NTTドコモは、毎年恒例の夏モデルの発表会を行った。すでに発表済みの「Galaxy S6」シリーズを含むスマートフォン8機種、タブレット2機種が発表されたほか、OSにAndroidを採用するガラスマ2機種も発表されている、その概要をレポートしよう。
新CMの顔である女優の高畑充希さんと、俳優の堤真一さんが登場。綾野剛さんは生中継で登場した
NTTドコモは今回、スマートフォンなどの端末の新モデルのほか、新サービスの発表も行った。発表されたスマートフォンとタブレットは計10機種で、そのすべてがAndroid 5.0を搭載している。また、注目のオクタコアプロセッサーについては、「ARROWS NX」「AQUOS ZETA」「Xperia Z4」「Galaxy S6 Edge」「Galaxy S6」のスマートフォン5機種、タブレットでは「AQUOS PAD」「Xperia Z4 Tablet」の2機種が搭載している。
また、今回の夏モデルでは、通信回線にも進化が見られる。キャリアアグリゲーションを使ったNTTドコモの新しいLTEネットワークサービス「PREMIUM 4G」については、上で紹介したAndroid 5.0採用モデルが対応端末となっている。
中国など海外でのローミングで利用できるTD-LTEについては、「ARROWS NX」「Galaxy S6 Edge」「Galaxy S 6」の3機種が対応している。現在準備中の700MHz帯(バンド17および、バンド17を内包するバンド28)に対応するものは、「Xperia A4」を除く9機種となっている。
このように、ハードウェアおよびソフトウェア、そしてネットワークという3面で進化が進んでいるのが今回の夏モデルの特徴と言えるだろう。
1440×2560のWQHD表示に対応する約5.2インチIPS液晶を搭載。オクタコアプロセッサー「Snapdragon 810 MSM8994」に、3GBのメモリー、32GBのストレージを備えている。OSは最新のAndroid 5.0だ
最近では珍しいスクエアなデザインでボリューム感があるボディはアルミ製だ。3120mAhという、今回発表されたスマートフォンでは最大のバッテリーを内蔵している。NTTドコモ独自の実使用時間は計測中とのこと
個々人で異なる瞳の模様を感知する生体認証「Iris Passport」を搭載。サブカメラを使い両目の虹彩を確認するが、認証速度は驚くほど速い
カラーバリエーションは、左から、アイリスグリーン、ホワイト、ブラックという3色が用意されている。発売は5月下旬を予定している
1080×1920のフルHD表示に対応する約5.5インチのIGZO液晶を搭載。オクタコアプロセッサー「Snapdragon 810 MSM8994」に、3GBのメモリー、32GBのストレージを備えている。こちらもOSは、Android 5.0が使われている
前モデルSH-02Gのモチーフを受け継ぐボディデザイン。メインカメラは約1310万画素で、秒間2100コマ(FWVGA)のスーパースロー撮影に対応している。カメラの下に見えるのは指紋認証センサーで、シャープの携帯電話・スマートフォンでは生体認証に初めて対応している
側面は、六角形をモチーフにしたヘキサグリップシェイプで、滑りにくく持ちやすい。両サイドにイルミネーションも備わっている。なお、内蔵バッテリーは3000mAhで、実使用時間は計測中である
カラーバリエーションは、レッド、ホワイト、ブラックの3色が用意される。発売は5月下旬の予定だ
今回のディズニースマホはLG製。フルHD表示に対応する約5.2インチのIPS液晶を搭載し、クアッドコアCPU「Snapdragon 801 MSM8974AC(2.5GHz)」に、2GBのRAMと16GBのストレージを備え、Android 5.0を動作させている。写真は同梱されるボディ体型のカバー「ミッキーウィンドウカバー」を装着しているところ
カバーにあいた、ミッキーマウス型の窓に合わせて画面が表示される
カバーを取り外して、通常の裏ブタを装着したところ。裏面に電源やボリュームボタンが集中しているところなどは、LGのスマホ共通のデザインモチーフだ。内蔵バッテリーは容量2920mAhで、実使用時間は約70.6時間だ
カラーバリエーションは、パウダーブルー、ピュアホワイト、プリティピンクの3色。いずれも表面に入れられたかすかなヘアライン加工のおかげで、明るさがありつつ落ち着きも兼ね備えている。発売は5月下旬の予定
ソニーからグローバルモデルがお披露目されている「Xperia Z4」がNTTドコモから登場。約5.2インチのトリルミナスディスプレイ for mobileを搭載し、オクタコアプロセッサー「Snapdragon 810 MSM8994」に、3GBのメモリー、32GBのストレージを組み合わせている。OSはもちろんAndroid 5.0である
ガラス板のような、シリーズのデザインモチーフは共通している。ただ、ボディは約72(幅)×146(高さ)×6.9(厚さ)mmで、重量約144gで、わずかだが前モデルより小型軽量化している。バッテリー容量は、2930mAhで実使用時間は計測中となっている
microUSBポートがキャップレス防水となったのはうれしいところ。キャップの破損を気にせずに、防水・防塵性能を維持できる
エッジ部分の樹脂パーツが、傷がついても塗装がはがれないように改良されている。細かい部分だが、こういう細かなブラッシュアップが施されているのが本機の大きな特徴だ。発売は6月中旬の予定