力端子を備えるなど、便利なインターフェイスも必要十分なレベルで揃えられています。
普段使いにぴったりの充実したスペックを備えた「格安」と言えるノートパソコンは7万円台から販売されています。文書・資料の作成、メールやSNSのチェック、インターネットでのお買い物、さらにはYouTubeの動画視聴。格安ノートパソコンは、こうしたあまりパソコンに負荷のかからない使い方をする人向け。動画編集や本格的なゲームをしたいのであれば、高性能な製品を検討しましょう。
安くノートパソコンを購入したいという場合も、ある程度のスペックを確保したいもの。あまりに低スペックな製品だと、パソコンに負荷のかからない事務作業や動画視聴ですらスムーズにできない可能性があるからです。あらゆる日常的な作業がスムーズに行えるスペックを持った製品は7万円台からと考えたほうがよいでしょう。
この記事ではあえて7万円以下の製品も紹介しますが、こちらはスペックを抑えることでより価格を重視した「激安」モデルと言えます。すでにノートパソコンを持っている人のサブ機として、あるいは常用するのではなくスポットで使いたい人などが選ぶならば、価格(とスペック)を抑えられたモデルを選ぶのもひとつの方法です。ただし、見た目や打鍵感のよさは期待できないものと思いましょう。7万円以下の「激安」モデルはあくまで簡易的な使い方をする人向けと言えます。
ここからは安いノートパソコンの基本的な選び方を解説します。おさえておきたいのは3つのスペック。そして用途に応じた画面サイズを選ぶことです。
ノートパソコンのスペックは複雑そうに見えますが、知っておきたい項目は3つのみ。それが「CPU」「メモリー」「ストレージ」です。これらのスペックが足りないと、そもそも目的の作業がスムーズにできない可能性があります。ここで紹介する目安は少し高めの性能ですが、価格だけを優先せず、一定以上のスペックを確保するのがおすすめです。
「CPU」は、処理速度を左右する最重要パーツです。文書作成や動画視聴など一般的な作業を快適にこなすには、インテル製なら「Core i5」以上、AMD製なら「Ryzen 5」以上が「ひとまず安心」と言える目安です。また、同じシリーズでも世代が古いと性能が劣るため、インテルは第13世代以降、AMDは第5世代(7000番台)以降を選ぶと安心です。AI機能を使いたい場合は、NPU(AI処理専用チップ)搭載モデルを選び、「TOPS」という性能指標にも注目しましょう。
「メモリー」は、同時処理できるデータ量に関わるため、容量16GB以上がおすすめ。16GB以上であれば、複数のアプリを同時に使う場面でも快適に動作します。
「ストレージ」は、データ保存の容量です。512GB以上あれば事務作業には十分で、画像編集では最低限のライン。
これらのスペックは、あくまで一般的な用途での基準です。動画編集をするなら、さらに高性能なCPU、メモリーに加え、大容量のストレージを選ぶのが望ましいでしょう。
デスクの上にノートパソコンを据え置いて使う場合、15〜16インチ程度の大きめのディスプレイを搭載するモデルがおすすめです。
画面が大きいので文字が見やすく、キーボードもテンキー付きで入力しやすいのが特徴。家族みんなで使うパソコンとしても便利ですよ。
15〜16インチノートパソコンを選ぶ場合に気にしておきたいのは、重量1.5kgを超える比較的大きくて重いものが多く、長時間の持ち運ぶには向いていないということ。書斎からリビングへの移動など自宅内のちょっとした持ち運びであれば負担は感じませんが、外に持ち出すことを前提に作られたモバイルPCと比べると携帯性は落ちます。
仕事や勉強のためにノートパソコンを持ち出すことが多いならば、14インチ以下のモデルを選ぶのがおすすめ。本体が小さいため、大型モデルよりも比較的コンパクトで軽量。カバンにすっきり収まり、持ち運びの負担が少ないのが魅力です。
ただし、ここで紹介する格安/激安のノートパソコンに1kg以下の軽量は期待できません(「究極」のモデルとして紹介した「HP 14 Ryzen 5 7530U」は1.39kg)。一般的に「モバイルPC」と呼ばれる携帯性を重視したモデルは、より薄型軽量(1.3kg以下)でバッテリーの持ちがよいことが特徴です。ハイスペックな「モバイルPC」の価格は12万円前後から。安さとは両立しにくいことに注意しましょう。
●<基準1>事務作業や動画視聴をストレスなく行える基本性能があること
作業性を重視するならば、以下が目安。
CPU:Core i5(第13世代)以上、Ryzen 5 7000番台以上
メモリー:容量16GB以上
SSD:容量512GB以上
●<基準2>写真や動画を高精細に表示できる画面解像度があること
●<基準3>ディスプレイなど周辺機器との十分な接続性(USB Type-C端子)があること
| 製品 価格.com最安価格 | 画像 | 詳細を見る | CPU | メモリー | ストレージ | 画面サイズ | 解像度 | 重量 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
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詳細を見る価格.comへ | Ryzen 5 7530U | 16GB | 512GB | 14インチ | フルHD(1920×1080) | 1.39kg |
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詳細を見る価格.comへ | Ryzen 5 7530U | 16GB | 512GB | 15.6インチ | フルHD(1920×1080) | 1.63kg |
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詳細を見る価格.comへ | Ryzen 5 7530U | 16GB | 512GB | 15.6インチ | フルHD(1920×1080) | 1.58kg |
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詳細を見る価格.comへ | Pentium Gold 6500Y | 8GB | 256GB | 14インチ | フルHD(1920×1080) | 1.77kg |
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詳細を見る価格.comへ | Ryzen 3 7320U | 16GB | 512GB | 15.6インチ | フルHD(1920×1080) | 1.63kg |
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詳細を見る価格.comへ | Ryzen 3 7320U | 8GB | 512GB | 14インチ | フルHD(1920×1080) | 1.38kg |
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詳細を見る価格.comへ | Celeron N4500 | 8GB | 256GB | 10.1インチ | WXGA(1280×800) | 1.097kg |
まずおすすめ製品として紹介するのは、7万円台〜で買える高コスパノートパソコン。動画視聴や事務作業、ウェブ会議などをスムーズに行える十分なスペックを持った製品です。

冒頭で「価格.comマガジンがおすすめする究極のHPノートパソコン」として紹介したのがこの「HP 14 Ryzen 5 7530U」16GBメモリー、512GB SSD搭載モデルです。
普段使いに過不足のないスペックながら価格が抑えられた高コストパフォーマンス機で、価格.comの「ノートパソコン 人気売れ筋ランキング」でも上位にある人気機種です。オフィスソフト付きを選ぶことも可能で、その場合もトータル10万円前後で購入できます。
14インチモデルで重量は1.39kgと、比較的扱いやすいサイズもポイント。毎日持ち歩くには重めですが、自宅を中心に、週に数回カフェや学校、職場に持ち運ぶような使い方には最適でしょう。
持ち運ぶ機会が少ないならば、ほぼ同スペックの15インチモデル「HP 15 Ryzen 5 7530U」もおすすめ。15インチモデルは画面が大きいだけでなく、テンキーも付いているので、事務処理などに最適です。

安いノートパソコンを探すなら、上で紹介した「HP 14 Ryzen 5 7530U」と合わせて必ずチェックしたいのがこの「Dell 15 Ryzen 5 7530U」16GBメモリー、512GB SSD搭載モデルです。
こちらは15.6インチとやや大きめの画面で、普段使いに過不足のないスペックながら価格が抑えられた高コストパフォーマンス機。タイミングによっては、6万円台で購入できます。重量は1.63kgと比較的軽量なことと、SDメモリーカードスロットを搭載しているのも特徴です。
いっぽう、USB Type-Cは5Gbps対応(最新規格ではない)端子が2つ、Type-A端子は1つのみ。やや少なめであることと、充電にはACアダプターが必要であることには注意しましょう。

「HP 14 Ryzen 5 7530U」および「Dell 15 Ryzen 5 7530U」と合わせておすすめしたい製品がレノボ「IdeaPad Slim 170 AMD Ryzen 5 7520U」です。テンキーも付いた15.6インチモデルで、製品名からわかるとおり、上記2つのおすすめモデルと同様のCPUを搭載しています。メモリーは16GB、SSDは512GBという点も同等で、日常的な事務作業や動画視聴には十分なスペックと言える高コスパモデル。
これらの3モデルはタイミング次第で価格が上下していますから、価格.comの最安価格を参考に、いちばん安いモデルを選ぶのもよいでしょう。
USB Type-A、USB Type-C、HDMIに加え、SDメモリーカードスロットもしっかり装備。普段使いにちょうどよく、価格と性能のバランスにすぐれた定番の1台としておすすめです。
上記のとおり、「充実したスペックで普段使いに何の支障もない」ノートパソコンを選ぶならば、7万円台〜のモデルを選ぶべきです。しかし、サブ機として使いたい場合や、使用頻度が低い場合など、とにかく価格を優先したい場合もあるでしょう。そこで、以下にあえてスペックを下げて選ぶ、7万円以下の“激安”低価格モデルを紹介します。

とにかく価格を優先したい人におすすめなのがPASOUL(パソウル)の「NC14J Pentium Gold 6500Y」です。PASOULは、日本「国内工場組立 Made in Yashio」を標榜するパソコン専門店のオリジナルブランド。BTOによるゲーミングパソコンなどを取り扱っています。
「NC14J Pentium Gold 6500Y」のスペックは控えめではありますが、メモリーは8GB、SSDは256GBと最低限のラインは守られています。そして、注目すべきは35,800円(税込、2025年12月8日時点)という価格.com最安価格。これより安いノートパソコンは存在しますが、このスペックでこの価格というコストパフォーマンスを実現している製品はなかなかありません。
ただし充電にはACアダプターが必須であるなど、価格相応に制限があることには注意しましょう。

上でおすすめモデルとして紹介した「Dell 15 Ryzen 5 7530U」16GBメモリー、512GB SSD搭載モモデルのスペックを抑えたのがこちら。「Dell 15 Ryzen 3 7320U」の8GBメモリー、512GB SSD搭載モデルは、CPUとメモリーのスペックを下げることで価格も下げたモデルだと言えます。
スペックを下げたとはいえ、事務仕事などはせず、メールやインターネットくらいにしか使わない、というならば十分と言える性能を持っているため、価格を優先するならば候補として検討するとよいでしょう。15.6インチディスプレイなど、基本スペックは「Dell 15 Ryzen 5 7530U」16GBメモリー、512GB SSD搭載モモデルと同等。やはり充電にはACアダプターが必須です。

ASUS「Vivobook Go 14 E1404F Ryzen 3 7320U」は、「Dell 15 Ryzen 3 7320U」と同等のスペックのモデル。画面サイズこそ違いますが、8GBメモリー、512GB SSDを搭載しています。
Dell以外の製品でも同グレード品を同価格帯で検討できるだけでなく、「MIL-STD-810H」(ミルスペック810H)に準拠していることもポイント。これは過酷な条件下での信頼性試験にクリアしていることを表しています。つまり、より丈夫で高い堅牢製を期待できるということです。ASUS製品は「どんな壊れ方でも絶対サポート」を謳う「安心保証」(※)に対応していることも特筆されます。
価格.comの最安価格は上下しているので、6万円以下のタイミングならば”買い”でしょう。
※製品購入から1年間、メーカー保証ではカバーされない自損故障でも修理対応を受けられる。自己負担額はかかった部品代金の20%+税。サポートを受けるには、会員登録および製品登録が必須。1回のみの適用など条件あり。

5万円台〜でも「モバイルPC」と言える軽量モデルが欲しい、という人におすすめなのが「dynabook KZ20/Y Celeron N4500」。キーボードを分離してタブレットとしても使える、いわゆる2 in 1モデルです。キーボード接続時の重量は約1,097g。ここで紹介するモデルのなかではひときわ軽量と言えます。その代わり、ディスプレイは小さく、10.1インチの1280×800(WXGA)解像度。
CPUはCeleron N4500/1.1GHz、メモリーは8GB、SSDは256GBと控えめなスペックではありますが、タッチパネルであること、連続駆動時間(動画再生時)約6.5時間、PD充電対応のUSB Type -C端子搭載、入力用ペン付属、「MIL-STD-810H」(ミルスペック810H)準拠の堅牢性、microSDカードスロット搭載など低価格モデルとして異例の充実ぶりが光ります。
ノートパソコンの寿命は一般的に3〜5年程度とされています。ここで紹介した格安ノートパソコンも同程度だと考えてよいでしょう。このくらいの年数が経つとパソコンの性能が落ちて快適に使えなくなることもあります。以下のような症状が出てきたら、買い替えのタイミングだと思ってください。
・起動や動作が遅くなった
起動に数分かかる、アプリの立ち上げや切り替えがもたつく
・異音や発熱が発生する
何もしていないのに大きな音が出る、パソコン本体が熱くなる
・バッテリーの持ちが悪い
フル充電から1〜2時間程度でバッテリーが切れる
はい、使えます。基本的には別売りですが、製品によってはOfficeソフト付きで販売されています。購入時に確認するとよいでしょう。
「価格.com限定モデル」とは、価格.com経由でのみ購入できる、メーカーとのコラボレーションによって企画された特別仕様の製品です。その特徴は何と言っても「価格」。メーカー直販品よりも安く販売されていて、製品によっては2〜3万円以上ディスカウントされることもあるくらいです。
さらに、型落ち品でなく最新モデルが安いのが、「価格.com限定モデル」ならではの特徴。店頭で販売されている通常品を大きく上回るコストパフォーマンスを実現しています。
ただし、期間限定や数量限定で販売されているものもあるため、人気の商品はすぐに売り切れてしまうことも。安くてお買い得な「価格.com限定モデル」が見つかったら早めの購入を検討してください。
ノートパソコン選びをさらに詳しく知りたい人は、目的や使用シーンに応じたおすすめモデルを紹介した以下の記事もぜひご覧ください。